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物理基礎と数学

クリップ(3) コメント(1)
9/13 16:14
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fmag

高1 茨城県 筑波大学理工学群(60)志望

数学は偏差値70前後なのですが、物理基礎がなかなか出来ず、学校のテストでも40位程になってしまいます。数学が出来れば自然と物理も出来るようになると聞いたのですが…。僕のやり方が間違っているのでしょうか。理系志望、高一です。回答よろしくおねがいします。

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riku

九州大学経済学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは! 結論から言いますと、数学ができるからといって、物理が自然にできるようになるかというと、そうなるわけではありません。しかし、数学が得意であれば、他の人よりは物理が楽になるのは間違いないです!(計算面など) 数学は公式をまずは覚えて、基本的な問題ができるようになれば、その組み合わせで応用問題も解けるようになっていきますよね。しかし、物理はどちらかというと、公式の使い方をとにかく抑える必要があります。公式の使い方を抑えるというのは、ただ式を覚えるだけではありません。数学はそれで上手く行くことも多いですが、物理はそうはいきません。 もう習っているかわかりませんが、物理基礎というこのですので、力学を例に出します。「力学的エネルギー保存則」というのがあります。これは、位置エネルギーと運動エネルギーの和が一定になる、というのは習った人であれば多くが覚えているのですが、「物体に保存力のみが働いているとき」というのをよく忘れ、何でもかんでも使おうとします。さらに、理系の物理で習う「運動量保存則」というのがあるのですが、これも、「物体と物体の間に内力しか働いていない時」という成立条件が付きます。 つまり、物理は、数学のようにただ計算式を扱いまくるだけではなく、その前提となる成立条件にまで気を使う必要があるのです。応用問題になると忘れがちになるので、まずは基本問題の時にその成立条件が成り立っていることを意識しながらもう一度解いてみてください。それが終わったら、基本問題と同じように応用問題をやってみましょう。数学が得意ということでしたら、計算などでは困らないと思います。物理の問題の各現象はどの成立条件が成り立っているか、などの面から問題を見ると、自ずと使える式が分かってくるはずです!
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riku

九州大学経済学部

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コメント(1)

fnm372
9/13 16:48
ありがとうございます!参考になりました!次からやる時に意識します!

よく一緒に読まれている人気の回答

物理が全くわからない状態
慶應義塾大学経済学部 kp様の過去回答記録より、 「物理のセンスのいい人などは、公式の導出の際に本質を理解して、いろいろな問題に応用して問題が解けます。 しかし、普通の人は一発目から本質はわかないので、公式を暗記して、それを使って問題を解きながら徐々に本質を理解していくのがいいと思います。 オススメはまず教科書をじっくり読んで公式を理解し、良問の風や名門の森をやって問題や公式に慣れていき、自分で公式の導出ができるまで練習するのが良いと思います。」 東京工業大学第三類 たかゆー様の過去回答記録より、 「物理ができない理由としては ①イメージがつかめていない ②単純に演習量が足りない ③応用力がない といった感じだと僕は考えています。 ①に関しては、物理を学ぶ上で最も難しい部分です。そこで僕がオススメするのが秘伝の物理という参考書です。この参考書は、かなり分厚いですが内容がすんなり入ってくることに加え、イラストや動画解説もあるのでかなりイメージがつかめます。秘伝の物理でイメージがつかめたら問題演習に入っていきましょう。 ②に関しては、物理のエッセンスでひたすら演習を積んでいきましょう。同じ問題は3回解くをモットーに頑張りましょう。 ③に関しては、名門の森という参考書を解いていけば身につきます。名門の森をマスターできれば入試物理で解けない問題はほとんどなくなるかと思います。まあ捨て問は別ですが笑 (質問者さんがどこでつまずいているのかはわかりませんが、おそらくイメージがつかめていないのと、演習量が足りないのではないかなぁと思います。) 問題を読んだ瞬間にあ〜こうすれば解けるなぁって思えるようになりましょう笑」 「エッセンス、体系物理がある程度完成しているとの事なので、過去問に入っても問題ない状況ではありますが物理で高得点を狙うためにはもう少し演習が必要です。 