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世界史の勉強法

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3/25 13:56
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もち

高1 神奈川県 東京大学農学部(68)志望

僕は通信制高等学校に通っている東京大学志望の新高2生です。 今から世界史Bをやっていこうと思っています。 現在使っているのは東京書籍の教科書ですがこれでいいのか疑問に思っています。 また、教科書と並行あるいは次には行うべき参考書をやればいいか教えて欲しいです。

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kasya

東京大学文科二類

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
もちさんこんにちは。世界史の勉強についてアドバイスしたいと思います。東大志望という事ですので、最初に初歩的な世界史の勉強を話した後に、二次試験で得点を取るための勉強を中心に回答します。 まず、教科書についてですが、高二ならば東京書籍の一冊のみで十分です。私は受験生時に山川(メイン)と東京書籍(サブ)の2冊を使っていましたが、まずは一冊の教科書を読み込む事が大事です。 教科書を読み込むといっても、いきなり読んでもよく分からないしつまらないと思うので、『ナビゲーター世界史』などの参考書を読んでみて、世界史の流れを掴むことから始めるのがおすすめです。正直、教科書が本領を発揮するのは過去問演習を始めてからなので、高二の時点ではあまり教科書にこだわる必要はないです。大体の流れを掴んだら、以下を参考にしてみて下さい。 以下は二次試験を見据えた勉強です。 東大世界史は 第一問 大論述 第二問 中論述 第三問 短答問題 というふうに分かれています。 ①短答問題について 第三問では、基本的におよそ10問ほどの一問一答の問題が並んでいます。合格点を取るには、ここで少なくとも8割、できれば9割または満点を取る事が望ましいです。 ただ、要求される用語は教科書に太字で書いてあるような基本的な単語ばかりですので、第三問はガチガチに過去問で対策する必要はなく、あくまで日々の学習で基礎的な用語が固められていれば自然に解けるようになります。
なのでまずは世界史の基本的な用語を暗記しましょう。 もし既に一問一答問題集などをお持ちであればそれを使えばいいと思いますが、私が使っていたのは『時代と流れで覚える世界史B用語集』というものです。この参考書は見開きの構成で、地図と、論述に活かせる文章が多く載っているのでめちゃくちゃおすすめです。 ②中論述について 中論述は大論述以上に、対策次第で点差がつきやすいです。基本的に教科書のレベルを逸脱することは少ないので、教科書を読み込めば対応できる場合が多いです。 ただもちさんは高二なのでまずは用語の暗記や他教科の勉強を優先させてください。 ③大論述について 教科書をベースにするという点では②と同じです。ただ、大論述はただ中論述を組み合わせて長くしたもの、というわけではなく、大意に沿って論を展開する必要があり、過去問演習を積むことがとても大事です。あとは先生などに添削をしてもらうことも必要です。これも高二の時点では気にしすぎる必要は無いですが、一度過去問を見てみると今後の学習の指針になるかもしれません。 高二から意識できる事としては •重要な出来事の年号を語呂などで覚えること •出来事の因果関係や前後関係を押さえながら用語を覚えること •「〜世紀」という感覚を持ちながら勉強すること 特に最後の世紀の感覚は大論述では一番大事です。これがないと、前後関係がぐちゃぐちゃな解答になってしまいます。資料集などがあれば、〜世紀はどんな国があり、どんな人が活動し、どんな時代だったのかを確認しながら勉強するのもおすすめです。 巷には世界史の参考書はたくさんありますが、個人的には 教科書、教科書を噛み砕いて説明した本、資料集、用語問題集(一問一答)、過去問 で事足りると思うので、以上を参考にしてみて下さい。 長くなってしまいましたが、何か役に立つ事があれば幸いです。頑張ってください!
