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現代文の引くべき要点に悩みます

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1/15 0:59
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未登録ユーザー

高3

夜遅くにすみません 現代文の演習をしている最中なんですが、イマイチ筆者の要点をつかめなくて点数が伸びません 筆者の要点の線引きって難しく感じます 悩んでます 助言を下さい

回答

kanpi

慶應義塾大学環境情報学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
自分の場合は、「なぜ?」と「で、結局何が言いたいの?」の2つは必ず意識して読みました。 なんでこんな例をわざわざ使ってるのか? なんでここで逆接が来たのか? まわりくどいこと言ってるけど、結局本音ってこれじゃね? などなど。 現代文は読むのは疲れるかもしれませんが、常に考えを張っておくといいと思います!
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コメント(1)

なつ
1/15 12:19
ありがとうございます! 頑張りたいと思います!

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現代文の引くべき要点に悩みます
自分の場合は、「なぜ?」と「で、結局何が言いたいの?」の2つは必ず意識して読みました。 なんでこんな例をわざわざ使ってるのか? なんでここで逆接が来たのか? まわりくどいこと言ってるけど、結局本音ってこれじゃね? などなど。 現代文は読むのは疲れるかもしれませんが、常に考えを張っておくといいと思います!
慶應義塾大学環境情報学部 kanpi
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現代文
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なんとなくで解いてしまう
こんにちは😃 現代文を解く上で最も大事なことはその文章が何を言いたいのかということを掴むことだと思います。 特に評論文などは筆者の主張が言葉を変えて、何回も登場してきます。だから、キーワードとなる語や繰り返し出てくる語にはチェックを付けて読んでいました。 また、二項対立で論じられている文章では一方の事柄については普通に線を引いて、もう一方の事柄については波線を引いていました。同じように筆者の中でプラスの事とマイナスの事も後から見て分かるように違うマークを付けて区別していました。共通テスト模試は時間制限も厳しく、丁寧な読解はなかなか厳しいですが、練習の中で主張の言い換えを見つけたり、対立軸を意識する事が大事になってくると思います。あと、当然ですが接続詞や文意を変えたりする表現には気をつけて読みましょう! なので、現代文を解く上で身につける力としては、その文章の言いたいことをできるだけ早く見抜くことです。 なかなか難しいことですが、これに関しては問題演習をして経験値を積むしかないです。実際にペンを持って言葉と言葉をつなげたり、文章にマークや線を引く練習をしていくことが最初の内はベストだと思います。 とにかく、自分の中で筆者の意見や考えが分類できていることが分かり、整理されていれば大丈夫です🙆‍♂️ また、完璧に筆者の言いたいことが分からなくても全然オッケーです。あくまで、問題に正解することがやるべきことで、主張を理解するのはそのための足掛かりですから。 あと、選択肢を消す際に数字や記号のところを消すのではなく、間違っている箇所に印を付けるクセも大切です。一発で答えが出せる設問もありますが、共通テストレベルの問題でもイヤらしい問題が多く、その場合消去法でしか消せない時があり、わずかな違いが大切になってくるからです。 それから、質問者さんがどのような形で現代文を取り組んでるか分かりませんが設問を先に読んで問われることを先に分かっておくことは共通テストの現代文を速く解く秘訣だと思います。選択肢までは見ないですが、共通テスト特有の図表やグラフの問題は先に見ておくと結構すぐに解けることがあります。 最後に、私もいつもできたわけではないですが、自分と文の筆者、そして作問者の3者を問題を解く際に意識してました。なぜこの文章を大学側が出し、ここに傍線部を持ってきているのか、共通テストであれ、個別入試であれ国語という入学試験である以上必ず意味があるはずです。問題を作っている人の意図や大学側の伝えたいメッセージを考えながら俯瞰して読めことができるようになれば現代文に関しては大丈夫です。 現代文の読解は人それぞれなので私の読み方が必ずしも正しいとは限りませんが、是非参考にして下さい! 受けておいた方がいい模試に関しては河合塾の早慶レベル模試や代ゼミの早大入試プレなどです。 やはり冠模試は実際の受験者が多く受けるので、自分の立ち位置を知る上で非常に役に立ちます。 また、質問があればぜひ聞いてください!
