国公立大学 学校推薦型選抜
推薦型入試の情報が少なく、あなたのように困っている方は多くおられると思います。ここでは、私が知りうる限りの情報を書き連ねようと思います。
※推薦入試に限っての話なので、一般入試は異なります
まず、推薦入試は大きく①推薦人なしで誰でも受けられるもの②推薦人が必要なもの、の2種類に分けられます。今回の場合は②の場合だと思いますので、それについて説明していきます。
1つ目、いつまでの成績情報が必要かということですが、これは高校3年生の1学期までです。これは特別な条件を設けている学校を除き、評定が必要となる推薦入試を行っている学校では共通です。理由としては、推薦入試の多くが9月〜12月の間に行われます。この期間は、まだ2学期の成績が確定していないので、成績が確定している1学期までの情報までしか見ることができないためです。
2つ目、学校の評定の為にどれだけ力を入れれば良いのかということですが、推薦入試を使用するのであれば一切手を抜いたりはしないでください。質問者さんの学校の場合、何人でも推薦して貰えるようですが、気をつけなければならないことがあります。それは、推薦入試を受けるにあたって大学側が評定の最低ラインを設けている場合があるからです。評定は10段階評価の場合は、5段階評価に直されます。その上で、一部の大学では3.5~4.2以上でなければ推薦入試が受けれないというボーダーを設置している場合があります。この場合、これを満たしていなければ受験資格すら与えられません。必ず評定基準をクリアできるように頑張ってください。
3つ目は、2つ目と似ています。推薦入試の場合、必ず所属している高校から大学に調査書というものが送られます。これは、高校の先生があなたの普段の学校生活の様子を判断して、あなたがどのような学校生活を送っていたか、どのような人物であるのかというものを詳細に書いているものです。推薦入試では調査書というものが重要になってきます。この調査書において、高校教員は客観的な情報を書きます。停学や留年を除いて、ほとんどあなたの不利益になるような情報は記載されませんが、普段から学校行事にも力を入れるなど、教員があなたにとってプラスになる情報をスラスラ書けるような日常生活を心がけてください。
最後に、推薦入試では大学側が用意している試験の点数が占める割合が非常に大きくなってきます。評定が悪い場合は、入試時の試験で周りとの差をつけれるように対策をしておいてください。最後まで気を抜かずに、諦めずに頑張ってください。応援してます!
余談になりますが、評定は高校の偏差値など関係ありません。偏差値70の高校での4.2でも、偏差値35の高校の4.2でも全く変わりません。その為、評定での差はつきにくいです。裏を返せば、推薦入試において、しっかり対策を練れば逆転合格が容易に狙えます。