倫理政経か世界史
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kabu
僕は日本史を選択しており、後1教科、倫理政経か世界史かのどちらかを選択しなければいけません。どちらを選択したらいいでしょうか?互いの教科のメリットデメリットなどについて教えていただきたいです。
回答
しゃぶや
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
日本史を受験すると決めているなら、もうひとつは倫理、政治・経済が良いと思われます。
倫政のメリットは、まずはそもそもの記憶量が世界史よりも少ないことです。根源的に知っていなければならないことが少なく、読んで考えて答える問題もあります。
加えて、範囲の中に日本史と重なっている部分があることも倫政のメリットです。倫理の中の日本思想史の部分や、政経の戦後史の部分などです。そこで二重に学ぶことで(つまり複数の視点から同じ歴史的事象を見ることで)理解が深まり、記憶量も減ります。
さらに、倫政、とりわけ倫理の知識が、現代文で役立つことがあります。現代文の評論文の多くは、近代的な思考・思想を批評するものが多いですが、そういった思想がどうやって出てきたのかをまさに倫理で学ぶわけです。この傾向は難関大学の英語にもあるのでそこの英文も読みやすくなるかもしれません。課題文を読んで小論文を書くタイプの試験も同様です。
一応、世界史のメリットも考えます。ひとつは、満点が取りやすい事だと思います。しかし、入試で必ずしも満点を取る必要はないですし、9割くらいなら倫政でも可能だと思われます。ちなみに、東京大学を受験するならば、2次試験は地歴から2科目となりますから、それに合わせるのてしょうが、第1志望は京都大学だと決めているなら、倫政で問題ないと思われます。
以上から、日本史を受験するとしたら、もう科目は世界史よりも倫理、政治・経済がオススメです。
最後に余談ですが、私はセンター試験を日本史と倫政で受けましたが、その勉強の過程で、日本史で学んだ出来事が倫政と繋がったり、倫政の考え方が日本史やはたまた英語や現代文や小論文に応用できたのは楽しかったです。しかしこれらは高3になってからの事で、高1高2はまずは英語と数学(と日本史)が重要であるといえます。参考になったら幸いです。頑張ってください!
コメント(1)
kabu
ご丁寧な回答ありがとうございます。