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化学の勉強法

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6/12 22:19
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そら

高3 兵庫県 兵庫県立大学工学部(49)志望

化学は、学校の定期テストではいつもいい点をとれるのですが、模試になるといつも偏差値55とかなのでどのように勉強すれば良いかわからないです。 何かいい参考書などがあれば教えてもらえますか?

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こうしん

京都大学理学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは! こうしんと申します! 化学は 理論化学、無機化学、有機化学と大別できます。これらそれぞれに対して、数多くの分野が潜んでおり非常に範囲が広いです。 とはいえ、数学のように解法が複雑に入り組んでいるわけではありません。そのため解法と問題の対応付けが基本的にやりやすいのが化学です。どの分野も、「ここがポイント!」と言うものがあったり、解法が決まっているものがあります。 これらを見つけて頭に叩き込んでいくのが我々のすべきことです。 (具体的には数学の勉強法と同じです。数学の勉強法については過去の質問で言及しているので、ぜひご覧ください!) 具体的にポイントを書きたいところですが、なかなか量がえげつないので、少しずつ書いて質問に小出ししていきますね! とりあえず、理論化学分野です。 理論化学は、構造論、モル計算、溶液、イオン、化学結合、単位格子、金属結合、結晶、酸塩基、希薄溶液、気体、蒸気圧、速度平衡、熱化学、pH計算、と非常に多岐に渡っています。 では、それぞれのポイントを説明していきます。 構造論 化学基礎の範囲です。構造は昔から多くの議論がされただけあって、相当な知識量になります。知識なので、よく問われやすい単元をピックアップしていきますね。 ・電子殻とオービタルの関係(電子配置)
・混成軌道 ・放射能(α崩壊など…) ・原子量の求め方 考えを追求して行ったら、単元最強に難しいです。ハマりすぎに気をつけてください。とはいえ、記述分野はここでよく出題されるので、注意が必要です。 モル計算 全ての基礎であり、化学の象徴とも言われる単元です。 様々なことを習いますが、基礎的な計算ができれば、「単位を毎回必ず書く」ことに注意すれば、かなり計算が楽になります。これで、公式ミスはほぼ防げますし、次の計算は何か?の見通しがつきやすくなります。 また、10の累乗の計算が大変ですので、m(ミリ)が出てきたら、それをそのまま使うようにしましょう。 そして、計算は小学校の連立方程式を解くかのように正確に並べると良いです。割と立式でミスすることが多いので… 溶液 溶液の最難関は、濃度計算です。この公式が多いことや煩雑な計算で悩む人が多い分野ですね。 まずは公式です。公式は、濃度の単位を覚えるようにしてください。それを分数のように見れば、公式が出来上がります。 また、煩雑な計算はモル計算の方を参照してください。 あと注意として、溶液を混ぜ合わせる際に「体積が変化するかどうか?」を考えてください。これには見分け方があります。それは「密度のデータがあるか」で、あれば変化しますし、なければ変化しない、と言う見分け方です。
イオン これも暗記単元です。以下、よく出るポイントを書くので、暗記の優先度決めに使ってください。 ・電子配置 ・原子半径 ・イオン化エネルギー/電子親和力 です。一応これらの「性質」を完璧に覚えると大丈夫だと思います。記述分野でよく出るので注意です。 化学結合 結合論ですね。熱化学の分野に通じるものがあります。記述分野でも要注意ですね。化学結合は、電気陰性度の強弱、価電子の配置で分類されています。 左に電気陰性度の組み合わせ、右に結果です 強and弱=イオン結合 強and強=共有結合 弱and弱=金属結合 左に価電子数の組み合わせ、右が結果です 1+1=共有結合 0+2=配位結合 単位格子、金属結合 密度関連の計算問題と立体構造がよく出題されます。 密度関連について。 密度を用いて、アボガドロ数や単位辺の長さなどが出題されます。ですがこれも結局、公式の変化形なので、単位を覚えてから、公式の形を覚えるようにしてください。全ては単位の組み替えで導けます! 立体構造について。 構造は2つに分類されます。最密格子とそうでないものです。最密格子は面心立方格子と六方最密充填構造です。(この二者は、本質では同じ構造をしています。そのため、六方最密充填構造の密度の問題が出題されたら面心立方格子で計算すると楽ですね!)そうでないものは、体心立方格子ですね。 これらは立体図形での出題がたまにあります。軽くでいいので、ある程度正確な知識は持っておいてください! とりあえずは、ここで区切ります…残りはコメントに書こうと思っています! 断片知識しかないですが、頑張ってください!
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こうしん

京都大学理学部

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プロフィール

駿台で一浪して合格しました! よろしくお願いします! 自分の経験が何かの役に立てれば幸いです! 現在、京都大学で物理専門で勉強しています〜 ついでに、登山 キャンプもしています! 質問でも雑談でも気軽にどうぞー! 10月〜また動きます、よろしくお願いします! ホームに過去記事のフィードバックをたまにするので、過去記事見るのが面倒な方は参考にどうぞ!

メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。

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コメント(4)

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こうしん
6/14 1:15
更新します 次回は理論化学を終わらせるよう頑張ります! 結晶 これも暗記単元です!上のと同じように出やすいものをピックアップするので暗記の参考にしてください! ・イオン結晶の融点 ・イオン結晶(単位格子)の具体例 ・格子定数 ・限界半径比 酸塩基 酸塩基は定義が色々合ってややこしい上に、暗記事項が多い大変な単元です。暗記は分類を意識すると整理しやすいので、ここにその分類を書いておきますね。 ・酸塩基の定義…アレニウス/ブレンステッド ・酸性物質/塩基性物質(金属、非金属両方あります) ・両性元素→NaOHとの反応式、頻出です ・弱酸弱塩基、強塩基強酸の反応 ・弱酸塩基の遊離反応 ・揮発性酸生成反応(cf…濃硫酸の性質) ・中和滴定実験(実験器具と解き方、押さえてください) →滴定曲線、指示薬 以上です。計算方法にもコツがあるものが多いので、それも押さえておいてください! 希薄溶液 沸点上昇、凝固点降下、蒸気圧、浸透圧、コロイドを扱う分野です。この分野は始めにやるので忘れやすく、しかも難しい内容なので特に注意してください! 沸点上昇凝固点降下は、何故そうなるのか?の考えを頭に入れてください。この単元の基礎になります! 蒸気圧は、蒸気圧曲線の図がよく出てくるPT図を大事にしてください。それが攻略の源です。図を必ず描いて、それと合わせて問題を解いたり理解していけば、かなり掴みやすくなります。 浸透圧は、物理の力の釣り合いをイメージしてください。出ている水の体積の重さ分が、浸透圧なんだ、ということが理解できれば、それに関する方程式を立てるだけでオッケーです。 コロイドは暗記事項です。量も少ないので頑張ってください
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こうしん
6/15 17:01
更新します 気体 気体はかなり苦手になりやすいです。しかし解き方の経路がかなりしっかりしているので、ちゃんと対策を組めば大丈夫です! では、その解き方の経路を解説していきます。 気体は問題の分類で解き方が異なってきます。 その分類は ①モルが変化するかどうか? ②他の変数(温度や圧力、体積)で一定のものはあるか? まず①が変化し、②があるもの →P=kn、V=knといった比例関係の式で解く ①が変化し、②がないもの →PV=nRTを用いて情報を全て出す。 ①が変化しないもの →PV/T=一定の式を用いる。 (②に沿って、変数を減らす) という分類をすることで、解き方を決めることが可能です。 速度平衡 速度平衡の単元では、問われ方と解き方が一対一で対応しています。 なので、それを元に解いていってください! 求速度→速度の定義式を使う(時間で求める速度式) 求k→速度式から導く(濃度に比例する方の式) 求E→アレニウスの式 求半減期→定義式+速度式 です。簡単なので、すぐ覚えてしまうといいと思います! 熱化学 熱化学は「定義」が問われやすい分野です! まず、定義を確認することをオススメします。確認事項は以下の通りです。 ・生成熱 ・溶解熱 ・水和熱 ・燃焼熱 そして、熱化学は「図」を必ず書くことで極端にミスが減ります。 図を描く上で難しいと言われているのは「基準線の取り方」です。そのコツを書いていきます。 基準線は、与えられている情報によって取り方を変えていきましょう。 与生成熱→単体を基準にとる 与燃焼熱→完全燃焼状態を基準にとる 与結合E→結合が切れた状態を基準にとる ですね。 pH計算 理論化学のラスボスです。しかし、ラスボスにはギミックがあるように、pH計算も手順を決めてかかれば楽勝です。 pH計算では、弱酸塩基、強酸塩基、緩衝溶液で解法が異なるのと、「厳密解」を求めるのか、「近似解」を求めるのかで解法が異なるのとの、2つの分類があります。 弱酸塩基の場合 ①水素濃度=√(CK)で濃度を出す ②①で出した濃度で電離度を求める。電離度が 5/100より大→厳密解へ 5/100より小→近似解へ ③(厳密解)平衡の式と、濃度変化の関係式を用いて二次方程式を解きます。 (近似解)①で出した濃度が水素濃度です。 強酸塩基の場合 ①強酸の濃度そのまま水素濃度になります。 ②それが10^(-6)よりも小さい場合は、厳密解を出しましょう。大きいなら必要ないです。 (厳密解)平衡の式と、濃度変化の関係式を用いて二次方程式を解きます。 緩衝溶液の場合 平衡の公式を変形させます。 k=A(濃度)*H(水素濃度)/B(濃度) (Bが電離したらAになる式です)この式を k=A(物質量)*H(水素濃度)/B(濃度)に変形すると、格段に解きやすくなります。なぜなら問題は物質量で与えられることが多いからです。 (緩衝溶液に、厳密解とかいうのはないです) 以上が理論化学です。次回、無機化学。
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こうしん
6/19 14:30