一応分野別物理以外の参考書は解いた経験があるので、実際に使って見た感想を交えながらおすすめしていこうと思います。 まず、一番おすすめなのは標準問題精講です。 この参考書は、簡単に言うと難系をぎゅっと圧縮してわかりやすくした感じです。 難系を解かないと高得点が取れない時代は終わりつつあるので、難系を使わないで標準問題精講を利用しましょう。 また、電磁気分野に関しては名門の森が一番いいので、時間があれば電磁気のみ名門を使っていくのがいいかと思います。 もし仮に、それでも時間に余裕があるのならば新物理入門の力学分野を一通り読んで理解しておくと、物理で九割は下回らないようになってきます。」 京都大学農学部 剛様の過去回答記録より、 「物理に限らず公式は暗記して理解するのではなく、理解しようと頑張ったら自然と暗記していたという順番が好ましいです。 例えば、運動方程式F=maですが単にこの形を覚えてしまえばつかえることは使えます。しかし、力Fが同じ状況下で質量mが大きければ大きいほど加速度は小さくなる、すなわち重いものは動き始めが遅いという実際に経験できる通りの理論だと分かります。 これはこう覚える、ということをする時も私自信ありましたが、京大物理を見据えて、どうしてそうなるのかを追求することが入試の得点に繋がります。学校のテストに言及すれば公式を覚えているのに点が取れないのは単に問題演習量が足りない可能性があります。使っている問題集のテスト範囲の問題は分かるまで何度も解いて、解説を読み込む作業を繰り返しましょう。」 虎の威を借る狐の如く、このような形でしか力になってあげられないことについて、大変なる不甲斐なさと申し訳なさを感じます。こんなことしか言えませんが、ぜひとも頑張ってください。
北海道大学法学部 たけなわ
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物理
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物理の成績がひどすぎる
こんにちは。 まず、高一の時点で物理についてしっかり取り組んでいること自体、結構アドバンテージになるのであまり心配しなくても大丈夫ですよ。 私がしっかり物理に取り組んだのは高3の夏休みからでしたが、最終的に物理が1番得意科目になりました。(記憶では進研模試で偏差値70くらいまで伸ばせた気がする。。) 私の勉強法を紹介します。 使ってた教材はセミナーと名問の森です。セミナーは学校で配られたのでわざわざ買った訳では無いですが、学校でまだ習ってないところの予習として、公式をまず一旦覚えるために使ってました。質問者さんは公式を覚えた方がいいのか理屈を理解すべきなのかについて悩んでいるようですが、とりあえず一旦公式を覚えてしまった方が楽に勉強を進められると思います。 私は覚えてから解き進めるうちにだんだん理屈とか公式の意味がわかってくるような感じで進めていました。 名問の森の使い方ですが、私は分野ごとに絞って習得する形にしました。 具体的に言うと、力学についてやろう、とした時、とりあえず1周します。そこで間違えた問題を解説を読んで理解したあと、その問題に付箋を貼ります。そして2週目ですが、1枚も付箋がつかなかったページの問題は飛ばします。(1周目が出来なさすぎてほぼ飛ばしませんでしたが)そしてできた問題のみ付箋を剥がします。あとは1周と同じように解説で確認して、3週目…って感じで進めていきました。 これをやると実力がついてきていることを目に見えて分かるようになるのでモチベも上がるかもしれません。 この方法で私がおすすめするのは、1周する時間がだいたい1週間以内に収まる量に設定することです。さっき力学だけ、と言いましたが、別に円運動や単振動にまで絞って貰っても構いません。ある程度付箋が剥がれたら次の分野に進みましょう。(あまり完璧にやりすぎると非効率なので) 理屈を理解する、というのは微積で物理を勉強する、ということでしょうか。 となると、公式を暗記する労力が結構減ります。私は高校物理を微積ではやってませんが、微積でやることによって理屈は理解しやすいし、公式を覚える手間は省けるかもしれません。また、大学で物理の授業があるなら、微積で物理をやっておくと結構役に立ちます。 いま、微積をやるメリットについて書きましたが、大変な部分もあります。 まず、習得するのに時間がかかります。また、高校の教科書に微積の考え方はあまり詳しく載っていないので、自力で教材を買うなどして取り組む必要があると思います。 そこで私がおすすめするのは、物理は微積がとても強く関連している、ということを意識しながら解いていく、というものです。 質問者さんは高一なのでまだ微積をやっていなかったら申し訳ないですが、習ったあとで構わないので、意識してみてください。 わかりやすい例は等加速運動をグラフで書いてみるといいと思います。 という感じで終わろうと思うのですが、最後に、もし他の科目に時間を割きたくてこんなにできない、となったら力学だけを完璧にしておくことを目標にしてください。力学さえ出来れば今後ほかの分野を勉強する時かなり楽です。 応援してます!