慶應義塾大学経済学部 Ryo
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模試
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現代文できません独学です(泣)
塾で教えてる中で私が見る限りの現代文ができない理由を羅列します。 ①語彙力、背景知識不足 →これが一番多い原因な気がします。漢字は解けても、文章にある語句の意味を正確に理解してないってことが多いです。(例えば、パラダイムとか帰納、演繹、ア・プリオリとか)語句の意味がわからないと、文章の意味を掴めないばかりでなく、選択肢中にある言い換え表現もうまく掴むことが出来なくなってしまい、それが原因で選択肢を選び間違えるということが起こってしまいます。 また、背景知識に関してです。これは英語にもよくあることなのですが、例えばルネサンスがテーマの文章が出てくると、世界史選択の目線としてはなんとなくどのようなパターンの結論を導くか予想できます。このように背景知識のあるなしは現代文の成績に繋がると言えます。 ②傍線部周辺の情報に囚われすぎている →現代文において、問題になっている傍線部周辺に答えがある可能性は高いです。しかし、必ずしもそうとは限りません。 特に共通試験やセンターの問題は「ここまでの内容を正確に読み取れているか?」という内容の問題ばかりです。なので、「答えを拾う」作業よりは、「該当箇所までの段落の趣旨は何なのか」を掴むことの方が正しい回答に直結します。 傍線部周辺だけを見ていると、まさに「木を見て森を見ず」状態になってしまう訳です。 以上の2つが非常に多いです。というか、この2つができれば、現代文はできると思います。 なので、以上の2つを意識して取り組んでください。その際はがむしゃらに量をこなすのではなく、復習に時間をかけてください。 「この文は全体で何が言いたいのか」 「どのような技法(対比とか)が使われているのか」 「なぜこの選択肢は違うのか」 「どこを直せばこの選択肢は正しくなるのか」 「なぜここから意味を読み取れなくなってしまったのか」 などをしっかり理解できるまでが復習だと思っています。 一応、おすすめの参考書も書いておきます。 ①の原因→Z会のキーワード読解 ②の原因→現代文読解力開発講座 が個人的にお勧めです。頑張ってください!
早稲田大学商学部 やかやかさん
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現代文
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現代文が読めなくなった
私は理系ですが、現代文が非常に得意で、模試などでも偏差値60は切ったことがほとんどありませんでした。本番で現代文を使った東京大学でも51/80という高得点(普通は35点くらい取れば良い)を出せました。 これは、倫理、政治・経済を選択しており、背景知識があったからだと思います。(特に倫理) 背景知識をつけるには、過去問の解説を読んだり、現代文キーワード(駿台や河合塾が出してるもので良いです)やそれこそ倫理や政治経済の教科書を理解するのが良いと思います。ただし、暗記しては意味がありません。始めはなんとなくでも良いから、暗記ではなく理解をしてください。 背景知識があれば、選択肢も論外なものを選びやすくなりますし、たまに問題の長文を読まなくても解けることさえあります。更に、現代文や英語の長文が面白く感じるようになります。(少なくとも私はそうでした) 国語は努力しても身に付かないというのは嘘です。 ただ、小さくてもコツコツやる必要があります。短期間に努力してもあまり成果は上がらないので、根気を保って努力しなければなりません。 しかし、内容も楽しんで読めるようになれば、努力も苦ではなくなりますし、今後の人生も豊かになるでしょう。 是非頑張ってください。
早稲田大学先進理工学部 なー
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現代文
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現代文 何すれば良いんでしょうかね。
実は回答者も国語伸びるの時間かかって、 結局最終的に伸びてくれたのでよかったのだけれど 問題集だけやってた頃はあんまり伸びなくて。 で、劇的に、あ、現代文わかるようになってきたわ、と思ったのは、慶應受けるにあたり、小論をやり始めた頃からだったんだよね。 つまり小論対策をすると現代文なぜかできるようになります! 慶應受ける気なかったら、文章を構成するような小論ガチガチの対策はしなくていいけれど、 「要約」の練習は結構良いと思う。単純に要点拾うのうまくなるので。 まあ今から小論とか賭けだろ、みたいなふうに思っちゃうかもしれないけれど、一か八かやってみても損はないと思うな。とりあえず10月だけでも隙間時間に要約の練習してみたらいいんじゃないかな。 で、裏話みたいな話なんだけれど 現代文含め古文とか漢文とか、国語総じて苦手な人は慶應受けたら良いと思うんだよね笑 小論のほうが遥かに楽だし、本番やばいこと書かなければ、ふつうに論理的に説得力もたせて書ければ減点のしようもない。そして小論は11月からとかからやり始めても全然間に合う(というか慶應合格者も小論あんまり勉強していないけどなんか書けた~~みたいな人が多い)。まあ、、参考程度に。 まとめると、 問題集やって伸びなければ小論(要約練習)! 色んなやり方あるのでどれを選ぶかは質問者さん次第だけれど、一応こんなやり方もありますということで頭の片隅にでも入れといてみて。
慶應義塾大学文学部 bethanywillams
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現代文
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点数を上げるためにやるべきことはなんですか?