無機化学分野 無機化学は、分類を意識して暗記することが重要です。 分類は以下の通りです。 ・金属元素 ・非金属元素 ・再溶解/系統分離 ・溶解度積 ・沈殿/錯イオン です。 ではそれぞれの分類をさらに分類していきます。 ・金属元素 普通に、アルカリ金属、アルカリ土類金属…などのように族で分類していくと、それぞれの個性が似ているのでオススメです。 また、各族に対して念入りに調べてほしい項目があります。それは 単体の性質(状態、融点、同素体、格子、単体の生成法)、化合物の特徴(溶解性、酸性塩基性、工業的手法)、イオンの性質(色、炎色反応、)、各元素の特殊反応です! それぞれ調べて、自分でまとめてみると後から暗記しやすいです。 最後の暗記すべき化学反応を一覧にするので参考にしてください 電気分解反応(アルカリ金属) ソルベー法(アルカリ金属) カルシウム循環反応(Ca) ホールエルー法(Al) テルミット法 鉄の精錬 Cu・Ag反応のまとめ(有機化学含む) ・非金属元素 これも族で分類するのが基本です。金属元素と同じように、 単体の性質(状態、融点、同素体、単体の生成法)、化合物の特徴(溶解性、酸性塩基性、工業的手法)、各元素の特殊反応 で分類していってまとめると良いです! 暗記すべき化学反応は ケイ素反応(立体的な構造が問われやすい) ハーバーボッシュ法 オストワルト法 接触法 が主なものです! ・再溶解/系統分離、沈殿/錯イオン これは、沈殿生成の暗記をする分野です。上記二つの性質から、溶解性だけを抽出して問題にしたものですね。 覚えてほしいものは Cl類沈殿反応物 SO4類沈殿反応物 クロム酸類沈殿反応物 S沈殿の色と化合物 錯イオン形成の傾向と色 沈殿再溶解物(両性元素) ですかね。あとは演習あるのみです。 ・溶解度積 理論分野的な内容ですが、無機化学分野の知識を使う場面も多いため、無機化学に分類しました。 溶解度積は、沈殿物質がどの程度溶解しているのかを平衡を用いて表したものです。そのため、何が沈殿物質なのか、を知る必要があります。これは多くの問題で与えられますが、たまーに聞いてくるので気をつけてください! とはいえ、平衡の延長なのでアドバイス等は平衡を見ていただければと思います! 暗記中心なので大雑把な説明になりましたが、無機化学はこの辺で… 次回、有機化学(分割するかもです)
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こうしん
6/27 14:39
有機化学分野 有機化学は、暗記+技術の科目です。暗記は、各種反応と構造を覚えるということ。技術は簡単な計算と、構造決定問題です。それぞれについて説明します。 暗記分野 これはもう覚えるだけなので、各種反応について列挙していきますね。 炭素化合物 ・アルカン…ラジカル置換反応(塩素置換)、クラッキング反応 ・アルケン…付加反応、ラジカル反応(O2による切断) ・アルキン…付加反応、末端のHの反応性(アセチリド系)、重合反応 アルコール類 →ヒドロキシ基によって起きる反応群 ・アルコール間反応 ・還元反応(Naとの反応) ・酸化反応(級別酸化反応、検出反応→アルデヒド/ヨードホルム) ・強酸との反応(脱水反応、求核置換反応) カルボニル化合物 ・求核付加反応(二酸化炭素の溶解、熱硬化性高分子の合成、糖の反応) ・求核置換反応(エステル) ベンゼン環 ・置換反応 ・置換機による反応(ヒドロキシ基、ニトロ基、アミノ基、炭化水素基) 高分子タンパク質 ・アミノ酸(程度の高い大学なら全部覚えたほうが良さそうです)(等電点) ・タンパク質(性質、変性、分類、酵素、検出反応) 核酸 ・DNA微細構造(糖を基礎にするといいです) ・DNAの全体構造 糖 ・単糖類(構造、環⇄鎖の反応、フルクトース) ・二糖類(グリコシド結合、各論) ・多糖類(アミロース、アミロペクチン、セルロース) 油脂 ・暗記(パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸) ・ヨウ素価、ケン化価 ・石鹸の性質 高分子化合物 重合方法で分類しましょう ・付加反応(ビニル系、ビニリデン系、C4型、C2+C4型) ・縮重合(ポリアミド、ポリエステル、ホルムアルデヒド) ・開環重合(ナイロン6) 技術編 ・計算 高分子の計算が特に難しいです。コツとしては、まず初めに単位構造の化学式を把握してから、単位構造を基準にして計算していくと簡単です。 このことを念頭に置いて、いろいろな問題を見てみてください。そうやって解いているはずです。これらを参考にして、解き方を身につけていってください。 ・構造決定 手順は以下の通りです。 ①情報を得る→予測する (不飽和度、炭素数、官能基、不斉炭素にチェック) ②題意に合う最低限の構造を予想する →OやH数に注目するといいです。 ③他の情報で構造を修正する ここで という流れが一般的ですね。ここで難しいのは、②の部分です。これに対しては経験が大きく物を言います。具体的には、経験を積んでいくことで、反応の組み合わせに対する構造を一瞬で見つけることができるようになります。 ここでお勧めしたいのが、問題でできなかった構造決定の発想の流れをノートなどにまとめてメモすることです。京都大学のような特別難しい大学でなければ、ほとんどがパターン化することができるので、非常にお勧めです。 さらには、頻出構造に対しては研究しておくこともオススメですね。 酸化は、クロム酸ならアルデヒドまで、過マンガン酸ならCOOHまで。H付加が来たら、二重結合と三重結合への付加、または、ベンゼンの破壊、といった風にまとめるのがかなり効果的です。 さらに、分子式の計算方法も網羅しておきましょう。 3パターンあります。 ・二酸化炭素、水の質量から求める ・質量百分率から求める ・分子量だけが与えられているところから、整数を使って求める 以上です。全て経験しておくと、本番で早いです。 あと忘れそうになるのが慣用名です。割と忘れるので、ネットで調べるなりして(高校で出てくる)全部知っておくことをオススメします。 最終回です!見てくださってありがとうございました! 全体のまとめ、僕のページに貼っておきます!見にくかったらぜひどうぞ!