東京工業大学環境・社会理工学院 さる
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物理
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公式の成り立ちを知っても、問題が解けない
 ご相談の文章から推測できる原因としては二つ考えられます。ぜひこれを参考にご自身の勉強法を見直してみてください。  一つ目はそもそも物理法則や原理などを十分に体得しきれていないことです。たとえそれらを授業や参考書などで理解したとしてもそれはただ「説明を理解しただけ」で、体得できていない可能性があります。そのため、まずは教科書に載っている物理法則や原理を何も見ない状態で他人に説明できるくらいの状態になっているか確認してください。  例えば  ・力学的エネルギー保存則とは?  ・保存力とは?  ・仕事とエネルギーの関係は?  ・動摩擦力は保存力ですか?それはなぜですか? などを何も見ない状態で説明できるようにする必要があります。特に鈴木さんの志望している阪大ででは、それらの基礎が抜けていると命取りになります。  ただし、電磁気や原子分野に特に多いように思われますが、高校物理の知識だけでは原理や法則の体得が難しいことがあります。その場合は無理に式の導出などをする必要はなく、式とその式の意味を体得できていれれば十分ですが、それらは大抵教科書にも式の導出などは記載されていないことが多いので、とりあえず難しいことは考えず教科書の内容を他人に説明できるくらいに理解できているかを確認し、できていない場合はそこからやり直すことをお勧めします。  二つ目は、上記のことはできているがそれらの使い方を理解できていないことです。  入試物理で求められているのは物理法則や原理の理解だけでなくそれらを使って世の中の様々な現象を論理的に説明する力です。そのため、原理や法則を理解しただけでは問題が解けないのも当然の話です。したがって、原理や法則の体得ができているのであれば、それらの使い方がわかっていないのかもしれません。そこで必要なのが問題演習です。しかし、問題演習といってもただ問題を解けばいいわけではありません。初めは「良問の風」などの典型問題を多く載せた問題集をお勧めしますが、基本レベルの問題集で原理や法則の基本的な使い方を学ぶ必要があります。最初はあまり解けないかもしれませんが問題ありません。大切なのはそのあとです。解説をしっかり読み、なぜその原理や法則を使うのか考えてください。例えば、  ・なぜこの問題では運動方程式ではなく力学的エネルギー保存則を使ったのだろうか  →運動方程式を用いて解く場合には質点の位置の時間変化の情報が必要だけど運動を始めた時と終えた瞬間についての情報しかない  →力学的エネルギー保存則が成り立つ条件では最初と最後の情報さえあれば解けるからこの解法になったのか! といったように復習することが必要です。もちろん、最後の文章にある「力学的エネルギー保存則が成り立つ条件」というのは教科書の内容を理解できていれば説明できると思いますし、できなければ教科書に戻って該当分野の復習をする必要があります。  一つ注意してほしいのは、教科書の内容の体得も、問題演習を通した基本的な解法の体得も、「教科書・問題集を〇〇周すればよい」というのはやめるべきです。極端なことを言えば、一周しただけですべて身についてしまえば復習の時以外に解く必要はありませんし、五周しても身についていないのであれば該当部分を中心に六周する必要があります。  どちらかに当てはまっていないか確認してみてください。  参考までに、次のステップについても少し述べておきたいと思います。  「名門の森」や「重要問題集」、「阪大の過去問(青本をお勧めします)」などを使ってより複雑な問題に対する原理・法則の使い方を身に着けてください。ただし、過去問はこれらに加えて問題の傾向や難易度の分析も忘れずに行ってください。  浪人中に実際にこの勉強法を実践したからこそ、とても大変な要求であることは誰よりもわかっているつもりですが、少しでも参考になると思っていただければ嬉しいです。長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。受験勉強頑張ってください!応援しています!
