文理選択後悔 今から気持ちを切り替えるには
初めまして!文理選択、なかなか難しいですよね。そもそも必ず文系か理系かを選ばなければならないという今の日本の制度にも物申したいことはありますが、それは置いておきましょう。
まず自分の中でやりたい学問が明確にあり、それを学べる学部に入るために勉強していること自体が素晴らしいと思います。自分はなんとなーく情報系の学部に行きたいな、くらいしか考えていませんでしたが、今になって自分がやりたいことができる場所に行くことの大切さを実感していま
す。大学において得意な科目と、大学で熱意をもって専攻できる科目は違います。例えば私は数学が大得意でしたが、だからと言って大学まで行って数学を勉強したいとは思えませんでした。あくまでも”大学受験の数学”が好きでした。やはりやりたい学問を選べば、入った後のモチベも楽しさも段違いだと思います。ですから文系科目が苦手だとしても、文化構想学部・文学部を目指すことは意味のある選択だと思いますよ。
公式を覚えれば応用が効いたり、問題を解いたりしながら勉強できる理系科目と違って、暗記がメインになりがちな文系科目の大変さは良くわかります。ですが理系科目においても暗記は少なからず必要です。化学・生物は特にその傾向が強いですし、共通テストで社会科目を受けるならば、その時も暗記をメインとした学習が必要になってきます。実際私も、共通テスト前は地理、無機化学の暗記に追われて苦労しました。今は覚えることも多く、終わりが見えず大変だと思いますが、今から努力すれば十分間に合うと思います。また、ただ暗記するだけでは大変だと思うので、是非自分に合ったやり方を見つけてほしいと思います。もし小説・物語がお好きでしたら、世界史は一つの国や人物に焦点を当てて、ストーリー立てて覚えるのが有効だと思いますし、英単語や古文単語はイラスト付き、語呂合わせが載っている単語集を選ぶのが良いでしょう。
最期に伝えたいことは、得意だった理科は文系を選択しても必ずどこかで役に立つということです。共通テストの理科基礎では、人より少ない勉強時間で高得点をとれるでしょうし、英語の問題で理科に関する内容が出てきたとき、人よりも早く文意を掴めるかもしれません。一年という時間
は長いようであっという間だと思うので、自分の選択に自信をもって欲しいです。もし仮に理科科目に未練があっても、この時代大学に入った後でも勉強しようと思えばできますしね。応援しております。
一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部 PikaPi