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理系が行くべき大学の選び方

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4/26 19:39
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
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あたぼー

高卒 香川県 大阪大学基礎工学部(61)志望

大学について調べていくうちに旧帝の理系学部の方が就職に有利だと感じ始めました。というのも、例えば岡山大学なら医学部、徳島大学なら理工学部、神戸大学なら文系学部など、各大学には目玉学部というものがあると思います。自分は志望校を神戸大学システム情報学部に設定していましたが、研究費などが多く旧帝の工学部として名高い、九州大学工学部 Ⅰ群や大阪大学工学部電子情報工学科や名古屋大学情報学部コンピュータ科学科などに変更しようかと思っています。受験校を決める上で就職まで考えた場合、どのような基準で志望校を決めればよいでしょうか。 行きたい学部は情報学部で決めてます。就職も情報学系統を考えてます。

回答

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ゆま

東北大学工学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんばんは!現在東北大学工学部に通うものです。理系が進むべき大学ということで、実際に旧帝理系に通っているものの意見をお伝えできればと思います。少しでも参考になれば幸いです。    まずはじめに看板学部に関してですが、おっしゃる通り、岡山大学は医学部が有名ですし、神戸大学は文系学部が有名です。(一般には六医大と呼ばれていた名残であったり、他の大学の吸収などが関係しています。旧帝も旧帝国大学ですから、言ってしまえば、ただの名残ですが笑)大学の偏差値だけを見るのではなく、自分が学びたい学部学科の強い大学に進学するというのは、一つの判断材料として良いと思います。    そのうえで旧帝に関してですが、旧帝大学はありがたいことに、研究に関して非常に優れているというのは事実だと思います。自分の通っている東北大学に関しても、朝から夜遅くまで開いていて、むちゃくちゃたくさんの自習スペースがある図書館があったり、新しくて、ものすごく広い研究室群があったりします。大学生になって自分の学びたいことを学んでく上ではかなり大きなメリットだと思います。旧帝にも多少差はありますし、旧帝か否かだけでは線引きができないのはもちろんのことですが、このようなメリットは確実にあると思います。ですから比較的偏差値が高く、設備もそろっている例えば旧帝一工神のような難関大だと受けられる恩恵も大きいので目指しがいがあると思います。
では、就職に関してはどうなのでしょうか。世間一般的には東大京大を除く旧帝大は就職面では早慶に劣っているとされている気がします。ただこれに関しては様々な面があり、長短所が混在しているので一概にはいえませんし、旧帝もかなりのアドバンテージがあります。  これはどこで就職するかによってもだいぶ変わります。関東で就職するなら早慶の評価はとても高いですが、仙台市で就職するなら東北大学のほうが評判は高いですし、博多で就職するなら九大のほうが印象がいいと思います。  僕の地元は北陸のどこかの県なのですが、田舎の方になると旧帝よりも地元県名大学のほうが賢いと言われたりします。有名な話で、一橋に受かったのに、何故琉球にいかなかったのかと怒られた人がいるなんて話もありますよね。  今日の日本では、旧帝理系というブランドというよりは、国公立理系大出身という時点で、(早慶など有名私立は置いておくとして)相当重宝されるそうです。(もちろんその中で旧帝のほうが評価は高いのは事実ですが)  むしろ就職に必要なのは(就職先にもよりますが) TOEICの点数や資格、どこの学部卒か、あとは当然人柄等なので(だと思うので)そこまで心配するはなく、自分の一番行きたいところを目指すのでOKだと思います。  現状どこを志望したらいいかわからないという状態でしたら、偏差値の高い大学を目指しておくとベターです。オープンキャンパスや資料取り寄せなどで、いろいろ雰囲気を見て自分に合ったところを探してみてください。 こんな感じの回答になりますが、よろしいでしょうか。 最後に一つ逃げのようなアドバイスを言っておくと、一旦大学に入った後、あまりピンとこなかったら、三年次編入で他の大学に行くこともできますし、 (現在は大阪大、東北大、名古屋大、神戸大、筑波大などいろいろあります。) 院から他の大学に行くこともできますので、ご参考までに
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ゆま

東北大学工学部

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プロフィール

こんにちは!現在東北大学工学部に通っております、ゆまと申します!みなさんのお力になれるように頑張りますのでよろしくお願いいたします!是非クリップやファンなどお待ちしております!!!

メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。

メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。

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コメント(1)

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あたぼー
4/26 21:11
ご回答ありがとうございます 旧帝大学に実際に通っている人のお話が聞けてとてもためになりました。偏差値を重要視するだけではなく、自分の学びたい学問で志望校をもう少し考えてみようと思います。

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志望校の決め方
質問者様の志望学科は京大だと「地球工学科」「建築学科」が該当しますね。 地球工学科では「資源工学」「環境工学」「土木工学」にコースが分かれており、私は土木工学を専攻しています。 地球工学科にも建築学科にもすごい先生はたくさんおられるので、先生とたくさん会話すれば刺激的な環境であることは間違いないです。 旧帝大のブランドは大きいですが、やはり東大京大ブランドは別格ですよ。 良くも悪くも大きくその人のイメージを左右します。 ------------ 中弛みはあるあるですね。 僕もそうでした。 高3に入って、好きなゲームを封印しましたが、それでも高3の9月に入るまでは結構弛んでましたし、エンジンかけるのがもう少し早ければ現役合格出来ていただろうなと今でも思っています。 ------------ 京大には、まさに天才!という人がいますが、割と普通の人も多いですよ。 京大のハードルを自分で上げなくても大丈夫です。 試験で点数さえ取れたら、凡人だろうと天才だろうと誰でも受かりますから。 ------------ 理系の場合、国語の点数はあまり合否を左右しません。 質問者様の志望学科だと センター200 (国語50、英語50、社会100) 二次試験800 (数学250、理科250、英語200、国語100) の配点です。 国語100点中60点取れる人の方が少ないですし、僕が合格したときの点数も30〜40点くらいでした。 もちろん国語対策はしてきてはいますが、圧倒的に数学理科英語が重要です。 記述対策は何とかなります。 ------------ 実践型模試は、ひとまず京大のものを受けましょう。 別に実践型模試を受けていなくても受験対策は出来ますし、京大レベルを知っておくのが重要だと思います。 ------------ 僕が京大を選んだ基準は 「おもしろい人がいっぱいいるから」 「京大生というブランドが欲しいから」 です。 学問、研究の分野は2の次でした。 しかし、入ってから感じたことは、特定の学問分野で世界的権威の先生がおられるという魅力的環境です。 そんな先生と簡単に会話が出来るというのは、京大生に与えられた特権といっていいでしょう。 ただ、実際は入ってからでないと実感がわかないと思うので、単純に「入ったら面白い人と面白いこと出来そう!」という感覚でいいと思います。 他に阪大と神戸大にも行ったことはありましたが、僕の感覚では京大に比べて魅力的に映りませんでした。 これは直感です。客観的に理由を説明しろと言われても難しいです。 ------------ 私は一浪で合格しているのでわかるのですが、現時点で理科の偏差値50を下回っていると、成長ペースをつかまないと現役合格はかなり厳しいと思います。 夏休みを通じて、理科の基礎を固めていくことが大切になりますが、 *力学 *気体・溶液 *化学平衡 を復習しておくと、夏の実践型模試で自分の勉強ペースが適切かどうか判断がつきやすいと思います。 物理の勉強に関しては、僕の過去の質問回答に参考になるものがあると思いますので是非ご覧ください。
京都大学工学部 クウルス
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受験校選び
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理系の北大、神戸、筑波、横国のどれが良いか
