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何から始めるべきか

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1/5 13:03
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pass

高2 徳島県 東京都立大学理学部(58)志望

学校の授業もあまり理解できません。何から始めたらいいのかも分かりません。基礎を徹底するには何からすればいいですか? また、単元で区切りながら勉強して、理解出来るものですか?

回答

KS

京都大学工学部

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初めまして! 化学についての質問ということで僕なりのアドバイスが出来たらと思います。中には勉強の仕方や具体的な参考書などをあげることもありますが、これはあくまで僕の主観でいいなと思ったものなので絶対って訳ではなくてあくまで参考にして貰えたら嬉しいです。自分のこれがいいって思う勉強方法や参考書があるならそれを極めてやっていくのがベストです。 確かに化学って難しいですよね。僕も苦しめられた思い出しかないです。化学は単元で区切るというよりは理論、無機、有機の3つに区切って取り組むのが良いと思います。この中で大雑把に理論化学は計算系のものが多く、無機化学は暗記系のものが多く、有機化学は暗記とパズルの組み合わせといったイメージです。もちろん基本は教科書に書いてあることを全て理解することができれば実力は上がるのですがそれが難しいからみんな苦しめられているわけです。そこで教科書に書いてあることを分かりやすく噛み砕いて説明してくれる参考書をおすすめとして紹介しておきます。それはDOシリーズの◯◯の◯◯化学の講義という名前の参考書です。◯◯の部分は分野(理論、無機、有機の三分野)によって異なります。DOシリーズの化学で調べれば出てくるので大丈夫です。この3冊はなかなか分かりやすくまとめられていて僕はかなり助けられました。また記憶が大切な無機化学では語呂合わせも採用されていて結構すきでした。まずはこの3冊を読みつつ理解していくと良いと思います。この3冊は講義の文字起こしのような本でイラストも多く分かりやすいです。問題も少しは載っていますが問題集では無いことに注意です。問題集は基本まずは学校で配られるレベルのもの(僕はセミナー化学というやつでした)にとりあえず取り組んでみることが大切だと思います。手元に学校の教科書とDOシリーズを置いて、分からなかったらすぐ開いて確認しつつ問題集を1回やってみる。このようにして間違えた問題に印をつけて2週目は印のついた問題だけでもやり直す。のようにして問題集を完璧にしようとしてみてください。そうしたら基礎は完璧になっているはずです。これだけでもかなりの問題には手がつきます。(ここまで来るのにはかなりの時間と努力が必要ですがこればっかりは頑張るしかありません笑)
この後は大学の問題がさらに難しいのであれば重要問題集という参考書もおすすめですがそこまででないなら過去問にも手がつくかもしれません。僕は一応重要問題集も完璧にしようという勢いで取り組みました。(結局本番までに完璧にはできませんでしたが) 最後に三分野の勉強のコツ的なものもお伝えしておきます。(完全に僕の主観と意見です笑) ○理論化学 計算が多く中にはかなり複雑な問題もある。まずはmolが何なのかをよく理解し、分子量や物質量やモル濃度…のようなよく計算に使われる用語を理解することがポイントです。こういった用語は多くの人が訳わかんなくなってしまうことが多いですが、逆に言えば丁寧に抑えていればかなり周りと差を広げられるという訳です。また、入試という観点では化学平衡と言う分野がよく出題されるためここの分野が1番理論化学では難しいかもしれませんが頑張りましょう! ○無機化学 頑張って覚えましょう笑。もちろん物質の性質などを覚えていくのですがこういったものを理論的に説明して理解するのは大学でやることですので今は納得いかないかもしれませんが覚えてしまうしかない分野です。(もちろん少し踏み込んで覚えやすくするのもありで、DOシリーズでは少し踏み込んでいる所もあったかと思います。)やはり語呂合わせもいい作戦だと思います。自分なりに覚え方を作ってしまうのもおすすめです。僕はどうしても無機化学が苦手で単語帳感覚で一問一答を買って電車とかで無機化学の分野を周回してました。
○有機化学 個人的にですが、1番楽しい分野です。初めは反応の進み方やこの物質を作用させるとこうなるみたいなことを覚えていかないといけないのですが、ある程度覚えられるとあとはそれらを組み合わせて物質の形を予想するパズルのような問題が多く解けた時の嬉しさが大きく楽しさを感じられると思います。また、この分野が1番場数がものを言う分野で数をこなしていけばだんだんできるようになってきます。ですので諦めずに問題をたくさん解いていくことで得点源にできること間違いなしです! ○(補足)高分子化学 実は有機化学の一環に高分子化学という分野があります。もちろんここでも計算や構造を決める問題がよく出るのですがこれらは上の三分野の総合のような形で応用ですのでまずは上の三分野を完璧にしましょう。また、高分子化学では高分子物質についての性質や名称を覚えることが多いのでここも半分強は暗記分野となってしまいます。ですので僕はこの分野も一問一答で周回していた思い出が強いです笑。 化学は手をつけるには少し敷居が高いですがだんだんできるようになってくると楽しい科目でもあります。この先たくさんのことで躓くと思いますがそれは付き物だと思ってください。僕も何回訳わかんなくなって嫌になったか分かりません笑。ぜひ諦めずに少しずつでいいので挑戦してみてください!また質問が出たらいつでも質問してみてください!返信で追加に質問してもらっても全然大歓迎です!

