早稲田 共通テスト対策
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10/27 16:13
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麻呂
高3 愛知県 早稲田大学商学部(70)志望
タイトルのように早稲田文系志望は共通テスト対策をするべきなのでしょうか?
色々な視点から意見をお願いします
回答
まるるるるる
早稲田大学法学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは!
早稲田文系は共通テスト対策をするべきかという問題ですね。
私の意見としては、共通テストで8割5分ほどとり、滑り止めを確保したいのであれば、私大(早稲田及び滑り止め)対策とのバランスを考えながら共通テスト対策をするべきであるという考えです。また一方で、共通テスト利用に期待をしないのであれば、全くする必要はないと思います。その分を早稲田対策に費やしましょう。
以下、8割5分ほど取って滑り止めを確保する場合における共通テスト対策について述べようと思います。
共通テストはもはや情報処理と化しており、私大入試とは一線を画した内容です。そんな中共通テスト対策だけをずっとやってしまうと、重箱の隅をつつくような地歴、専門用語や文法問題を中心とした英語、文学史まで問うてくる古文やより抽象的な内容の現代文を特徴とした早稲田の問題に対応できなくなってしまうということは明白でしょう。
学校の授業で共通テスト対策の問題を解いているならば、その時間は内職などをせずに取り組み、学校で共通テストの本番形式のセット(私の学校では駿台のVパックが配られました)が配られたらそれを本番までに計画的にこなすくらいが丁度良いと思います。
地歴に関しては、特別な対策は必要ないと思います。とりわけ早稲田志望ならば、普段の学習で十分です。しかし、油断せずに。不安なら過去問2、3年分を解いておけば安心するでしょう。
国語に関して。古文漢文の基本的な助動詞、単語を確認することが共通テストでも早大入試でも大切になります。そういう意味では、普段からの学習をおろそかにせずに。現代文は、共テだけでなく私大の問題演習をこなしましょう。共テ後に感覚を取り戻すのに時間がかかるからです。これについては後ほど。
英語に関して。リーディングは速読が大事だと言われています。実際にそうなのですが、それに慣れてしまうと、早稲田の英語を解くのが苦しくなってしまいます。共テの読み方はあくまで特別な読み方であるということを頭に置いて、早稲田の英語やその他私大の英語長文を解くことを中心に演習をしましょう。リスニングに関しては回数を重ねることで、解き方のコツをつかむことができ、高得点に繋がります。もしあまりにも苦手なら、対策として問題集を買うのもアリだと思います。
さて、ここまで各科目に関して述べましたが、ここからは共テ全体としての向き合い方に関して述べようと思います。
先程も述べたように、共通テストは最早情報処理と化しました。二次試験形式の問題は苦手だが、共テ形式なら得点が取れる、といった人も確実に存在します。それだけ共テは特異な試験であるということを頭に置いておきましょう。共テの点数=英語力では決して有りません。また、私の経験で申し訳ありませんが、共テ対策は非常に心が折れ、精神的に厳しいものがありました。共通テスト模試をやればやるほど点数が下がる現象は確実にあります。私も経験しましたし、周りの友人もそうでした。これに加えて私大の演習もしなければならない、という状態ですので、12月は本当にメンタルに重圧がかかります。
また、共テ後には、いわゆる共テボケという現象も起こります。仮に共テで良い点を取った場合、すぐにやるべきことに切り替えることができるかという問題があります。良い点を取って自信となることはとてもいいことですが、それにかまけて私大入試を解くと、あまりいい結果は出ません。また、脳が私大の問題に適応するのに時間がかかります。共テボケは100%防ぐことはできないと思います。そのため、共テボケをできる限り食い止めるために、計画的に私大の演習をしておきましょう。
もう一度言うことになりますが、共テのメリットとして、滑り止めの確保という点があります。これによって、心理的に楽であると言われています。しかしながら、仮に共テで高得点を取ったとして、もしかしたらマークミスをしているのではないか、共テリサーチに全面的な信頼を置いて良いのかといった問題も存在します。(私は繊細な性格でしたので、かなり不安でした。結果的にその不安は杞憂に終わりましたが。)共テリサーチでとある私大がB判定だったのに、落ちてしまったという友人がいました。しかし蓋を開けてみると、彼にマークミスは有りませんでした。これは、年によって大学学部の人気が変動するためです。受験は何が起こるか分からない、とはよく言ったものです。共テで滑り止めを確保しておくと楽であるとよく言われていますが、少なくとも、1月後半から2月の前半までは結果が分からない大学が多いと思いますので、期待し過ぎないようにするべきです。
長くなりましたが、要約すると
①共テと私大演習のバランスをしっかり考えること(共テ対策をやりすぎないこと。メインは私大)
②共テ対策は思った以上にメンタルが削られる
③共テボケをできる限り防ぐこと
④共テの結果を当てにし過ぎないこと
を頭に入れて勉強計画を立ててみると良いと思います。応援しております。
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