京大理学部志望 長文読解が上達しない原因と対策
こんにちは、回答させて頂きます。
まず、5文型や品詞の役割の様な構文上の基本は完璧でしょうか?分からない単語が無い文なら時間が無限にある場合は完璧に読解出来ますか?語と句の修飾関係や指示関係を間違いなく書き出せますか?
英文読解はこの動作をどれだけ速く正確に行えるかにかかってきます。まずは時間を気にせず長文を丁寧に構文的に分解して理解し、設問をといてみましょう。それで間違いが発生したのであればそこが弱点です。解説と照らし合わせて構文理解のミスを見つけ出し、修正しましょう。これを繰り返し、共通テストならば時間があれば間違いなく満点が取れる状態を目指します。ここから更に英文読解を速くするには、返り読みを止めること、熟語や論理関係を表す単語を意識することが重要です。
まず返り読みについて、返り読みとは英文を一回読んで単語や句を頭で日本語にして、その繋がりを確認する為にもう一度英文を読んでしまうことです。例えば、Children were playing at the park. という文があった時にまず、 子供達 遊んでいた 公園で と順番通りに和訳し、英文を読み直して照らし合わせて、『子供達が公園で遊んでいた』だ!と理解するという感じです。この程度の文ならさほど変わりませんが、指示語や関係詞などが絡んでくると一文に凄まじい時間がかかり、その上で間違えます。英語を日本語という全く違う言語を基準に理解しようとするからです。この癖が治らないと単純に英文処理に倍時間がかかり、個別の文の理解に頭を取られて段落や文全体での意味の繋がりを見落としやすくなります。
解決する為には英語の語順で情報を処理することに慣れるほかありません。英単語を日本語に訳して理解するだけでなく、イメージをつかむことが大事です。buildという単語を見たら「建設する」という日本語ではなく、大工のおじさんがハンマーを振っている様子がイメージできるような感じです。といってもまた一から単語帳をやるわけにはいきません。
ここで有効なのが音読です。まず先程書いた通り丁寧に長文を解きます。この時不明語には必ず分かるようにマークをつけてください。解き終わったらまず不明語調べてとりあえず覚えます。その後解説と照らし合わせて意味を理解しながら全文を精読してください。多くの長文テキストにはリスニング用の音声が何かしらの形でついていますから、本文を目で追いながら音声を聞いてください。この時に語や句の英語としての意味の繋がりを意識して聞き、読み上げと同じペースで本文を理解できるようにします。
次は自分で、英文の意味を意識しながら音声と同じペースを目指して音読します。出来るようになったら本文を読まずに音声だけを聞きます。音声だけで何の話をされているか分かる様になればokです。900語程度の文章ならここまででおそらく5〜10回程度音読することになります。長いと感じるかもしれませんがここまでやればその文の中の表現が自然と頭に入ります。「大学入試 全レベル問題集 英語長文」( 旺文社) がおすすめです。高三の時に使ってました。細かくレベル分けされているので自分のレベルに合ったものから国公立レベルまでやり込むと良いと思います。大体自分はレベル5で1日分が1時間程度で終わりました。そのあたりから探ってみると良いと思います。
次は慣用句や熟語について、これはほぼ単語とやることは同じですし、前述の長文演習の中で意識することという認識でいいと思います。例えば、not only A but also B は、『Aだけでなく Bも』という意味の慣用句ですね、この慣用句を知っていれば、not onlyを読んだ時点で、「but alsoが来るな?Aを引き合いに出して Bについて何か言いたいのかな?」と予想することが出来ます。予想出来るようになると英文処理の速さと正確さが大きく変わりますから意識してみて下さい。
他にも、段落や文全体の論理の流れを示すものとしてbecause, for example, therefore などがあります。多くの場合、for exampleに続く具体例は要旨を分かりやすくする為の例に過ぎません。それによって説明させる抽象部こそが理解しなければならない部分です。この様に、シグナルになる接続詞等を意識すると本文全体の主旨の理解の大きな助けになります。
シャーロックホームズについてですが、この手の英文教材は、もう既に高いレベルで英文を読める人が、ネイティブレベルを目指して利用するものという認識です。英文があまり頭に入らない状態で英語本を読むことはあまり効率的ではないと思います。
長文すみません。志望校合格をお祈りしています。