東北大学工学部 カズ
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物理
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物理の勉強の仕方
物理の勉強法についてですね。少しでもお力になれたらと思います。 まず物理は理解に一番時間がかかる科目であると僕は思います。逆に理解してしまえばひとつの線のように繋がって次々と問題が解けるようになり楽しい科目に変わるという面もあると思います。つまり、物理は早々に挫折しがちなもので多くの人が苦しめられるのです。しかしそこでめげずに続けていくことが大切だということです。 初めに、物理基礎からやり直す方がいいと仰っていましたがそもそも物理の中に物理基礎が含まれているので学校から貰った参考書があるならそれを丸々やればいいということです。物理で大切なのは他の科目と同じ基礎固めです。そのためにはやはり学校から配られるレベルの問題集をまずは完璧にする勢いでやるしかないかと思います。分野的には力学、電磁気学が最優先です。このふたつ(特に力学)が高校物理の根幹をなす分野となるからです。もちろんその他の分野も絶対に手を抜いてはいけません。しかし力学、電磁気学の2分野の理解がまずは大切でありかつ躓きやすいポイントなのです。 学校で配られた参考書を解くにあたってできるだけ答えを見て理解した気持ちになるだけなのはやめましょう。教科書を片手に分からないことはとことん調べて間違えた問題は解きなおしてまずは一冊極めてみてください。これだけでかなり視点が変わってくると思います。どうしても分からないところはその都度やはり物理のできる先生やそれこそ大学生にでもいいのでとことん質問するのがいいと思います。参考書としては「漆原の物理が面白いほどわかる本」シリーズが基本中の基本は分かりやすく解説していると思います。これを教科書代わりにして基礎を固めるのも良いでしょう。 一冊を完璧にすると実はそれだけでかなり実力がついているので入試問題にもある程度手が出るかと思います。目指している大学のレベルにもよるのですがレベルの高めの大学なのであればここでいきなり過去問に行くのではなく、もうワンランク上の参考書をやってみるのが妥当でしょう。僕は学校の参考書(僕の学校ではセミナー物理というやつでした)を完璧にした後は物理の重要問題集という本で(これは一応色々な大学の過去問の中で勉強になるだろう問題が集められたものです)本番レベルの問題に挑戦して分からないことがあればその都度1歩戻って教科書や簡単な問題を復習していました。 物理を学んでいると薄々分かってくる事なのですが、物理とは微分積分学を元に成り立つ学問です。よって、実は微分積分を用いて理解をすることができれば一部のよく分からんけど覚えるしかない、で済ましてきた公式は完全に数式として理解することができ、また導くことができるので多くの問題が微分積分を用いて解決できるようになります。もちろん中には大学レベルの微分積分をら用いなくてはならず難しすぎるために公式暗記となってしまうものもあるのですが難関大学を目指す際には重要問題集に手が出せるレベルになったら微分積分を用いた考え方(といってもこちらが本当の物理なのですが)を学び、理解することが出来れば急速に力はつくと思います。この時の教科書としては駿台文庫の「新物理入門」がとてつもなく細かく分かりやすく書いてあるのでオススメです。 ここまでつらつらと物理の進め方の1例を示してきましたがあくまでこれは僕の考えでありもっと自分のやりたいやり方や自分に合ったやり方があるならぜひそちらを優先してみてください。困った時の参考としてアドバイスは考えていただけると幸いです。また、微分積分を用いて物理の問題を解くと力学、電磁気学をまとめて理解して同じような方法で解けるようになってくるのですが、これは確かにレベルの高いことですので余裕が無いならあまり気を取られない方がいいかもしれません。中途半端が何よりもダメなのでそこだけにはくれぐれも気をつけてください。これからまずは簡単な問題集を完璧にしよう!という意気込みを持ってやっていっても何回も何回も理解できないことや挫折しそうになることがあるかと思います。(実際僕はそうでした笑)ですが、それはあなただけじゃないので安心してください。僕だってほかの受験生だってみんな悩んで悩んで進んでいくんです。分からなくてもちょっと休憩して教科書に戻ってやり直しましょう。少しづつでいいんです。質問者さんの物理の勉強が進むことを陰ながら応援しています。またいつでも質問してくださいね。