単語をノートにまとめることは悪いことではないですが、わからない単語があっても先にどんどん進んでいく力をつけることで語彙力不足を解消できる可能性があります。そのために、現代文読解の速度を上げる訓練と重要な点だけを読解しながらあぶり出していく感性を磨く訓練が大切です。 Z会が出している『現代文キーワード読解』という本があります。 実際に手にとってもらえれば説明するよりもよくお分かりいただけると思いますが、中には難しめの単語の説明と、その単語が出てくる短めの文章が掲載されています。 その文章を毎日要約する練習をしてみましょう。一緒に、掲載されている難単語の意味も覚えましょう。 文章下には、要約の模範解答も載っていますから、上手く要約出来ない場合は、本文を読んだ後に要約文と見比べて、どういったところを残し、どういったところを削っているのかという点をしっかり確認しましょう。 慶應志望とのことですが、論文試験では学部を問わず要約が頻繁に出されます。 要約の練習を今から始めておくことは決して悪いことではないはずです。 そして何より、要約ができるということは、文の要旨と構造を把握する能力が高いということを意味しますから、現代文読解能力の向上に要約練習が有効なことは明らかです。 結局現文は、解説を聞いて復習の際にそれを上からなぞるだけでは読解力向上は難しいのです。 まず自分で解いてみる、そしてその上で解答を聞いて現文に向かう際の感性を養っていく必要があります。 毎日根気よく取り組めば、個人差はあれど必ず感性は磨かれていきます。 受験勉強頑張ってください。慶應でお待ちしています。
慶應義塾大学法学部 だいくん
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現代文
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現代文成績は伸びないまま自信無くした
現代文に波があることはよくある話です。 とくに模試に関しては出題者、採点者と合う合わないがどうしても出てきてしまいます。私もこのくらいの時期にセンター過去問を解いていて想定していた点数を40点ほど下回ってしまい愕然としたり、最後の国立模試で今まで一番良かった国語が急に足を引っ張ったりと、かなり現代文に振り回された覚えがあります。それでも本番ではセンター、私立、国立共に得意科目として安定してくれました。 まず、気持ちの持ち方としては国語が外れるのはままあることと思っておく。 次に勉強方法ですが、現代文の上げ方って難しいですよね…。私の経験からいうと、センター試験は選択肢の作り方に多少クセがあり、慎重にならないといけない反面、過去問を重ねる毎にコツをつかみ点数が上がっていった印象です。共通テストについては申し訳ないのですがよく分かってません…が、冷静に選択肢を減らして行けば解けない問題はないはずです。焦らなくても大丈夫です。 選択問題の練習方法として大切なのは、「何となく」を減らしていくことです。前半部分は正しいことを言っているけど後半部分は間違っている(あるいは問題文に書かれていない)ような選択肢が良くあります。こんなこと書かれていなかったと言える部分が少しでもあれば迷いなく切ってください。解いている間にそれが出来なかった問題は必ず解説を読んで納得してください。やはり場慣れは必要です。 記述や文法はきっと塾で色々と教わっているだろうし、ここまである程度解き方を確立されてきたでしょうから今からやり方を変えることはお勧めしません。 模試や過去問にあまり落ち込みすぎないこと、共通テストの対策は私大と別に進めること(たとえギリギリの追い込みになってしまっても伸びると思います)、私大は今まで通り取り組み、納得するまで問題と向き合うこと。 やるべきことを地道にやっていけば数字は自ずとついて来るものです。応援しています!!
