高校留学一年から東大
私は高校1年の夏から11ヶ月ほどアメリカに留学をし、高校2年にそのまま進学し、現役で合格しました。
私の場合でいうと、高2に帰ってきて普段の勉強にプラスアルファで勉強することで追いついたので留学のマイナス点はそこまで感じなかったです。
ですが、帰国時が高3夏前の場合のことを考えると、私よりも厳しいと思います。また、もし理系ならさらに厳しくなると思いますが、分からないので文系を前提にした回答をします。
まず、高3夏には一般的に東大の過去問をやり始めていると思います。ですので応用的な勉強というのは高3の夏からでもギリギリ間に合うとは思います。しかし夏以降はもう東大のための勉強が主になるのが普通です。
そのため、おそらく留学から帰って困ることは、基本の、つまりはセンターレベルの数学や暗記科目の知識の不足だと思います。暗記科目などは継続的にやらないと忘れてしまいますから当然東大受験を考えたら、留学先でもやる必要があります。
さらにセンター理科科目も時間を割く余裕はあまり無いはずですから留学前、あるいは留学中にある程度は固める必要があります。
公立高校の高2の1学期までの勉強範囲では到底大学の試験範囲は終わらず、6月あたりに帰ってから夏までに追いつくことも難しいと思いますので自主的に先に進んで勉強をするべきだと思います。
特に数学は基本部分だけでも一通り終わらせる方が良いです。なぜなら数学は理論がある程度頭に残っていたら比較的すぐ思い出して使えるからです。
英語に関してですが、留学で英語のリスニングの勉強は不要になります。しかし、単語力や語彙力は日常生活を送る留学では身につかないので勉強しましょう。
高3で帰ってきた方で早稲田の国際教養に現役で行かれた人もいて、ある程度まで学力を高められることは確実ですので頑張ってください。
言いたいことは山ほどありますが、とにかく高校留学は楽しいので、けじめをつけてにはなりますが、時には日本の受験の重圧を忘れて楽しんでください。