共通テスト英語 リーディングとリスニングの対策
>共通テストの英語リーディングの解き方と勉強方法を教えてほしいです
→質問にお答えします。
まず、質問者様の点数は、平均点以下です。共通テストの平均点は公式では50点になるように問題の難易度が都度調整されているようですが、そのなかでも共通テストの英語は、平均点は60点前後である年もあり、比較的点数が50点を超えやすい科目であるといえます。
その点を踏まえると、質問者様の点数は決して高い点数ではないといえるでしょう。
さて、共通テスト英語の解き方の勉強方法についてですが、まずは"共通テストの英語"に縛られることなく、受験英語そのものの学び直しが必要だと思われます。このままでは二次試験や個別入試でも英語が足を引っ張ってしまう可能性があるからです。大丈夫です。まだ時間はあります。
まず、そもそも受験英語の学習には王道のルートがあります。
○英単語&英文法
→英単語&英文解釈
→英単語&長文読解
→英単語&志望学部の英語試験対策
→英単語&志望学部の過去問演習
この王道ルートを守りつつ、必要に応じて最後の方には志望大学の学部の問題傾向に合わせて、特別に薄い参考書を追加するなどして対策をしていきます。それは、英語試験対策の部分に含まれるものですが、例えば英作文、空欄補充、整序問題(並び替え問題のことです。参考書を探すときは「整序」という単語を含めて検索してみると良いですよ)などのことです。これは、志望大学によっては一問も出なかったりするジャンルですから、志望大学の志望学部によって対策が必要だったり、不必要だったりするわけです。
王道ルートで注目すべきなのは、英単語は最後までやるという点です。つまり、英単語帳は最後まで回せ、ということです。
具体的には、1冊目を8割くらい覚えた来たら、2冊目を買い、2冊目を一冊目と同時に回します。2冊目も覚えてきたら3冊目を買い、1,2,3冊を全て回します。
こんなことをすると後半に行くにつれて辛くなりそうですが、実際は1,2冊目はどんどん覚えていくので、後半になるにつれて回すスピードが上がり、あまり負担にならなくなるんです。だからこういうことができます。
志望大学にもよりますが、一般にはシス単+速読英熟語。余力があれば準1級Ex、早慶を受けるならそのさらに次がPinnacleです。でもまずははじめの二冊を完璧にすることからです。あと、英熟語は語源とかイメージとか気にせず丸暗記で構いません。だって、"熟語"ですからね。英熟語は日本語でいうところの二字熟語ではなく慣用句のほうに近くて、例えるならば「足を洗う」は「悪事から身を引く」ことを意味しますが、こんなもの、いちいち意味や成り立ちを考えてたらキリがありませんよね。英熟語は"そういうもの"として、フレーズと日本語訳を一対一で丸暗記、これでOKです。意味を理解しようなんて無理な話なんです。
また、現在の受験英語における英熟語帳には、厳密には英熟語ではないものも含まれています。句動詞やコロケーション、中には文法用参考書のフレーズなんかも英熟語扱いしている場合があります。
英文法を完璧にしている人にとっては、むしろこれらのフレーズは既知のものですから、むしろ不要なのですが、点数から察するに、質問者様はまだ英文法すら怪しそうでありますから、英熟語帳はむしろ英文法のフレーズ学習もできてしまう、一石二鳥のアイテムといえるでしょう。英熟語帳は、大抵は一冊で構いません。丸暗記するのと限りある時間の関係上、二冊目は厳しいと思いますし、英熟語二冊目を買うぐらいだったら、英単語帳の二冊目を買いましょう。
ちなみに私はシステム英単語をはじめにあげましたが、学校で配られた、慣れているやつで構いません。Stockとか、Duo、Word Boxなんかも、最新の良く出る英単語を網羅していて良い英単語帳ですよ。個人的にはターゲットは、見にくくて覚えにくいですし、最近はあまり見かけないような英単語も載せていて、しかも一冊を完璧にしてもあまり実力が付かないことから、オススメはしていません。悪い英単語帳ではないのですが、他にたくさん良い英単語帳があるなかで、あえて質の良くないものを選ぶ必要はないからです。もちろん、学校でターゲットを使っているなら、それで構いませんよ。
次に英文法ですが、網羅系のやつを一冊仕上げましょう。Vintage,NextStage,Evergreenあたりが有名です。どれでも大差ないので、とにかく一冊を完璧にしましょう。
ここまで来たら、英文解釈はやらなくとも、共通テストまでなら歯が立ちます。あと数ヶ月、まずは英文法まで完璧にしたあと、共通テスト用の過去問演習をしましょう。英文解釈は、本当は二次試験や個別入試を受けるには、やると絶対に優位に立てるのですが、共通テスト後にそれをやるには時間が足りないと思います。共通テスト後は志望大の過去問演習になると思います。
質問者様が今すぐに取り組むべきリーディング対策は、英単語力の根本的増強と、英文法の総点検&暗記です。英熟語も時間がなければ捨てて構いません。網羅系英文法書に基礎的な英熟語が載ってたりするんですよ。
ここからはリスニングの話です。
リスニングですが、共通テストリスニングの点数を見るに、長文のリスニングと図の読解が苦手なようですね。47点は、前半で主に稼いでいるようですが、その作戦は間違ってないです。多くの受験生は前半のミスを減らすだけで、点数がぐんと上がります。第一問と第二問までは一回しか読まれないもの簡単なので、ノーミスを目指しましょう。
また、第三問は一回しか読まないものの、四つの選択肢の全てが英語なので、難しいです。2回読まれるようになる第四問の方がむしろ簡単に思えるくらいです。
