日本史参考書ルート
まずあなたが早稲田専願なのか、国公立も狙っているのかが分かりかねます。苦手教科に化学とあるのを見るに、国公立も受ける可能性があるのでしょうか。日本史における共テと早稲田入試の形式は全く違いますし、必要な知識量も雲泥の差です。もはや違う教科と言って過言ではないと思います。
その上で、早稲田専願であれば東進の共テ演習は要らないです。インプットに関しては、今受けている早慶対策の授業、過去受けていた通史の授業のテキストを読み込んで下さい。アウトプット(問題演習)は、実力をつける日本史100題1冊を完璧に終わらせましょう。
実力をつける日本史100題は私も使っていましたが、問題のレベル、解説の詳しさともに素晴らしい問題集です。一単元ずつ、間違えた所について解説を読み込み、授業テキストに戻って復習して下さい。それでも理解が浅いと感じたら、ノートに自分でまとめるのも良い方法です。とにかく、一単元一単元に時間をかけて良いので、確実に間違えた問題を潰してください。そのやり方を100単元続ければ、他の参考書に手を出す余裕は無いと思います。
早慶志望であれば、夏中盤までに100単元終わらせ、その後は早慶などの過去問で問題演習という流れで間違いないです。私が実際にこのやり方をしていましたが、日本史の偏差値は70を切った事が無いので間違いないと思います。共テの勉強は直前1週間で大丈夫です。
国公立も受けるのであれば、実力をつける日本史100題を8割程度の理解度で進めて下さい。他教科との兼ね合いもあると思うので、日本史にかける時間は多過ぎない方が良いです。ただ日本史は基礎学力がしっかりあれば特別共テ対策に時間がかからない教科なので、今の時点から共テ対策をするのは時間の無駄に感じます。それよりも普通の問題演習を通して知識量を上げていけば、日本史の共テは1、2ヶ月の対策で大丈夫です。
まとめると、様々な参考書に手を出す事は悪手で、実力をつける100題を徹底的にやった方が良いです。様々な参考書を解く事は、1つ1つの間違えた問題に対する理解が浅いまま量だけこなす結果に終わり、間違った満足感を、得てしまいます。これは受験勉強において1番危険な状態です。