初めまして〜(⁠•⁠‿⁠•⁠) 今回の質問に対して、農学部の学生である私が回答させていただきますね! 今回挙げている4つの大学はどこも素晴らしい大学です(⁠・⁠∀⁠・⁠) しかし今回はそれぞれの特徴を考慮しながら考察していきますね! 研究力・教育力 QSランキング(2023年版) 各大学の国際的な評価を確認するために、QS世界大学ランキングを例にします。これは、研究力や国際性など複数の指標を基にしたランキングです。 北海道大学:173位(国内8位) 筑波大学:305位(国内14位) 神戸大学:341位(国内15位) 横浜国立大学:601-650位(国内20-25位) このデータから、北海道大学が世界的な評価で最も高く、特に理系分野での研究力が強いことがわかります。次いで筑波大学、神戸大学が続きます。旧帝国大学である北海道大学は研究費を国からたくさん支援してもらっており、より質の良い研究ができるのではと思います! 2. 専門分野での強み 次に、理系の中でもどの分野に特化したいかが重要です。 北海道大学:農学や環境科学、化学分野が強い。特に自然科学系において、世界的な研究が評価されています。 筑波大学:情報科学、物理学、生命科学などが評価されており、特にバイオサイエンス分野での実績が多いです。研究施設も充実しており、大学院進学を考える学生には良い環境です。 神戸大学:経済学や法学のイメージが強いですが、工学や医学も強いです。特にロボティクスや人工知能(AI)の研究が活発です。 横浜国立大学:工学系に力を入れており、特に機械工学、都市工学、エネルギー関連の研究が評価されています。 3. 地域と生活環境 大学が位置する都市の特徴や生活環境も進学先を選ぶ際の大きな要因です。 北海道大学(札幌):広大なキャンパスを持ち、自然豊かな環境です。寒冷地であるため、寒さに耐えられるかどうかも一考の価値があります。 筑波大学(茨城県つくば市):東京に近い立地でありながら、落ち着いた環境が特徴です。つくばサイエンスシティに隣接し、研究活動や企業との連携が盛んです。 神戸大学(兵庫県神戸市):都市機能が充実した神戸市に位置し、生活の便も良いです。港町として国際的な文化やビジネスに触れる機会も豊富です。 横浜国立大学(神奈川県横浜市):横浜という大都市にあり、首都圏へのアクセスも良いです。理系分野における産学連携の機会も多く、企業インターンなどを考えている学生にとって魅力的です。 4. 卒業後のキャリア・就職率 日本国内での大学卒業後の就職活動において、地元や大学のある地域に強いコネクションを持つ大学は有利になることが多いです。 北海道大学:北海道内や東北地方の企業への就職が多いですが、ブランドがあるため全国的にも卒業生のネットワークは広いです。 筑波大学:関東圏での就職に強く、特に研究職や大企業への就職が多い傾向にあります。 神戸大学:関西圏での就職に強いですが、特に経済・経営系が有名であり、技術職や研究職を目指す場合、学内の競争はやや厳しいかもしれません。 横浜国立大学:関東圏の企業、特に工学系の企業への就職が強いです。首都圏に近いという地の利も大きいです。 今回は様々な点から4つの大学を考えて見ましたが、僕の考えで答えると、、、 1.オススメ度 就職や研究力を考慮すると、 北大>筑波>横国>神戸 になるのではないかなと思います。 ただし、北大に関しては、2年次に成績に応じて学部が振り分けられるので注意が必要です!特に農学部は1番の人気であるので、大学に入学してから勉強頑張れるかも考慮して考えるといいかもしれないですね! 2.難易度 どこも同じぐらいで大差ないです‼️ 今回は北大、神大、横国、筑波の4つの大学についてそれぞれの特徴を考えて見ました。どこも素晴らしい大学なので、入学できたら素晴らしいですよ!!あとは自分が行きたいと思う大学を選んだらいいと思います!進路実現に向けて一生懸命頑張ってください!応援しています。!!
九州大学農学部 ゆうや
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受験校選び
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神戸大学と名古屋大学
わたしは名古屋大学に通っていますが、一概にどちらが良いかとは言えません。 まず、文系か理系か、どこの学部にするかによって、同じ大学でも全く違います。 共通点としては、どちらも地方難関国立大であること、総合大学であり人数も多く、サークルや部活動が充実していることなどがあげられるでしようか。 相違点としては、名古屋大学は旧帝大ですので、七帝戦などのほかの旧帝大とのつがなりがあります。 また就職という面で考えると、土地柄もあり、自動車を代表するメーカーに就職される方がとても多いです。 それから、ノーベル賞授賞者も多く、地域で一番の大学であることから、関東の大学と比べ、学生も教授も自由でのびのびとしています。(就職活動では不利になることも有利になることもあるようです) (名大生ですので、名大の特色しかわからなくて申し訳ないです、が参考までに…) 結論としては、どちらの大学を選んだからと行って、それで人生が変わることはありません。 結局は自分次第です。 参考にしてみてください。
名古屋大学工学部 けろちゃん
