UniLink WebToAppバナー画像

化学を独学するための参考書

クリップ(16) コメント(1)
1/28 3:05
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
相談者のプロフィール画像

••接続中••

高2 愛知県 名古屋大学工学部(60)志望

こんにちは😀 高2なんですけど、学校の進度がイマイチなので化学を独学しようと思ってるんですけど有機と無機で独学するのにおすすめな参考書を教えてほしいです!

回答

回答者のプロフィール画像

Eri

慶應義塾大学理工学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは。 結構有名な本だと思いますが、Doシリーズの鎌田の有機化学、福間の無機化学がおすすめです。 覚えるポイントがわかりやすく書いてあり、網羅性も高くわかりやすいです。 これらを読んで、学校で配られた問題集を使って暗記できるまで問題を解き続けましょう。一通り覚えられて簡単な構造決定ができるようになったら重要問題集をおすすめします。
回答者のプロフィール画像

Eri

慶應義塾大学理工学部

16
ファン
7.6
平均クリップ
4.6
平均評価

プロフィール

元国公立理系、現役です。 お気軽に相談してください!また、クリップ、コメントもよろしくおねがいします!

メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。

メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。

コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
UniLink パンフレットバナー画像

コメント(1)

••接続中••のプロフィール画像
••接続中••
1/28 6:42
Eriさんありがとうございます😭 早速週末に買ってみます!!

