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暗記数学について

クリップ(4) コメント(3)
1/23 1:09
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二郎

高2 広島県 九州大学経済学部(58)志望

今青チャート始めようとしてるんですけど、暗記数学の定義ってなんなんだろうってふと思いまして、例とか用いて説明してくれる方いませんか

回答

あやた

九州大学理学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは。受験数学は暗記とよく言われますよね。私の考える暗記数学の定義とやり方について説明します。 私は、暗記数学とは「ある特徴を持った数学の問題に対処出来る解法パターンやテクニック、公式などを答えを見て覚え、その知識を使って解く数学」だと考えます。 例を用いて説明しましょう。例えば数学Aの数学と人間の活動(旧:整数の性質)で、「x+y+z=xyzを満たす自然数x, y, z(ただしx<y<z)の組を全てを求めよ」という問題があります。 これは不等式評価の典型問題ですが、恥ずかしながら私は初見で解法を思いつくことはできませんでした。ちなみにこの問題はx<y<zを用いてxyz=x+y+z<z+z+z=3zから、xy<3を導いて解きます。答えは(1, 2, 3)です。 この問題の暗記すべきポイントは「このような問題に対しては、和の項に最も大きい文字を代入して上から評価する(xy<3とすることで絞る)こと」でしょうか。初見の私にはこのような不等式を立てて評価するという発想がありませんでした。しかし、解答を読んだら次からこういった問題はこう解けばいいと分かりました。 このように、初見だと思いつくのは難しいけれども解答を見たら理解出来る問題が高校数学には大量に出てきます。そりゃあ青チャートがあんなに分厚くなるわけです。典型問題に対して1問1問熟考するよりも、解答を見てパターンを暗記し、次から問題を解けるようになる方が(チャートなら)効率がいいのです。 やり方も多様ですが、私の場合①問題を読んで解法を考える→②解法が思いつかなかったら印をつけて解答を見る→③パターンを理解する→④類題を解く→⑤時間をあけて①へ戻る、の繰り返しをしていました。段々慣れてくると適当になってしまったため、2周目の①では手を動かして理解していることを確かめていました。 最後になりますが、暗記数学は高校1, 2年生で終わらせて置くといいです。高校3年生は過去問の演習や模試などのアウトプットで忙しくなりますので、それまでに典型問題の解法をインプットしておくと大きなアドバンテージになります。進研模試を受験なさっていると思いますが、進研模試の数学は各大問の(2)まではだいたい解法暗記で解けます。(3)も応用せずとも太刀打ちできるのもあります。 この回答が学習の助けとかれば幸いです。勉強応援しています!!
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コメント(3)

小次郎
1/31 23:55
助かります!
小次郎
1/31 23:56
数学本当に苦手で今IAの教科書レベルの復習してるくらいなんですけど、高二で終わるんでしょうか…
あやた
2/1 23:47
ペースを早めれば、間に合います。また、1段難易度の低い黄チャートがいいと思います。 ここはコメント欄なので、詳しく聞きたい場合は個別にメッセージを送っていただくか新しく相談を送っていただけると助かります!

