現代文が分からない
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未登録ユーザー
現代文がほんとに点数とれません
英語と世界史で8割とれるのに国語は半分もとれません
すごく悩んでます
なにをすればいいのでしょう
回答
ryo02
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは~^^
慶應商学部の4年生です。
国語、特に現代文は、これまでの人生経験から、出来る人はできますし、できない人は勉強してもなかなか伸びません。
これは、数学には明確な「公式」と、解答を導くまでの「解き方」があるのに対し、現代文には分かりやすい公式のようなものがなく、どう勉強したら解けるようになるのか分かりづらいためです。
個人的な意見ですが、現代文というのは、中学入試(国語という名前ですが)も大学入試も問題のレベルは変わりません。大学入試では、現代文に登場する語彙や教養のレベルが上がるだけで、基本的な国語力というのは、実はそれだけ小さいころに形成されていいものなんです。例えば、中学入試でしっかり現代文(国語)を勉強した人間は、勉強を全くせずに大学入試の現代文がしっかり解けます。
現代文が出来る人と出来ない人では、文章を読んだ時に見えている世界が全く違います。
現代文が出来る人というのは、文章を読み進むにつれてその風景や光景、説明文の構造などがイメージとして頭に浮かんできます。
逆に現代文が苦手な人は、文章を読んだ時、文と文が頭の中でつながらず、ただの文字列としか認識されません。これは大きな違いです。
今回は、現代文を構成する3つの能力について解説したいと思いますので、自分に足りないのはどの力なのか、よく考えてみてください。
【現代文に必要な3つの力】
①文章を理解する力
②文章から想像する力
③文章同士を組み合わせて論理的な図にする力
①文章を理解する力
「文章を理解する力」を習得するための勉強法は、最も簡単です。
ちょっと難しいな、理解できていないな、という文章があったら、絶対にそこから先へ進んではいけません。一度立ち止まって、もう一度その文章を最初から読み直し、その文章が完全に理解できるまで粘りましょう。
それは難しい単語の意味が分からないのかもしれませんし、文章同士の前後関係がつながっていないのかもしれません。
現代文とは、一文の積み重ね、一文一文の組み合わせで内容が出来上がるので、一文たりとも理解できていない箇所があると、途端に分からなくなります。
現代文の効果的な勉強法が分からず、現代文に苦手意識を持っている人の大半は、ここでつまづいています。よく分かっていないのになんとなく読み進めてしまう人たちのことです。
とにかく1文でも理解できていない文章があったら、絶対にそこから進まない!という勉強法を取り入れるだけで、読解力は格段に上がります。
是非試してみてください。
②文章から想像する力
「文章を理解する力」を使ってある文章を理解したとして、今度はそれを頭の中で想像できなければ応用することが出来ません。これは、現代文では主に物語文に使われる能力・勉強法(説明文にも使えますが、次の項目で説明します)です。
これは、①の文章を理解するが出来ていればカンタンなことなのですが、意外に多くの人がやっていません。
それはなぜかというと、想像することをめんどくさがっているからです。
文章が理解できていれば、想像など簡単に出来ますが、多くの人が現代文という教科を楽しんでいないため、全然想像しないのです。
例えば人間心理の問題など、想像せずに解答が分かるはずがありません。その場面のその人の気持ちになりきらないと分かりません。
楽しんで部活をする人と、しぶしぶ部活動をしている人では、楽しんでやっている人の方が伸びるに決まっています。
現代文の場合、楽しんでいるかいないかの指標は、ここに現れているかもしれません。
③文章同士を組み合わせて論理的な図にする力
これは、「説明文版の文章から想像する力」です。普通の「文章から想像する力」は物語文の光景を想像するのに対して、「文章同士を組み合わせて論理的な図にする力」は説明文の内容を想像する力になります。つまり、説明文で登場する主張、反対意見、具体例などを一枚の図で表せるよう頭の中で想像するということです。
文章同士を組み合わせて論理的な図にする力」の勉強法では、まず一文ごとに理解した後、それらを因果関係や並列、逆説などで結びつけ、文章を一枚の図で表せるように頭の中で整理するよう、常に心がけてください。
図で表すとはどういうことかというと、例えば、「結論」が一番上にあって、その「理由A」と「理由B」が一個下の階層にあり、さらにその一個下の階層に「理由A」の具体例が2つ,また「理由B」の二次理由が2つある、というのを樹形図のように想像します。
ちょっと文章で表すの難しいですが…(笑)
現代文の極め付けは、僕はここにあると思っています。
これが出来るようになれば、ほとんどの文章がほぼ完全に理解できるようになります。
詳しく勉強したい人は、東洋経済新聞社の「ロジカルシンキング」という本を買って読んでみてください。
もしかしたら国語力が跳ね上がるかもしれません。
僕はこの本と出会って、今まで自分が文章をまったく理解できていなかったことに気づきました。
僕の後輩も、この本を読んで小論文の点数が上がったそうです。
興味のある人は試してみてください^^
以上です。がんばってくださいね。
コメント(5)
フモ
コメントが表示されなくて連投すみません。
KEIO絶対合格
ありがとうございます!
testuniversity
ありがとうございます!
エース
僕みたいな苦手な人は、この解答自体うまく理解できない泣