よく一緒に読まれている人気の回答

完全初学で化学
東北大学工学部志望の高校2年生で、高校を中退したため独学で全教科を勉強しているとのこと、大変な努力をされているとのこと応援しています。化学の参考書について、セミナーと教科書は持っているとのことですが、あまりよく理解できていないとのこと、参考書を教えていただきたいとのご希望とのこと、承知しました。 高校化学の範囲を理解するために、以下のような参考書がおすすめです。 標準レベルの参考書:『化学重要問題集』 難関レベルの参考書:『化学の新研究』 これらの参考書は、いずれもわかりやすく、問題も充実しています。また、自分のレベルに合わせて選ぶこともできます。 参考書を勉強する際には、以下のような点を意識してください。 ・テキストをじっくり読んで、理解する。 ・問題を解いて、自分の理解度を確かめる。 ・わからないことは、解説を読んで理解する。 ・わからない問題は、誰かに聞いて解決する。 独学で勉強するのは大変ですが、地道に努力を続ければ、必ず合格できます。頑張ってください!
東北大学理学部 れんれん
0
0
化学
化学カテゴリの画像
化学の参考書
お疲れ様です!東工大1年です。 私の経験からすると、重要問題集の問題が完璧ならば、あとは各大学の問題傾向に慣れるだけで、東大も、京大も、東工大も、もちろん神戸大も、8割を安定させることができます。 ですので、ゴール地点を重要問題集にしているのは正解です。 さて、問題は、doシリーズをこなしただけで、重要問題集に太刀打ちできるか、という点です。 doシリーズは、どちらかと言うと、問題集ではなく教科書の類です。解説はとんでもなく丁寧に書いてありますが、問題数自体は結構少ないです。 ですので、doシリーズの後にすぐに重要問題集を始めてしまうと、問題が難しすぎる可能性があります。 そして、重要問題集は解説がかなり簡素なので、貴方の頭の中にある程度の知識と問題の解法が入っていないと、期待する学習効果が得られません。 ですので、私としては、doシリーズと重要問題集の間に、もうひとつ簡単な問題集を挟むことをおすすめします。 例えば、化学のセミナーという参考書は、重要問題集には載っていない超基礎的な問題から、重要問題集の標準レベルの問題までが掲載されており、doシリーズと重要問題集の間の緩衝材としてとても合っていると思います。 これにて参考書に関してのアドバイスは以上になります。 最後に、化学を勉強する上でのアドバイスを差し上げます。 化学は、科目の性質上、ある現象があり、その現象に対して理論的な理由付けを行っている場合が多いです。 つまり、理論の前に現象が先行している傾向があります。 ですので、化学の勉強中に、教科書や参考書に書かれている内容をすぐにすんなり理解出来るとは限りません。 そこで、大学内容の化学の知識がある人に質問できる状態にして、勉強することをおすすめします。 高校の先生や塾の先生が優秀な方でしたらその先生に聞けば良いですし、私に質問していただいても結構です。 とにかく、自分の疑問を解消できる環境に身を置きましょう。 化学は、問題を解く時にやること自体は単純なので、得点の安定が期待できます。 是非頑張ってみてください。応援していますよ。
東京工業大学情報理工学院 はる
2
1
化学
化学カテゴリの画像
化学の教材
こんばんは!現在東北大学(理系)に通っている者からアドバイスさせていただきたいとおもいます。少しでも参考になれば幸いです。  まず最初に、重問のAかセンサーのどちらを軸に進めていくかという質問に回答させていただくと、センサーの方がよいです。重要問題集は、3年生のいわゆる受験期とされる期間に使う演習としても優秀なレベルですから、最初はセンサーをとにかく完璧にするべきだとおもいます。 ただ、それを踏まえてアドバイスさせていただきますが、質問の文章から伝わってきましたが、予習も相当進んでいるようですし、化学の勉強の進め方についてもかなり自分の中で方針が立っているようですから、このまま頑張るだけで、確実に受かります。  高2の最初の時点でこれだけ、計画と実践ができている受験生はなかなかいませんから素晴らしいとしか言いようがありません。このまま頑張ってほしいです。    ちなみに予習に関して少し言わせていただくと(あまり関係ないので適当に読み流してもらっていいです) 「学校のスピードでちゃんと勉強すれば大丈夫」とかデタラメなことを言う先生がいますが、気にしなくて大丈夫です。  予習をして自分の中で得意な教科を一つ持っておけば受験の最強の武器になります。 僕も高2の5月で数学を完成させたことで、本番で9割を超え合格することができました。  学校の言うことを無視するのも良くないですが、自分の中で計画を立ててそれを遂行していくというのは受験勉強においては重要なことなので、このまま勉強を頑張っていただければ良いです。  質問に記載されている、「個人的には〜…」という計画を一読しましたが、全くもって問題ない順番だとおもいます!!  最後に一つ言っておくと、東北大学の有機化学が難しいと言うのはかなり有名な話なのですが、数年前に、受験の作成にも携わられるお偉いさんの有機化学で有名な教授が転勤になられたようで、2023年ごろから以前ほど難しくはなくなったという噂もあります。(鵜呑みにしなくていいですが一応噂程度に)  有機化学を含め、化学はめちゃくちゃ大事ですが、もちろん数英も頑張ってくださいね! こんな感じの回答でよろしいでしょうか。このまま勉強を頑張れば絶対に受かりますから、是非頑張ってください!応援しております。
