数学の勉強法
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
あおい
高2、東大志望です。
高校1年生の時から青チャートを使って勉強しているのですが、数学の成績がなかなか上がりません。昨年11月のベネッセの模試では35点で偏差値52、先日の同日模試ではI Aが32点、II Bは45点で偏差値はそれぞれ42と48です。
自分では 1つの単元をやるとその時にはできるようになるが次にやる時には数ヶ月開いていてその間にほとんどを忘れてしまうためいつまでも成績が上がらないのだと考えているのですが、効率よく全体的に勉強する方法が分からず悩んでいます。
ここまで長くなりましたがご回答いただけると幸いです。目標は共通テストで8割越え、2次試験で35点です。
回答
ryu031ki
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
はじめまして!東京大学理科一類の者です。
数学に悩んでいると言うことなので、数学の勉強方法をご紹介させてください!
まず基礎的な話として、各項目の公式、定理を洗い出してみてください。次には、その公式や定理の証明や導出が行えるのかと言うことを考えてみてください。証明や導出は教科書やネットにのっていますので、確認したい場合は使用してください。公式や定理の証明や導出を行えるようにすることで、どの定理と定理が密接に関係しているのかやその式の本質的な意味が理解できるようになるはずです。
例えばですが、余弦定理の証明をしようとしたときに、三平方の定理を使用することになると思います。ではその三平方の定理を証明できるか?と言った具合に、どの定理にどの定理が絡んでいるかを確認することができます。また定義と定理の違いを再認識できるはずです。(結構重要)
次に問題集の使用方法ですが初見の問題を解いた後、自力で解くことのできた問題も含めて、解答で使用している計算操作に対して、「なぜその操作を選択したのか(どんな結果をみたい・得たいからその操作をしたのか)」という根拠を持っておくことが大切です。
この訓練を常時意識して取り組むことで、難問にぶつかったとしても闇雲に手を動かすのではなく、最速で私的にその問題を切り崩していくことが可能になるはずです。
どのような難問でも基本的には、基本問題の絡み合いなので、「どの基本問題が組み合わさってこの問題は構成されているのだろう?」ということを意識するのがいいかと思われます!
参考書の復習の際は、すべての問題を再度手を動かして解く必要はありません。再度手を動かして解く必要があるのは、その問題を読んである程度の時間が経っても解法が浮かばない場合です。この場合の解法とは、計算のことではなく先ほど述べた基本問題への分解ができるかという意味です。
解法が浮かんだ場合は、実際に解答と照らし合わせてみる程度で大丈夫だと思います。
以上が私のおすすめの数学の勉強法になります。
以前解けるようになったはずの問題が時間が経てば解けなくなっているとのことだったので、本質的な理解につながるような勉強方法をご紹介しました。
是非参考にしてください!
コメント(1)
あおい
とても丁寧なご回答ありがとうございます!公式や定理は暗記しかしたことがなかったので証明できるか確認するところから始めようと思います。