KS

京都大学工学部

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プロフィール

出身は神奈川県です。一浪して京都大学工学部に入学しました。 自分の受験時代は悩みと不安ばかりで本当に大変であったのですが、同じように悩みを抱えている人の相談相手になることが出来れば幸いです。なんでも気軽に聞いてください。ぜひ回答が良かったらクリップしてみてください!また、ファンになってもらえると質問のところで見つけやすくなるのでもう一度僕が答えてもいいならぜひファン登録してみてください!

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コメント(1)

pass
8/30 18:48
分野別に丁寧に、ありがとうございます! 頑張ります!

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化学 効率の良い勉強方法
 セミナーや重要問題集のA問題は基礎を固めるのに有益な問題集です。できなかった問題にチェックをつけてながら何周も繰り返していくと基礎はできてきます。この際理解できていないところがあると教科書や資料集を辞書的に使うのが良いです。  化学でまず優先して勉強すべき分野は理論分野です。理論分野の知識や理解があってその上に無機有機が積み重なっていく感じです。先に理論を基礎的な問題集で学びましょう。理論が出来始めたら無機有機です。暗記ものが多いので語呂合わせを利用するなどして暗記し、演習を繰り返してください。特に有機は演習量に比例して成績が伸びます。過去問を用いるなどしながらたくさんの問題に触れるようにしてください。  焦っていろんな問題集に手を出さないように!ひとつ決めた基礎的な問題集を何周もして基礎を固めてください!頑張って!
京都大学工学部
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化学の勉強法を教えてください
高2の今の時期であれば、おそらく化学基礎の理論のあたりでしょうか。 化学は理論、無機、有機の3つに分けられます。 それぞれの特徴は 理論:暗記量少なめ。ただ、全体的につながっているため、途中でつまずくとその後もつらい(特に物質量や濃度の話) 無機:暗記だらけ。暗記なので、全体につながりがあるというよりも、それぞれの範囲で独立している。途中でつまずいても他はあまり関係しない。 有機;暗記量多め、つながりもそこそこ。途中でつまずいてもそこから先がちんぷんかんぷんという感じではないが、最後の構造決定の範囲になると今までの網羅的な理解が必要なので、つらくなる。 といった感じです。 理論は一つ一つ理解しながら進めていかないと無理についていこうとしても厳しいです。 勉強方法としては、インプットとアウトプットを繰り返すしかありません。 インプットとしては、学校の授業の代わりになるような参考書(問題集ではなく)で進めていくといいでしょう。人気なのは、宇宙一わかりやすいシリーズなどです。 アウトプットは基礎的な問題集で行いましょう。学校で配られた問題集でもいいと思いますし、市販のものであれば、新標準演習、入門・基礎問題精講などがレベル的にもいいと思います。 ざっと進めるのではなく、特に序盤のモルの話などは1つ1つ理解しながら進みましょう。無理に短期間でこなそうとしたら高3になったときに手遅れになりかねません。
東京大学理科三類 医学部5年生
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化学
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化学の勉強法
