人と比べてしまう
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
あーちゃん
高三です。
3月くらいからギアを上げてかなり勉強を頑張ってきて結果も少しずつ出てきてやっと合格が見えてきた状況です。
だから、精神的に辛いことはあまりない筈なのですが何故か今ものすごく苦しいです。勉強が嫌になったとかじゃなくて、多分周りと比べてしまうからだと考えてます。
私は元々周りと比べてしまい、その度に落ち込むことがあったので今周りが勉強して結果を自分より出してるのをみて焦ってしまっているのかなと。
比べてしまうのは仕方ないけどそれで勉強に身が入らなくなるのだけは絶対に嫌なので、人と比べるのを辞める方法を教えて頂きたいです
回答
たけなわ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
他人と比べてしまうのは別に悪いことではないと思います。仕方のないことだと思います。『嫌われる勇気』で有名な心理学者アドラーは、他人ではなく自分の理想の姿に対して抱く劣等感こそ健全だと言ってますが、それはほぼ不可能です。なぜならば劣等感は、自己を他と比べることによって生まれる感情ですが、比べるという行為は、天秤にかけられる二つの存在が、同じ次元、同じ世界に現に存在するからこそ可能なのであって、理想の姿なんていう現に存在しないものが相手である場合は、まず自分とそれを比べることすらできないからです。漫画やアニメの天才キャラや最強キャラに劣等感を感じるか、織田信長やベートーヴェンに劣等感を感じるかといったら答えはNoでしょう?それと同じで、この世界に、自分よりも優れた能力を持つ他者が現にいるからこそ、それと自分を比較して劣等感を抱くのです。一人一人持っている能力は違います。だからこれはごく自然なことです。
なので、あなただけではなく、恐らく周りの人たちも皆、人知れず自分以外の誰かと比べては劣等感を感じたり落ち込んだりしていると思います。大事なのは、人と比べないことではなく、人と比べたときにどう感じるのかだと思います。「自分はこうだけど、あの人はこうだな」と比べてしまったときに、「あぁ私は何てだめな奴なんだ」と悲観するのではなく、「やばい、負けてらんねぇ!」とギアを上げて相手に喰らいつくくらいの気迫を持ちましょう。落ち込みそうになったら、「負けてたまるか」と小声でもいいので口に出すと、自己洗脳とまではいかずとも結構心持ちは整うものです。因みに、私も二次試験の前日、北大の会場に下見に行きましたが、その際、法学部の建物(試験場は農学部の建物でした)の前に行って、小声ですが「やってやる」と口に出しましたね。その日は一日中緊張して止みませんでしたが、一気に勝つ気が漲ってきた記憶があります。
まぁそれでも、そもそも人と比べてしまうことを辞められれば落ち込むこともないわけですから、なるべく人と比べること自体をなくしたいですよね。対策として、一日の勉強時間でギリギリ終わらない程度の量の課題を設定してみてはいかがでしょうか。周りと比べてしまうということは、周りの人たちのことを考えられるだけの余裕があるということだと思います。なので、そんな余裕なんてないってくらいの課題を自分に課せば、自分のやることに精一杯になって、周りのことなんて気にしてられなくなると思います。
まとめると、まず他人と比べてしまわないための対策として、①1日に設定する課題の量を増やすこと、そして、それでも他人と比べてしまったときの心持ちとして、②悲観ではなく「負けてたまるか」と気迫を持つこと、を意識してみてはいかがでしょうか。メンタルケアは大事です。本番では、最高の精神状態で、最高の実力を発揮できるように頑張ってください。
コメント(2)
あーちゃん
ありがとうございます!!
そうですよね、悲観してても始まらないからその気持ちをモチベにして負けじと踏ん張ろうと思います!!!!!!!
たけなわ
勉強が順調に進んでいるのはとても誇らしいことです。自信をもって大丈夫ですよ。頑張ってください。