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モチベーション
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旧帝大の難易度
入試の難易度×人気 などを考慮した、個人的なランキングです。 東大(そもそも東大には工学部という括りはない)>>京大>>阪大>名大=東北>=九大>北大 です。 英語の難易度は、圧倒的に京大が難しいと思います。 難しいというか、クセが強い? それ用の対策をしないととれないです。 実際、東大英語ができても京大はできない人は結構います。 神戸大は正直農学部以外はうーん、ってところだと思います。 工学部なら旧帝大とはまた差があるかと。 あと、ひとくちに工学部とは言っても、航空学科を狙うならまた難易度がガラッと変わります。 航空学科があるところは少ないので、工学部の中でも一段と難しいと思ってください。
名古屋大学工学部 けろちゃん
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受験校選び
受験校選びカテゴリの画像
慶応就職
これについては、決着のつかない戦いなんですよね。 色んなデータがあり、それに基づいて色んな考察ができるので、人によって意見は異なります。 だから、不毛な論争だとは思ってます。 そして、もう一つ。 ここの回答者は、大学生しかいない(多分)ので、就職事情について詳しく知らないと思ってください。 まあ、個人的な見解ですが、国立の方が就職いいでしょうね。特に、旧帝大と、一橋・東工大とかなら、慶應よりいいと思います。 もちろん、慶應の就職が悪いわけじゃないです。慶應は特に首都圏での就職は強いと言えるでしょうね。三田会という学閥があって、彼らが色々援助とかしているらしいです。 んで、1番大切なことなんですが、ぶっちゃけ、先程述べた国立大と、早慶にいれば、あとは個人の勝負です。大学がどうこうしてくれるものじゃなくて、主体的に動かないとダメです。 一橋に落ちて、慶應に行くことが決まり、少し腑に落ちないなぁ〜。と悩んでいた時に、 学校の先生に 「どこに行くかではなく、何をやるか」 と、言われました。 受験が終わったら、就職が決まるわけではないです。 まだまだ、やらなきゃいけないことがいっぱいあります。 このことを肝に命じましょう!
慶應義塾大学商学部 タイ
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受験校選び
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最終的な志望校の優先順位
こんにちは。智と申します。 現在就活中ということで、お力になれるかと思い回答させていただきます。 出版社で働くという、将来のことを見据えた受験校選びができていること、すごく素敵だと思います! 出版社は、かなり倍率が高く、就職難易度が高い業界となります。もちろん就活は大学名だけではありませんが、同じ大学出身の社員がいる方が良いに越したことはないと思います。 就活をする際に、OB訪問といって、社員の方を訪問してお話を聞いて、自身の面接をブラッシュアップしたり、 はたまた会社によってはOB訪問に点数がつけられて、直接的な評価につながるところもあります。 就職難易度が高い出版社において、OB訪問は必須と言えるでしょう。(もちろん全くせずに合格したという事例もあるかもしれませんが、可能性を極限まで高めるという意味で、やれることはやるべきです) そんななOB訪問を行う際に、同じ大学出身の方が行きたい会社にいることはかなりのアドバンテージになります。なぜなら、大学経由や先輩経由などで繋がりを作りやすいですし、エージェント経由だったとしても、同じ大学の後輩となれば、応援したいという気持ちになりやすく、OB訪問を承認したくなるからです。(OB訪問はエージェント経由などで同じ大学でない人にもすることができるのですが、申し込んだとしても承認されないことがほとんどです) なので、自分の行きたい会社に、明治と立教どちらが多いのかをみてみるのは一つの指標になるかと思います。 明治の方が立教に比べてかなりおおい、というような事情がある場合には明治の方が良いかもしれません。 学部の偏差値の違いも、正直人事は知らないと思います。MARCHとひとくくりにされるか、または明治が有利になりやすいというのはあると思います。 また、文学部と社会科学部という違いがあるので、そこの違い(大学入学後の学問)も、自分がやりたいこととのマッチ度を考えるといいでしょう! 高校の先輩など、身近に在学中の人がいれば、実際聞いてみると良いかと思います!(または、XなどSNSで親切な在校生を探してみて聞いてみるのも手だと思います!)
早稲田大学政治経済学部 智(とも)
