早稲田の英単語はターゲット1900で十分か
結論から先に申し上げますと、早稲田大学の受験においては、ターゲット1900に乗っている単語数では、基本的に足りないと思います。
その理由としては、早稲田大学における英語試験の難化傾向が挙げられます。
基本的に早稲田は社学や理工、国教の英語が難しくて、教育や商はターゲットでも足りる....といったイメージがあると思いますが、現状は全く異なります。
教育学部は2022年度の入試から英語の難易度が跳ね上がり、商学部においても私が受けた2023年度入試を皮切りに難易度が非常に上がりました。平均は30点を下回り、昨年比-11点と酷いものでした。
これにより、ターゲット1900で足りる学部は、現在早稲田にはないと言っても過言ではない状況というのが現状です。
貴方が志望している文化構想学部も非常に英語の難易度が高い学部の一つです。かなりハイレベルな英単語が出る上に、文挿入の文章は抽象的で、ターゲット1900だけでは太刀打ちできません。
では、具体的にどのように対策していけばいいのか。単語はターゲット1900に、もう一冊ハイレベルな単語帳を加えるべきだと思います。
例としては、英検準1級でる順パス単4訂版(旺文社)、速読英単語上級編(改訂第4版)等です。
鉄壁に関してですが、あまりにも収録語数が多くて挫折しやすい上に、難単語は大して乗っていません。しかし語源や英語特有の感覚は身につけられるので、未知単語類推能力は向上します。なので早稲田受験においては鉄壁は諸刃の剣です。
僕としては英検パス単準一+速読上級に加え、過去問ででてきた単語をひたすら覚える作業を繰り返した結果、4学部に合格できたので、この2冊は個人的にかなりおすすめです。
熟語に関しては英熟語ターゲット1000で足りると思います。
また、ターゲット1900を完璧にする必要性があるかどうかですが、基本的に赤文字+重要な黒文字数個で大丈夫です。あとは過去問を解く中で、頻出であると感じた単語やその意味が出てきたら、それらを追加で覚えていく方が、効率が良いと考えられます。
今の時期にターゲットが終わっているのはかなりいい調子です。夏休み終了までにもう一冊、そして早稲田の試験が始まる2月までにもう一冊くらい単語帳を終わらせておくとかなり楽です。
また、参考程度ですが、社会科学部や国際教養学部、法学部等を視野に入れているのなら、英検1級のパス単に手を出してみても良いかもしれません。勿論、準1のパス単レベルまでが綺麗に終わっているのが前提ですが。
1級レベルまで覚えてしまえば、英単語で困ることはないです。ぶっちぎれます(笑)