日本史・世界史の教科書勉強法
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頑張る受験生
僕は東大の試験で日本史世界史を選択するので、共テもその手でやろうとしています。しかし、イマイチこれと言った勉強法が分かりません。東大の問題と相性がいいと言われている山川出版社のあの教科書での勉強をするべきなのでしょうが、何をどうすれば効率良く勉強できるのかが分からなくて...。教えて頂きたいです。
回答
Datty
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
私も日本史世界史で東大受験しました。
周りの合格者の様子と私の体験談を鑑みてお話しします。
予備校での情報も織り交ぜておきます。
◎日本史
山川出版の諸説日本史Bがよく相性がいいと言われる教科書です。予備校では、山川出版の教科書は東大日本史の網羅率9割以上と聞きました。
国立の日本史では論述問題がよく出るので、勉強する際は用語のみではなく、そう言った用語がどのような文脈で使われているかに意識して勉強しなければ、いざという時論述には結びつきません。私の友達がやっていた勉強法で良さそうだったのは、『いくつか用語を抜き出して紙に書き、今度はそれらを使って時代や文化の説明を書く』というものです。書くという行為は記憶に定着しやすい分、間違った内容を書くと誤った知識が染み付いてしまうので、はじめのうちは教科書を見ながら解くのもありだと思います。
また、よく巷で言われているのは、東大日本史には『新日本史B』という教科書が役立つということです。これには理由があり、古代のあたりの執筆者が東大の大津教授という方になっているからです。この教授はよく古代史の問題を担当するので、東大の求める視点が教科書で学べてしまう、ということです。
とはいえ、それを使わなくても解けるようにはなっていて、東大日本史は与えられた資料から推測できることを書いて行くという側面が強いです。10年以上前に比べるとここ数年ではその気が強くなっています。浪人生の知識勝負に地頭で対抗できるので、現役生にとっては嬉しい傾向だと思います。
◎世界史
東大世界史は山川では網羅しきれません。実は、山川は6〜7割で、実教出版や帝国書院の教科書の内容も3〜4割出ています。そんなに読んでられねえよ、とお思いだと思います。その通りです。だから、資料集を使ってください。テーマ史や地図はかなり役立ちます。東大世界史の第一問、第二問は何かのテーマに沿って論述をさせてきます。たとえばこれまでに女性史、戦争史、通信網史、などというテーマで聞いてきたことがあります。こういったものに対抗するには、普段から各地域の共通点を見ていく必要があります。そのためには資料集の利用が大事です。また、意外にも落とせない第三問には地図問題も多々出ますので図表もよくみて勉強してください。細かい勉強方法は、以前「東大世界史」という題名の質問に答えているので、私のプロフィールからでもそちらにとんで参照していただければと思います。
日本史、世界史ともに早めに過去問に目を通すことをおすすめします。ゴールを見据えて、効率よく必要な部分を強化していってください。応援しています📣
つねによい目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる。ゲーテ
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