東北大学工学部 ゆま
2
2
化学
化学カテゴリの画像
化学巻き返し方
僕自身東工大に受かるほどの実力はありませんでしたが化学は得意だったので参考程度にお答えさせていただきます。 まずは理論化学は教科書で基本的な用語や仕組みを理解したら学校の問題集などで基礎的な問題を完璧に解けるようにします。どんなに難しい問題でも最終的にはそこが大切になってきます。それが終わったら重要問題集などを挟み、過去問に行くと良いのではないでしょうか。重要問題集はとても良い問題集などで抜けのないように頑張ってください。 次に無機化学ですが、教科書と福間の無機化学を読み、アウトプットするのが1番良いと感じます。教科書は結構無機を勉強する際に役に立ちます。無機は知識要素が強いため定期的に知識のメンテナンスをするのが大切です。 最後に有機化学ですが有機も鎌田の有機化学がおすすめです。構造決定問題などはアルコールやケトン、アルデヒドなどの個々の知識を固めたらひたすら問題をとくことで得点源にすることができます。慣れてくるとパズルのように解けるため楽しいし、得点を取れます。高分子なども知識が大切になってくるため、教科書・参考書を読み込み、問題演習をしましょう。 今は更新されていませんが、化学好きな東工大生・かずき さんというYouTuberの方がいるのですが、この方の有機の動画は本当に見る価値があります。ほかの分野もとてもいい動画が揃っているためぜひ見て見てください。私はこの人のおかげで化学が伸びたと言っても過言ではありません。 最後になりますが受験は大変です。メンタルもきつくなる時が来るでしょう。共に勉強できる仲間などを作って、適度に休息も取りながら頑張ってください!!応援してます!またなにか聞きたいことがあればどうぞ聞いてください
北海道大学工学部 りょー
4
2
化学
化学カテゴリの画像
東工大 化学 進め方
Doシリーズですね。 これらは終わらせるというよりかは、いつまでも使い続けてもらいたいです。入試演習に入ってもずっとです。 これらは問題集と言うよりは参考書のようなものです。単元毎の説明が詳しく載っていますが収録されている問題数が少ないです。この本を参考にしながら別の問題集(例えばセミナーなど)を使うとより効果を発揮します。 理論化学、有機化学 問題集を進める時に、分からないことや新しい発見がありましたら毎度このシリーズの参考書に戻って確認という作業を繰り返して着実に本の内容を覚えていくようにして欲しいです。問題集を使ってこのシリーズの内容を覚えるくらいの気持ちで大丈夫です(もちろん、問題集の問題も解けるようにはしましょう)。載っている順番がほかの問題集とは違うところもあるので頑張って探してください。 無機化学 無機化学は基本的に覚えるという作業がメインです。計算問題もありますがこれは理論化学とやってることは同じです。逆に言ったら計算式を導き出すところまでが無機化学の役割でしょう。 知識はひたすら見返して暗記です。語呂合わせも用いて工夫して覚えましょう。反応式は最低限のところまで覚えてあとは導出です。酸化還元反応なのか中和反応なのかなどを考えながら導出できるようになるといいですね。 このシリーズは詳しく書かれているのでせっかく使うなら「なんでこの反応になるのか」、「なんでこのような性質になるのか」まで本に書かれている範囲で理解して覚えるようにして欲しいです。というかその部分の方が難しい問題を扱う上で大切です。 このシリーズに載っていない知識が出てきたらだいぶ詳しい知識なので、別に化学の知識用のノートを作ってそこに書いていくとまとめとくといいです。 あと、東工大志望とのことですが、東工大の化学は過去問を解くと分かりますが広く深い知識が必要になりますので暗記量は必然的に多くなります。ひたすら新しいことは覚えていきましょう。 東工大化学ならDoシリーズとセミナーと重要問題集と過去問20ヵ年である程度戦えるようになります。現に自分はこれらのみでほぼ満点近くの点数を取れました。 学校の進度にもよりますが、目安としては10月終わり頃に重要問題集レベルの参考書まで終わらせられるといいのかと思います。 何かわからないことがありましたら聞いてください!
東京工業大学工学院 ソラ