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受験校選び
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東工大or東北大、自分に合うのは
 私なりの見解を書かせていただきますね。志望校選択の参考になれば是非。 ⑴ まず、東工大と東北大の最も大きな違いは何かと言うと、前者が単科大学(college)であるのに対し、後者が総合大学(university)であるということです。すなわち、東工大は、ある特定の理系分野の学問を学ぶ意欲のある者たちで構成される一方、東北大は、文理問わずあらゆる分野の学問を学ぶ意欲のある者たちで構成されます。なので、東工大で教育の議論をする場合は、その理系分野における圧倒的に専門的な知見に基づく議論ができますし、東北大で議論する場合は、理系の専門的知見に触れるのはもちろん、文系の専門的知見に基づく議論も期待できます。この点で、触れ合える知見や学問の幅は東北大の方が広いと言えますし、幅は狭くとも限られた分野でのより深い議論については東工大も負けていません。 ⑵ やはり、東北大と東工大では入試問題の難易度の差は歴然です。日本の最難関大学の呼称として、「東京一工」というのがありますが、「工」として東工大がそこに躍り出ているだけあります。また、東工大は共通テストの段階で合否があり、そこで合格した者が二次試験を受けられます(パスナビ調べ)。対して、東北大は共通テスト段階での合否判別は特にありませんが、合否ラインに志願者が同点で並んだ場合、主体性評価チェックリストによる評価が高い志願者を優先的に合格とするそうです(パスナビ調べ)。このように、入試科目は同じでも、合否判別の方式に大きな違いがあります。とくに共通テストにおける「足切り」の存在はかなりデカいです。 ⑶ 難関大の後期日程は、倍率が恐ろしく高いです。東北大で言うと、前期日程の倍率がせいぜい2.5〜3.0倍くらいであるのに対し、後期日程の倍率は2020年で6.0倍、2021年で13.8倍と、競争者数が比にならないくらい多いです。また、北大も後期日程がありますが、このような北大あるいは東北大の後期日程を受けるのは、東大や京大などの最難関大学を前期に受けている者ばかりです。そんな強者たちと、通常の倍率で争うのも厳しい戦いを強いられるのに、その何倍もの倍率で争うのは、考えただけでも身の毛がよだちます。 ⑷ 最後に、何かの参考になるかは分かりませんが、私の、法学部生としての学校教育に関する見解を述べておこうと思います。  「社会あれば法あり」とは、古くから言われてきた諺です。では、社会とは何かというと、「家族や帰属する組織・団体などを単位として生活を営む人びとの集団」(新明解国語辞典第七版)です。法とは何かというと、社会規範、すなわち社会生活の秩序を保つために人々の行動を規律する規則の一種です(法と法律は混同しやすいですが、法律は法の一種であり、法律=法ではあっても法=法律では必ずしもありません)。すなわち、学校というのも一つの社会であり、そこにある規則、すなわち校則というのも一つの法であると言えましょう。  それは、国家社会という一つの社会があり、法律や条例をはじめ色んな法によってそれが規律されているという、最も大きいレベルの社会生活が、学校という小さいレベルに縮小されて投影されているものと見ることができます。したがって、学校の存在意義とは、そういった、一定の法の下で生活を営むという社会生活の能力を涵養することにあると私は考えます。だからこそ、家庭科、保健科、体育科という科目のほか現代社会科目などや部活動があるのであり、入試科目の勉強はそのほんの一部にすぎません。例えば、同年代の人たちとの対等なコミュニティの形成、その中での他者との触れ合いを通して、人への接し方を学ぶということは学校無くして独学でするのは極めて難しいでしょう。このように、図らずも学校教育から享受している恩恵というのは、我々が意識している以上に大きいものです。  ところで、余談ですが、学校社会における法としてブラック校則があるならば、それはいわゆる「悪法」ということができるでしょう。このような「悪法に従うことは悪なのか」とは、法哲学における最も大きなテーマの一つです。これについて考えるには、そもそも「法とは何か」、「悪とは何か」といったことから考えなければなりません。また、H・ケルゼンは「法段階説」といって、法として成文される以前にある根本規範があり、高度に一般的な憲法がそれに従い、またその憲法からより具体的な法律へ、さらにそこから個別的な命令、判決、行政処分へと授権がなされ、その授権関係により法体系が統一されるといいます。ブラック校則が、それより前の段階の法にちゃんと従っているのか、そういったことを考える必要性も十分にありますね。ブラック校則についての問題は依然難しいものです。  昨今、文部科学省の動向や公立学校の教師の問題などがよく注目され、学校教育について考えさせられることの多い世の中です。教師間のいじめなどにも見られるように、教育者として成熟した大人であるべきはずの人間が、もう一度教育されなければならぬほど未熟で幼稚な者であるという悲惨な現状もあります。子どもが子どもを教育しているのです。あなたほどの教師に対する志を持った方はそう多くはおられないでしょう。今の学校教育の腐った一部を改善するには、あなたのように教育者になる大志をもった方が必要なのかもしれません。きっと素晴らしい教育者になるだろうことを祈っています。