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kasya

東京大学文科二類

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プロフィール

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メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。

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コメント(1)

もち
3/25 14:54
お忙しい中質問に回答してくださりありがとうございました。 分かりやすくとても参考になります。

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世界史 教科書 勉強法
 はじめまして。当方京大生ですが、東大の模試でも世界史はだいたい40〜45点ほどで安定していたので、そこそこお役に立つ回答ができるかなと思います。  東大の地歴は他の大学のそれとは全くもってものが違うので、東大志望ならばはじめから東大の二次試験を意識した勉強に取り組むべきです。  世界史は、東大の地歴の中では圧倒的に難易度が低く(というか、出題形式上、得点をひろいやすい)、点数の稼ぎどころです。もしかすると既にご覧になったことがあるかも知れませんが、簡単に紹介しておくと、東大の世界史では、大問1で体系的な理解を問う600字前後の大論述(指定語句あり)、大問2で主に知識の表現が問われる小論述が数問、そして大問3に一問一答形式の問題が10問出題されます。点の取り方としては、大問1で6割〜7割(最低でも半分)、大問2で6〜8割(ここは割と運に左右されがち)、大問3で満点(1ミスまでは許容)くらいが最終目標でしょう。  論述、それも何百字も書かないといけないとなると、非常に難しそうに思えるかもしれませんが、世界史では日本史ほど深い考察や読解は求められず、結局はベースは教科書にあります。教科書の記述を、問題の要求に合わせて適宜取り出し、つなげていきながら、最終的に論理的な文章をつくあげる作業となります。これにはもちろん練習が必要で、ある程度基礎を仕上げておかないと手をつけられないものですが、高2の段階からこれに向けた勉強をしておくと、後々楽になります。具体的には、①学習したい範囲の教科書を一度流し読みする→②自分なりにノートなどに流れをまとめる(年表をつくるなど) このとき、重要だと思うポイントや語句をおさえておく→③問題集の該当部分をとく、この際、わからないところがあればその都度教科書を確認する→④もう一度教科書を読む(今度はじっくり、細部にこだわって) このように学習を重ねると、単語やテンプレ的な記述がインプットされていくだけでなく、頭の中で歴史が徐々につながっていきます。ちなみに、②の段階で使用する問題集には、基礎作りに最適の「ニューコンパス(とうほう)」や「入試対策問題集(東書)」、あるいは少しだけレベルをあげて「世界史総合テスト plus α」(これは若干教科書内容をこえてますが、滑り止めの私大などで世界史を選択した際に役立つことがあります)などがおすすめです。慣れてきたら、それまでにやってきた範囲と照らし合わせて、横のつながりも意識しながら学習してみましょう。他の教科との兼ね合いも考えながらですが、できれば3年の夏の終わり頃までには一旦高校内容を全部終わらせておくのが理想です。なぜなら、東大を目指す私立高校のライバルたちは、一足先にすべての範囲を学習し終えて、早々と論述対策にはげんでいるからです。早めに基礎を定着させ、アウトプットの練習に入りたいところなのです。(なお、基礎を定着、完成させるというのは、具体的には第3問で8割以上とれる程度の知識面での習熟が目安です)  論述の練習は、正直独学では難しい部分があります。歴史を理解している第三者による客観的な採点が必要だからです。ですから、できれば論述の練習を始める頃には、塾などに入って添削指導を受けられる環境を整えてください。もし金銭的事情などでそれが難しいようでしたら、東大の赤本(または青本)はもちろんですが、河合塾の「判る!解ける!書ける!世界史論述」という問題集がおすすめです。これは難易度はそれほど高くなく、採点基準や重要ポイントが丁寧に解説されているので、論述初心者が取り組みやすい内容となっています。論述にはある程度型があるので、上記の方法できちんとインプットが済んでいれば、それほど躓くことはないと思います。慣れの問題です。  長々と書きましたが、いかに東大入試といっても、大学受験の世界史は暗記科目の域を出ず、教科書が全ての基本となることは間違いないです。まずは上記の学習方法を実践してほしいですが、あくまで参考ですので、最終的にはそこにあなたなりのやり方を加えてよりよい学習をつんでいってください。自分だけの型ができてくると、世界史の学習はよりたのしく、より効率的になります。頑張ってください。他に質問があればまたどうぞ。。
京都大学法学部 ハル
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世界史
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世界史の参考書は必要でしょうか?