京都大学工学部 KS
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物理
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基礎の固め方
こんにちは! こうしんと申します! 物理→化学の順で答えていきますね! 主に基本的な事柄を話していきます。 まずは物理です。 物理学 物理の一般的な勉強法はふた通りあって、 一つ目は、微積を使わずに「解く」物理をする 二つ目は、微積を用いて「本質」の物理をする イメージが持てれば理解はしやすい数学とは異なり、概念自体を理解するのが難しい物理学は「理解するかどうか」で分かれ道があります。 一つずつ性質を説明します。 前者は、物理の概念の根本的な理解を放棄し、解くことだけに特化した学び方です。そのため、早くに学ぶことができますが、それを点数にするのは少し工夫が要ります。(公式を暗記するといった工夫です) 物理は、国立大学であれば問題がほぼパターン化できるので、解答法を暗記し、その知識を用いて解くことができるため、この方法が使えます。 後者は、物理の根本から理解して、問題に取り組む方法です。ところが、理解には微積分を用いるため、早くても高校二年生の後半から学び始めるという、遅いスタートになるという欠点はあります。しかし、それを完全に学び終えれば、あらゆる問題を相手にしても解くことが容易にあるでしょう。 というのは、大学入試問題は微積分を背景におきながらも、微積分を用いなくても解けるように作られています。そのため、問題例としては非常に簡単になるのです。 僕がオススメするのは後者ですね。ただし、学ぶのは結構大変になります。僕は東進での「トップレベル物理」を受講することによって学びました。「ハイレベル物理」でも全然良いです。 そういう環境があるならば、絶対後者をオススメします。 そのような環境がなければ、後者の場合参考書によるサポートが必要です。参考書による学習は大変ですが、上記の効果が得られるのは確実なので、オススメです。 オススメ参考書は、「新物理入門シリーズ(概論+演習)」「理論物理への道標(上下)」が良いです。あとは僕は使ったことないですが「秘伝の物理シリーズ」も候補に上がります。 一方で、前者の場合は演習中心の学習となります。前述した通り入試問題の物理は、京大のような特殊形を除いて多くの問題をパターン化することができます。これを利用します。 学習方法は、数学と同じようにパターンに沿って問題と解法を対応させて覚えるといったものです。演習教材は持ってるものならなんでも構いません。 数学と似たような内容になりますが、一応学習方法を記しておきます。 2ステップの過程を踏みます。 1問題の特徴とその解答をインプットする 2演習により1の記憶をアウトプットして定着させる まず1について インプット作業です。問題の解答を先に見て、解答法と問題との対応関係を理解し、頭に入れます。 この時、問題の「特徴」とそれに対応するように解答を結びつけると良いと思います。目標は、問題の特徴に反応して、対応すべき解答を閃くことができるようにすることです。そのため、特徴を掴んで解答と対応させる作業を加えることによって、記憶しやすく、また汎用性を高くします。物理の問題の特徴は、状況で分類すると分かりやすいです。例えば、2体問題、微小振り子運動、といった感じです。 次に2について そうして得た結びつきを用いて演習することにより、結びつきを記憶に定着しやすくし更に他の問題へ適応しやすくなります!(答えを直接暗記しているのではなく、特徴から答えを導いているからです!)問題を見て、瞬時にやることが分かれば達成です! また、問題と解法の対応については、予備校の知識を利用するという手もあります。 物理対策はこんな感じですね。 次に化学について。 化学は 理論化学、無機化学、有機化学と大別できます。これらそれぞれに対して、数多くの分野が潜んでおり非常に範囲が広いです。 とはいえ、数学のように解法が複雑に入り組んでいるわけではありません。そのため解法と問題の対応付けが基本的にやりやすいのが化学です。どの分野も、「ここがポイント!」と言うものがあったり、解法が決まっているものがあります。 これらを見つけて頭に叩き込んでいくのが我々のすべきことです。 (具体的には数学の勉強法と同じです。