化学は理論、有機、無機の3つに分かれるのでそれぞれについて軽く説明します。 理論 定義をしっかりと覚えなければ問題に手がつけられません…… しかし、定義をしっかり抑えると問題数はそれほどこなさなくても得点につながると思います( ^ω^ ) 無機 正直な話暗記が多い分野です…… 知ってるか知らないかで得点がはっきり分かれるのでゴロなどをうまく利用して暗記しましょう!! あと、入試や模試でわからないところがあっても時間をかけすぎないようにしてください!! いくら時間も使っても答えは覚えてないと出ません笑 有機 構造決定がメインとなり、経験値がかなり必要となってきます。問題を解く時間もできる人は簡単に解けますができない人はかなり時間をかけてしまいます。 つまり、本番で必要以上に時間を使ってしまう人がかなりいるので時間配分に気をつけてください!! 後は、経験値を積むしかありません( ^ω^ ) 応援してます📣
早稲田大学創造理工学部 tatsuya1013
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化学
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各分野の学び方
こんにちは! 各分野の勉強の仕方について、簡単にまとめさせていただきます! まず理論分野から。理論は基礎も応用も定着に時間がかかります。ですので、無機や有機をメインで習う高3の時も定期的に忘れず解いておくのがいいです。特に溶液や気体、化学平衡の部分は良く出るのでやっておきましょう。やるのはセミナーなどの参考書でいいと思います。セミナーなど、学校配布の物は基本問題と応用問題とに分かれていると思いますが、旧帝大レベルとなると、「応用問題が入試の基本問題」といえるくらい応用問題の考え方かなりそのまま出てきます。ですので応用問題は覚えてしまうくらい繰り返し頑張り、基礎を忘れたら基本問題に戻るくらいがいいと思います。また、もう少し量をこなしたいと思ったら、重要問題集などを使うのがいいでしょう。 次に、無機です。無機はとにかく基本問題の演習を何度も何度もするのがいいと思います。理論とは違い、応用問題までする必要はあまりないかなと感じます。基本問題をとにかく繰り返し、基礎基本の知識を定着させましょう。また、最後の系統分離の部分はかなり出やすく、また無機の復習になるので、定期的にしておくといいでしょう。 最後に有機です。有機は最初の方に知識を多く覚え、最後に構造決定をしたと思います。構造決定は今までの有機の知識をフル活用しますので、構造決定メインで勉強していきましょう。ここはセミナーの基本問題の構造決定から、応用問題の構造決定へと段階を経て進むのが良いです。最初はあまりできないかもしれませんが、わからなかったら基礎基本の知識を振り返ることを繰り返し、何度もやっていきましょう。構造決定の問題は、同じ問題を何度も繰り返すのがいいです。脂肪族も芳香族もどちらも定着できるよう頑張ってください! 最後に高分子化合物ですが、これは無機のように基本問題の定着がまずは1番かなと思います。応用問題でも基本的には知識を問われる方が多いです。また最後に習う分野なのであまり時間もないと思います。応用問題の演習はときたまやるか、共通テスト後にまとめて対策するのがいいでしょう。 長くなりましたが、こんな感じです。使う参考書でおすすめなのはセミナーと重要問題集の2つですが、今持っている参考書で構わないと思います。頑張ってください!
九州大学経済学部 riku
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有機化学と無機化学の学習法
化学の分野別の学習量の多さは、理論:無機:有機=3:1:1くらいです。圧倒的に理論化学が難しく、点数が取りにくい。 よって、理論分野と無機・有機分野では、勉強法は全くといっていいほど違います。 理論分野は、覚えることは物理並みに少ない(ただし酸化還元の酸化数だけは暗記必須ですが)と同時に、計算量が非常に重い問題が多く、特に蒸気圧などを用いた気体の問題や、酸と塩基の平衡が絡んだ問題は、ただひたすら重い問題を解いて慣れていくしかありません。 それと真逆なのが無機分野です。 各元素の特徴など、特に色なんかは、語呂合わせなどで楽しく覚えていきましょう。例えば、斜方硫黄と単斜硫黄、どちらが安定か覚えるなら、二つで違う感じを用いているところに注目して、「方」と「単」、これらをそれぞれ床に置いた時、どちらが倒れにくそうか考えれば、「方」がより安定しそうなのは自明です笑。