第四問以降は、図の先読みと、どんな英語が流れるかの予想が大切です。共通テストリスニング対策に特化した参考書をどれか一冊でもいいので買ってみると、色んなテクニックが書いてあって役に立つと思います。参考書の選び方としては、センター時代のリスニング過去問を載せているものはまず論外です。あの時とはまるで問題傾向が違いますし、情報が古すぎます。実は、共通テストリスニング自体もら共通テストの年度を経ることに傾向が少しずつ変わってるんです。過去問を解いてみると分かりますが、共通テストリスニングははじめの方はややセンター時代を意識した易しい問題だったのが、近年はどんどん問題が難しくなってるんです。4人が会話するやつとか、長文の講義を聞くやつとか、後半はかなり難しいですよね。でも、難しいと思ってるのは全員同じです。そのなかでもいかに1点でも多く取るかは、これは練習によってでしか成し得ません。
共通テストリスニングのおすすめの対策は
①毎日短い会話文を聞く
②共通テストリスニングの"オリジナル音源"の掲載された対策問題集をたくさん買って解きまくる
の2つだけです。
①は、ESL Listeningや、EAL Listeningなどと検索すると、世界中の無料リスニング教材から学ぶことができます。これが、受験においての英語だけが持つ特権で、他の科目は日本語の教材しか学べませんが、英語だったら英語の教材も使えますよね。
いやいや英語で英語を学ぶなんて無理だとおっしゃるかもしれませんが、そんなこともありません。なぜなら、英語を学ぶための教材は、英語初心者向けの易しい英語で書かれているに決まっているからです。小学一年生の国語の教科書には漢字がほとんどないのと同じ理屈です。これから英語を学びたい人向けの教材に難しい英語は出てきません。
ESLと調べると、第二言語として英語を学ぶ人向けの教材を見つけることができます。英語ネイティブ向けじゃないので易しいです。実際に東南アジアなどでは学校で教材として採用されているくらいですし、世界中に英語を学びたい人々はたくさんいますから、その人達が集めた英語教材がネットにたくさんあるんです。でも、ほとんどの受験生はそれに気付かず書店の英語参考書だけしか活用できない。これは非常にもったいないです。書店で売ってる、日本語の受験英語参考書を批判したいわけではないですが、選択肢はそれだけではないということも覚えておいてほしいです。リーディングも然りで、無料の長文教材がネットにたくさんあります。阿佐谷英語塾さんの無料公開している英語長文が有名ですが、手軽なものでいえばDMMの英語ニュースを毎日読んだり、もっと簡単なのでいえばNews in levelsさんがおすすめです。調べてみてください。どれも、私が受験生時代に飽きるほど使い倒しました。News in levelsさんなんかはかなり簡単なので、毎日読めると思います。毎日読んで、日本語訳を確認するだけでも、他の受験生とは差がつけられますよ。
さて、ここまでは勉強法のみに絞って話しましたが、話が長くなってきたのでここからかは駆け足で、解き方のほうについてもお答えします。
まずリーディングですが、後ろのほうにも簡単な問題は紛れているので、難しいと感じた問題はすぐ飛ばす、これに限ります。あとは過去問演習や予想問題集を用いて、80分間全力で英語を読み続けることになれてください。
ここで私独自のアドバイスですが、個人的には英語リーディングは大問がたくさんあるので、大問1に5分、大問2に7分……とか、そんなに細かい時間配分はまず守ってられません。そんなことに気にしてる暇があったら問題に集中すべきです。ですから、オススメとしては、大問ごとに時間配分を決めるのではなく、例えば大問1~3を合わせて○分で解こう、などとざっくり決めたほうがやりやすいと思います。
ちなみに私は一切時間を気にせず、時計もほぼ見ずにひたすら解いてました。そうしないと時間が足りなかったからです。また、鉛筆で書き込みをして、そのままペンを持ち変えずに、その鉛筆でマークをするという徹底ぶりで、無駄な時間をひたすら減らし、とにかく目の前の英語長文とその問題だけに集中できるようにしていました。
リスニングについては、第1,2問はできればノーミスで頑張りたいです。第3問は一回悩むと、その後ろの全部の問題でリズムが崩れて置いてかれてしまうので、ちょっとでも「ん?」ってなったら、その問題は捨てて次の対話分の選択肢の先読みでもしていたほうが良いです。
第四問はたしか図とか表ですよね。あれは割と解きやすいと思います。
問題は第5,6問ですよね。
まず、講義のやつは、表の穴埋めの部分が以外と配点が低いので、そこは間違えてもいいという気持ちで、それ以外の4択のほうを大切にしてください。選択肢を先読みできていれば、講義内容に関する4択問題や、AさんBさんの講義に関する発言が合ってるか間違ってるかの問題も解けなくはないはずです。
また、二人の眺めの対話文のやつは、流れる英文に対して問題がたった二問と非常に少なくなっているので、これも選択肢の先読みがしやすいです。あとは選択肢を聴きながら削っていくだけです。確実に違うと分かったやつには╳、怪しいのには△をつけていくといいでしょう。○はつけるのが難しいですから、確信が持てたときだけで構いません。
順番が前後してしまいましたが、4つのお店紹介みたいなのもありましたね。あれは集中力勝負です。
最後の4人の会話ですが、簡単なのは図を当てる問題のほうです。あれは、誰の発言に注目すべきか問題文に書いてありますからね。そっちを確実に取ることを優先しましょう。
質問者様の共通テスト英語が1点でも多くなり、受験生として優位に立てることを心から願っております。健闘を祈ります。
ファイト!