長文を早く読めない
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うぇる
英語の文章を素早く読むことが出来ません。
共テについてご相談です。(過去問にはまだ手をつけれておらず、、、)
最近の解き方として、
①問題文を読む→ざっくりな和訳を書く
②選択肢を読む→ざっくりな和訳を書く
③本文を読む→問題の回答となるところが出てくる都度選択肢の番号に丸つけ
※③について
解答欄にマークするのではなく、問題用紙に記入し、大問(A、B分かれてるならそれも分けて)が終わるごとに解答欄に記入。という形
回答に丸or消去法なら線引き等で。
英語が苦手で、1番正答率が良い方法がこれでした。
和訳なんて書かなきゃもっと時間が増えるのも頭ではわかっているのですが、「じゃあ書かない」となるとどうしても正答率が下がってしまいます。
私は大問1のAから順番に解いていってるのですが、丁寧にやり過ぎると、大問4で80分使い切ってしまうことも。
(途中で焦って大問5,6に適当にマークしておくなんて多々)
大問5,6で40点分ほどあるので、どうしても解けたところ全てあっていたとして60点弱です。
(もちろん焦りなどで和訳を書かなくなったり解く質が悪くなるので満点なんてあり得なく)
調子のいい時で70点ちょっと。
(去年は安定して70〜80取れてたんですけど、かなり勘に頼ってた部分もあったり、、本番では5割でした。)
その差は正直わかりません。
どうしたら早く解けるようになるでしょうか?
『1日1長文解きましょう』
と言われますが、なんせこの遅さなので
解く・丸つけする・間違いを解き直す・解答解説で理解する
なんてやっていたら他の教科に思うように手が回らなくなってしまいます。
それでもやはりやるべきでしょうか?
他の教科が余裕なわけではないので、どうしても踏ん切りがつかず、、、
もう半年もないので頂いたアドバイスは実行する覚悟です。
よろしくお願いします。
回答
たけなわ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
参考になるかは分かりませんが、私がやっていた解き方をご紹介しておきます。
①問題を読む
②本文を読む
③選択肢を読む
の順です。以下、それぞれについて詳述します。
まず、①について。これには、予め問われていることを確認してから本文を読むことによって、注意して読むべきところを明確にする狙いがありました。さすがに和訳まで書いてはいませんでしたが。
次に、②について。ここで、選択肢を読まずに本文を読むことには、ダイレクトに正解の選択肢を選ぶことによって、なるべく読まなくてもよい選択肢に読む時間を取られないようにするという狙いがありました。また、現代文と同様、予め選択肢を読んでしまうと、本文中に書かれている正解でない選択肢の内容に惑わされてしまうおそれもあったので、それを防ぐ意味でも、選択肢を確認しないで本文を読むようにしていました。③の段階をスムーズに実行するために、②の段階では、本文を読み進めながら、問題の解答と思われるところには下線を引いて目印をつけていました。
最後に、③です。②で本文中につけた目印を確認し、選択肢を1から順次読み進め、「これだ」と思ったもの(=下線を引いた部分の内容に合致するもの)に当たればそれに丸をつけ、その時点で次の問題の選択肢へと進みます。先述したように、読まなくてもよい(=正解でない)選択肢を読む時間をなるべく節約したかったこともあって、このようなやり方になってました。ちなみに、解答用紙へのマークは、私も大問ごとにまとめてやっていた記憶があります(第何問か失念しましたが、偉人の伝記みたいな長文のやつでは、問題一つずつマークしていたかもしれません。そこらへんは臨機応変にということで)。ここでも、選択肢の和訳を書くまではしていません。
ここで、下線を引いた部分の内容に合致する選択肢がない場合はどうしていたかという疑問を抱くかもしれません。この場合は、気合いです。他の問題をまず終えてから、その問題にまた戻ってきて、「この選択肢の内容はあったな」と記憶を頼りに選ぶか、もう一度本文の該当箇所周辺を読んで選ぶか、消去法で選ぶかだったような気がします。ただ、共テの長文はそこまで難易度の高くないものだったので、このような場面にあたることもそれほど多くはありませんでした。
各大問は以上の手順でやりましたが、全体としての進め方としては、私も大問1のはじめから順にやってました。理由は大層なものでなくて、①単に問題冊子のページを往来するのが煩わしかったのと、②一旦飛ばす問題があるときにマークずれが生じるおそれがあったのと、③どうせ全部解くつもりだったので1からやろうと思ったくらいのことです。実際、この進め方で、時間内に全部の問題に手をつけられなかったという経験はないので、私としては問題なかったようです。本番の点数はたしか8割5分でした(したがって、9割以上を目指している方にとって私のやり方が参考になるかは知りません。一応、黒本等では9割を超えた経験も何度かあるにはありますが……)。
私のやり方についてはここまでとして、「1日1長文」はなるべくやるべきだと私は思います。共テの場合は、文型や意味の把握等を一文ごとに悠長にやっている暇はありません。急いで本文を読んでいく中で、頭の中で文型や意味を把握しながら読み進めていくほかありません。それに必要なのは、とにかく「慣れ」です。それは、一朝一夕にはもちろん、膨大な訓練なくしても無理です。全体を通してやると70分とられるので他の教科に充てる時間がないということであれば、大問ごとに時間配分を決めて、例えば「今日は大問4と5だけを予め配分した時間内に解く」ということするなど、工夫の余地はいくらでもあると思います。予想問題集や過去問等をそのように使うのはもったいないということであれば、大問形式ごとに演習できるような問題集を探すなりするしかないでしょうが。とにかく、早く読むためには、早く読む訓練あるのみです。魔法のような方法はありません。
それから、問題文・選択肢程度の文でいちいち和訳を書くのは大幅な時間ロスだと思います。書くにしても、簡潔なメモ程度にとどめるべきだと思います。和訳を書かないと解けないということであれば、和訳を書かないでも問題文や選択肢の意味を把握できるように訓練すべきでしょう。私は「問題なんだったっけ?」と読み返してもすぐ意味を把握できるようにはなっていたので、少なくともそれくらいのレベルまでにはなっておくべきです。もっとも、問題文と選択肢で情報が多すぎて覚えておけないことが悩みである場合は、私のように問題文→本文→選択肢の順でやれば、頭に留めておくべき内容は問題文の情報のみになるので、ある程度の解決にはなるかもしれません。
さて、回答はこんなもんでよろしいでしょうか。
コメント(2)
うぇる
ご回答ありがとうございました
やはり、私は頭が悪いんだということを痛感いたしました。
こんな私が残り123日でどれだけ伸ばせるかわかりませんが、最低1日1長文、123題以上積み重ねていこうと思います。
たけなわ
お返事、ありがとうございます。残り123日しか残されていないとはいえ、考えようによっては、まだ123日は猶予として残されているともいえます。そこらへんは個々人の意識の問題でしょうが、とにかく残る期間でできるだけのことをやりましょう。頑張ってください。