東大の世界史であれば、重箱の隅をつつくような細かい問題は出ないでしょう。寧ろ、世界史のタテ・ヨコの繋がりを理解して、問題に対してストレートに答えを纏め上げる能力が問われていたように感じます。また、出題範囲は古代から近代まで割と満遍なく出ていたように記憶しています。 そのため、勉強方法としては、教科書の全範囲をメリハリをつけながら用語集と見比べるなどして論述のポイントを抑えていくようにするといいと思います。山川の教科書を使っているのであれば、論述にそのまま使えそうなフレーズも多いので、そういう部分は文章ごと暗記してしまうのもいいと思います。また、一問一答は答えだけでなく問題文まで覚えるくらいの気持ちでやると効果的だと思います。 私は高2と高3の夏までに通史を一周ずつ計二周した後、冬休みまでは週に1年分のペースで過去問を使いながら論述の練習をしました。センターの勉強は直前に過去問を解いただけで特別な対策は特にしませんでした。 応援しています!
東京大学文科一類 cannelé
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世界史
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東大世界史対策 教科書を使って流れをしっかり覚えたい
一橋大模試の世界史で50位以内を4回取り、現在は仮面浪人して東大文科二類を目指している者です。質問に答えさせていただきます。 まずは「教科書を読みつつ国や時代ごとに1つの文章にまとめる」という方法について、考えられる長所・短所をお伝えしたいと思います。 教科書の重要事項を「用語」ではなく、「文章」という形でインプットするため典型的な問題(東大世界史の第2問は大体がここに該当します)を瞬殺できるようになるのが最大の長所でしょう。 「問題を見れば使えそうな用語は分かるけど上手く文章にできない….」といったありがちな失敗を防ぐことができて、第2問を確実に早く得点できるようなると思います。 特に東大の地歴は他大学とは違って時間が厳しいのが特徴なので早く問題が解けるのは大きな強みです。東大世界史は東大日本史・地理と比べて暗記要素の強い科目なので、時間を短縮することでもう片方の思考要素の強い科目に時間をかけることができて地歴全体の点数も上がることにも繋がる思います。 また、各々の時代や国の特徴を網羅的に学習できるのも長所です。東大世界史は出題分野の偏りがあまりないからです。苦手な分野があったとしても重要事項を文章化することができれば失点を最小限に抑えることができるため、どの分野が出ても点数を安定させられるようになると思います。 短所としては、かなりの時間が必要となることが挙げられると思います。世界史の国や時代の一つ一つを「用語」ではなく「文章」としてまとめるのには大変に時間がかかるのは想像に難くないでしょう。 このような勉強をするべきか否かは他科目との兼ね合い(例:英数が仕上がっているか?)に寄るところです。 またこれは短所というより注意点ですが、別々の国や時期の出来事をテーマなどに沿って組み合わせる必要がある問題(例:近代における女性の政治参加への流れ)(東大世界史の第1問はここに該当するものは多くがここに該当します)に対応するには、各分野の必要な要素を設問に合わせて選び出す訓練をある程度積む必要があります。(これが世界史における思考の要素だと思います) 短所は注意点をこのように書きましたが、とはいえ最終的には世界史の流れを文章化して頭に入れる必要はありますし、上記のような思考が必要とされる問題を解くには重要事項を国や時代ごとに頭の中で整理されていることが大前提となるわけです。 そのことを踏まえると、共テや2次の過去問などを解いてみて苦手意識がある分野に絞って国や時代の文章化を行うのがよい、というのが私自身の意見になります。 以下、論述対策の方法について少しだけ書かせていただきます。 論述には出来事の「文章化」が必要、というのはここまででお伝えした通りですが、そのインプットには山川の教科書の反復がおすすめです。 私自身、用語を言われたら教科書の説明やその周辺に書いてある関連事項を言えるぐらいまで教科書を何度も読み込みました。(夏休みや冠模試の模試の前などは1日で1章×4回ぐらいのペースで読んでました。参考までにどうぞ。) 東京大学文科三類に合格されることを願っています。是非頑張ってください!
