受かりそうになくても目指し続けるべきか、志望を見直すべきか
こんにちは久保田です。
自分の経験と周りの人たちの経験をもとに回答していきます。
学部の選び方ですが、単刀直入にいえば自分のやりたいことがあるならそれを第一の指針として決めるべきだと思います。
私はらいかさんとは違って自分がやりたいことをしっかりと持って受験した人間ではありませんでした。自分が何をしたいかよりも一旦勉強して実力をつけることを優先してしまいそのまま深く自分の進路について考えることなく受験をしてしまいました。その結果、大学で自分の入った学部学科がどのようなことを学び、何につながっているものなのかを説明された時に本当に自分はここ道に進むのか?とそこで疑問に思ってしまいました。逆に周りの先輩や友達からその人たちの学部学科のやることを聞いた時に楽しそうだなと思うこともありました。
私のように大学に入ってから少し後悔とも言える感情になることは大変悲しいことだと思います。よく言われますが、大学に入ることがゴールでは全くないので大学を一つの通過点とした時に自分のやりたいことにどれだけ近いかを重視するのがいいと思います。
加えて、受験でどこにいきたいかを考える時、あまり大学の偏差値などに囚われすぎるのも良くないと伝えたいです。
私の先輩に京大工学部の物理工学科に進学した人がいますが、この人はやりたいことで言えば農学部の方が近かったのに工学部の物理工学科に進んでいました。この人はらいかさんと状況は違うものの同じく偏差値で悩んだ結果のことだったそうです。京大の農学部は京大工学部物理工学科に比べて偏差値が低く、自分の実力よりも少し低いところに行くことに抵抗を感じた結果自分の受験の実力でいける最大値に近い学科を選択したそうです。
しかし、大学に入ってしまえば分野の違う学部同士の偏差値を比べたところで何にもなりませんし、受験でどちらが頭がよかったなどは関係がありません。
偏差値が高い大学は、一般的にその分野で著名な教授が教えてくださったり、実験設備や資料が大変整っていたりするから人気になり偏差値が高くなっています。やりたいことがあるのであれば偏差値で少し違ったことをするよりかはやりたいことをやれる環境にいくべきだと思います。
受験校についてですが、個人的には第一の志望校がいいと思います。らいかさんの成績についてはあまり詳しく知らないのでなんとも言えませんが、絶対に受かる訳がないから志望校を変えるのは仕方がないことですが受かるかもしれないけど安全策で志望校を変えるのは少しネガティヴだと思います。数学で解き方がわかってきているならば計算ミスや思い込みの部分を改善することができれば一気に点数は上がります。それに、志望を下げたり変えたりして万が一に落ちた時、第一の志望校を受ければよかったと後悔することは避けられません。どうしてもと言うなら浪人という選択肢もありますし、安全策を取るのは後期や私立にして第一の志望校は自分の思い通りにすることがいいと思います。
ただ、私自身もそうですがあまり興味がなくてもやっていくにつれてだんだん興味が湧いてくることもあるし、どの分野も学べば学ぶほど興味関心をくすぐってくるものだと思うので受験は成功を優先してその先にもう一度自分がやりたいことを再発見することも大いに楽しいと思うので自分のやりたいことについてより深く考え、自分の性格などについて自己分析をした上で志望校を決定して欲しいです。
数学の対策についてですが、他科目で合格水準以上の点が見込めるのであれば数学でめっちゃいい点数を取る必要はないので解く大問や部分点をどこまで取ればいいかなどを考えて問題を選びそこに時間をかけるという解き方は、確かめ算などにも時間を使えますし、思い込みがないかチェックする時間も取れると思うので試してみて欲しいです。
ここまでたくさん志望校選びについて述べてきましたが結局はらいかさんの選択が全てです。私が言ったことをどこまで選考に入れるかはらいかさんの自由ですから受験勉強で時間はあまりないと思いますが自分のやりたいことについて考える時間は人にとってすごく大切なことだと思うので惜しみなく考え抜いて志望校を選んでくれたら嬉しいです。
応援してます。