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数学IA、ⅡB.化学、化学基礎の基礎を固めるにはどうしたらいいか?
東京工業大学理学院に現役合格した者です。基礎固めに不安があるとのことでしたので、アドバイスをさせていただきます。 まず、数学ですね。現在使っている参考書が何か分かりませんので、私が基礎固めに使ったものとその勉強方法を紹介します。 私は青チャートを用いて基礎固めを行っておりました。具体的には、例題を周回し、理解ができたと思ったタイミングでexerciseと呼ばれる章末問題的なものに取り組んでおりました。ステップ事に詳しく解説しますね。 まず、例題の周回ですが、これは問題を解く際の基本的な考え方を身につけるのが目的であります。ここで注意しておきたいのですが、解法の「丸暗記」だけは絶対にしないでください。考え方を身につけるのが目的ですから、「理解」に重点を置いていただけると良いかと思います。具体的には、解答を読む際に、なぜこの解法が思いついたのか?他の方法ではダメなのか?なぜこのタイミングでこの定理を用いたのか?なぜこんな断り書きをしているのか?など…を自分の頭の中で考えながら勉強されていくのかオススメです。解法を丸暗記せず、しっかりと理解をすれば、初見の問題でも解き進めることが出来ます。自分の頭で考えた経験で勝負をするイメージですね。実際、私は数学の問題を解くときに解法はほぼ意識していません。問題文から、何を求めたいのか、今何をすればいいのかを読み取り、今までの経験を元に正解までのルートを組んでいます。丸暗記よりもこのような勉強方法の方が楽しいですし、他教科にも応用できる思考力が身につきますので、圧倒的に効率がよろしいかと思います。 次に化学・化学基礎ですね。学校でセミナーなどといった基礎的な問題集は配られているでしょうか。配られていない場合、書店で適当な物を探してください。教科書はお持ちである前提で勉強方法を紹介します。 理論化学分野から説明します。 理論化学は計算がメインになりますので、暗記より圧倒的に理解が重要になります。具体的には教科書を読み込み、現象を理解することに重点を置きます。なんとなく現象の意味が分かったタイミングで問題集などで具体的な問題を解くのが良いでしょう。一つ一つの計算がその現象の何に対応しているのかを考え、意味をしっかり理解してください。 続いて無機分野ですね。 こちらは非常に暗記が多い分野ですから、なかなか手を付けづらいかと思います。基本問題とはいえ、解くためには知識が必要です。しかし、基本問題を解くために教科書を読んで暗記をしていてもなかなか身につかないでしょう。そこで、私が実際にやっていた方法を紹介します。それは、解答を読みながら基本問題を周回しまくることです。教科書を一読した段階で問題集に入っていただいて構いません。おそらく、分からない問題ばかりかと思いますので、最初から解答を見て、問題文と照らし合わせる作業をしてください。この時、語句問題の答えは手元の紙に書きながら進めてください。書いてれば勝手に覚えます。問題集の文章を暗記する勢いで大丈夫です。5週もすれば基礎的な知識は全て頭に入るでしょう。そして、無機分野で厄介なものとして、気体の製法とイオンや化合物の色が挙げられますね。この2つに関しては個別に勉強方法を紹介します。 まず、気体の製法ですが、基本的に覚える必要はありません。ほとんどの反応は弱酸・弱塩基遊離反応か酸化・還元反応です。酸化還元は多少暗記要素が含まれますか、弱酸・弱塩基遊離反応に関しては暗記0で大丈夫です。無機分野で勉強するというよりは、理論分野の勉強として処理して頂ければ余裕なはずです。 化合物などの色に関しては、とにかく周回して遺伝子レベルで覚えさせましょう。残念ながら、ここでの暗記は避けられません。しかし、ただ覚えるだけではすぐに忘れてしまいますので、身近な物と結びつけて記憶することを意識しましょう。例えば、酸化亜鉛は白色であることと、絵の具のジンクホワイトに使われているということを結びつける…といった具合です。多少は楽ですし、楽しめると思います。 最後に有機ですね。有機では構造決定がメインになりますが、まず最初に立ちはだかる壁といえば、官能基の種類の多さではないでしょうか。これらは一気に暗記を試みると普通に挫折します。問題集では「アルコールとエーテル」や「アルデヒドとケトン」など、異性体ごとに単元が分かれていると思いますので、1単元ごとにじっくり問題を解き、覚えていくのがよろしいかと思います。高分子化合物も出題されると思いますが、これは無機と同じ勉強法で大丈夫です。 以上、私の経験からオススメと思われる勉強法をご紹介しました。志望校合格に向けて頑張りましょう。
