浪人時の過去問の使い方
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未登録ユーザー
慶應経済志望のものです。
受験に失敗し、浪人となりました。
1年間予備校に通って様々な教科をやり直すつもりですが、昨年度の反省のひとつとして、過去問のやり方やこなす数がまずかったのではないか、ということが出ました。
ここで疑問が生じたのですが、浪人時に昨年と同じ志望校の既解の過去問をやる時にはどの時期から、どのように、どれほどやれば良いのかが分かりません。
浪人経験がある方、ぜひ教えてください。
回答
ごえもん
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
慶應志望の場合、国語が参考になるかわかりませんが一応書かせていただきます。また、社会科目か数学かも分からなかったので日本史で書かせていただきます。
国語…難解かつ長文な文章を回答する力を養成する。
4月…試しに1年分(国語だけでも)解く
夏まで…多くの現代文に触れて、背景知識を手に入れる。西洋史の主客分離、日本文化史の協調性、アイデンティティ論、芸術論など。古文漢文は塾の方針に合わせた方がよい。
夏以降…立教大学などの読解レベルは簡単だが問いが難しい大学の過去問を解く
勝負期…早稲田の過去問を解く。文学部系は芸術論が比較的よく出題されます。
英語…早稲田内では比較的容易な問題を正確に解く
4月…英単語帳、熟語帳を絞り、その上で学習。
同時に文法、精読を開始する(ただしポレポレはレベルが高いので英文熟考などをオススメする。ポレポレが簡単に解ければ精読レベルは十分です。)
夏まで…精読と同時に長文も開始する。気になった文を和訳すると効果的。
夏以降…文法などは完成している段階。例えば明治大学経営学部の文法問題で9割とれる実力があれば合格。長文に本格的に移行する。目標は、立教や中央大学の英語長文を安定して9割。
勝負期…英語の長文は毎日やる。早稲田の志望してない他学部の英語も解ければ理想的。
日本史…唯一判定を気にするべき。勝負は夏まで。
夏まで…全範囲を終わらせることにこだわりすぎない。夏の河合模試で9割をオーバーしないと相当まずい。なぜなら早稲田に合格する浪人生は日本史に力を入れなくても得意な人が多いため。
夏以降…(河合模試が9割超えた前提だが)総復習する。ただし一問一答での総復習はオススメしない。マーチの過去問を解き、参考書で穴を埋める、などが良い。特にテーマ史(ノーベル賞、女性史、社会経済史、沖縄史など)をノートにまとめるなどして力をつけるにはマーチの過去問と図説のセット学習がよい。
勝負期…記述より選択肢問題が鍵となる早稲田大学に特化した対策をする必要がある。選択肢が非常に難解な商学部、社会科学部の問題も解いてみる。マーチの過去問重点対策は卒業する。あえてこのタイミングで一問一答をすると、文学部、文化構想学部には効果的。
これはのアドバイスは自分が不合格になって後悔して完成したものです。私の失敗談から少しでも得られるものがあれば幸いです。
コメント(1)
おりく
ご丁寧なアドバイスありがとうございます。
頑張ります。