東北大学経済学部 ひろき
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世界史
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京大二次の世界史
お疲れ様です!一応2次の世界史で8割取れたのでアドバイスさせてください! 結論から言うと、使ってた参考書等は以下の通りです。 ・学校で配られたプリント ・山川の一問一答 ・山川の教科書 ・山川の用語集 ・京大20ヶ年世界史(青本) ・私立の過去問(関関同立辺り) ・添削付きの過去問講座 僕の場合は、学校でかなり詳しくまとめられたプリントが配られたので、知識の詰め込みはひたすらそれで行い、確認として山川の一問一答や私立の過去問で演習を行ってました。それと世界史の勉強をする時は常に用語集を片手に、単語を確認し、それに関連する知識(年代、人物、場所、それにより引き起こされた事など)を全てつなげてました。これをすることで知識が整理されて出来事の流れがつかめて、論述にとても活きます。 論述対策は山川の世界史の教科書をひたすら読み込んで流れを頭に入れて、演習は京大の過去問を解いて添削してもらい、復習も行って修正していました。 他の教科との兼ね合いもあるので内容を把握を終わらせる時期として現実的なのは共通テスト前だと思います。よくあるのですが、世界史などの社会科目ばかりやって、他の科目が疎かになり、どれも中途半端で完成されてないまま2次試験を迎えてしまうパターン。 確かに世界史は脳死でできる科目だし、たくさんやりたくなる気持ちもめちゃくちゃ分かります。けれども、京都大学に受かりたいのなら、他の科目も高水準に仕上げなければいけないです。そこの兼ね合いは気をつけましょう。 僕は共通テスト直前に急いで現代史を詰め込んだのですが、あまりお勧めしないです。 理想としては共通テスト対策を本格的に始めるまでに通史をしっかり頭に叩き込んで、共通テスト対策の中で復習できたら素晴らしいと思います! 2次対策は共通テストが終わってからで全然間に合うので、焦らず知識を叩き込んじゃって下さい!(今のうちに少し過去問見ておくとどうやって勉強すれば良いかハッキリするのでとてもお勧めします!) 合格目指して頑張って下さい🔥🔥
京都大学経済学部 だいち
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世界史
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早稲田志望の世界史の勉強やり方
こんにちは。 早慶を目指すにしてもまずは細かいところは無視して大まかに通史を一周することをおすすめします。そのためには、実況中継やナビゲーター世界史だと4、5冊あり重いと感じてしまうかもしれません。 なのでここではその2つ以外の良参考書を紹介します。 一つ目は「時代と流れで覚える!世界史B用語」です。東大に世界史をある程度得点源にして合格した友人が電車の中でいつもこれを使って勉強していました。基本的事項の単語が流れに沿って羅列してあり、地図もある程度あります。 2つ目は「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」です。これは暗記に入る前に大まかな流れを掴むために読むもので初学者向けです。すぐ読み終わるのでやってみても良いでしょう。 3つ目は「神余のパノラマ世界史」です。2冊完結型で色や絵もあり見やすく、通史を早めに終えられ、ある程度難しい用語も説明が書いていたりします。2冊目の近現代の方は論述の対策にもなるので慶應経済を受ける人にも個人的にはお勧めかもです。   講義系は以上ですが、年代の暗記の参考書は「元祖年代暗記法」が良いと思います。この参考書に書いてある年号はほぼ全て覚えました。 一問一答は手持ちのもので良いと思います。 どこまで覚えるかに関してですが、自分は東進の一問一答を使っていました。そこに出てきた単語は全て覚える気でやり、問題文に書いてある重要事項も覚える気でやっていました。しかし、問題文のところに関しては、実際に過去問を解いて、出てきたところを一問一答にメモしていき覚えていくのが良いと思います。 基本一問一答は、表紙が剥がれるほどボロボロになるまでやらないと早慶では高得点は望めないと思います。 過去問も志望大学全て合計すると300年分くらいは解きました。それくらいやればどこがよく出てどこが出ないかが見えてきます。間違えた問題は全て間違えノートに記していき、5冊ほど埋め尽くしました。 これくらいやってやっと安定して8割程度取れるようになったと思います。 参考になれば幸いです! 頑張ってください!✊