京都大学総合人間学部 samasama
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現代文
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書いてあるじゃん
 筆者の主張を判別するために意識すべき点についていくつか書こうと思います。 ①断定的な表現について  例えば、「勉強において有酸素運動がもたらす恩恵は大きい。」という文と、「勉強において有酸素運動がもたらす恩恵は大きいのである。」という文では、後者の方がより断定的な表現です。断定的な表現は、それだけその分の内容に強みを持たせる働きがあり、文章の書き手からすれば、自分が読者に伝えたい内容ほど、無意識にそれを強めるべく断定的な表現を使ってしまいます。私も実際、大学でレポート課題を何度も課されては書いてきましたが、最も伝えたい結論部分などは無意識に断定的な表現を使ってしまいます。なので、「~なのである」「~のである」「~なのだ」といった、断定的な表現があったら、筆者の主張はここではないかと疑ってみましょう。 ②接続詞について  例えば、(A)「朝食を食べることによって、外部からの刺激を受け、目が覚める」、(B)「一日三食をちゃんと食べることが健康維持には大事である」、(C)「咀嚼は一定のリズムで体を動かすリズム運動のうち最も手軽なもので、これにより、脳内にセロトニンが分泌され、目覚めも良くなり頭もすっきりする」という3つの文章があったとします。これだけでは、どの文も重要性においては同じで、このうち筆者が最も言いたいことは何かということは判別がつきません。しかし、この後に(D)「したがって、朝食は毎朝食べるべきである」と続いた場合はどうでしょうか。「したがって」という因果関係を表す接続詞があることによって、たちまち(A)、(B)、(C)はいずれも(D)を導くための布石に過ぎないことになります。実際の評論文では、例えば(A)という一つの根拠を書くためにも、具体例やさらに(A)自体を導くための根拠などを示し、一つあるいは複数の段落を丸々使って書かれることも多々あります。なので、その情報の重要度や文章全体における役割がなんであるかを意識して読まないと、長い文章に当たった時ほど筆者の主張を見落としやすくなります。これを防ぐために、文と文との間の接続詞に注目し、両者の関係、そして文章全体の構造に常に焦点を当てることを心がけましょう。このほかにも、「要するに」「つまり」など、それ以前の内容をまとめるはたらきの接続詞にも注意しましょう。長い文章ほど、筆者自身が所々で何を言いたいのかをまとめてくれることには大変ありがたく感じます。 ③逆接の接続詞には特に注意  以下の二つを比べてみましょう。 (a)「彼は秀才だが、運動はからきしだめだ。」 (b)「彼は運動はからきしだめだが、秀才だ。」 「彼は秀才だ」という情報と、「彼は運動はからきしだめだ」という情報の伝わる強度が、(a)では後者の方が強く、(b)では逆に前者の方が強く感じると思います。このように、読者にとって逆接の後の情報はそれより前の情報よりも強く伝わります。この性質を利用して、筆者は自分が伝えたい情報を逆接の後にもって来たり、「もちろん~である」と反対意見に譲歩したうえで、「しかし~」と逆接を使って自分の主張を強めたり(譲歩逆接構文)する工夫をします。なので、逆接の接続詞が来たら、その後に書かれている内容にはより一層の注意を払いましょう。  余談ですが、このように、情報に順序をつけることによって、その伝わる強度に違いをもたせる表現の技巧を、香西秀信さんは『レトリック探究法』内の「事実は『配列』されているか?」において、「順序のレトリック」と称して細かく説明されています。興味のある方は読んでみると面白いかもしれませんね。 ④本文の構造について(主に統括のしかた)  筆者の主張とその根拠が、「(主張)なぜなら、~(根拠)」と書かれるか、「(根拠)したがって~(主張)」と書かれるのかといった違いです。例えば一つの段落があった時に、段落の冒頭で主張が述べられる場合と、段落の末尾で主張が述べられる場合があります。どこに主張があるかで、さっきまで読んでいた内容が何の役割をもっているのかわからなくなる時があります。なので、その文章、その段落において、主張がどこに書かれているのか、すなわち、ひとつの大きな内容についてどこで統括が行われているのかを常に把握するよう努めることが、文章を読むに当たり重要になってきます。  以上の4点だけでも意識するだけでかなり変わると思います。