東京工業大学理学院 いぷしろん
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理系数学
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ほんとに化学がヤバい😭
おはようございます。 文系の方ということで、化学基礎の内容について以下記述します。もし、化学基礎ではなく化学の方でしたらすみません。 参考書について。私がオススメするものは理系向け(化学基礎と化学の両方載っているもの)になるのでご了承ください。『化学の新研究』『解法の焦点 理論化学編』 ただ、後者の方であれば文系の方で高得点を狙っている方にもオススメできると思います。 学習法について。 物質の構造(molの前まで):この単元は知識問題です。覚えるのが中心となります。 mol:molは単位です。みかんなどを一箱もらったという時、みかんなどを何個もらったというわけではないですが、たくさんもらったと容易に想像できることでしょう。それと同じように、原子はとても小さいので、炭素何粒子(何原子)というよりも炭素何molというわけです。 化学法則:覚えてください。 酸-塩基:中和の原理とどの溶液が強酸、弱酸、弱塩基、強塩基かは覚えてください。化学反応式は作れるようにしてください(覚えなくて結構です)。反応式を作る際は、生成される水に注目すると良いでしょう。中和反応する物質(例えば塩酸と水酸化ナトリウム)と与えられた場合に化学反応式が書けるようにします。 酸化還元:酸化還元の原理とどの物質が酸化剤、還元剤かは覚えてください。あと、酸化剤や還元剤として働く物質の半反応式は覚えてください。イオン反応式や化学反応式は半反応式の組み合わせで作ることができます。 こんな回答でよろしかったでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。
名古屋大学医学部 kai3140
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化学
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文系の化学基礎について
初めまして。 個人的には化学基礎はある程度覚える部分とそれを使って計算する部分があると思います。分野ごとに暗記と計算に分かれていますね。暗記する部分はどうしようもないので覚えてください。私の例ではありますが、覚える時には周期表の元素の写真や偉人の豆知識等を読みながらなるべく楽しく覚えるようにしました。化学基礎は語呂合わせもありますしね。 計算部分は、ある程度出てくる問題はパターンになっています。センター試験でしか使わないと思うので、学校でやるセンター試験の問題集やマーク式の問題集などを解いてください。例えばmolの部分だと体積に変換したり質量に変換したり、化学反応式と絡めて出てきたりしますよね。他にも中和の部分だと中和滴定の実験におけるmol濃度などが出てきますね。なんでもいいのでたくさん問題を解いてある程度慣れてください。 恐らくその点数だと(何点満点かは知りませんが)、基礎基本がなっていないと思われます。化学基礎は1問の配点が大きいので1問落とすだけで不合格、なんてことも有り得ます。その分点数を取れれば得点源に出来るということです。文系の人には化学基礎は取っ付き難いとは思いますが、結局暗記が半分なので苦手意識を捨て去ってください。満点を取って周りに自慢するぞ、などの自信付けで構いませんので頑張ってみてください。少し出来るようになったら後はひたすら復習です。 まだ時間はありますので諦めずに頑張ってください。お求めの回答でなかったら申し訳ございません。応援しております。
東北大学文学部
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化学
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基礎の固め方