慶應義塾大学商学部 roppongi
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世界史
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世界史共テ9割行きたいです
【大きな学習の流れ】 おっしゃる通り、まずはトライイットなどの簡単な教材で通史を一周するのが良いと思います。 大きな流れとしては、 ①簡単な教材を使ってざっくり通史を一周する ↓ ②教科書や本格的な参考書・問題集を使ってがっつり勉強する ↓ ③過去問演習(入試直前期) という感じで良いと思います。 学校の進度はわかりませんが、できれば自習で早めに進めることをおすすめします。 ①の段階での目標は、今後の学習のためにざっくり世界史の全体像を把握することです。 なので、この段階では用語や内容をしっかりと覚える必要はなく、授業や参考書の説明を聞いて納得していくだけで良いです。 【初学の教材について】 先述の①の段階ではトライイットでも十分です。 他におすすめとしては ・実況中継(参考書&YouTube動画) ・ナビゲーター(参考書) ・中田敦彦のYouTube大学 ・ユーテラチャンネルの佐藤幸夫先生 ・ムンディ先生(YouTube) などがあります。 実況中継とナビゲーターは参考書なので、動画より見返しやすいというメリットがありますが、初学にしては少し分量が多いかもしれません。 中田敦彦やユーテラは比較的短時間で通史を一周できるのでおすすめです。 トライイットはわかりやすいですが、少し単調な感じがするので、飽きたと思ったら違うものを利用しても良いかもしれません。 【一問一答について】 一問一答や用語集を使い始めるのは、基本的には上記の②の段階からで良いと思います。 ここからは個人的な意見になるのですが、実は一問一答は勉強の効率がかなり悪いです。 一問ずつの文章が無駄に長いので周回にかなり時間がかかるし、図や絵が無いものが多いのもおすすめできない理由です。 用語を覚えるのに代わりにおすすめしたいのが、「瞬間記憶つなげて覚える世界史B用語」という参考書です。 一文に複数穴抜きがあるので分量が小さくなっており、図も豊富で学習効率がかなり高いです。 穴抜きになっている用語もかなり厳選されていて、山川一問一答の星2・星1をほぼ全て網羅し、あとは星なしの用語のうち受験で必要なものだけが載っている感じです。 また、似た参考書に「時代と流れで覚える世界史用語」というものがありますが、こちらは穴抜きにされている用語の重複が多く、完成度が低いです。 【用語集について】 用語集についてですが、個人的には実際の本よりも電子辞書がおすすめです。 理由は検索スピードと参考文献の多さです。 電子辞書は瞬時に複数の説明を参照できるし、その説明でわからない単語が出てきても、ページジャンプですぐに調べることができます。 (自分はブリタニカ百科事典・山川世界史小辞典・旺文社世界史事典が入ったシャープの電子辞書を使っていました。) ネット上にも「世界史の窓」という用語解説サイトがありますが、情報量が多すぎるので、自分は電子辞書では不十分な場合のみ利用していました。 電子辞書は高価なものも多いので、買えなければ普通の用語集でも構いません。 用語集は無理に全て暗記しようとしたりする必要はありません。 普段の勉強の中で、よくわからないところがあったり、もう少し詳しく知りたいと思う場合にのみ、補助的に使うというのが正しい使い方です。 【参考書のルートについて】 おすすめのルートとかは特にありません。 基本的には教科書や通史の参考書を主軸に勉強を進め、足りないと思う要素をその都度補充していけば良いと思います。 例えばですが、 年号がなかなか覚えられない→語呂合わせの参考書を使ってみる。 分野ごとに理解度をテストしていきたい→早慶の分野別過去問集を買ってみる。 といった感じです。 