12
6
化学
化学カテゴリの画像
無機化学の暗記について
こんにちは。 現在、北海道大学一年のものです。 無機化学の暗記のコツが知りたいということで、私のしていた勉強方法を教えます。何かヒントになればと思います。 私は化学が苦手で暗記も得意じゃなかったので、理解して覚える方向で行きました。 使った参考書は「駿台文庫 原点からの化学 無機化学」です。問題集は「重要問題集 化学」の無機分野で、参考書を使った後にアウトプットで利用していました。 この参考書は、理論と絡めて無機化学を説明してあり、色や酸化物など割りとすぐに覚えることができました。また、特にオススメする理由が、各元素ごとに反応物のフローチャートが丁寧に示してあり、無機で困ることはなくなりました。 問題集について、何周すればいいなどの質問がありますが、これについて自分が納得するまでやってください。自分でなぜこれが答えになるのかを説明できるまでするといいと思います。 また、どんな色なのかカラーで見たい場合は資料集をみてイメージをつけてもいました。 長くなってしまいましたが、無機はこの時期からでも十分に間に合います。 自信がついたらセンターの過去問で腕試しをしてください。 頑張って下さい
北海道大学理学部 金のドジョウ
30
1
化学
化学カテゴリの画像
有機化学
こんにちは。有機化学の勉強法についての質問ですね。 有機化学は覚えることが多いですが、100%暗記というわけでもありません。 有機化合物の名前をつけるにあたってルール(命名法)があるので、それさえ覚えれば複雑そうに見えて意外と点が取れる分野です。 まずそのルールを把握しましょう。教科書や塾のテキストに書かれていると思います。 次に、書かれたルールを見ながらで構わないので問題を解いてみましょう。 解く際にどうしてその名前になるのか(直鎖のCの数や側鎖の位置など)理解するまで考えることでルールもだんだん分かってきて、丸暗記するわけではなく必要最低限の暗記で済むようになると思います。 そうなれば複雑に感じなくなってくるはずです。 とはいえ、有機化学には暗記しなければならない事項もあるので、その対策として一問一答をオススメします。 私は東進ブックスの『化学一問一答完全版』を使っていました。 こちらも併用して勉強するとより理解が深まると思います。 以上です。参考になれば幸いです。
北海道大学水産学部 しみしみ
32
3
化学
化学カテゴリの画像
有機化学の勉強法
化学という科目は各単元全てが繋がっています。理論、計算、無機、有機、高分子と分けて考えがちですが実際はどれも根幹は変わりません。ですので系統づけて考えながらやっていくことが重要です。 質問者さんは有機化学が苦手だとおっしゃっていますが、有機は電子の働きを理解すれば簡単にマスターすることができます。ただ、それは大学の範囲なので、この場で説明するのは難しい。ではどうしたら良いか、それは鎌田の有機化学という参考書を読み込むことです。鎌田の有機化学は高校生が理解できるように、大学で習う単元のものをわかりやすく説明してあります。この中の考えをうまく自分の中で整理することが有機化学攻略の最短経路だと思います。
京都大学農学部 白血球
29
5
化学
化学カテゴリの画像
化学の勉強法を教えてください
高2の今の時期であれば、おそらく化学基礎の理論のあたりでしょうか。 化学は理論、無機、有機の3つに分けられます。 それぞれの特徴は 理論:暗記量少なめ。ただ、全体的につながっているため、途中でつまずくとその後もつらい(特に物質量や濃度の話) 無機:暗記だらけ。暗記なので、全体につながりがあるというよりも、それぞれの範囲で独立している。途中でつまずいても他はあまり関係しない。 有機;暗記量多め、つながりもそこそこ。途中でつまずいてもそこから先がちんぷんかんぷんという感じではないが、最後の構造決定の範囲になると今までの網羅的な理解が必要なので、つらくなる。 といった感じです。 理論は一つ一つ理解しながら進めていかないと無理についていこうとしても厳しいです。 勉強方法としては、インプットとアウトプットを繰り返すしかありません。 インプットとしては、学校の授業の代わりになるような参考書(問題集ではなく)で進めていくといいでしょう。人気なのは、宇宙一わかりやすいシリーズなどです。 アウトプットは基礎的な問題集で行いましょう。学校で配られた問題集でもいいと思いますし、市販のものであれば、新標準演習、入門・基礎問題精講などがレベル的にもいいと思います。 ざっと進めるのではなく、特に序盤のモルの話などは1つ1つ理解しながら進みましょう。無理に短期間でこなそうとしたら高3になったときに手遅れになりかねません。
東京大学理科三類 医学部5年生
53
11
化学
化学カテゴリの画像
教材と戦略