数学の勉強法については過去の質問で言及しているので、ぜひご覧ください!) ポイントについて他の記事で大きくまとめているのでそちらを見ていただければ幸いです。 ここでは新しく参考書について言及していきます! 学ぶための参考書 →原点からの化学シリーズ 化学を基礎から詳しく説明していきます。かなり重厚でわかりやすいので、苦手な分野だけでも見てみると良いです。 レベルは東進のハイレベル化学程度ですねー。 演習のための参考書 →重要問題集・新演習 よく使われている二冊ですね。重要問題集は基本問題の演習。新演習は重要問題集の穴を埋める役割が主ですね〜 また、ネットで駿台のテキストを買うのも手ですね。重要な問題が軒並み揃えてあるのでとてもオススメです! 以上が基礎を勉強するための簡単な勉強法の解説です! 参考になれば嬉しいです!
京都大学理学部 こうしん
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物理
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いつから手をつけるべきなのか
はじめまして。 理科(少なくとも化学と物理)に関しては早めに終わらせておくに越したことはありません。というのも、難関大の物理や化学は本質的な理解に基づく、すなわち公式の丸暗記では歯が立たないような問題を出してくる上に、多くの現役の受験生は授業が終わるのがギリギリになって十分な勉強が出来ません。なので理科は現役生の間では大きく差が着きます。逆に浪人生は数学や英語よりも理科でガッツリ点を稼いできます(1年かけて対策できるから)。 理科に関する今後の方針について。 化学は覚えることがまず先なので余裕がある内からやっていいと思います。今回は物理に関する質問ですので、化学に関しては特に言及しないでおきます。 問題は物理。物理は数学をかなり使います。ベクトル計算はもちろん、微積も使います。先生によっては「受験物理で数学を使ってはいけない!」という人もいますが、そんなことはどこにも明文化されていませんし、センター試験でも積分の理解がないと解けない問題も出ています。センター試験はある意味でどこまで出していいかの基準となるので、センター試験で出たなら二次でも覚悟した方がいいと思います(センター試験に対して「この問題は出してはいけない問題だ!」という人を見かけますが、受験生に試験が合わすことはまずない(というか不可能)ので、受験生が試験に合わすべきです)。まぁ物理に関しては数学(しかも結構簡単な演算)を使ったら楽に問題が解けるので損は無いです。 受験物理は力学が基本となる(力学で全て解くという訳ではなく力学に重きが置かれる)ことが多いので、力学をまずやるべきですが、この分野はガッツリ数学を使うので、少なくとも数学の授業でベクトルと微積を習ってからでもいいと思います。特にまだ高1ということで時間はあると思うので。なので物理基礎の力学が完了しているなら、無理してガッツリの先に進まなくていいと思います。授業の予習するに留めてもいいかもしれません。 熱について学習しているなら、先に熱力学や波動からやるのはどうでしょうか。理由は下で説明します。この2分野は結構頻出にも関わらず苦手な人が多いです。 勉強方法について。 問題集をやるのもいいですが(正直基礎ならそれだけでいい気もするが)、教科書や参考書を読み込むことをおすすめします。先にも述べた通り、難関大は本質的な理解に基づく難問を出してきます。公式の丸暗記では歯が立ちません。物理で大事になってくるのは言葉の定義や概念の理解です。そこで上で私が熱力学と波動を勉強することを勧めた理由になりますが、この2分野は数学を使わなくはないですが、数学を使う段階に入る前にこの2つは十分対応できます。ぶっちゃけこれが処理できているかどうかでこの後の負担が段違いです。というのも、この2分野は言葉の定義や概念の理解で結構問題が解けます。別に単語の意味が問われるという訳では無いですが、意味が理解していると状況がかなりスッキリ把握できます。力学と違って目に見える形で状況が変化しません。なのでイメージで状況把握する必要がありますが、言葉の定義や概念の理解でこれがかなり助けられます。そして何よりこの2つは物理基礎の範囲内だと思うので、現在やっている勉強の流れで出来ると思います。 これは私個人の意見なので、先生などの他の人間からも話を聞いてから実行に移したほうがいいと思います。別に騙すつもりはまったく無いですが、あなたに合っているかどうかはわからないので。 長文失礼しました。
