東大化学対策
「理論、有機ともに終了しており」というのがどのレベルまで終了しているのかが分かりませんが、重要問題集のA問題レベル(入試頻出問題レベル、MARCH以下レベル)はスラスラ解けるレベルと仮定して書きます。
まず、有機化学の分野では構造決定の練度を上げていきたいですね。普通の構造決定の問題が出た場合、なるべく時間をかけたくないのである程度構造決定に慣れてきたらスピード重視で演習しましょう。
高分子を勉強する時は、天然高分子を先にある程度できるようにしてから合成高分子に入りましょう。
アミノ酸、糖類の問題は構造決定と似た感覚で解けるので、構造決定に慣れた状態で、暗記事項をしっかり頭に入れて演習すれば大して苦労しないと思います。
最後に合成高分子ですが、基本的に暗記です。
計算問題もありますが、暗記をした上で解けば化学というより中学数学に近いような計算なので慣れれば面倒なだけで簡単です。
理論化学については、まず、重要問題集のB問題(MARCH~早慶、旧帝レベル)は解けるようにして、その後、化学の新演習のようなレベルの高い問題集を買い、進めましょう。個人的な意見ですが、どんな化学の難しい計算問題も典型問題を組み合わせて難しく見せてるだけだと考えてるので、理論化学は問題を解いて慣れあるのみだと思います。
無機化学に関しては、これはもう暗記するしかないのですが、化学の新研究という参考書には色々本質的なことが書いてあって少しは楽しく暗記できるかもしれません。
それと「化学 無機」というアプリがあり通学時など隙間時間にやると覚えられます。僕もこのアプリで無機化学は覚えました。
一通り問題集が終わって化学に慣れてきたら、東京大学を始め、難関大学の過去問を解いてみるといいと思います。
東京大学の化学は2020年以前と今では難易度が全然違い、昔の問題は今と比べかなり簡単です。
東京大学の他におすすめの大学をまとめておきます。
・京都大学
・東京工業大学(計算問題)
・東北大学(有機化学)
・横浜市立大学(有機化学)
また、早慶の問題も良問とはいえないものの演習の練習にはなります。
滑り止めで受ける予定があれば解いてみてもいいと思います。
最後に、絶対に覚えておきたいテクニックの紹介ですが、
ステアリン酸が3個くっついてる油脂の分子量は890
これは覚えましょう。
これを覚えると
分子量888の油脂→ステアリン酸×3の油脂より水素原子が2個だけ少ない(脂肪酸に不飽和結合が1個ある)
分子量886の油脂→ステアリン酸×3の油脂より水素原子が4個だけ少ない(脂肪酸に不飽和結合が2個ある)
分子量862の油脂→ステアリン酸×3の油脂よりCH₂が2個だけ少ない
のように油脂の構造決定が格段に早くなります。
何言ってるのかわかんねえよって思ったら「油脂 分子量 890」と検索してください。
僕より分かりやすい説明をしてくれてるサイトがあると思います。
拙い文章ですみませんでした。
頑張ってください!