長文読解について
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
かんた
上智大学文学部の史学科を狙っている者です。
現在、成績としては現代文•古典の偏差値は67、日本史は68というところです。
ですが、英語の偏差値は50前半です。
自分の英語の弱点を分析してみると、文法問題はかなり点数を取れる印象にあるのですが、どうしてもリスニング、長文読解で点数を落としてしまいます。
長文読解では、最後まで問題を読み切ることができずに試験が終わってしまうことが多く、問題を解けない以前に、読み終わらないということが問題です。
このような状況を打破する上で、たくさん長文を読み慣れることが重要だと思うのですが、オススメの練習法や参考書、そして使い方や解き方など、一から長文読解について意見を聞かせていただきたいです。説明不足で至らないところが多いかと思いますが、よろしくお願いします。
回答
ひろ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
長文は英語に必要なスキルの集積ですので、まずはそのスキルを分解してみましょう!
以下のように分解されると思います。
①単語
②熟語
③文法
④英文解釈(構文など)
これらのスキルが十分であるか、下の詳細に従って、考えてみてください。
①単語→
長文を読むのに必要な単語は押さえられていますか?難関私立であっても、基本的にはシステム英単語やターゲットなどのレベルの単語帳を一つ完璧にすれば、十分ですこ。こでいう完璧の定義は「単語を見て瞬間的に、意味が浮かぶ」という程度です。何周もして、復習も兼ねて直前まで何度も確認しましょう。また、覚えていない単語をチェックして、効率的に周回しましょう。
一つ単語帳を完璧にしてもわからない単語は、新たな単語帳で覚えるのは非効率的です。見つける度に、ノートなどにまとめて、自分の単語帳を作りましょう。
②熟語→
長文を読むのに必要な熟語は押さえられていますか?熟語の対策の必要性は、志望校の問題に熟語の問題が出るかによりますが、いずれにしろ長文を読むのに必要最低限の熟語は覚える必要があります。「システム英熟語」や「ターゲット」などレベル別に分けられているものをお勧めします。
③文法→
文法は点数が取れるということで、素晴らしいですね!文法は単語や熟語の使い方です。
勉強法をインプット、アウトプットで分けて考えてみましょう。インプットとしては、学校の授業やスタディサプリなどの授業形式がお勧めです。参考書では、本質的な理解は難しく、暗記などの網羅的に覚えてしまいがちです。まずは、スタディサプリでインプットしてみて下さい。アウトプットでは、スタディサプリ準拠として「ポラリス英文法」がお勧めです。インプットした形に沿って、アウトプットできるので、スムーズに定着すると思います。レベル別に分かれているので、実際に手にとってみて、自分より少しレベルの高いものからやってみましょう。
④英文解釈→
多くの受験生がこのステップを欠いており、長文を感覚で読んでしまい、正確に意味が取れていなかったり、時間内に解き終わらないという弊害が生じています。
英文解釈とは、英文を分解することです。品詞を区別し、節でくくり、SVOCを正確に取れるようになることです。そのためには、構文を覚えて、実際に英文を分解する練習をしなければなりません。これができるようになると、①和訳の問題で単語を頭の中で繋げるのではなく、正確に意味が取れ、確実に満点を取れる。②長文を読んでて、副詞節が抜き出せるので、読む必要な部分を飛ばせてスピードアップできる。などのメリットがあります。
勉強法としては、必要な構文を覚えるために、「英文熟考上・下」「肘井学の読解のための英文法」をやりましょう。構文をインプットしつつ、参考書内の英文を徹底的に(品詞、節、SVOC、修飾語と被修飾語など)分解して下さい。
以上のスキルが揃って、初めて長文読解に必要なスキルが揃います。あとは、長文の実践問題集を解きましょう。問題集としては、「the rules」がお勧めです。まずは、時間がかかっても良いので、徹底的に分解して下さい。the rulesの解説部分に大まかな構文の分解があるので、そちらを使って、分解があっていたか確認して下さい。
一度、分解と丸つけが終わったら、音読です。CDが付いているので、シャドーイングを行なって下さい。最初は、構文を目で追いながら、目と耳、口を使って、英文と構文をセットで頭の中に叩き込んでください。10、20回聞いてるうちに、自然と英文のみでも、構文が浮かんでくるようになります。さらに何回も聞いていると、音声を聞いてるだけで、文字と構文が頭の中に浮かんできます。このように繰り返すことで、長文の読解の速度、さらにはリスニングの練習にもなります。
the rulesのすべて上記のように解き終わった頃には、初見の文章でも分解できるようになっているはずです。そしたら、共通テストや志望校のレベルの実践問題集に手を出しましょう。ここでも、最低限の分解は行いながら解いていきましょう。
リスニングは長文練習の音読で音声が聞き取りやすくなるので、あとは共通テストなどの実践問題で演習を行なって下さい。
コメント(3)
かんた
返信ありがとうございます。
そしてコメント遅れてしまい申し訳ないです🙇♂️
長文のテキストは、英文解釈のテキストを勉強しながら同時並行でやっていたら良いのでしょうか。
かんた
メッセージありがとうございます。
パートナーになっていないのでこちらで返信させていただきます。
また勉強を進めていて疑問に思ったことがあればお伝えしたいと思います!
かんた
質問なのですが、英文法の勉強は学校で購入したvintageをやりながら、並行してポラリスなどの他の文法書をやったほうがいいのでしょうか⁇