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九州大学理学部 あやた
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文系数学
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解法を身につけるには
こんにちは。今回は青チャート云々というより数学の勉強について答えていきます。 まず前提として数学は暗記科目ではありません。定義や定理、公式は覚えて身につける必要がありますが、それを覚えたからといって直接点数には結びつかない場合が多いです。だからこそ難しいのですが、、、 ではどうしたら良いか。ということでまず、、、 センター試験レベルの問題は定義や定理や公式を暗記し、一般的な解法を何度も反復することで満点は取れるようになります。センターは教科書レベルのものの理解度を試すものであるからです。ということは、まず当面の目標としてセンターで時間をかけてもいいから満点を安定して取れるレベルを目指しましょう。 青チャートの7割の例題の解法を覚えているなら容易いと思います。 次に、、、 この次の段階に行くにはどうしたら良いかを説明します。例題の中で暗記しやすいものはいわゆる典型問題というもので何かしらの公式や定理を当てはめるだけで答えが出ます。そして覚えにくい問題というのは公式の単純な当てはめでは解けないもの、いくつかの定理を組み合わせなければいけないものです。 これらは典型問題のような解法暗記では解けるようになりません。問題によって考え方を変え、応用しなければならないからです。 応用問題、複合問題では解法の暗記が重要なのではなく、解答のプロセスと問題のテーマが重要です。ですので、1つひとつなぜこの公式を使うのか、解答を得るために何が必要なのかを意識するようにします。「なぜ」という疑問を常にもち、必ず納得して勉強をしましょう。 そしてそのあと、ほったらかしにせず、翌日や翌週などに問題見て頭の中で解答のプロセスを順序だてて辿ります。これは書いても良いですがサラサラとメモっぽくで十分です。とにかく論理だてて、理由をつけて考えるようにします。 そうすることでどのような場合にどのような考えを使えばいいのかがわかるようになってきます。 また、考え方を予め決めておくのもおススメです。 例えば、 図形の問題が出てきたら、 1-三角関数、2-ベクトル、3-初等幾何、4-座標に置き換え、5-複素数平面 の順に考える。などです。そうすることで詰まってもどんどんほかの解法でチャレンジ出来、初見の問題でも解けるようになります。 解法の選び方、論理立てて考える方法、公式や定義や定理の応用の仕方などが書いてある参考書があります。それは「世界一わかりやすい京大の数学」という本です。これは数学の根本に基づく解き方、プロセスが事細かに書かれているため非常に参考になるのでおススメです。京大の問題は思考力を要する問題であるため、数学のレベルアップにはうってつけです。数学1A2Bを一通り学んだものであれば問題なく使用できるので、京大だからと物怖じせずにやることをかなり強くオススメします。僕はこれでかなり偏差値が上がりました。 最後に、、、 数学は簡単に伸びる科目ではありません。できるようになるには長い時間がかかります。我慢して我慢して解法を論理立て考え深い理解をすることで、徐々に解けるようになってきます。 簡単に身につくものは簡単に忘れてしまいます。じっくりと根気よく数学に真摯に取り組むことが遠回りに見えて最短の道のりです。諦めることなく続けていきましょう。 大変ではあると思いますが、必ずできるようになるので最後まで頑張ってください。第一志望の大学に合格出来ることを心より祈っています。
京都大学農学部 白血球
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文系数学
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数学が全然できるようにならない
こんにちは!RIZと申します。 問題集の問題は解けるけれど初見の問題では解けなくなるということですね。 まずとても当たり前の話をしますが、数学は問題文から解答を考えなければなりません。現在の、問題集の問題は解けるけれども初見の問題では手が止まってしまうというのは、単に問題集の答えを覚えているだけに他なりません。そこで、今回は初見の問題でも解けるようにするためにはどのようにすれば良いかについてお話しします。 前提として、数学の公式や定義はしっかり学習しているとします。もし質問文に書かれている数学用語というのがこうした公式や定義であるなら、定義はまずしっかり覚えてください。そして公式についてはできれば丸暗記するより、導出できるようにしたほうが良いです。ただもう時間があまりないので最悪丸暗記でもいいですが、導出できるようにすることで、なぜその公式が成り立つのか理解できるので覚えやすくもなりますし、もし忘れてしまっても対応できるようになるのでおすすめです。例えば三角関数の2倍角とか3倍角なんかは加法定理とか、数3ですがド・モアブルの定理などから簡単に導出できますよね。加法定理を毎回導出するのは流石に面倒ですが、2倍角や3倍角を加法定理から導出するのは少しの時間でできますよね。このようにあまり覚えていなくても簡単に導出できる公式はなるべく導出できるようにした方が良いです。 さて、話を戻しますが、以上のように公式や定義が頭に入っていることを前提として、初見の問題でどのように対処するべきかについてお話しします。