また、論述に関してですが、早稲田の論述は基本的な内容を問うものが多いので、対策を始めるのは高3に入ってからで良いと思います。 ただ、後にも述べますが、過去問は早めに少し見ておくと良いです。 【過去問について】(質問内容とはズレますが最後に少しだけ) 過去問は、本格的に取り組むのは直前期で構いませんが、早いうちに少し目を通しておき、定期的に見返すようにしてください。 世界史は情報量が多いので、受験に必要なところだけを上手く抽出して、整理して覚えていく必要があります。 そのためには、過去問を通して、実際の入試ではどのような内容がどのような形で問われるのかを知っておかないといけません。
東京大学文科二類 にゃん
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世界史
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ゼロからの勉強法
私は世界史選択だったため、世界史についてお話ししますが「歴史」という点では日本史にも通ずる部分があるかもしれないので参考になればと思います。 まず、通史を徹底的にやることです。文系選択で世界史を続けてきた受験生は一般的に学校で2年半〜3年ほどかけて通史を仕上げていくところを、1年で仕上げなければいけない分相当なハイペースで進めていかなければなりません。 さらに1年間通史だけをやっていくわけにもいかず、演習や論述対策をやらなくてはいけません。かなりハイペースで、だれることなくタイトなスケジュールをこなす覚悟が必要であると思います。 通史のおすすめ教材は『世界史実況中継』です。分厚めの参考書が何冊かに分かれていますが、講義口調の文体で読みやすく、頭に残りやすいのが特徴かと思います。(日本史でも出版されています。) 毎日コツコツ、前日の分を必ず復習しながら進めていけば、1周しただけでもそれなりの力は着くはずです。 ※教科書は初学者が一読しただけではすんなり入ってこないほどまとまり過ぎているため、最初に使う教材としてはお勧めしません。 通史と並行して各章の知識定着を図るための問題集を行うことをお勧めします。(学校でいう定期テストのような役割を果たします) 私が使用していた教材は『マスター問題集』です。基本的なことは大体問われており、知識確認にはちょうど良いと思います。 秋頃までに通史が全部終わっているとそれ以降気持ちが楽になるだけでなく、論述対策にかなりの時間を割くことができると思います。 論述対策ですが、東大の世界史は偏った範囲から出題されるのではなく満遍なく出題されるイメージがあります。過去問を解く前に、答案を作成するにあたっての基礎知識や典型的なパターンなどを知るのが良いと思います。おすすめは『世界史B論述問題が面白いほど解ける本』です。各時代の頻出問題が抑えられており、知識整理にはうってつけ、さらに論述の際のルールなどを確認することができます。苦手だなと思った範囲は適宜、実況中継に戻ったり問題を解いたりして再確認してください。 全部真面目に1冊やるとかなり時間がかかると思いますので、なんとなくわかってきたな〜と思ったら飛ばし飛ばしやってみても良いかと思います。過去問と並行でやっても良いかと。 ※初学者には向かないと言った教科書ですが、まとまり過ぎているとは良く言えば無駄なことが書いていない→論述の参考になる、ということになります。「あれを書きたいけど字数が足りない!」というときは教科書を参考にしてみるのが得策です。 過去問は、世界史に関してはあまり時間をはからずに1問ずつまず自分の言葉で書ける様になる練習から始めれば良いと思います。通史に時間を割きすぎてそんなことをしている余裕がないというのも想定できますが、そうだとしても自分でペンを握って自分の言葉で解答する訓練が絶対に必要です。 下書きとしてざっくりと、原因→結果、など簡単な言葉でメモをする、それに肉付けをして字数を膨らませるというのが答案作成のイメージです。東大の問題文はまどろっこしいので、問われているものがなんなのか、適宜確認することも大切です。(今聞かれているのは原因なのか、結果なのか、それともある事象についての説明なのか、など) 連想される用語を書き連ねてみる、というのも手だと思います。 といったように東大合格を考えるのであれば論述は避けて通れません。論述答案を作成できる様なしっかりとした知識の土台が必要です。秋頃まで丁寧に通史を固めていくことが、合格への近道かと思います。この勉強は共通テストにもつながりますし、東大の世界史は一問一答も出題されるので。 世界史だけでなく日本史も、ということでかなりハードであることは容易に想像できますが世界史と日本史は意外と関連があったり覚えやすいという話も聞きますので、ぜひ工夫しながら頑張ってください。
