京大 数学 入試 4完
こんにちは!京大工学部のものです。
京大の数学は、解法が分かれば解けるという問題が多いです。早稲田や慶応や東工大の数学だと、解法が分かっても、計算量が多すぎて途中で計算ミスして間違えたりしてしまいます。京大はほかに比べるとシンプルな計算で済みます。だからこそ、京大の数学では計算ミスが命取りになります。符号ひとつ間違えただけで何十点と変わって、受かるはずなのに、落ちてしまうなんてこともあります。だから日頃から、問題を解いている途中途中で計算ミスがないかを確認することが大事だと思います。全部解き終わってから見直す人もいますが、途中で計算ミスしてると、その後全部書き直さないといけないので、途中でも見直しした方が良いです。
次に勉強方法についてです。
よく言われることですが、参考書は同じものを何周もした方が良いです。それは京大数学の対策に対しても当てはまります。自分は駿台のテキストと4回分の京大模試の問題を3周~4周しました。自分にあったテキストを何回もやってください。あと模試の問題も良い問題が多いのでしっかり復習すると良いです。
自分は解き終わった問題の問題文の下に要点を書くようにしてました。要点というのは、問題の大まかな方針とか、計算のテクニックです。あまり詳しく書きすぎると二周目以降それが大きなヒントになってしまうので、あくまでも大まかに書いてました。数学にあまり時間が割けないときは、問題を解くということはせず、この要点のところを頼りに、解法とかを頭の中で再現することで、軽い復習をしていました。
最後に実際の受験でのテクニックです。
4完が目標だったら、まずは6問中3問は確実に完答するのを目指すと良いです。ほとんどの年で、6問中3問は基本〜標準の問題です。さらにその3問中の中で1問はめちゃくちゃ簡単〜簡単な問題があります。2018年なら第2問の整数問題、2017年なら第6問の確率の問題です。まずこの基本的な問題を解いてから、他の問題を見て、解けそうな2題をじっくり考えていくと良いです。
そして4完分の点数をとるなら、残りの3問でとにかく部分点を稼ぎましょう。昔の京大数学は小問がないのがほとんどでしたが、最近は(1) (2)の形式になっている問題が増えています。もし残りの3問が小問形式になっているなら(1)を解いて、(2)は自分に分かるだけのことを書いておきましょう。もしかしたら部分点になるかもです。小問形式でなくても、分かるだけのことをできるだけ答案に書くことは大事です。もちろん時間配分も十分に考えてください。
ちなみに自分は2017年に受験したのですが、6がまず簡単そうだなと思い、6を解いて、その後5も頑張ればいけるなと思い解いて、3をじっくりと解きました。解けた3,5,6をしっかりと見直して、残る1,2,4は(1)だけ解いて、(2)はまったく解法が出てこなかったのですが、とにかく思いついたことを丁寧に書くようにして151点/200点でした。
とにかく解けた問題は計算ミスがないかをしっかり見直して確実に点を確保、分からない問題も途中まではしっかりと答案に書く、が良いかなと思います。(まあ当たり前と言ったら当たり前なのですが)
自分がわかるのはこれぐらいです。合格目指して頑張ってください!