こんにちは! こうしんと申します! 物理→化学の順で答えていきますね! 主に基本的な事柄を話していきます。 まずは物理です。 物理学 物理の一般的な勉強法はふた通りあって、 一つ目は、微積を使わずに「解く」物理をする 二つ目は、微積を用いて「本質」の物理をする イメージが持てれば理解はしやすい数学とは異なり、概念自体を理解するのが難しい物理学は「理解するかどうか」で分かれ道があります。 一つずつ性質を説明します。 前者は、物理の概念の根本的な理解を放棄し、解くことだけに特化した学び方です。そのため、早くに学ぶことができますが、それを点数にするのは少し工夫が要ります。(公式を暗記するといった工夫です) 物理は、国立大学であれば問題がほぼパターン化できるので、解答法を暗記し、その知識を用いて解くことができるため、この方法が使えます。 後者は、物理の根本から理解して、問題に取り組む方法です。ところが、理解には微積分を用いるため、早くても高校二年生の後半から学び始めるという、遅いスタートになるという欠点はあります。しかし、それを完全に学び終えれば、あらゆる問題を相手にしても解くことが容易にあるでしょう。 というのは、大学入試問題は微積分を背景におきながらも、微積分を用いなくても解けるように作られています。そのため、問題例としては非常に簡単になるのです。 僕がオススメするのは後者ですね。ただし、学ぶのは結構大変になります。僕は東進での「トップレベル物理」を受講することによって学びました。「ハイレベル物理」でも全然良いです。 そういう環境があるならば、絶対後者をオススメします。 そのような環境がなければ、後者の場合参考書によるサポートが必要です。参考書による学習は大変ですが、上記の効果が得られるのは確実なので、オススメです。 オススメ参考書は、「新物理入門シリーズ(概論+演習)」「理論物理への道標(上下)」が良いです。あとは僕は使ったことないですが「秘伝の物理シリーズ」も候補に上がります。 一方で、前者の場合は演習中心の学習となります。前述した通り入試問題の物理は、京大のような特殊形を除いて多くの問題をパターン化することができます。これを利用します。 学習方法は、数学と同じようにパターンに沿って問題と解法を対応させて覚えるといったものです。演習教材は持ってるものならなんでも構いません。 数学と似たような内容になりますが、一応学習方法を記しておきます。 2ステップの過程を踏みます。 1問題の特徴とその解答をインプットする 2演習により1の記憶をアウトプットして定着させる まず1について インプット作業です。問題の解答を先に見て、解答法と問題との対応関係を理解し、頭に入れます。 この時、問題の「特徴」とそれに対応するように解答を結びつけると良いと思います。目標は、問題の特徴に反応して、対応すべき解答を閃くことができるようにすることです。そのため、特徴を掴んで解答と対応させる作業を加えることによって、記憶しやすく、また汎用性を高くします。物理の問題の特徴は、状況で分類すると分かりやすいです。例えば、2体問題、微小振り子運動、といった感じです。 次に2について そうして得た結びつきを用いて演習することにより、結びつきを記憶に定着しやすくし更に他の問題へ適応しやすくなります!(答えを直接暗記しているのではなく、特徴から答えを導いているからです!)問題を見て、瞬時にやることが分かれば達成です! また、問題と解法の対応については、予備校の知識を利用するという手もあります。 物理対策はこんな感じですね。 次に化学について。 化学は 理論化学、無機化学、有機化学と大別できます。これらそれぞれに対して、数多くの分野が潜んでおり非常に範囲が広いです。 とはいえ、数学のように解法が複雑に入り組んでいるわけではありません。そのため解法と問題の対応付けが基本的にやりやすいのが化学です。どの分野も、「ここがポイント!」と言うものがあったり、解法が決まっているものがあります。 これらを見つけて頭に叩き込んでいくのが我々のすべきことです。 (具体的には数学の勉強法と同じです。数学の勉強法については過去の質問で言及しているので、ぜひご覧ください!) ポイントについて他の記事で大きくまとめているのでそちらを見ていただければ幸いです。 ここでは新しく参考書について言及していきます! 学ぶための参考書 →原点からの化学シリーズ 化学を基礎から詳しく説明していきます。かなり重厚でわかりやすいので、苦手な分野だけでも見てみると良いです。 レベルは東進のハイレベル化学程度ですねー。 演習のための参考書 →重要問題集・新演習 よく使われている二冊ですね。重要問題集は基本問題の演習。新演習は重要問題集の穴を埋める役割が主ですね〜 また、ネットで駿台のテキストを買うのも手ですね。重要な問題が軒並み揃えてあるのでとてもオススメです! 以上が基礎を勉強するための簡単な勉強法の解説です! 参考になれば嬉しいです!