北海道大学法学部 たけなわ
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受験校選び
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京大→東大院ロンダ
こんにちは! kirbyさんの志望大学・志望学部とは異なりますが、現在、2週間後の大学院入試に向けて勉強を行っている身として回答させていただきます。 将来を見据えての大学選び素晴らしいですね。私は当時、自分の興味の向くまま進路を決め、あまり将来のことまで考えていなかったので、kirbyさんの姿勢、尊敬します。 まず、大学院の必要性について、理系であれば特に、研究職や専門性の高い仕事に就きたいと考えているのであれば、大学院は必須かと思います。総合職か専門職かによって異なるかもしれませんが、大学院に進学して損はしないでしょう。 さて、学部と大学院で所属を変更することについて、kirbyさんがおっしゃるように就活で有利になる可能性があることは一つ大きなメリットです。また、学部時代にブラック研究室に入ってしまった等あれば、環境が変わること自体も大きなメリットになるでしょう。一方で、研究テーマが変わってしまう可能性が高いのはデメリットとなります。大学院はあくまで研究をする場、研究テーマが変わるということは自分が今まで積み重ねた知識が全て生かせるわけではない可能性が高まります。就活、研究を進めながら、新たに研究に関する知識を身につけなければいけないということは少なからず負荷になります。また、大学院入試は先輩などから過去問をもらって受験することが多いです。他大の大学院を受験するということは、過去問をもらうことは困難になります。 などなど、思いつくメリット・デメリットを挙げてみましたが、あくまで私自身の考え方としては、kirbyさんの状況において他大の大学院受験はあまりお勧めはできません。自分自身の受験の経験から、夏休み明けぐっと学力が伸びること、また東大の進振りとは若干異なるかと思いますが、北大の総合入試制度で、1年間の自分の努力でそこそこ難易度の高い学部・学科に進級したこと、を考え、今kirbyさんが抱えているような不安はそれほど大きな事象ではないように感じます。また、大学院はあくまで研究を行う場、就活のためのステータスを得るための場ではないことも頭に置いておきましょう。 それでも不安があるようであれば、kirbyさんが志望しているようなIT系の大企業の採用実績等を確認してみましょう。企業の採用情報のページなどに記載されていることがあります。東大と京大で採用人数であったり東大生・京大生を採用している企業数に差がないのであれば、学部と大学院で所属を変えるkことによってkirbyさんが求めるメリットは得られないと考えます。 以上、長文かつkirbyさんの意見を否定してしまうような回答をしてしまったかもしれませんが、一読いただけると幸いです。まだ、時間は残されています。色々な情報を見聞きし、自分の納得のいく決断ができることを願っています。
北海道大学農学部 ぽてち
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進学校での私立受験
お答えします。慶應志望なんですね。 まず、質問者様は何を目的に大学に進学するのでしょうか? 就職をしたいということなら、慶應はとてもおススメです。 先日、慶應四年生で外資系内定者と座談会したのですが、外資系銀行は東大と慶應しかいないと言っていました。 さらには、東工大で外資系に就職された方は「東工大で外資は珍しい。実際、慶應は就職めちゃくちゃ強い」 と仰っていました。 さらに言えば、慶應は、就職先人気企業の就職率は54%です。 ほとんどの人が大手企業や超一流企業に行っている現状です。 就職でみるなら慶應はとても良い環境にあると思います。 次に、科目を絞ったら逃げなのか。 科目を絞ったら逃げという考え方は全く理解ができません。 慶應は3科目ですが、全ての科目において難易度がめちゃくちゃ高いです。 実際、国立落ち慶應生がいるので目立ちますが、併願失敗者も数多くいると思います。 