京都大学農学部 31
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物理
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数学と物理どちらを優先すればいいか
私個人としては、2年生のうちに数学は数3を除いて完成させるべきだと思います。 あなたが授業がなくても自学習だけで数学の勉強が完結するしないに関わらず、予備校で物理や化学など自学習の難しい教科を取るのは良い選択だと思います。 金銭的に複数教科受けるのが厳しい、または自学習をする時間が確保できないのであれば、私は数学より物理を取る方が良いと思います。 ここで注意した方が良いのは、物理の教え方は大きく分けて2つの流派があり、本来の物理学を基準に微分方程式を用いて法則を導く流派と、微分方程式は用いずに法則を定義のように考えてそれぞれの現象を追う流派があることです。 私は前者の教え方をする教師に予備校で教わっていましたが、多大な時間を要する上にかなりの数学力を前提にしているので授業についていくのが一苦労でした。もちろん、原理を正しく理解できるので間違いなく得意教科になりますし、大学に入った後もものすごく役に立ちます。 よほど根気がないと挫折すると思うので、あなたの性格や勉強計画をよく考えた上で物理の担当講師は慎重に選ぶと良いでしょう。 直近の模試での成績はどうでしょうか? 進研模試で偏差値70以上取るのはもちろん素晴らしいことなのですが、横国に必要な力を測るには難易度が足りないと考えられます。 横国は半分以上が2次試験での得点で合否が決まる上、数学の2次試験はそれなりに難しいので、最低でも全統記述で65、駿台全国模試で数学の偏差値55以上が取れているのが望ましいです。 もし、上記の二つの模試を受験したことがないのであれば片方だけでも毎回受けることをお勧めします。 結論としては物理は1人でやるのは難しいです。 各分野で出てくる法則は実験結果を元に得られるものなので、数学の定義とは違うので納得しづらい部分も多いでしょう。特に電磁気では磁場が絡んでくると運動が複雑になったり力の向きに戸惑うことも多いと思います。 1人でやるのはお勧めしませんが、読み物としては駿台文庫から出てる新・物理入門が簡潔に書かれているので良いかもしれません。微分方程式を使って解くって何?が分かると思います。 文章が長くなりましたが、健闘を祈ります。
九州大学理学部 しがない物理学徒
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理系数学
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物理の公式をただただ暗記したくない
定理(公式)を暗記するかどうかはサクラサクさんの力量次第だと思います。 そもそも物理法則は人間が生活する中で考えた知恵を数式的に定義づけて、定理(サクラサクさんが言うところの公式)として使いやすくしているものだと思います。あんまり突っ込んだことを言うと物理の専門の方から怒られるかもしれませんが認識として持っていて欲しいのは、定義は必ず理解しなくてはいけませんし、定理を導く事ができない人は覚える(覚えるというより問題を解きながら理解する事で自由に使えるようになると言う表現の方が近いと思います)必要があります。 例えば運動方程式f=maはもともと人間の経験則からニュートンが定義したものなので覚えるのが嫌だとしたら、自分で実験をしながら導くしかないです…天才じゃなきゃ無理ですね。 定理で言うと例えば速度の式なんかは、加速度が速度の微小変化という定義さえ知っていれば定理はそれを積分すると出ますよね。(積分を習っていなければグラフ化して導出して考えると良いと思います。) どちらにせよ何度も導出している間に覚えてしまうのでそれをそのまま使うことになると思います。丸暗記でなにも考えずに公式に当てはめるのはお勧めしませんが、導出出来るものはしながら解いて慣れてきたら時間を短縮するために必要な公式を使うのが良いんじゃないでしょうか。
東京工業大学物質理工学院 yuya
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物理
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微積物理は難しい?
