英単語の進め方とこれからの勉強方法
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ユウキ
こんにちは。
自分は今ターゲット1900をやっていて、
① 一週間に100単語(今section5まで進みました。)
② ①に+してすでに覚えた単語も2日に一回は見直す。
のような上記の流れで進めています。
そこで質問なのですが
① この進め方で大丈夫なのか。
② 高1の冬から高2ではTEAPの受験、高2では英検凖一の取得を目指していますが勉強方法は間違ってないか。今から夏休み終わりにかけてやっておいたほうがいいことは何か。
③長い長文を読もうとすると大体の内容把握ができるが細かいところの見落としが多くてなんとかしたいです。どのような長文勉強をすればいいでしょうか。
大学受験が今からとても不安です。長文ですがアドバイスよろしくお願いします。
回答
さら
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
それぞれについて、簡単に答えると
①もっと早く周回しましょう。
②単語はこのままで良いので語法と長文をやりましょう。
③段落の構造を意識しましょう。
です。
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【単語の進め方】
しっかり復習も意識した学習ができており、
勉強の方法としては素晴らしいです。
より良いやり方は
「大量に素早く」単語を進めることです。
質問者さんも意識している通り、
一回ではすべての単語を覚えられません。
それならば大量の単語を一度に進め、
復習を通して定着を図った方が効率が良いです。
私のオススメは平日2日で100単語です。
①1日50個新しい単語を進める
②それに加え前日の50単語を復習する
③この100単語を朝と夜の最低2回は見る
ということを平日は毎日やってください。
ターゲットは100単語ずつのまとまりになっていたと思いますので、
区切りも良いはずです。
週末はその週に触れた単語を見直しましょう。
もちろんこれで100%覚えることは不可能です。
1周目で覚えられるのはせいぜい7〜8割程度でしょう。
ですが、1日50個進めていけば、
例えば1900単語は2ヶ月程度で一周できます。
2周目以降は一度見ている単語ですのでより早く周回できます。
(私の場合は復習の単語は1日100〜200単語程度を回していました。)
2週間程度で1周できるくらいが良いと思います。
ちなみに、単語の勉強法ですが、
1週目は「見る&読む」だけで良いです。
いちいち書いていたら時間が足りません。
まずは意味の把握を優先してください。
イメージとしては、
①英語の見出しを見る
②(正しい発音で)読む
③赤字の意味を確認する
を1単語1秒くらいで進める感じです。
読むときはブツブツ唱える感じで良いです。
単語の下に発音記号があるので、それを見ながらでも、ネットで検索するでも良いですが、
必ず正しい発音も確認してください。
リスニングやスピーキングで効いてきます。
3周目くらいから、
9割の単語でスラスラ意味が出てくるようになって初めて、
「書く」作業をするのが良いと思います。
とは言っても、発音も意味も頭に入っているので、
あとはブツブツ唱えながら、
音をアルファベットに落とし込むだけです。
これも例に違わず、流れるようにやるのが理想です。
これはあくまで私のオススメなので、あくまで参考に。
質問者さんは試行錯誤しながら自分に効くやり方を見つけてくださいね。
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【英語の試験のためにやること】
語法に重点を置きつつ、長文も忘れずに勉強してください。
語法とは、動詞の使い方です。
ターゲットには意味の下に
どんな前置詞を使い、どの順番で単語を並べるかが書いてあります。
これを押さえてください。
動詞とその使い方を知っていないと、
そもそも作文ができませんし、
文章を読むときにも、注目するべき語句を見落としてしまいます。
例えばprovideは基本「provide A with B」という形で登場しますが、
Aが非常に長い場合、意味が分かりにくくなります。
しかし、「provide A with B」という用法を知っていれば、
withを探すことで文の構造が把握しやすくなりますよね。
これは非常に簡単な例ですが、
より複雑な文章になればなるほど、
後ろにどんな構造が来るのか予想することが重要になってきます。
予想を立てながら読み進めることで、
すんなり意味も入ってきますし、
わざわざ前に戻って確認することもなくなります。
個人的にはPower StageやNext Stageという参考書が、
語法を似たもの動詞でまとめてくれているのでオススメです。
また、単語だけでなく、長文にも力を入れてください。
単語は覚えていないと解けません。
が、長文は考えれば解ける問題が多く、語彙もそこまで必要ではありません。
(実際私の英検はたいてい、単語半分長文満点近くでした。)
長文で必要なのは素早く内容を把握し、
問われている内容を書き出すことだけだからです。
つまり、難しい単語を覚えずとも、
しっかり文章が読めていれば満点近く狙えるのです。
長文の読み方は次で回答しますね。
以上のように、
英語の資格に向けて、
単語はある程度で済ませ、
語法を完璧にして長文でしっかり点を取る。
これを意識して勉強をしていただければと思います。
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【長文の内容把握】
長文を素早く正確に読むには、
段落の構造を把握することが必要です。
段落の構造は2つあって、
①段落内の構造
②段落間の構造
です。
まず段落内の構造ですが、
ダイヤモンド◇を意識してください。
基本的に、すべての段落はtopic sentenceと呼ばれる
その段落のテーマを述べる文章から始まります。
例えば「There are three types of people in ...」や「One research revealed ...」です。
これを読めば、その段落で何が話されるのかが分かります。
段落はこの1文から派生してより具体的な内容に入っていきます。
そして段落の最後にはまとめとなる1文があることが多いです。
つまり、たいていの段落は抽象→具体→抽象という構造(まさに◇!)をしており、
段落のはじめ(と終わり)を読めばその段落の内容は大体把握できるのです。
段落間の構造にも注目です。
この段落はある問題についての一般的な意見を述べている、
それに対してこの段落では反対をしている、
この段落ではデータを持ち出して議論している。
のように、それぞれの段落の役割を把握すれば、
詳しいことを見る前に文章の流れが見えてきます。
また、段落内に限らず、文章全体でもやはり、
抽象→具体→抽象の◇構造になっているので、
これを意識するとより良いです。
質問者さんは現在、大雑把な把握ができているとのことですが、
どのように大局を掴んでいるのでしょうか?
流れが分かっているのであれば、
あとは問われている部分を都度読むだけです。
私のやり方を紹介するので、参考にしてください。
まずはタイトルと脚注などから内容を推測します。
例えば地球温暖化について、ある人の自伝について、〇〇は子どもに悪影響…など、
頻繁に出てくるテーマにはたいてい同じ流れがあります。
(問題提起→原因紹介→改善策→裏付けるデータといった感じですかね?)
それを意識しつつ、各段落の最初の方だけをしっかり読み、あとは流します。
これで話の流れを抑え、どこに何が書かれているのかを把握します。
その後問題文を読み、答えの書かれていそうな部分を読みます。
(どこを読めば良いかは1周目で分かっているので、時間を短縮できます。)
このようにすることで、長文を早くこなすことができるでしょう。
他の理由で長文が読めないという場合は、
遠慮なくコメントでもDMでも質問していただければと思います。
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以上、非常に長くなってしまいましたが、
①単語はより早く回し、
②語法を押さえ、
③◇構造を意識して長文を読む。
これを実践してみてください。
これが参考になれば幸いです。
この時期から受験に不安を抱えるのは、
しっかり自分の将来を見据えられている証拠です。
あまり背負わず、せっかくの青春を謳歌してください。
コメント(1)
レイ
ありがとうございます!
英語頑張ります。