高1の世界史勉強
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
ハセマル
僕の学校では2年から文理が分かれ、文系である僕は授業の面白さや海外の文化(宗教、建造物、政治など)に興味を持ち世界史を選択しました。
しかし暗記教科ゆえにテストでは覚えることも多く、これまでのテストで直前に詰め込んでしまうこともありました。日々の学習を考えると英語や学校の課題が最優先であるため、中々手をつけづらいのも事実です。
個人的には完璧にというより、本格的に世界史学習が始まる高2まで、またそれからもより親しめるように知識を深めていければと考えています。
先輩方がおすすめする高1、高2時点での世界史の勉強や親しみ方などがありましたらぜひ教えてください!!
回答お待ちしています!
回答
ネギタコ焼き
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは!日々の勉強、おつかれさまです。
慶應義塾大学文学部のネギタコ焼きと申します。
よろしくお願いします。
今回の内容は以下の通りです。
1 高1・2の世界史の勉強は何をすべきか
2 具体的な勉強法
1高1・2の世界史の勉強は何をすべきか
・ぼくのおすすめとしては、歴史の展開をひと通り理解することです。
・世界史の学習には、以下の2種類の学習があります。
①歴史の展開の理解
②用語暗記
・世界史や日本史といえば、暗記科目とみなされ用語を覚えるものと思われています(つまり②偏重の教育になっているということ)が、ぼくはそれは間違っていると考えています。
・というのも、歴史を学ぶ意義を考えたとき、用語暗記は副次的な学習にすぎないためです。
・歴史を学ぶ意義は、これまでの世界がどのような道を歩んできたのかを知ることで、それを現在や未来を考えるための知恵を得ることだと、ぼくは考えています。
・例えば現在の身近な例で考えると、感染症の歴史を知ることでどのように災禍を乗り越えていけばよいのかという今後の方針のヒントが見つかるかもしれません。
・戦争の歴史を学ぶことで、どのようにすれば平和な社会を創造できるのか考えるヒントが得られるかもしれません。
→このように、歴史は現代をより良くするために非常に大切なものであると言えます。
・少し話が逸れましたが、何が言いたいかというと暗記偏重の学習に終始するのではなく、歴史の展開の理解と用語暗記の両輪で日本史や世界史を学習していただきたいということです。(くれぐれも用語暗記がいけないとか不要であるとは言っていないことをご理解ください。)
・とはいえ、受験勉強を本格的に始めると、他教科との勉強との兼ね合いや入試問題の特性からどうしても用語暗記のウェイトが大きくなってしまいます。これは仕方のないことです。
・ですから、時間に余裕がある高1や高2の時点では、展開の理解に重点を置いた学習をしていただきたいのです。
・正直言って、細かい用語の暗記は高3から始めても間に合いますし、あまり早くから覚えても忘れてしまいます。
・それに、歴史の展開がひと通り理解できていれば、用語も覚えやすくなります。
2具体的な勉強法
・1でお話ししたことをもとに、具体的にどのように学習していけばよいかをここではお伝えします。
・具体的な勉強としては、古代から現代までの展開が解説された通史の参考書を読み進めることをおすすめします。
・教科書も良いですが、表現が堅かったり要約されすぎたりして初学者には向きません。
→オススメは、ナビゲーター世界史(全4巻)や実況中継世界史B(全4巻)です。
→実際に書店に出向き、肌に合いそうな方を使うと良いでしょう。ちなみに、ぼくはナビゲーター派です。
・どちらも、初学者が読んでも理解できる平易な文体で書かれており、歴史の展開が理解しやすいと思います。
・手順は、第1章から順に読み進めるのが良いでしょう。ここでやっていただきたいのが以下の読み方です。
①1ページ読む
②本を閉じて、直前に読んだページに書いてあったことを思い出しながら、自分の言葉で説明
③詰まった箇所は本を開き確かめる
④次のページに進む
→時間はかかりますが、後の定着度が大きく変わってくるのでやる価値ありです。
→これは、脳は何かを思い出す際に記憶が定着するという性質を利用した読み方です。
・これに加え、資料集の興味があるところを読むというのも、世界史に親しむという意味では有効かと思います。
・資料集には、様々な写真や図版が掲載されているので、パラパラ見るだけでもおもしろいと思います。
→資料集は勉強というよりか、図鑑を見るような気楽な気持ちで読むといいでしょう。あくまでも、世界史に親しむことが目的ですからね。
以上です。少しでもお役に立てれば嬉しいです。歴史の学習は暗記ではなく、展開の理解と用語暗記の両輪で成り立っていることを忘れずに!
それでは失礼いたします。
コメント(1)
ハセマル
回答ありがとうございます!
参考にさせていただきます!!