また、クロム酸イオンと沈殿を形成する元素は「バリウム 淡黄 鉛 黄 銀 赤褐」をまとめて、「バター王亡き銀世界」と覚えたり。 暗記が多いといっても、英語に比べれば可愛いものですから、そういった「ごり押し」で十分です。 あとは、一問一答形式の問題集で確認して、最終チェックとして入試で出た問題を扱えば、それで十分なレベルに達します。 有機分野は無機分野よりはとっつきにくいです。まずは、アルカンから順番にじっくり理解していってください。 理解したら、参考書を見ながらでいいので、問題をどんどん解いていきましょう。有機は、問題を解くときに踏む思考プロセスが非常に多く、分からないときに解答を読んでもさっぱり分からないことが多々あります。その分、解ければ、基本わかっているということなので、最終的に自分の知識以外何にも頼らず解けるように進んでいってください。 最終盤の、高分子化合物だけは、特殊かつ厄介なところがあります。ここも、無機分野と同じように、暗記から攻めていきます。有機前半と同じように問題演習していってもちっとも身につかないです。 まとめノートは、無機分野に限り作ることを強く推奨します。大した負担にはならず、大事なところだけまとめれば半日で終わ理ますしね。 理論化学と無機有機はかなり独立な分野です。理論が全くできないが、無機有機は無敵、という人もいます。復習はいずれ完了させなければなりませんが、まずはどんどん進んでいきましょう。 ただ、化学によって英数がおろそかになるのは非常にまずいので避けたほうがいいですね。
東京大学理科一類 ひこにー
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化学基礎から復習?
化学を受験で使うのであれば、化学基礎の[物質の構造][物質と化学結合]は最低限理解しておく必要があると思います。その上で、 暗記が得意であれば、 化学の無機、有機、高分子の単元から取り組んでみてはいかがでしょうか。これらの単元は理論化学(化学基礎と化学の前半)で習ったことを使うこともありますが、暗記で乗り越えられるものが多いと思います。大学入試ではこれらの単元から半分くらいは出題されることが多いです。これらの単元は覚えることがメインになるので、似たようなパターンの問題が出題されやすいです。 暗記が苦手であれば、 化学基礎と化学の前半の単元から取り組んでみてはいかがでしょうか。これらの単元は覚えることが少ない単元です(いわゆる理論化学)。覚えることが少ない分、論理的に考えることが必要になります。この分野はコツさえつかむことができれば非常に得点源になります。 繰り返しになりますが、化学を受験に使うということを考えると、化学基礎の化学反応式とmolの関係までは最優先で習得する必要があると思います。ここがわかってないと、暗記が得意/苦手以前に、問題文がよくわからないってことにもなりかねません。
名古屋大学医学部 kai3140
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化学
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数学IA、ⅡB.化学、化学基礎の基礎を固めるにはどうしたらいいか?
東京工業大学理学院に現役合格した者です。基礎固めに不安があるとのことでしたので、アドバイスをさせていただきます。 まず、数学ですね。現在使っている参考書が何か分かりませんので、私が基礎固めに使ったものとその勉強方法を紹介します。 私は青チャートを用いて基礎固めを行っておりました。具体的には、例題を周回し、理解ができたと思ったタイミングでexerciseと呼ばれる章末問題的なものに取り組んでおりました。ステップ事に詳しく解説しますね。 まず、例題の周回ですが、これは問題を解く際の基本的な考え方を身につけるのが目的であります。ここで注意しておきたいのですが、解法の「丸暗記」だけは絶対にしないでください。考え方を身につけるのが目的ですから、「理解」に重点を置いていただけると良いかと思います。具体的には、解答を読む際に、なぜこの解法が思いついたのか?他の方法ではダメなのか?なぜこのタイミングでこの定理を用いたのか?なぜこんな断り書きをしているのか?