基礎問題精講で基礎固め
はじめまして
ご質問に答えさせていただきます。
私は現在東京大学理科一類2年(現役合格です)のものです。
たしかに青チャートを極めることは東大数学においては必須条件だとは思いますが、それだけで本番に挑む人はいないと思います。
ただ一応私の使用した数学の参考書を時系列とともに下に記しておきますね。基本的に1A2B3の区別はありません。
・青チャート(高1,2)→基礎固め
・赤チャート(高2,3)→演習
・黒チャート(高2)→超演習
・プラチカ(高2)→基礎固めor応用への入り口
・標準問題精講(高2)→応用への入り口
・ハイレベル理系数学(高3)→他の参考書と問題が被らない。色々解いた高3におすすめ。
・東大数学過去問(高2,3)→皆するでしょう。
数学は色々な参考書を解いてみるといいと思います。私は友達とシェアしていたので色々な参考書にチャレンジできました!
また、数学に関しては以下の点に注意して勉強していただければいいかなと、個人的に考えております!ご参考にしてください!
<数学>
「基礎」
・各項目の公式→公式の導出・証明を定義のみを利用して行うことができるか
(例えば、余弦定理の証明をしようとすると手法にもよるかもしれませんが、三平方の定理を使用するはずです。では、その三平方の定理を証明できるか、、、といった具合に、どの定理と定理が関係しているのかの理解にもつながります。)
「+α」
・問題集(初回)→自力で解くことができた場合も含めて、自分が解く際に使用した操作に対して「なぜその操作を選択したのか(どんな結果を知りたい・得たいからその操作をしたのか)」という根拠を持っておくことが大事です。これは解説を読むときも同じです。この訓練を常時意識して取り組むことで、難問にぶつかったとしても闇雲に手を動かすのではなく、最速で最適にその問題を切り崩していくことが可能になるはずです。どんな難問も基本的には基本問題の絡み合いなので、どの基本問題が組み合わさってこの問題が構成されているのかを意識するといいと思います!
・問題集(復習)→すべての問題を再度手を動かして解く必要はありません(ただ気分が良くなるだけで何も向上しないので、、、)。再度手を動かして解く必要があるのは、その問題を読んである程度時間が経っても解法が浮かばない場合です。先ほどの操作に対して論理的根拠の説明ができない場合も同様です。解法が浮かんだ場合は、頭の中で具体的計算はせずに操作内容とその根拠を頭の中で示しながら、答えを示す操作までたどり着いた後に、解答と照らし合わせる程度で大丈夫だと思います。
また東大の数学は以下のような傾向です。一応ご参考までに、、!
「東大」
・すべて記述→どの操作を解答用紙に書くのか。すべての操作を書き示す必要はない(と言うかすべてを書くスペースはないです)。操作の根拠を持っているからこそ、どの操作が書く必要があって逆にないのかが分かると思います。
・問題数6 制限時間120分→とにかく時間がなく、解ける問題をかなりのスピードで適切に解く必要があります。普段から1題に対して20分で解けるのかを意識して解いてみるのもいい練習になると思います!