すいさん、こんばんは。 確かに物理を学ぶ際に微積を使って学んだ方が良いのではないかと疑問を持つことがありますよね。僕にもありました。しかし、高校では物理の公式を暗記して解くように言われます。ではどうすればいいのでしょう。僕の意見をこれから述べますね。(そもそも微積物理の対比としてのものは公式物理(?)なのかな…) まず、大学入試で出る物理の問題はどの大学でも必ず微積を使わないでも解けるように作られています。なぜなら全ての高校生が物理を学ぶ際に微積を使うとは限らないからです。ですので、微積物理を習うことは必要不可欠というわけではないのです。 ですが、物理という学問を語る上では数学(微分積分ベクトル指数対数三角関数etc…)は切っても切れない関係にあります。大学に行けば物理は必ず数学とセットでやります。つまり、物理の“本質”を理解するためには数学を使って物理を学ぶ必要があります。 物理が苦手な人の多くは、実際に起こる現象を理解していないのだと思います。物理の問題を解く上でどういう現象が起きるのかわからない状態では、まず問題は解けません。物理という学問は現象ありきの理論です。現象を理論で理由づけするのです。 つまり、物理を得意科目にするためには、あらゆる現象の根本的な原理を理解する必要があります。微積物理といっても、「三角関数の微分積分」「合成関数の微分」「置換積分」「ベクトル」などを理解していれば、大学受験で使う微積物理で躓くことはないはずです。 物理が苦手な人に微積物理は厳しいのではないです。物理が苦手な人こそ微積物理を使って根本的なことを理解することに努めるべきです。高校2年生の冬からでも十分間に合います。 ただ、どの問題も微積を使って解くことはしなくて大丈夫です。大学受験は決まった時間内でどれだけより多くの点数を稼げるかで合否が決まります。微積物理で1から解くよりも公式を使った方が早いときもありますので、どちらを使うかはケースバイケースです。たくさんの演習をして経験を積んでください。 頑張ってくださいね。 応援しています📣
東京工業大学工学院 数学物理好き
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物理ができない
公式の理解を大事にしようという姿勢はとてもいいと思います。ですが赤点をとってしまうほど忘れていくのは少し理解しようとする方法がよくないのかもしれません。 公式の理解をするために具体的に何をされていますか?教科書をただ目で追っているだけではあまり頭に残らない気がします。 物理には、真に基本となる公式(導出できない 例:運動方程式)と、それから導出される公式(例:エネルギー保存則)があります。 僕は、実際に問題を公式を使って解き(公式の使い方)、その後導出できる公式は導出してみるということを繰り返していました。また、学び始めのころはある解き方を用いたら、別の、はじめに選択しなかった解き方も試したり、一題にじっくり時間をかけていました。大事なのはこの学び始めの時は簡単な問題を解く、ということです。 演習量は比較的少ない方だったかもしれません。しかし、導出の経験などを通して公式そのものや、その公式の使える条件を「実際に導かなくとも経験的に分かる」ようになり、どの公式を使えば良いのか…ということがなくなってきました。 大事なのは自分の手を動かしてみることだと思います。参考にしてみてください。(プロフィールにあるTwitter垢のDMではより具体的な質問も受け付けております)
東北大学工学部 おはし084
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