慶應義塾大学文学部 ルッコラ
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浪人
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世界史の通史
初めまして!私は去年大学入試を終えたので歴史総合ではありませんが、世界史選択で一橋大学に合格したので1,2番のみ答えさせていただきます。 まず通史を始める時期ですが、学校のカリキュラム通りでいいかと思います。私自身も一年生の頃は第一次世界大戦から第二次世界大戦までだけしかやらず、不安でしたが全然大丈夫でした。2年生から通史が始まると思うのでそこで学んでいけば良いかと思います。進みが遅いことに不安を覚えるかもしれませんが、3年生の十月ごろまでに終わるようでしたら問題ありません。 もしそれより遅い(12月など)、あまりにも授業が合わないようでしたら、予備校に行ってガンガン進めるのも手だと思います。正直通史を早く終わらせるに越したことはありません。ただ予備校の授業だと定期テストのような強制的に深く復習してインプットする機会がないので、そこは一長一短かと思われます。 次に通史のやり方ですが、一周目はとにかく授業を聞く、定期テストなどのタイミングで習った部分をしっかりインプットする。この繰り返しが重要です。とにかく理解と暗記ができていれば良いと思います。 通史が終わりかけたタイミング(3年生に進級した時など)で二周目を同時並行で始めましょう。二周目では再びインプットすることはもちろん、国ごとの歴史(縦の歴史)と年代別の世界の歴史(横の歴史)をどっちも意識することが重要です。授業では横の歴史でやるかと思いますが、入試では特定の国の通史を大問で出すことも多いです。ただまだ2周目ですので横の歴史をやりながら縦の歴史も意識する程度でいいかと思います。とにかく、インプットを定着させることが一番大切です。また、横の歴史に関しては歴史的事件の因果関係を意識しましょう。近世以降では国際社会の発達によって特にヨーロッパで国家同士の敵対や協力が強くなります。軽くで良いので時代ごとの相関図をイメージしておきましょう。 3周目以降は忘却との戦いです。どんなに頑張って覚えても人間すぐに忘れてしまいます。そのため高頻度高スピードで復習を行いましょう。また、ここから国家間の関係による歴史的事件の相関関係をしっかり理解することが大切です。ここからは志望校別に勉強の比率を変えることもいいと思います。例えば近世以降のヨーロッパ史はどの入試でも頻出問題ですので、特にしっかりやる。一方、第二次世界大戦以降の南米史はマイナー分野ですので、単語のみ覚えるなど、入試問題を見ながら分析をしてやってみるといいです。 最後におすすめの参考書をご紹介します。まず教科書を読み込むことは大切です。私は山川の世界史の教科書を使っておりました。一番コンパクトに内容がまとまっており、網羅生もあるのでおすすめです。同時に資料集を使って当時を写した絵や図も確認すると、入試問題に対応しやすくなるのでおすすめです。 次に単語帳ですが、これも山川一問一答を使っておりました。一、二週目のインプットでは流れも把握したいので、授業で使ったプリントをオレンジペンで書くなどして勉強していました。もし板書タイプの授業でしたら、「時代と流れで覚える世界史用語B」がおすすめです。 最後は赤本です。もちろんまずは入試問題を解いてください。通史が終わったらまず古すぎない年の過去問を一つ解いてみて、自分がどの方向で勉強すればいいのかを知ってください。いい感じにインプットが終わったら好きなだけ前から遡って赤本を解き、復習をするという勉強でいいと思います。その際出題内容の周囲を振り返ると効果的な対策になります。例えば古代ヨーロッパ史が出たなら、出た問題だけでなくギリシアからローマまでのまとめをノートに書き出すと網羅的な復習ができます。 頑張ってください!
