高校一年生の基礎固め
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スイカさん
高校一年です。早慶を目指しているのですが、以前の質問の回答で1年生のうちは基礎を固めることが大事、という回答を頂きました。基礎を固めると言っても何からやればいいのかわからないです…。テスト勉強+αでその応用問題とかがいいのでしょうか。簡単な問題を完璧にすることが基礎固めになりますか?無知でごめんなさい。回答よろしくお願いします。
回答
ムカイ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
まず、私も、1年生のうちは基礎固めが重要だと思います。早いうちから受験を意識して勉強すべきだと考える人もいますが、3年生になって演習が多くなると、基礎に戻って理解し直す時間はなかなか取れません。基礎を固めることが受験勉強になっているので、焦らずに進めていきましょう。
基礎固めで最も意識すべきことは「授業中心の勉強」だと私は思います。これは私だけが言っているのでなく、私も難関大の先輩からよく聞いていたことです。当然ですが高校の授業は、家や塾で勉強する時間より遥かに長いです。この一番時間をかけている授業の質を高めると、身につく力が一気に上がります。
私は「授業中心の勉強」をやる上での優先順位として、
①授業
②予習
③復習
④短期の課題(授業の宿題)
⑤長期の課題
⑥苦手分野の復習・演習
だと考えていました。
基礎をこぼさず効率よく固めるには、これが最適だと思います。
①~④について。
まず、授業中に全て理解してしまうくらいの気持ちで集中して受けましょう。そしてそのためには、予習の段階でしっかり考えておき、自分が分からないところを明確にしておくと良いです。特に国語や英語は、予習が大事です(予習していた方が眠くなりにくいというメリットもあります)。次に復習です。授業中に理解できなかったことは、次の授業までに復習しましょう。数学などは特に内容がつながっているので、前回の内容が分かっていないとついていけません。復習の意味を込めて、授業で出された宿題もしっかりやって定着させましょう。
以上のことをちゃんと丁寧にやれば、授業の進度に合わせて理解していけます。テスト前に理解すればいいと思って後回しにするより、絶対に身につきます。
⑤、⑥について。
長期の課題は、先生がやってほしい内容と量を考えて出したものです。先生を信じてこれを完璧にやりましょう。授業から時間がたった内容の問題を解くことで、授業で身につけた内容がさらに頭に入ります。こうやって課題をしたりテストを受けたりすると、自分が苦手に感じる分野が見えてくると思います。時間があるときに、演習をしましょう。ただし、あくまでも授業中心なので、学校の進度に合った勉強が優先です。
最後に、「基礎ってどこまでが基礎なの?」ということについて。
旧帝大や早慶を目指すなら、学校の定期テストで問われることは全て基礎だと思ってください(まれにほぼ誰も解けない問題をぶち込んでくる先生もいるので、それは除く)。定期テストは、ぜひ満点を目指す勢いで頑張ってほしいです。あとは、進研模試で8割以上取れたら基礎はできていると判断していいと思います。
日々の授業を大事にして基礎を固める習慣がつけば、これからが楽です。ぜひ頑張ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他に何か聞きたいことがあれば、遠慮なくメッセージでお知らせください。
コメント(1)
スイカさん
こんなに丁寧に本当にありがとうございます😭定期テストの問題は全部基礎なんですね、定期テスト満点とる勢いで頑張ります。ありがとうございました。