まず冒頭でもお話ししたように、数学は問題文だけから解答を考えなければなりません。そこでまず、問題文の条件に着目します。条件というのはいろいろあります。例えばnを自然数とするとか、x、yが円の方程式を満たしているとか、垂直に交わるとか、さまざまです。他にも、直接的には書かれていないけれども重要な条件もあります。例えば与えられた式が対称式であるとかです。こうした条件から、解答を考えていきます。例えば上の例で言えば、nを自然数として、かつnに関する命題が与えられて証明しなさいといった問題であれば、自然数かつ証明問題であることから数学的帰納法が浮かびますし、x、yが円の方程式を満たしていて、かつx、yの2変数からなる関数の最大最小を考えたい時、xとyが円の方程式を満たすという条件から、θを媒介変数としてx、yをcosθとsinθで置くとかが考えられます。他にも、垂直に交わるという条件があれば、例えばその垂直に交わる直線の傾き同士の積は−1とか、内積0とか、あるいは図形的に三平方の定理を利用することも可能かもしれません。以上のように、条件を見たときにいろいろなことが考えられるようになることで、初見の問題で同じような条件が出てきたときに対応できます。もちろん入試問題というのは問題集には載っていない初見の問題である場合がほとんどです。なので普段解いている問題と全く同じでないのは当たり前ですが、条件に関して言えば部分的に共通していますよね。なのでこうしたことが想起できるようになれば、初見の問題でも対応できるようになるわけです。しかしこのように、条件を見てそこから解法を想起するというのは初見では無理ですよね。それを問題集から学ぶわけです。つまり、ただ問題を解いて、解けなかったら答えを見て覚えて終わりではなく、解法を見たとき、それが「なぜ」そうなるのかを考えます。そして、もし自分が初見でその問題を解くとしたら、まず問題文のどの条件に着目するのかを考えます。このようにすることで、解法のストックを増やしていくわけです。とにかく、解答を見たものでも初見だったらどうするのか、そして「なぜ」そうするのかまで説明できるようになることで、初見の問題でも、それまでストックした解法の引き出しから解法を想起でき、対応できるようになるわけです。なのでまずは今までやった問題集で、問題文のどの条件に着目して、「なぜ」その解答になるのか考えながら学習するようにしてみてください。以上になります。ご質問などありましたらコメント欄の方でお願いします!
大阪大学経済学部 RIZ
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応用問題を解けるようになるには
各大問の最後の問題は大抵それまでの小問をうまく利用すれば解けます。例えば、整数問題などで最初に具体的な数値を求めたりさせることがありますが、あれは実験によって何かしらの法則を見つけさせることが目的であることも多いです。小問が何のために設置されているか意識的に考えてみるのも良いと思います。 逆に完答できたのはなぜか、どういう思考をしたのかを研究するのも良いと思います。 また、問題量をこなすようになれば、自然と問題の解法が浮かんだりもしますので、焦らず演習を積んでください。以下おすすめの問題集です。 新数学演習 難易度高め。入試問題の難〜最難レベルを扱っています。問題量も多めですので演習量を積むにも良いです。 大学への数学 東京出版の月刊本。巻末の学力コンテストの難易度は凄まじいですが、挑戦してみるのもいいかもしれません。また、大数模試(スタンダードコースか最難関コースのいずれか)が掲載されており、最難関コースは難易度も適切で制限時間も設定されているので、模試を解く感覚でやってみてください。 青本 東京大学へのパスポート(駿台文庫)という東大実戦の問題集があります。同じようなものが河合塾からも出ています。 過去問 東大の数学50ケ年(聖文出版)などがあります。コロナ禍で倒産したので、Amazon等のみで入手できる可能性があります。50年分、前期と後期の分が掲載されています。解答はありますが、解説は付いていないのでわからないところは先生等に聞くといいかもしれません。 参考になりましたでしょうか? 模試で解けなかった問題は解説を見て、応用可能なポイントを理解するように心がけてください。また、普段は、難易度の高い問題を何日かかけて考えてみたり、他の解法を色々思い浮かべてみたりしても良いと思います。
京都大学医学部 Yu
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理解して覚えたはずの解法が何ヶ月か経つと忘れる
こんばんは。数学の勉強法の大事なところを、僕なりに説明します。 典型的な数学がなかなかできるようにならない人は、「分からなくなったら、すぐに答えを見る」人です。もちろん、1問に1日かけろとは言いませんが、例えば、初見ではない問題では限界まで自分で考えるようにしてください。解けたときに正攻法じゃなくても、いいんです。答え合わせの時に、ああこんなやり方があるのかと思い直すことで、記憶に強く残ります。もちろん見たことない問題や新しい単元では、解法を見て勉強することは大事です。ただ、その後の演習で、まだやったばかりだから答え見よ、ではなくこんな感じだったかなーと試行錯誤して、自分なりに頑張って見ることが大事です。 数学で答えを見れば、普通はあぁーって納得するけど、それはほんとに理解したのではなくて、理解した「ように」思ってるだけなんだ。数学の応用ができるようになるには、「できる限り自分で最初は考えてみる」これが1番大事! 頑張ってね!