これら以外にも、評論文を読むために意識すべきことはたくさんあります。上で挙げた点を含め、そのほかの点については、『現代文標準問題精講』(旺文社)に勝る参考書はないと思います。この参考書は、評論文の比重が圧倒的に重いですが、評論文を読むのが苦手だったり、評論文を読む力を極めたいという人には最強の参考書だと個人的には評価しています。私が受験生時代に使った参考書のうち、一番好きな参考書です。参考書を選ぶ際の参考にぜひ。  最後に、センスで点が取れる人は、幼少期から多くの本を読んでいたりして、その圧倒的な経験による慣れの産物なのか、無意識に重要な部分とそうでない部分が判別できてしまうという人がほとんどだと思います(私の周りではそうでした)。しかし、自分の中でちゃんと根拠をもって情報の重要度を判別できないと、自分がどのように文章を読んでいたのかが自分自身でわからないので、スランプに陥るなどしたときにそこからなかなか復帰できないことがしばしばです。そのため、センスに頼って問題を解くのは、それで満足に点が取れているうちはまだいいとしても、その実かなりのリスクを負っているとも言えます。なので、センスを磨くのではなく、実力を磨くことに重点を置くべきであると私は思います。
北海道大学法学部 たけなわ
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現代文
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現代文の勉強の仕方がそもそもわかりません
現代文の復習はまず解答解説を熟読する。次にもう1度本文を読む。そして解きなおす。の3ステップです。多少時間はかかりますが、この3ステップを繰り返すと次第に文章の構造をつかめるようになります。 目安は1時間くらいかけてもいいくらいです。慣れてきたら短くしましょう。私は大体以下のように時間をかけていましたが、受験直前は時間短縮で30分くらいで3ステップをやっていました。 復習をしたら、さらに現代文を得意にするテクニックがあります。それがフロー図の作成です。これは評論、小説どちらでも活用できます。評論問題の場合はまずノートを2分割します。評論問題は文章構造が二項対立になっていて筆者が言いたいこととそうでないことの2つの軸に沿って展開されますので、それを段落ごとに順を追ってノートに書いていきます。 ここで重要なのができるだけ字は書かずに、矢印を使ったり、図を入れたりしてできるだけシンプルにまとめましょう。小説は分割する必要はないので登場人物の心情変化や場面背景を示しながら描いていきましょう。こうするとより文章の構造や心情変化に気づくことができます。 これで総仕上げです。原稿用紙やマス目のあるノートに文章要約をしてみましょう。要約は文章を200字以内でしてみましょう。この200字はちょうど文章をまとめやすい字数だと言われているので文章を簡潔にそして要点をまとめあげましょう。前段階のフロー図がきれいにできていると要約するのもかなり楽です。 ここまでできると相当深い理解につながります。ここまでしっかり復習できるとだんだん初見の問題でも要点や筆者の主張がわかるようになってきます。そうなると現代文の得点はぐんぐんあがっていきます。要約したものは学校の先生などに添削してもらうとよりいいです。 一般的に現代文は力を伸ばすことが難しいと言われていますが、しっかりした方法で対策をすれば確実に得点力を鍛えることができます。現代文ができるようになるということは物事を論理的に考えたり、自分の思っていることを端的に伝えることができるようになることにもつながります。
早稲田大学スポーツ科学部 taka37
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現代文が伸びる気がしない
私は今国語の塾講師をやっています。中学、現役の頃にはあんなにできなかった国語を。ただ、ある時、気付きのターニングポイントが自分にはあって、それからみるみる成績が上がっていきました。 今も講師をやっていて思うのですが。 私たちはやたらめったら「解ける」ことに主眼を置きがちです。他の科目の性質である“得点”を意識しがちです。 しかし、国語は読書となんら変わりのない教科です。そして読書には得点は絡みません。 つまり私が言いたいのは、解くことを一回やめてほしいということです。 国語という教科は第1関門に「読む」があり、第2関門に「解く」があります。すなわち、読めないと解けないようにできてるし、問題作成者も読めないような所にフォーカスを当てて設問を練ります。