いつまで下書きすべきか
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
めいるん📚
こんにちは。京医志望の高3です。
数学の問題を解くとき、どんな方法で対応すべきかを最初に思考すると思います。
ただ頭の中で考えていてもしょうがないのであれこれ書き出しているうちに「あ、この解法なら解けそう」というものが出てきます。
このあとのステップについて、相談に乗ってほしいのです。
この方法なら解けそうだと思っても、実際に最後までやってみないと、どこかで矛盾が生じたり行き詰まったりするかもしれない、という不安に駆られて、下書き(⇐計算やメモ程度に抑えていますが)にかなりの時間をかけてしまいます。慎重すぎるあまり時間が足りなくなるのがオチです。
どのあたりで下書きに区切りをつけ、答案清書に移行すべきでしょうか?
かなり感覚的な部分を突いた相談ですので言語化しにくいかもしれませんが、ご回答お待ちしています!
回答
jaime
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは!
京都大学薬学部に通うものです。
何完したいのか
によって回答は変わってくると思います。
例えば
現段階で3.4問完投していて、
5問目6問目でそういったつまずきがあるのか
それとも
5問や6問ほどそういった苦戦をする問題があるのか
前者なら
時間がかかりそうな他の問題と見比べて
どの問題に集中するのかを決めて、
他の問題の見直しの時間を考慮したうえで時間が許すまで取り組むのがベストかと思います。
後者なら(もちろん難易度にもよりますが)
まだそもそも力が足りていないので、
力をつけて苦戦する問題を少なくすることに注力する夏にするといいと思います。
当たり前のことかもしれませんが、受験生は案外こういうことを言語化しない傾向にあると考えています。
当たり前すぎるからかもしれませんが…
数学において、
時間配分と分野の相性はしっかりとした戦略として自分の中で戦い方を身に着けておくべきだと思います。
しかし、それは漠然と数学の演習を行っていて身につくものではありません。
本番の150分を意識した演習をすることによってしか得られません。
なので、
しっかり過去問は
2時間半で6問セットで解くべきだと
自分は考えています。
そのうえで、
問題の復習はもちろんですが
どの問題にどれくらい時間をかけたかを記録しておくことで、
どのくらいの難易度にどのくらいの時間をかけているのか
どの分野には時間をかけている傾向があるのか
難しい問題にどっぷりハマる傾向があるのか
簡単な問題を丁寧にやりすぎて不必要な時間をかけていないか
など、自分なりの型を見つけていく必要があります。
これは2時間半で6問のセットを何度解いたかという経験でしか得られない
得点力を上げる戦略です。
これらを把握してくると、
今取り組んでいる問題が自分にとって
これくらい難しい
これくらいの時間がかかりそう
などが問題文を見てある程度わかるようになってきます。
下書きをどこで切り上げるべきかは、
他の問題とその問題の時間の都合、
自分と問題の相性の傾向
などを参考にしたうえで判断すると良いと思います。
化学や物理は解ける問題だけとき漁ればいいですが、
数学はそうはいきません。
数学には「数学力」と「得点の最大化」
の2分野が存在すると考えているので、
今の自分の数学力で得点を最大化させるためにはどうすべきかの戦略を練るフェーズをしっかりもつといいとおもいます。
自分は、入試直前に何回も6問セットを2時間半で解いていました。
過去問のみならず模試の過去問などもフルに活用して、自分なりの数学マニュアルをつくってみてください!
あまり回答にストレートに答えれていなくて申し訳ないです。
コメント(1)
めいるん📚
いえそんなことはないです。想像以上に丁寧な説明でとても嬉しいです。ありがとうございます!
数学力を伸ばすための演習は積み重ねていますが、jaimeさんの言葉を拝借しますと、私はどうも「最大化」ができていないようです。
数学力をこのまま継続して伸ばしつつ、いかに最大化するか。自分なりの型を見つけます。
本当に丁寧にありがとうございました!