九州大学医学部 くまぷー
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なんとなくで解いてしまう
こんにちは😃 現代文を解く上で最も大事なことはその文章が何を言いたいのかということを掴むことだと思います。 特に評論文などは筆者の主張が言葉を変えて、何回も登場してきます。だから、キーワードとなる語や繰り返し出てくる語にはチェックを付けて読んでいました。 また、二項対立で論じられている文章では一方の事柄については普通に線を引いて、もう一方の事柄については波線を引いていました。同じように筆者の中でプラスの事とマイナスの事も後から見て分かるように違うマークを付けて区別していました。共通テスト模試は時間制限も厳しく、丁寧な読解はなかなか厳しいですが、練習の中で主張の言い換えを見つけたり、対立軸を意識する事が大事になってくると思います。あと、当然ですが接続詞や文意を変えたりする表現には気をつけて読みましょう! なので、現代文を解く上で身につける力としては、その文章の言いたいことをできるだけ早く見抜くことです。 なかなか難しいことですが、これに関しては問題演習をして経験値を積むしかないです。実際にペンを持って言葉と言葉をつなげたり、文章にマークや線を引く練習をしていくことが最初の内はベストだと思います。 とにかく、自分の中で筆者の意見や考えが分類できていることが分かり、整理されていれば大丈夫です🙆‍♂️ また、完璧に筆者の言いたいことが分からなくても全然オッケーです。あくまで、問題に正解することがやるべきことで、主張を理解するのはそのための足掛かりですから。 あと、選択肢を消す際に数字や記号のところを消すのではなく、間違っている箇所に印を付けるクセも大切です。一発で答えが出せる設問もありますが、共通テストレベルの問題でもイヤらしい問題が多く、その場合消去法でしか消せない時があり、わずかな違いが大切になってくるからです。 それから、質問者さんがどのような形で現代文を取り組んでるか分かりませんが設問を先に読んで問われることを先に分かっておくことは共通テストの現代文を速く解く秘訣だと思います。選択肢までは見ないですが、共通テスト特有の図表やグラフの問題は先に見ておくと結構すぐに解けることがあります。 最後に、私もいつもできたわけではないですが、自分と文の筆者、そして作問者の3者を問題を解く際に意識してました。なぜこの文章を大学側が出し、ここに傍線部を持ってきているのか、共通テストであれ、個別入試であれ国語という入学試験である以上必ず意味があるはずです。問題を作っている人の意図や大学側の伝えたいメッセージを考えながら俯瞰して読めことができるようになれば現代文に関しては大丈夫です。 現代文の読解は人それぞれなので私の読み方が必ずしも正しいとは限りませんが、是非参考にして下さい! 受けておいた方がいい模試に関しては河合塾の早慶レベル模試や代ゼミの早大入試プレなどです。 やはり冠模試は実際の受験者が多く受けるので、自分の立ち位置を知る上で非常に役に立ちます。 また、質問があればぜひ聞いてください!