など…を自分の頭の中で考えながら勉強されていくのかオススメです。解法を丸暗記せず、しっかりと理解をすれば、初見の問題でも解き進めることが出来ます。自分の頭で考えた経験で勝負をするイメージですね。実際、私は数学の問題を解くときに解法はほぼ意識していません。問題文から、何を求めたいのか、今何をすればいいのかを読み取り、今までの経験を元に正解までのルートを組んでいます。丸暗記よりもこのような勉強方法の方が楽しいですし、他教科にも応用できる思考力が身につきますので、圧倒的に効率がよろしいかと思います。 次に化学・化学基礎ですね。学校でセミナーなどといった基礎的な問題集は配られているでしょうか。配られていない場合、書店で適当な物を探してください。教科書はお持ちである前提で勉強方法を紹介します。 理論化学分野から説明します。 理論化学は計算がメインになりますので、暗記より圧倒的に理解が重要になります。具体的には教科書を読み込み、現象を理解することに重点を置きます。なんとなく現象の意味が分かったタイミングで問題集などで具体的な問題を解くのが良いでしょう。一つ一つの計算がその現象の何に対応しているのかを考え、意味をしっかり理解してください。 続いて無機分野ですね。 こちらは非常に暗記が多い分野ですから、なかなか手を付けづらいかと思います。基本問題とはいえ、解くためには知識が必要です。しかし、基本問題を解くために教科書を読んで暗記をしていてもなかなか身につかないでしょう。そこで、私が実際にやっていた方法を紹介します。それは、解答を読みながら基本問題を周回しまくることです。教科書を一読した段階で問題集に入っていただいて構いません。おそらく、分からない問題ばかりかと思いますので、最初から解答を見て、問題文と照らし合わせる作業をしてください。この時、語句問題の答えは手元の紙に書きながら進めてください。書いてれば勝手に覚えます。問題集の文章を暗記する勢いで大丈夫です。5週もすれば基礎的な知識は全て頭に入るでしょう。そして、無機分野で厄介なものとして、気体の製法とイオンや化合物の色が挙げられますね。この2つに関しては個別に勉強方法を紹介します。 まず、気体の製法ですが、基本的に覚える必要はありません。ほとんどの反応は弱酸・弱塩基遊離反応か酸化・還元反応です。酸化還元は多少暗記要素が含まれますか、弱酸・弱塩基遊離反応に関しては暗記0で大丈夫です。無機分野で勉強するというよりは、理論分野の勉強として処理して頂ければ余裕なはずです。 化合物などの色に関しては、とにかく周回して遺伝子レベルで覚えさせましょう。残念ながら、ここでの暗記は避けられません。しかし、ただ覚えるだけではすぐに忘れてしまいますので、身近な物と結びつけて記憶することを意識しましょう。例えば、酸化亜鉛は白色であることと、絵の具のジンクホワイトに使われているということを結びつける…といった具合です。多少は楽ですし、楽しめると思います。 最後に有機ですね。有機では構造決定がメインになりますが、まず最初に立ちはだかる壁といえば、官能基の種類の多さではないでしょうか。これらは一気に暗記を試みると普通に挫折します。問題集では「アルコールとエーテル」や「アルデヒドとケトン」など、異性体ごとに単元が分かれていると思いますので、1単元ごとにじっくり問題を解き、覚えていくのがよろしいかと思います。高分子化合物も出題されると思いますが、これは無機と同じ勉強法で大丈夫です。 以上、私の経験からオススメと思われる勉強法をご紹介しました。志望校合格に向けて頑張りましょう。
東京工業大学理学院 いぷしろん
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理系数学
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化学の先取りをすべきか