回答させていただきます。ただ、私は受験生時代にサイトで紹介されていた暗記量を減らす方法を使っていたため、その方法を解説するサイトのリンクを貼らせていただくという形にさせていただきます。ご了承ください。 ・酸化還元、電池の暗記  酸化還元については、酸化剤と還元剤にはどんなものがあって、反応でそれらが何になるかは丸暗記する必要があります。(例:濃硫酸→二酸化硫黄)ただ、半反応式を全て覚える必要はなく、元の物質が何になるかさえ知っていれば半反応式を組み立てることができます。私は受験生時代、次のサイトを見てやり方を理解しました。 (https://kimika.net/r5hanhannousiki.html 化学のグルメ-半反応式・酸化還元反応式(作り方・覚え方・問題演習など))  また、電池についても上のサイトで全て事足ります。既に授業動画で予習されているということなので、事前知識込みで見ていただくと非常に分かりやすいです。 ・構造決定の学習法 構造決定はやればやるほど点が伸びますし、できるようになるとパズルみたいで楽しいのでとにかく量をこなしてください。ただし、構造式は問題の指示に従って書くように意識してください。これを習慣づけると理不尽な減点を防げます。  既に新演習に手を出されているということで、ある程度骨のある練習問題として東北大学の有機をおすすめします。東北大学の第3問は伝統的に構造決定が出題されますが、非常に問題の質が良いです。難易度で見てもちょうど良く大問の中で勾配があるため、基礎知識の定着と思考力の養成にうってつけです。 ・無機の暗記  イオン化傾向列を使うと覚えやすい部分があります。例えば、イオン化列で横並びの亜鉛鉄ニッケルは濃硝酸と反応して不動態を形成するというように、イオン化列で近い位置にあるものは近い性質を持ちます。また、色の暗記では既にされているように資料集を読んで写真で覚えるのがよいです。 ・理論の計算  溶解度については、出した質量が溶液のものなのか、溶質のものなのか、溶媒のものなのかを考えて解いてください。  例えば、食塩の溶解度が20g/水100gであれば、食塩:水の質量比は1:5ですが、食塩:溶液なら1:6になります。これを混同すると正解できなくなるので気をつけましょう。  気液平衡については、気体の量を体積でなく物質量で捉えると混乱しにくいです。ヘンリーの法則では標準状態基準の体積を考えることがありますが、分かりにくいので全て物質量で統一してしまいましょう。(物質量に直すとき、分数のままにしておくと多少計算が楽) ・合成高分子の暗記  そもそも京大には合成高分子は大問としてはほとんど出題歴がありません。しかし、理論の方でイオン交換膜が出題されたりはするので、そこは暗記必須です。ただ、結局共通テストには合成高分子は出題されるので、その対策として繊維やゴムについて覚える必要はあります。  合成高分子はそれまでの化学よりも更に生活に身近になります。身の回りのものと結びつけて覚えてみましょう。例えば、アラミド繊維は強度が非常に強いため防弾チョッキに使われているといった感じで、物質の種類、性質、使用例を一気に暗記してしまいましょう。  また、反応機構に触れると、ほぼ例外のないパターンがいくつかあるだけなので無機に比べて楽に覚えられるはずです。 ・各分野の学習比、京大化学の傾向  まず、京大化学は大問4つ(2科目で180分、1課目なら90分)で、大問1は理論と無機の複合か純粋な理論、大問2は純粋な理論、大問3は有機、大問4は高分子(ほとんど天然高分子)が出題されています。これは10年間変わっていません。  全体を通して、知識を前提に思考力を問われています。記述問題だけでなく、グラフを選択したり、範囲外の内容(マルコフニコフ則やラウールの法則など)を誘導付きで出題してきます。また、数値計算の煩雑さもありますが、物理の問題のように文字のままで計算する問題が多くあり、慣れが必要です。  京大化学では、まず有機と高分子で得点を稼ぐ必要があります。比較的難易度が低く、そうでなくても誘導が丁寧なことが多いです。有機は構造決定と立体化学、高分子は糖ペプチドアミノ酸が多く出題されます。  理論は、結晶構造、電離平衡、気体が多く出題され、中でも結晶は出題頻度が高いです。  無機は全く出題されない年もありますが直近は3年連続で出題されています。対策を怠ることはできません。  以上を踏まえると、有機>理論>無機の順で重視したほうがいいと考えられます。比率に関してはなんとも言えないですが、高2から化学を勉強されているということで、受験前には全分野完成する(化学で7〜8割が目指せる)と思われます。なので比率というよりは不安な分野を都度穴埋めするぐらいでよいでしょう。  最後になりますが、暗記分野は演習をこなしていくうちにいずれ覚えていくと思ってください。演習の比重を大きくしていって、最終的に過去問にまで到達できるようにしましょう。健闘を祈ります。
京都大学工学部 黒澤
3
0
化学
化学カテゴリの画像