慶應義塾大学経済学部 Ryo
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模試
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数学の初見の問題を解くことが出来るようにするには
レベルの高めの問題は1週間後ではなく、短期間で何回も復習をして定着させましょう。 それはさておき、初見の難しい問題の解き方ですが、解き始める前に求めなければいけないのは何か?その求めたいものを出すには、どんな道具が使えそうか?といったことを考えながら解く習慣をつけていくのがいいかと思います。 どんな道具が使えそうかという点に関しては、数をこなして、問題のパターンを多く知っておくということが一番な気がします。
京都大学文学部 かささぎ
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文系数学
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数学の解法暗記について
 確かに解法暗記は大切です。しかし、それを単純暗記で終わらせてしまっては危険です。京大の整数問題を例に見ていきましょう。 「n^3ー7n+9が素数となるような整数nを全て求めよ。」(2018)  この問題は、整数kを用いて、nを3k、3k+1、3kー1とに場合分けして考えればすぐ解けます。しかし、この解法を単純に暗記しても、どこからこの解法を導く着想を得たのかが分からなければ、同じ解法を使う問題に対峙してもそれを見抜くことは困難です。この問題では、n=1を仮に入れてみると、値は3で素数です。次に、n=2を入れてみた場合、こちらも値は3で素数です。n=3の場合は15で素数ではない、n=4の場合は45で素数ではない、n=5の場合は99で素数ではない……。ここで何か気づくでしょう。すなわち、実験して得られた値は全て3の倍数になっていることに気づくはずです。となれば、与式の取りうる値は全部3の倍数なんじゃないか?という疑いが生じるでしょう。この仮説を確かめるために、まずはすべてのnに対し与式の値は必ず3の倍数になるということを証明すればよいことになり、そのためにnを3で割った余りに注目して場合分けをするという解法に辿り着くわけです(したがって、modを使えばもっと楽な計算で証明できます)。(i)n=3kの場合は言うまでもないとして、(ii)n=3k+1の場合、与式は27k^3+27k^2ー12k+3で、(iii)n=3kー1の場合、27k^3ー27k^2ー12k+15で、いずれも3の倍数になります。素数の中で3の倍数は3だけなので、結局この問題は、(与式)=3という方程式を整数nについて解けば良いということになります。    こんな感じで解法を深く見つめていくと、解ける問題も増えていきます。例えば、この問題。 「pが素数ならばp^4+14は素数でないことを示せ。」(2021文系)  p=2のとき値は30、p=3のとき値は95、p=5のとき値は639、p=7のとき値は2415、p=11のとき値は14655……。p=3のとき以外は、いずれも3の倍数です。よって、(i)p=3のときと、(ii)p ≠ 3の時で場合分けをして、(ii)p ≠ 3のときでは、さらに(a)p ≡ 1(mod3)のときと、(b)p ≡ 2(mod3)のときとで場合分けして、p^4+14が素数pに対し常に3の倍数となることを証明し、そのとき取りうる値は3のみであるが、p^4+14はp=2で最小値30であるから、3を取ることはない。したがって、p^4+14は素数ではない、という解決ができるわけです。    また、この問題も。 「素数p, qを用いて、p^q+q^pと表される素数をすべて求めよ。」(2016理系)  pとqの対称性からp≦qとしても一般性は失われないので、この大小関係のもと進めていきます。まず、2数の偶奇が一致するとき、その和は必ず偶数になりますが、pとqはいずれも素数なので、与式の取りうる値は最小でも8(p=2, q=2)であり、値が2となることはありません。このことから、与式の値は奇数であり、そのためにはp=2でなければなりません(片方は偶数でなければならず、p^qが偶数となるのはp=2の場合だけ)。すると、p=2と固定して、qに3、5、7、11……と入れてみればいいわけです。q=3のとき値は17で素数、q=5のとき値は57で素数ではない、q=7のとき値は177で素数ではない、q=11のとき値は2169で素数ではない……。q=3のときを除いて、すべて3の倍数ですね。しかし、この問題では、安易にqを3で割った余りで場合分けしてもうまくいきません。場合分けにさらなる工夫が必要になりますが、そこは自力でやってみましょう。  上の問題は、いずれも同じところから解法の着想を得ていることがわかったと思います。と同時に、個別の問題にだけ通用するような覚え方をしても、似た問題ですら手が止まってしまうということも。やはり何事も、勉強というからには自分の頭で考えなければなりません。ただ単に、与えられた結果の知識や表現を覚えるだけではダメですね。その点、受験勉強は大変なものですが、そういったことも志望校という目標に向かって一途に続けられる人こそ、本番で勝っていく人たちなのでしょう。私も偉そうなことは言えませんがね。