こんにちは、たこしです!化学に関しては、私は公立の高校だったため、同じような悩みを抱えていました!そのため、私が実際に進めていた方法も交えて、紹介できたら幸いです!ぜひ最後まで読んでください! まず、先取が必要かどうかという質問に関しては、出来るなら絶対にした方が良いです。私の場合、高校2年では、理論化学と無機化学の最初の部分までしか終わっていませんでした。そのため、東進に通い先取をして、受験までに間に合わせました。 まず、化学には、理論化学、無機化学、有機化学があります。そのなかで、無機化学、有機化学は、どれだけその単元に時間をかけられるかがカギになってきます。無機化学であれば、イオンの色や生成方法、有機化学であれば、反応式や物質名など、覚えなければ解けない問題がほとんどです。逆に、覚えてしまえば得点が安定する科目でもあります。そのため、早くから取り組み、演習量を確保する必要があります。(3,4か月は足りないかなと、、、) 私は、高3の春から東進で、無機化学を一通り学習し、まずは学校のテスト範囲を完璧に仕上げ、その後に有機化学に取り組んでいました。その間に共通テストの過去問や模試の復習などから、理論化学の復習、無機有機の定着を図っていました。もったいないかもしれませんが、有機の範囲は捨ててました笑。 学習方法としては、とにかく同じ問題を何回も解き、覚えてしまうことです。私はセミナーを使い、同じ問題を2,3日あけて何度も基本、発展を何度も解きまくっていました。特に時間がかかるのは、有機化学であるので、無機化学はあまりじっくりと時間はかけずに、まずは短期記憶でもいいと思い、問題集に取り組んでいました。しかし、結果としては、その時に覚えたものは後になっても意外と覚えており、やってよかったなと感じました。 有機化学では、無機化学よりも少し複雑であるので、夏は有機化学をひたすらに進めていました。問題集を解くのも必要ですが、その反応により何が変わるのか、何が必要なのかなどひとつひとつ丁寧に理解していく必要があります。私はこの部分をおろそかにしたまま問題演習に入ってしまったため、少し理解に時間がかかり、非効率であったなと後悔しています、、、得意不得意もあるとは思いますが、自分で工夫して進めてみてください。 無機有機も大事ですが、理論化学も忘れないように、時間があるときに復習しましょう。おすすめは模試の解き直しです。ぜひ参考にしてみてください!
東京工業大学物質理工学院 たこし
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有機化学の勉強法
化学という科目は各単元全てが繋がっています。理論、計算、無機、有機、高分子と分けて考えがちですが実際はどれも根幹は変わりません。ですので系統づけて考えながらやっていくことが重要です。 質問者さんは有機化学が苦手だとおっしゃっていますが、有機は電子の働きを理解すれば簡単にマスターすることができます。ただ、それは大学の範囲なので、この場で説明するのは難しい。ではどうしたら良いか、それは鎌田の有機化学という参考書を読み込むことです。鎌田の有機化学は高校生が理解できるように、大学で習う単元のものをわかりやすく説明してあります。この中の考えをうまく自分の中で整理することが有機化学攻略の最短経路だと思います。
京都大学農学部 白血球
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化学
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基礎の固め方
こんにちは! こうしんと申します! 物理→化学の順で答えていきますね! 主に基本的な事柄を話していきます。 まずは物理です。 物理学 物理の一般的な勉強法はふた通りあって、 一つ目は、微積を使わずに「解く」物理をする 二つ目は、微積を用いて「本質」の物理をする イメージが持てれば理解はしやすい数学とは異なり、概念自体を理解するのが難しい物理学は「理解するかどうか」で分かれ道があります。 一つずつ性質を説明します。 前者は、物理の概念の根本的な理解を放棄し、解くことだけに特化した学び方です。そのため、早くに学ぶことができますが、それを点数にするのは少し工夫が要ります。(公式を暗記するといった工夫です) 物理は、国立大学であれば問題がほぼパターン化できるので、解答法を暗記し、その知識を用いて解くことができるため、この方法が使えます。 後者は、物理の根本から理解して、問題に取り組む方法です。