京都大学理学部 こうしん
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物理
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共テ化学が解けない
こんばんは。共通テスト化学は問題量が多く、慣れていないと時間も足りなくなってしまう科目なので、自分も苦戦した経験があります。以下、化学の勉強方法について、分野ごとに自分の経験からアドバイスさせていただきます。 まず、理論化学についてですが、共通テストのみならず国公立二次試験でも私大の試験でも、理論化学の問題は計算問題になるので、1問解くのにそれなりの時間がかかります。方策としては問題集などでひたすら問題演習を行って解き方のプロセスを身に染み込ませる、これに尽きると思います。とにかく問題パターンを何個も経験しておくことによってどのような問題が来てもすぐに解き方を思いついて短時間で計算できるようにしておく、ということが大切だと思います。 計算問題の演習では、できるだけ電卓は使わず、筆算(手計算)で答えを求める練習をしておくことを推奨します。試験本番では当然電卓は持ち込み不可になりますので、計算力向上や計算ミスの頻度を減らしたり検算を行う練習として、時間は多少かかりますが手計算で答えを求める練習も兼ねて問題演習を積み重ねておくと良いかと思います。 次に無機化学についてですが、無機化学はとにかく基本事項の暗記に尽きます。知識問題は覚えていなければ当然正解できませんが、裏を返せば「覚えてさえいれば点が取れる」というかなりおいしい分野です。これは共通テストのみならず全ての試験において言えることで、理論分野の計算問題1問と無機分野の知識問題1問がほぼ同じ配点ということもしばしばあります。計算問題は3分ほどかけて手計算をしてやっと答えが出るものがほとんどですが、知識問題は覚えている知識を5秒くらいかけて書くだけで点がもらえます。知識問題は計算問題と比べてコスパが圧倒的にいいので、無機化学はぜひ完璧にしておくとかなりのアドバンテージになります。 そこで無機化学の知識が完壁に頭に入るようにするための最強のアプリを紹介します。その名も「無機化学」というアプリです。こちらには1000問以上の問題が収録されていて、通学時間などのスキマ時間を利用してサクサク進めることができます。また、間違えた問題を復習リストに仕分けてくれる設定もあるので、効率的に学習を進めることができます。最終的に復習リストの問題を回して八割以上の正答率をコンスタントに出せるようになればかなり良いと思います。無機化学の知識がなかなか覚えられない、ということであればこのアプリを使うことを強く推奨します。 有機化学についても、とにかく覚える、これに尽きると思います。ただ、無機化学とは違い、ひたすら教科書とにらめっこしながら丸暗記、という勉強法はおすすめできません。有機化学の知識は「知識問題」としてではなく、構造決定や化学反応式の導出などで使うため、ただ覚えただけでなく、覚えた知識を使いこなせるようになっていなければ意味がありません。そのため、知識を覚えながらアウトプットの練習も同時に行っていく必要があります。具体的には、構造決定などの問題演習を通じてアウトプットを行いながら少しずつ知識を頭に入れていく、という方法が最適だと思います。 3分野の中で、無機化学については早めにマスターしておくことを推奨します。無機化学は3分野の中で一番範囲が狭く、またほぼ全てが知識なので、覚えてしまえば全ての問題が解けるようになるおいしい分野です。「理論化学の計算問題はまだ自信がないものもあるけど、無機化学の問題だけは全問正解する自信がある」というだけで安心感を持って化学の他の分野の勉強を進めることができるので、精神的にも余裕が生まれます。 最後に、共通テスト化学について、全体的なことを言及したいと思います。共通テスト化学はとにかく計算問題をさっさと処理出来るかにかかっています。そのためにも知識問題は手際よく答えられるようにしておくことが求められます。もし時間が足りない、計算問題が解き切れない、というのであれば、知識問題を完璧に抑えられるようにしておくだけでもかなり点数が上がり、時間にも余裕ができると思います。繰り返しの内容にはなりますが、個人的には、化学の勉強の優先度としては知識問題>計算問題だと思っています。もちろん計算問題も解けるに越したことはないですが、手際よく点を取るためには知識問題の高い正答率も欠かせないと思います。ぜひその点を頭に入れて勉強を進めていただければと思います。 拙い文章ですが、化学の成績向上の一助になれましたら幸いです。ご希望の大学に合格されることを心より願っております。
東京大学工学部 アトラス
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化学の勉強法
化学は理論、有機、無機の3つに分かれるのでそれぞれについて軽く説明します。 理論 定義をしっかりと覚えなければ問題に手がつけられません…… しかし、定義をしっかり抑えると問題数はそれほどこなさなくても得点につながると思います( ^ω^ ) 無機 正直な話暗記が多い分野です…… 知ってるか知らないかで得点がはっきり分かれるのでゴロなどをうまく利用して暗記しましょう!! あと、入試や模試でわからないところがあっても時間をかけすぎないようにしてください!! いくら時間も使っても答えは覚えてないと出ません笑 有機 構造決定がメインとなり、経験値がかなり必要となってきます。問題を解く時間もできる人は簡単に解けますができない人はかなり時間をかけてしまいます。 つまり、本番で必要以上に時間を使ってしまう人がかなりいるので時間配分に気をつけてください!! 後は、経験値を積むしかありません( ^ω^ ) 応援してます📣
早稲田大学創造理工学部 tatsuya1013
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化学の勉強方法
こんにちは!東工大一年のたまちゃんです。 化学の理論は難しいので、無機・有機からしましょう。無機・有機は覚えるだけです。溶液の色や沈殿の色、硫酸と何が反応した時に沈殿が出来るか 等を覚えていますか? こういった暗記すれば良いものをまず覚えましょう。ネットで調べれば、語呂合わせが出てきますので、それも活用しましょう。 理論に関しては、例えば結晶格子だと、面心立方格子か体心立方格子、イオン結晶のいずれかしか出ないと思います。(もしかしたら六方最密充填構造も出るかも) こういうのはもはやパターン暗記です。解いた次の日にもう一度解いてみて下さい。案外解けないものです。次の日も解けなかったら、その次の日に解くんです。そうやって解ける問題を増やしていきましょう。 2学期頑張った人が受験では受かります。死ぬ気でやれば、9割いけると思います。 頑張ってください!