北海道大学法学部 たけなわ
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理系数学
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数学を昔から苦手としています。
数学の基礎をまずつけるべきですね、数学の基礎は難しい問題を解くための「鍵」です。具体的にどうすればいいかというとまずはチャートなどの基礎例題を問題読まれたら即答できるくらいに暗記しましょう。それで難しい問題などを解くようにしてください。そうすると難しい問題は簡単な問題の集まりであと少しただ集まりとは違うような暗記したものではできない式変形などを暗記したものに近づけようとするとこによってできているんだと理解できるようになるはずです。なのでしっかり基礎例題という「鍵」をみにつけてみてください。
九州大学理学部 MiMi
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文系数学
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例題が解けても演習が解けない
rockyyyと申します。 まず、気をつけていただきたいことが、数学は解法暗記で解けるものではないと言うことです。解法暗記の勉強法であれば、問題が少しでも変わってしまえば、何もわからないと言った状況になってしまいます。それでは数学の点数は伸びません。 ではどうするのかというと、数学を勉強することで学んで欲しいことは、自分が正解を導き出すためのプロセスを学んで欲しいと思っています。「これは解法暗記と同じでは」と思われるかもしれませんが、それは違います。例題の解き方を一言一句違わず覚えたって、違う問題では何をするべきかわからなくなってしまうだけです。プロセスを学ぶとは、正解を導き出すための過程において「これを使えば、これを求める事ができる」「このように式変形することで、このようにまとめる事ができる」と言う知識を増やすと言うことです。僕はよく解法の引き出しを増やすと言う言葉を使っています。数学は別に正解が論理的に求められていれば、解法はなんでもいいと言う学問です。絶対にこの解き方ではないとダメだと言うことはありません。なので、自分で解法の引き出しを増やしておいて、問題を解く際に、色々な手段を取れるようにしておくことが数学を解けるようになる近道ではないかと考えています。数学が得意な人はみんなそうしていると思います。その思考プロセスは 「この定理を使えば解けるんじゃないか」「いやダメだなできない」 「じゃあ、これは?こうすれば解けるんじゃないか」「いや、これが邪魔だからできない」 「あ、一旦この形にすればできるんじゃないか」「こうすると式が簡単になって、解けそうだぞ!」と言うことを頭の中で大体考えてから解答を書き出すものだと思います。 つまり、数学において重要なことは「1つの問題に対して、論理的なアプローチ方法をたくさん持っていること」だと僕は思います。 じゃあ具体的にどんな勉強すればいいんだと思うと思います。それは解法を丸暗記するのではなく、「解答ではなぜこのようなことをしているのか」「これを使うことで、何がいいのか。他の方法ではダメなのか」「自分が解いた方法ではなぜダメなのか」と言うことを考えて、理解する事が重要です。問題を解いて、解答をみる。そして間違っていたら、なぜ間違っているのか、なぜ解答ではこうしているのかと言うことを考えて、その理由がわかった時はそれをノートに書き残しておき、日常的に見返す。この習慣をつけると、日に日に引き出しが増えて、数学が解けるようになってくると思います。僕はそれで数学が得意になりました。 アドバイスとしては以上になります。拙い文章失礼しました。ただ1つだけ知っていて欲しいことが、数学は解法を丸暗記していくだけでは絶対に点数が上がらないと言うことです。なぜこのやり方で解答は解いているのかと言うことを深く考えて、自分のものにしていく必要があります。最初は慣れなくて苦労してしまうかもしれませんが、周りの人や先生に教えてもらいながら継続すると必ず点数は伸びると思います!よかったら参考にしてください!
大阪大学工学部 rockyyy
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理系数学
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