目立たないだけです。 それに、僕は東大落ち慶應生は見かけますが、一橋、東工大落ちはほぼ見ません。 少ない科目を極めるよりも、複数の科目をまんべんなく勉強できる人は国立を目指したら良い。 逆の人は少ない科目で勝負できるところを目指せばいい。 つまりは適性を見極めて、得意分野で勝負する人が一番賢い人です。 何も後ろめたく思う必要はないと思います。 何も志望理由もないのに、周りに流されて国立志望にしたほうがいいわけありません。 自分の心に従いましょう。自分のしたいことをした人が評価される時代でもあります。 社会に出て、他人からこう言われたからしたという人間は全く評価されません。 慶應で待ってます🤞
慶應義塾大学経済学部 キリンマダラ
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受験校選び
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京大の併願で慶應義塾大
こんばんは。 慶應義塾大学商学部に通う者です。 正直なところ、慶應商学部でも歴史の授業を履修することができているので、どの学部に行っても歴史を学ぶことはできると思います。実際、私も修道院史をやる歴史の授業をとっていました。(文学部の方が歴史をより学べるというのはあるかもしれませんが。そこら辺詳しくなくて申し訳ないです。)ただ、商学部、経済学部の場合、数学を必修科目としてやらなければなりません。商学部、経済学部a方式で入った場合は、数学のやる難易度は数弱からしたらかなり高いと思います。経済学部b方式で入った方も数学をあまりやらないで受験しているため、苦労している人が多いです。商学部b方式で入った人は、数学を全くやってこなかった人には厳しく感じますが、ある程度やってた人にとっては楽に単位を取れると思います。(質問者さんは数学が得意なそうなので気にすることは無いと思いますが、念の為書いておきました。) 就活に関してですが、たしかに慶應文学部は少し弱いと言われています。なので、就活をとるか、受かりやすさをとるのか、自分のやりたいことをとるのかは自分で選ばないといけません。 以下参考までに、受かりやすさを書いておきます。 国立志望者にとって1番合格しやすいのは、慶應商学部a方式の受験です。なぜなら、私大一筋の人は、英語、数学、社会という勉強の仕方をする人は少ないですし、東大志望者も慶應経済a方式に流れていきます。なので、慶商a方式のライバルは、京大、一橋大志望者もしくはその他の上位・中堅国公立大志望者に限られます。従って、倍率もかなり低いですし、慶商b方式よりも枠がかなり多い(ここ大事)ので、3科目のうち1科目失敗しても十分に受かります。 そして、次に受かりやすいのは文学部だと思います!小論文の対策は必要ですが、文学部も倍率はかなり低い方ですし、京大志望者であれば、英語の記述問題にも対応でき、高得点が望めるからです。日本史に関してはやや細かい事項が出るので一問一答はやった方がいいと思います!慶應経済は、東大合格者の8割くらいが合格していると聞いたことがありますが、逆にいうと、合格した人の2割は慶應経済に落ちていると考えられます。なので、リスクはあるような気がします。(他の学部も同じようなことが言えるかもしれませんが、なんとなく経済は受かるのが難しいような気がします。)ちなみに、慶應経済に関して、小論文の対策をしなければいけないから受けるのを迷っていると書かれていましたが、小論文に関してはそこまで対策する必要はないと思います。70点満点と重要度は低いですし、25点以下の人はほとんど見たことがないとネットに書いてあった気がします。なのでほとんど差はつかないと思います。また、70点のうち、30点程度を占めるであろう要約も京大志望者であれば、なんなくこなせ、満点近くを狙えると思います。なので、慶経a方式で差がつくとすれば英語と数学だと思います。(因みに、数学はかなり難しいです。) 次に対策の観点から見ていきます。 慶商a方式は、基本的な問題が多く、国公立志望者の対策は少なくて済みます。 慶経a方式は、自由英作文、数学、ある程度の小論文の対策が必要になるので少し大変です。 文学部も英語をある程度過去問やること、日本史の難単語対策、小論文の対策が必要になってくるので少し大変です。 これらを加味すると、慶商a方式は兄弟を志望する上で、かなりコスパが良いと思うので受けた方が良いと思います!慶経と慶文のどちらにするかは、上記のことを参考にしてご自身が両親や先生と話し合って決めてみてください!文章がまとまっていなくて申し訳ないです。😓 参考になれば幸いです!
慶應義塾大学商学部 roppongi
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