東工大志望 浪人だが数学で手応えなし 諦めるべきか
こんにちは。
東京科学大学工学院に所属するものです。
私も去年、浪人して東京科学大学を受験したため、質問者さんの焦る気持ちはよくわかります。そのため、少しでも役に立てればと思い、回答させていただきます。
数学の手応えがなかったとのことなので、まず数学の勉強方法について書かさせていただきます。
1番効果的な勉強法は過去問を何周も解きまくることです。やっている問題集から、基礎的なことはもう大丈夫だと思います。そのため、つぎは二次試験に出るような重めの問題に慣れることをおすすめします。
また、これは人によりますが、一般的には東工大数学での目標は2完〜3完だと思います。そして、たいていの年度で5題中2題ほどは難易度A,Bの問題が紛れ込んでいます。
そこで大事なのは、全ての問題を解く力ではなく、それらの問題を選別してとれる点をとりきる力です。
そのため、過去問演習を通して、単純な数学力を上げるとともに、問題の選別力を身につけてください。
そして、東工大の数学は凡人に優しく、脳筋スタイルで手を動かして計算すればある程度戦えます。そのため、天才的な閃きよりも、問題演習による慣れが大切のように感じます。
また、今年どの単元が簡単になり、どの単元が難しくなるかわからないため、苦手な単元を作らないように全体的に勉強することを意識してください。
英語、物理、化学に関しても赤本を適切に利用するのが最も重要だと感じました。
しかし、物理に関しては東大の問題と少し系統が似ていたため、余裕があれば東大の過去問もやってみるといいと思います。
化学に関しては、東工大は少し特殊で、計算能力などよりも細かい知識が重視されるため、教科書の隅々まで読み込むことで点数がかなり上がると思います。
英語に関してはなんでもいいので毎日長文読解を続けることを意識してください。
最後に、メンタル面について私自身の意見を述べさせてもらいます。
まず、本レの判定に関わらず受かるかどうかというのは誰にもわかりません。ですが、やるべきことにかわりはないはずです。どんな結果になっても、例え志望校を変えることになったとしても、その努力は絶対に無駄にならないのですから。
ただ、望みはあると思います。理由としては、
1.手応えのなかった教科が英語でなく数学である
2.数学の赤本にまだ手をつけていない
の2つの要因があります。
私の体感では、過去問に手をつけ、慣れることでどの教科もほぼ必ず成績が伸びます。その中でも、他の教科と比較して、英語は伸びにくく、数学は伸びやすいように感じます。
幸い浪人生には基礎と時間があるため、まだ諦めずに勉強し続けましょう。浪人生はプレッシャーが大きく、精神的に辛い時期になると思います。そのため、模試などの目先の結果にとらわれがちですが、最終目標を見据えて頑張ってください。
応援してます。