自由英作文
英作文に関して一番大切なのは内容の良し悪しではなく、問題に対して正しい英語でわかるように書くことです。なぜなら、内容としてもそこまで深いものは求められない(周りの人が皆書けないので差がつかなくなってしまう)ので簡単な文法を間違いなく運用する能力(三単現のsなど)を見たほうが差がはっきり出てくるからです。
また、内容に関しては、論に基本的な型が決まっているのでしたらそこに具体例を付けて肉付けをする作業というのも大切になってきます。意外と周りの受験生は論に躍起になって具体例が無いことが多いです。文字数も稼ぐこともできるし、自分の考えていることをより正確に相手に伝えられる(自ずと説得力も出る)具体例を使わない手はないでしょう。
ここで、内容を深めるために新書でも読ませようとする方もたまにいらっしゃる(現にうちの高校教師がそうでした)のですが、はっきり言って時間の無駄です。相手は受験生の出来のみに興味があるので、内容には正直あまり興味がないそうですし、新書の内容というのは得てして英語に変換しづらいものです。
そこで、文の内容を深めるためには他大のも含めて過去問を数多くチェックして模範解答に一通り目を通しておくことを勧めます。そうするとだんだんと内容にもテンプレートができてきて楽です。
この時期からの受験勉強というのはいかに楽をして最大効率を稼ぐかということが大切になってくるので、英作文にあまり完璧を求めすぎず、その他のより苦手な部分に時間を割くといった思い切りも大切です。