一橋大学商学部 こうたろう
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世界史
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慶應世界史
こんにちは!慶應義塾大学文学部のネギタコ焼きと申します。 勉強始めるのは、遅くないですよ!やり方次第で早慶合格レベルまで到達可能です。 必要なものは、5つあります。 ①要点整理・サブノート型参考書 ②通史解説の参考書 ③資料集 ④山川用語集 ⑤問題集 ⑥各国別世界史ノート(山川出版) まず①は、山川出版の詳説世界史B学習ノート(上・下)か駿台の世界史総整理(1〜3)が良いでしょう。なぜこのタイプの参考書を勧めているかというと、流れと歴史用語を一緒に体系的に覚えられるためです。一問一答だと、ただ用語を覚えるだけで、時代や出来事の流れが見えなくなってしまいます。これでは、早慶レベルの問題には対応できません。あくまでも、一問一答はサブとして使うべきです。 ②通史解説の参考書は、教科書よりも易しい言葉で書かれているので、スムーズに流れを理解できます。山川出版のナビゲーターや河合塾のセンター世界史B知識の泉などが良いでしょう。 ③は、質問者さんがお持ちの図説で良いです。 ④は、早慶志望者なら必携の一冊です。早慶の正誤問題の多くは、これを基に作られているので、過去問演習や直前期には重要な教材となります。 ⑤は、早慶レベルのもので良いです。有名どころだと、Z会の実力をつける100題ですが、ぼくのおすすめは、全レベル問題集④最難関大学レベル(オレンジ)です。 余談ですが、簡単に世界史の勉強法を示しますので、よかったら参考になさってください。 [世界史の勉強法] ①通史解説の参考書を1章分読む ②要点整理・サブノート型参考書で①で読んだ範囲を流れを意識して、3周暗記。 ③①と②を最後の章まで行う。  *週末に1週間で進んだ範囲の要点整理・サブノート型参考書を復習しておくと、知識の定着が早い ④通史2周目。①〜③の手順で ⑤通史3周目。ここからは、サブノート型参考書1章分→図説をチェックで最後の章までやる。 ⑥通史4周目も3周目と同様に。 ⑦通史の総復習。教科書を1章分読んで、自分でサブノート型参考書で流れを説明できるかを確認していくのを最後までやる。 ⑧各国別世界史ノートを使い、知識を再整理する  これは、余裕があればやるので大丈夫です。 ⑨問題演習・過去問演習  用語集や図説を利用して、知識を増強していく  *並行してサブノート型参考書を使い、知識のインプットを続け、知識の忘却を防ぐ。 かなり長くなりましたが、以上になります。世界史ができると入試で有利なので、頑張って勉強しましょう!  
慶應義塾大学文学部 ネギタコ焼き
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独学で世界史を勉強する方法を知りたい
初めまして!こんにちは😃現在慶應義塾大学法学部に通っているものです。僕も世界史を独学で勉強して、慶應に受かりました。学校に世界史の授業がないということですが、全然大丈夫です。学校の進度は遅すぎるので、僕も内職してどんどん進めていました。なので心配しないでください! 世界史の勉強の進め方を解説します。 まず通史と呼ばれるものを終わらせましょう。 僕はまず、佐藤幸雄先生がゆーてら授業チャンネルで、出している、通史の授業を全部見ました。結構長いですが、無料の割にはクオリティが高いので、非常におすすめです。 次に本で復習と、細かい通史もやりましょう。 おすすめの本は大学入試茂木誠の世界史Bが面白いほどわかる本です。分厚い本ですが、全部やれば早慶レベルになれます。 ここまで通史 次に用語を覚えます 通史で全体を把握した後に用語を覚えていきましょう。おすすめの参考書は時代と流れで覚える! 世界史B用語です。視覚的にわかりやすくまとまっていてみやすいです。ただしこの参考書は簡単にまとめていますので、共通テストは対応できますが、早慶レベルだと厳しいです。そのため一問一答もやりましょう。 おすすめの参考書は世界史 一問一答完全版です。星一以外は必ず全部覚えましょう。早慶では細かい知識が求められます。 次に上記が完璧になったら、問題集をやりましょう。 おすすめの参考書はHISTORIA[ヒストリア] 世界史精選問題集 (大学受験TERIOS)です。この本も分厚い本ですが全部覚えればとても力になります。1日何ページやるかなどを決めて復習もしっかりやりましょう。 ただしこの参考書もmarchレベルですので、早慶志望ならこの参考書もやりましょう。 ↓ 実力をつける世界史100題[改訂第3版) この参考書は早慶レベルの難しい問題も載っていますので早慶にもってこいです。また記述も含んでいますので、記述の対策もできます。 そして最後に過去問をやります。 志望学部の過去問は10年くらいやりましょう。 そうすると問題のパターンがわかってきて、何が足りないかなど色々わかってきます。わからないところがあったら随時戻って、わからないところを潰していきましょう。 最後に注意点※ 高校一年ということですが、大学受験は英語ゲーです。英語の配点が一番大きいことが多いです。つまり英語ができないと、勝負になりません。今は世界史を中心に勉強するのではなく、英語をやりましょう。世界史は英語のサブみたいな感じで勉強するのがいいと思います。 長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。 質問者さんの合格を願っております!
慶應義塾大学法学部 Ryu
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