ところが、理解には微積分を用いるため、早くても高校二年生の後半から学び始めるという、遅いスタートになるという欠点はあります。しかし、それを完全に学び終えれば、あらゆる問題を相手にしても解くことが容易にあるでしょう。 というのは、大学入試問題は微積分を背景におきながらも、微積分を用いなくても解けるように作られています。そのため、問題例としては非常に簡単になるのです。 僕がオススメするのは後者ですね。ただし、学ぶのは結構大変になります。僕は東進での「トップレベル物理」を受講することによって学びました。「ハイレベル物理」でも全然良いです。 そういう環境があるならば、絶対後者をオススメします。 そのような環境がなければ、後者の場合参考書によるサポートが必要です。参考書による学習は大変ですが、上記の効果が得られるのは確実なので、オススメです。 オススメ参考書は、「新物理入門シリーズ(概論+演習)」「理論物理への道標(上下)」が良いです。あとは僕は使ったことないですが「秘伝の物理シリーズ」も候補に上がります。 一方で、前者の場合は演習中心の学習となります。前述した通り入試問題の物理は、京大のような特殊形を除いて多くの問題をパターン化することができます。これを利用します。 学習方法は、数学と同じようにパターンに沿って問題と解法を対応させて覚えるといったものです。演習教材は持ってるものならなんでも構いません。 数学と似たような内容になりますが、一応学習方法を記しておきます。 2ステップの過程を踏みます。 1問題の特徴とその解答をインプットする 2演習により1の記憶をアウトプットして定着させる まず1について インプット作業です。問題の解答を先に見て、解答法と問題との対応関係を理解し、頭に入れます。 この時、問題の「特徴」とそれに対応するように解答を結びつけると良いと思います。目標は、問題の特徴に反応して、対応すべき解答を閃くことができるようにすることです。そのため、特徴を掴んで解答と対応させる作業を加えることによって、記憶しやすく、また汎用性を高くします。物理の問題の特徴は、状況で分類すると分かりやすいです。例えば、2体問題、微小振り子運動、といった感じです。 次に2について そうして得た結びつきを用いて演習することにより、結びつきを記憶に定着しやすくし更に他の問題へ適応しやすくなります!(答えを直接暗記しているのではなく、特徴から答えを導いているからです!)問題を見て、瞬時にやることが分かれば達成です! また、問題と解法の対応については、予備校の知識を利用するという手もあります。 物理対策はこんな感じですね。 次に化学について。 化学は 理論化学、無機化学、有機化学と大別できます。これらそれぞれに対して、数多くの分野が潜んでおり非常に範囲が広いです。 とはいえ、数学のように解法が複雑に入り組んでいるわけではありません。そのため解法と問題の対応付けが基本的にやりやすいのが化学です。どの分野も、「ここがポイント!」と言うものがあったり、解法が決まっているものがあります。 これらを見つけて頭に叩き込んでいくのが我々のすべきことです。 (具体的には数学の勉強法と同じです。数学の勉強法については過去の質問で言及しているので、ぜひご覧ください!) ポイントについて他の記事で大きくまとめているのでそちらを見ていただければ幸いです。 ここでは新しく参考書について言及していきます! 学ぶための参考書 →原点からの化学シリーズ 化学を基礎から詳しく説明していきます。かなり重厚でわかりやすいので、苦手な分野だけでも見てみると良いです。 レベルは東進のハイレベル化学程度ですねー。 演習のための参考書 →重要問題集・新演習 よく使われている二冊ですね。重要問題集は基本問題の演習。新演習は重要問題集の穴を埋める役割が主ですね〜 また、ネットで駿台のテキストを買うのも手ですね。重要な問題が軒並み揃えてあるのでとてもオススメです! 以上が基礎を勉強するための簡単な勉強法の解説です! 参考になれば嬉しいです!
京都大学理学部 こうしん
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物理
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