東京工業大学第三類 たまちゃん
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単元別難易度
難易の感じ方はその人の理解の仕方や教えられ方による部分はあると思いますが、一般的な方法で教えられた場合の話をするのであれば、以下のようになるかなとおもいます。 理論化学:問題形式は計算問題など、問題の状況を理解してその場で考えていく問題が多い。化学反応式や、公式など基本的な部分は覚えなければいけないが、総じて暗記量は少なめ。一方で、理解できないと基本問題はテンプレで解けても応用問題は解けないため、理解が重要になる。 一般的に平衡を苦手とする人が多い。 無機化学:基本的に覚えることは多い(無機に関してはわかっていないことが多すぎて体系化が難しいらしです。)本当に暗記が多い。ただ、暗記してしまえば、問題は解ける。確実な暗記が必要な金属の推定などは覚えていないとできないので、難しいかもしれない。 有機化学:無機ほどの暗記量はないものの電子論という考え方を習わない限りは一定量の有機化学反応の過程を覚えなければならない。また、無機と違い、覚えたから解ける問題は少なく、覚えてからも一種の脳トレのような感じで構造決定の問題を解く必要がある。有機化学反応の特徴や流れを覚える必要があり、また、指定された条件から推定する必要があったり、難しいものでは、知らない有機化合物が答えになることもあるので構造決定が難しいと言える。
東北大学工学部 さくまる
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化学を得意にするにはひたすら演習なのか?
演習の際、用意している教材は問題集のみでしょうか? もしそうなら、必ず教科書や図録を見ながら取り組みましょう。 教科書や図録を使わずに学習をする人は、丸暗記に陥りがちです。 解説が的を絞ったことしか書いていないからです。 以下詳細な回答です。 *丸暗記では勝てない *暗記の心得3カ条 *人に教えて理解を深める *まとめ ------------ 【丸暗記では勝てない】 京大の化学は丸暗記で挑む人を叩きのめす構造になっています。 基本的な事柄に対しても「なぜか?」を理解して説明できる力が必要です。 大問1…酸化還元や物質の構造に関する問題 大問2…溶液や気体の化学平衡に関する問題 大問3…有機化学に関する問題 大問4…高分子化合物に関する問題 が例年のパターンです。 計算問題や有機化学のパズルは一見論証と関わりなさそうですが、立式導出過程を問題文から理解するということが必要になってくるので、丸暗記が習慣になっている人は苦戦を強いられます。 ----------- 【暗記の心得3カ条】 駿台化学科の石川正明先生は、 「論理性」 「意味性」 「感動性」 を大切に理解暗記していきましょう、と指導されています。 「論理性」 何故そうなるのかを説明できると、自信をもって理解暗記できます。 (例) 過マンガン酸イオンが、酸性溶液中で酸化剤としてはたらく半反応式 MnO4(-) 8•H( ) 5•e(-) → Mn(2 ) 4•H2O これは何故このような式になるのか、自分なりにわかりやすく説明できるようになっている人の方が自信を持って暗記できます。 教科書と化学図録を用いて詳しく調べながら学習を進めると良いです。 「意味性」 それを理解すると何が得られるのかを知ると、理解暗記する意欲が増します。 例) ステアリン酸×3とグリセリンから成る油脂は分子量890で、これを覚えておけば高分子化合物の分子量絡みの計算が速くなる。 「感動性」 面白い、すごい、ひどい、と心動くことで暗記しやすくなります。 例) 「水兵リーベ僕の船…」に代表されるような語呂合わせ。 ------------ 【人に教えて理解を深める】 重要問題集で自分が出来た問題でも、誰かにわかりやすく解説することは出来ますか? 「論理性」「意味性」「感動性」を意識して、人に教えてみてください。 これは僕が実践してきた化学勉強法です。 友達同士で質問し合いっこしましょう。 特に模試の復習でこれをやると効果的です。 ------------ 【まとめ】 問題集 教科書 図録で演習。 人と教えあいっこで理解を深める。 京大相手に丸暗記では太刀打ちできない。
京都大学工学部 クウルス
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化学基礎から復習?
化学を受験で使うのであれば、化学基礎の[物質の構造][物質と化学結合]は最低限理解しておく必要があると思います。その上で、 暗記が得意であれば、 化学の無機、有機、高分子の単元から取り組んでみてはいかがでしょうか。これらの単元は理論化学(化学基礎と化学の前半)で習ったことを使うこともありますが、暗記で乗り越えられるものが多いと思います。大学入試ではこれらの単元から半分くらいは出題されることが多いです。これらの単元は覚えることがメインになるので、似たようなパターンの問題が出題されやすいです。 暗記が苦手であれば、 化学基礎と化学の前半の単元から取り組んでみてはいかがでしょうか。これらの単元は覚えることが少ない単元です(いわゆる理論化学)。覚えることが少ない分、論理的に考えることが必要になります。この分野はコツさえつかむことができれば非常に得点源になります。 繰り返しになりますが、化学を受験に使うということを考えると、化学基礎の化学反応式とmolの関係までは最優先で習得する必要があると思います。ここがわかってないと、暗記が得意/苦手以前に、問題文がよくわからないってことにもなりかねません。
名古屋大学医学部 kai3140
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