我々の読解力で読み解けるレベルに応じ、得点が出るように適宜問題の難度を並び替えつつ。全部同じレベルの問題を出してしまうと、しっかりとしたデータ集積がてきないので。 そして、ある程度意義がわかったところで本題に移ります。 文章は英語と同様、小さな単位から大きな単位まであります。語→文→段落→意味段落→文章の順に。しかしながら我々は日本語であるという理由だけに、英語は下から学習していくのに対し、国語はいきなり文章に飛びついてしまいます。 まずは、語から考えます。大学入試レベルともなると語彙力は高校入試よりはるかに上回ります。そこで概念などを一通り学べるよう、単語集を英語と同様にやっていきます。 ・現代文キーワード読解[改訂版] ・ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES) ・入試漢字マスター1800 (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。ちなみに、漢字も入れてありますがキーワードと漢字の参考書1冊ずつ完璧にするのが理想です。漢字問題集は漢字の設問を解くだけでなく、文章中に出てくる語彙の対策にもなるので甘くみてはいけません。 ここまでで、語は制覇できました。第1段階です。 第2段階として、今度は語が集まってできた文、文が集まってできた段落、段落が集まってできた文章へとフォーカスしていきます。 文と文、段落と段落については ・田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式 ・現代文と格闘する (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。多分、こうやって言うと「解かないって言ってたやん!」とかツッコミ受けそうなのですが、この二冊は基本的に解くことに主眼を置かれてなく、読めているかどうかのチェックの問題がついてるだけで、実際の入試では到底出ないような問題です。 ここまでであらかた完了しているのですが、さらに文章読解を深めていくために、段落と段落の関係、さらには段落が集まってできた意味段落と意味段落同士の関係をより明確にできるような力の養成に入ります。 ・高校生のための現代思想ベーシック ちくま評論入門 改訂版 (高校生のための現代文アンソロジー・シリーズ) ・高校生のための現代文ガイダンス ちくま評論文の読み方 (教科書関連) この二冊は完璧に入試問題がついていません。読むためチェックはありますが。 ただこの二冊は聖光学院という東大輩出率の高い高校が夏休み課題として採用しているもので、東大出身者に定評のあるものです。 この2つで文章というものにダイレクトに向き合い、1つの文章を分析する力を養い、かつコンパクト化できるようにします。 結局のところ、現代文ができるというのは、文章を一読し、流れを理解しつつ内容をコンパクト化し、その上で設問に取り組めるということです。 この参考書では文章を読んでその流れを自分で予備校の先生みたいにチャート化できるよう努めてください。 そして、仕上げとして ・現代文読解力の開発講座 (駿台受験シリーズ) で自分で実際に文章の流れを把握し、コンパクト化できているかチェックしてみてください。 ここまでくれば読みはオーケーです。そしたら遂に解く領域に入ります。もちろん過去問でも構いません。ただ導入としてオススメなのが ・現代文私大対策プラクティス―設問から攻める! (駿台受験シリーズ) です。一通りの私大の現代文を体感するのにぴったりです。あとは ・入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) も解説が丁寧なのでおススメです。 国公立の問題が入っているような参考書もあるかと思いますが、記述で書けないのに選択肢で選べるわけないので。 記述で解答を考える際にポイントとなるものを多く含んでいる選択肢が正解なわけで。 ちなみに消去法なんかずっとやってたらいつまでたっても伸びませんよ。 すごいでしょ?こんなに読みの参考書があったのに解きの参考書の量が圧倒的に少ないのは。でもそれだけ読みが重要だということです。 ここまでで多く語り尽くしたようにみえますが、実際はもっと語りたいことがあります。これ以上長くしても見る気を削ぐだけなので。とりまえず自分でできるように方向性は示せたと思います。 ぜひ頑張ってください。
早稲田大学商学部 #かーきん
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