東工大or東北大、自分に合うのは
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5/29 8:05
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
いみじきほね
高卒 千葉県 東京工業大学理学院(65)志望
志望校をどちらにしようか迷っています。
前期東工大(理学院)、後期東北大(理学部)という選択でどちらも受けることは出来るのですが…
以下理由を書きます。それをふまえてアドバイスお願いします。
■東工大の理由
・研究力
・周りの人(あまり偏差値で優劣つけたくはないのですが、あえて挙げます)
・実家から通える
■東北大の理由
・教育学部がある(下に詳しく書きます)
・好きなYouTuberが仙台出身で、仙台自体に興味がある
私は将来数学教師(高校)になりたいと考えています。大学ではガッツリ数学を学び、高校数学と大学数学の繋がりや、社会への数学の活かされ方、そして何より数学の面白さを生徒に教えていけたらいいなと思います。実際私も、担任が話してくれたバーゼル問題から数列、そして数学に興味を持ちました
しかし一方で、日本の教育制度のあり方についても色々知りたいと考えています。参考書やYouTubeなど独学での勉強環境が非常に整っている今、学校の存在意義は何なのか(教員志望の私が言うのもなんですが笑)。ブラック校則はもっと改善されるべきではないか。学費はもっと支援されるべきではないか、などなど…
これらの問題を詳しい人と話したいという理由から、教育学部があり、且つ仙台にも興味があるので東北大が候補にあります。でも理学部と教育学部はキャンパスが違うので、ほんとに触れ合えるかはちょっと未知数です。サークルとかで知り合えるものでしょうか…
二校で迷っている理由は主にそこです。東工大に入ったとしても、大学以外の繋がりで教員志望の方とはいくらでも話せると思います。それでもやはり、触れ合える確率や頻度は東北大が上回るのかと。また、東工大に行きたい理由のところには、研究力や周りの人など書きましたが、東北大も大きく劣ることはないと思います。なんか上から目線っぽくなっていてすみません。全然そういう意図はないです。
最近は寝る前にどっちにも受かるほどの学力があるのを妄想して、それを支えに勉強してました。そしてどちらにするかという悩みが生まれました。
正直、大学は教師になるための通過点なので、どちらに入っても、いや最早、この2つの大学以外でも後悔はしません。この先受験成功するにしろ、失敗するにしろ、真剣に悩んだ上での方がいいと思い、相談させていただきました!
欲しいアドバイスは、私により合う大学はどちらか、です。
とても長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。
よろしくお願いします。
回答
たけなわ
北海道大学法学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
私なりの見解を書かせていただきますね。志望校選択の参考になれば是非。
⑴ まず、東工大と東北大の最も大きな違いは何かと言うと、前者が単科大学(college)であるのに対し、後者が総合大学(university)であるということです。すなわち、東工大は、ある特定の理系分野の学問を学ぶ意欲のある者たちで構成される一方、東北大は、文理問わずあらゆる分野の学問を学ぶ意欲のある者たちで構成されます。なので、東工大で教育の議論をする場合は、その理系分野における圧倒的に専門的な知見に基づく議論ができますし、東北大で議論する場合は、理系の専門的知見に触れるのはもちろん、文系の専門的知見に基づく議論も期待できます。この点で、触れ合える知見や学問の幅は東北大の方が広いと言えますし、幅は狭くとも限られた分野でのより深い議論については東工大も負けていません。
⑵ やはり、東北大と東工大では入試問題の難易度の差は歴然です。日本の最難関大学の呼称として、「東京一工」というのがありますが、「工」として東工大がそこに躍り出ているだけあります。また、東工大は共通テストの段階で合否があり、そこで合格した者が二次試験を受けられます(パスナビ調べ)。対して、東北大は共通テスト段階での合否判別は特にありませんが、合否ラインに志願者が同点で並んだ場合、主体性評価チェックリストによる評価が高い志願者を優先的に合格とするそうです(パスナビ調べ)。このように、入試科目は同じでも、合否判別の方式に大きな違いがあります。とくに共通テストにおける「足切り」の存在はかなりデカいです。
たけなわ
北海道大学法学部
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メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。
コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
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コメント(2)
いみじきほね
5/29 13:39
回答と応援ありがとうございます。
後期受験の倍率についても、やはり気がかりだったので、それも理由に迷ってました。しかしこれはもう仕方ないので、我武者羅に頑張ります。
(4)について、すごく参考になりました。自分の教師像にいい物が加わりました。
丁寧な回答ありがとうございました!
たけなわ
5/29 16:22
参考にしていただけて嬉しく存じます。後期日程は大変でしょうが、私の友人にも後期日程で国立大に受かった者があるので、決して落ちる試験ではありません。気合十分に頑張ってください。