阪大工志望 数学と物理の効率的な勉強法は
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6/4 6:52
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
クツシタヌゲタ
高3 福岡県 大阪大学工学部(61)志望
塾なし、5月全統共テ模試偏差値65、高2記述模試で62、阪大工学部地球総合工志望です。今数学は理系プラチカ1A2Bとチャート3、物化は重要問題集を進めています。化学は結構分かるようになってきましたが物理と数学がどれだけやっても身についてないようなきがします。復習のタイミングやいつまでに終わらせるのかなど効率的な勉強法のアドバイスお願いします。
この相談には2件の回答があります
こんにちは。阪大工学部に通っている者として、同じ目標を持つあなたに少しでも役に立てればと思ってお答えします。模試で偏差値65や62というのは、すでにしっかり基礎力がある証拠です。ただ、その上で「やっても身についていない気がする」と感じるのは、次のステージに進むための壁にぶつかっているからだと思います。
まず数学と物理について共通して言えるのは、問題集を「何冊やるか」より「どの問題を、どのように自分のものにするか」が大切だということです。今取り組んでいる『理系プラチカ』や『チャートIII』は良い教材ですが、特にプラチカは「解けるようになった」つもりでも、別日に出されるとまた詰まることが多い教材です。それが「身についていない気がする」の正体かもしれません。
その感覚を打破するには、復習のタイミングと復習の仕方を変える必要があります。ここでは具体的に「どう復習すべきか」「いつまでにどこまで進めるか」という2点を軸に話します。
まず復習ですが、ポイントは「間隔をあけて同じ問題にもう一度取り組む」こと。たとえばプラチカで1周目にやった問題の中で、「解説を読めばわかるが初見では詰まった問題」にはすぐに印をつけておく。そしてその印のある問題だけを
1日後
3日後
1週間後
2週間後
といったタイミングで再度解き直す。特に最初の24時間以内の復習が極めて重要です。これは「エビングハウスの忘却曲線」でも証明されていて、人間は覚えたことの半分以上を1日で忘れるので、その前に一度思い出すだけで記憶定着率が大きく上がります。
また復習のときは、ただ「答えを再現する」のではなく、「この問題でどんな考え方をすればよかったか」「この解法は他にどう応用できるか」を毎回紙に書いて整理するのが効果的です。特に阪大の数学は「初見に見せかけて実は典型の組み合わせ」なので、出題パターンを「言葉で説明できる」まで分解することが得点アップにつながります。
次に「いつまでにどこまで終わらせるか」について。阪大工学部を志望する場合、共通テスト後に二次対策に集中するためにも、高3の秋までに一通りの問題集は回し終えておきたいところです。具体的には以下のようなスケジュールが現実的かつ効果的です。
6〜8月:プラチカ1A2Bの1周目を完了、特に頻出分野(整数、確率、微積)の苦手を洗い出す。チャートIIIもこの期間で1周目を終える。
9〜10月:プラチカ1A2B・チャートIIIの2周目。印をつけた問題だけでよいので、問題の「考え方」まで含めて確認する。苦手分野は教科書・基礎問題精講レベルまで一度戻ってもOK。
11月以降:阪大の過去問(特に10〜15年分)を実際の試験時間で解く。解いた後は必ず「何が使えたか、何が思いつかなかったか」を書き出す。解けた年・解けなかった年の傾向分析をすることで、次の一手が見えてきます。
物理については、重要問題集を使っているなら、基本的にそれで十分です。ただし、同じように「解けた問題」と「わかっただけの問題」の仕分けを明確にすることが大事です。また、公式をただ使うだけでなく、「どの法則に基づいてその式が出たのか」を常に自分で口に出して説明してみてください。自分で説明できない公式は、試験本番では使いこなせません。
特に阪大物理は、力学の描写や電磁気の応用問題などで「状況の理解力」が問われます。図を書かずに式をいきなり立てるとつまずきやすいので、まずは丁寧に状況整理→法則の選択→式の構築、というプロセスを意識して演習することが重要です。
最後に、塾なしでここまで自力で学習してきたことに誇りを持ってください。塾に行かない分、自分で計画を立て、調整していく力は大学でも必ず役立ちます。ただ、そのぶん「自分の進度と理解度を常に可視化しておく」ことは必要です。模試の復習とセットで、自分だけの「チェック表」を作って進めていくと、勉強がもっと効率的になりますよ。
この先まだまだ伸びます。不安になったときは、「今できることに集中する」だけで大丈夫。阪大工学部で、あなたが仲間になる日を楽しみにしています。
大阪大学工学部 はる
6
3
回答
はる
大阪大学工学部
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こんにちは。阪大工学部に通っている者として、同じ目標を持つあなたに少しでも役に立てればと思ってお答えします。模試で偏差値65や62というのは、すでにしっかり基礎力がある証拠です。ただ、その上で「やっても身についていない気がする」と感じるのは、次のステージに進むための壁にぶつかっているからだと思います。
まず数学と物理について共通して言えるのは、問題集を「何冊やるか」より「どの問題を、どのように自分のものにするか」が大切だということです。今取り組んでいる『理系プラチカ』や『チャートIII』は良い教材ですが、特にプラチカは「解けるようになった」つもりでも、別日に出されるとまた詰まることが多い教材です。それが「身についていない気がする」の正体かもしれません。
その感覚を打破するには、復習のタイミングと復習の仕方を変える必要があります。ここでは具体的に「どう復習すべきか」「いつまでにどこまで進めるか」という2点を軸に話します。
まず復習ですが、ポイントは「間隔をあけて同じ問題にもう一度取り組む」こと。たとえばプラチカで1周目にやった問題の中で、「解説を読めばわかるが初見では詰まった問題」にはすぐに印をつけておく。そしてその印のある問題だけを
1日後
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2週間後
といったタイミングで再度解き直す。特に最初の24時間以内の復習が極めて重要です。これは「エビングハウスの忘却曲線」でも証明されていて、人間は覚えたことの半分以上を1日で忘れるので、その前に一度思い出すだけで記憶定着率が大きく上がります。
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コメント(4)
クツシタヌゲタ
6/4 7:03
回答ありがとうございます!プラチカの1A2Bは2週目に入ってて、示していただいた計画よりも早く終われそうです!そして続けての質問になるのですが、数学と英語だけでも夏休みに20ヵ年を週1くらいのペースでやっても大丈夫でしょうか?それとも秋から始めた方がいいのでしょうか?ご回答いただけると助かります。
はる
6/4 7:24
返信ありがとう、そして2周目に入ってるの素晴らしいです。計画より早いペースなら、かなり順調ですね!
質問の件ですが、夏休みに数学と英語の過去問を週1ペースで始めるのは全く問題ありません。むしろおすすめです。特に阪大は独特な出題傾向があるので、できるだけ早いうちから「阪大の形式に慣れる」ことが差になります。
ただし最初は「得点狙い」ではなく、「どんな考え方が必要なのか」「今の自分に足りない視点は何か」を分析する気持ちで取り組むと良いです。時間を計って解いた後は、必ずどこで詰まったかを丁寧に振り返ってください。
秋に本格的に対策する際、すでに「阪大の肌感覚」があると過去問の吸収力が段違いになりますよ。なので今からやるのはむしろ理にかなっています。応援しています!
クツシタヌゲタ
6/4 10:38
何回もありがとうございます!アドバイス通りに基礎を固めながら過去問の傾向に慣れます!また不安なこととか質問させて下さい😭本当にありがとうございます!
はる
6/4 11:56
はい、いつでも質問してください!メッセージなどで気楽に!応援しています!