これから浪人だと言うのに怖くて仕方がない
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
あらぽん
今年岡山大学医学部を受けて落ちたものです。
現役の時は、怖いもの知らずであとは野となれ山となれ精神で大学受験に突っ込んだのですが、今浪人が確定した身となると、2浪は是が非でも避けたいことや、来年自分が合格している想像がつかないことなどがあり、とても不安で仕方がないです。もしかしたら医学部なんて入れない頭なのかもしれないと考えてしまいます。浪人を乗り越えた方がもしいらっしゃれば、何か精神面でのアドバイスをお願いします。
回答
Datty
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは!
浪人を経験したものです。
理系ではありませんが、不安しかない辛さが痛いほどわかるのでお話させてください。
私も質問者さんと同じように、野となれ山となれ精神で受験に挑みました。今でもどうしてあんなに楽観的だったのか謎です。後期も私大も何も受けずに前期東大一本で絞って受験し、浪人が決まりました。
現役で受ける時は怖いものなど何もなく、浪人するならするし、大体他のところ受かっても行く気ないし、くらいの強気なのかバカなのか(たぶん後者)という心構えで受けました。模試では最後の方はD,Eしか出ておらず、合格可能性はデータで冷静にみても絶望的でしたが、それでも地方の現役生は最後に伸びるというワードをなんの不安もなく信じてただひたすらに学校の先生に与えられた演習問題を続けました。もう一度言いますが、なぜあんなに楽観的だったのかは謎です。
さて、浪人期ですが、3回の病み期がありました。まず、浪人が決まった3月。周りが新しい道に楽しそうに進む中、予備校選びに勤しむ自分が惨めでした。辛いとか、嫌だとか、そういう気持ちじゃなく、客観的にみた自分が惨めでかわいそうで涙が出ました。次に8月。(予備校にもよりますが)夏期に入って講習期間となり、生活リズムがまた変わってくるストレスに、やっぱり新しい勉強と自由な2ヶ月の夏を堪能する高校時代の友達の様子がチラつきました。英文を読んでも中身が頭に入らず、夜もうまく眠れない時期が続きました。最後に1月下旬から2月上旬。共テの結果の悪さと、二次への不安で気持ちが停滞、二次までの期間がやたらと長く感じました。
この3つの病み期に私がとった方法は、以下の通りです。
①浪人経験者の先輩に相談すること。
病む度に連絡された私の先輩は迷惑だったかもしれませんが、この時期のこんな気持ち、どう対処なさってましたか、と聞くだけで、少し落ち着きました。返事がどうあれ、他の人に相談する、吐露する、というだけで落ち着くものです。こういう独特の辛さは、経験したものにしかわからないところがあります。予備校の担任やカウンセラーも試してみましたが、何回も同じことでグジグジしている自分が面倒だなと思われてるんじゃないかという気持ちが生まれてしまったので、結局この辛さを理解できるだろう先輩に連絡をとるのが1番安心感を得られました。私でよければ、メッセージをくださればいくらでも相談に乗るので、今後ともいつでも連絡ください。
②目に見える形で努力を積み重ねること。
私の場合、人付き合いが得意なので、予備校の先生に論述の添削を頼みつつ先生と仲良くもなり、声をかけてもらえるようになりました。自分は1番講師の先生を利用している、という自信がつき、それは一つの努力の形として支えになりました。今までのノートを積み重ねてみるとか、毎日勉強の成果を日記や手帳につけてみるとかもオススメです。結局のところ、受験の前半期にしろ直前期にしろ、勉強したという事実が自信につながることには変わりありません。最後の結果発表後、喜ぶ自分がイメージできなくてもいいんです。でも、最後に結果を待つ間、私はここでハンカチ握りしめて祈っていいくらいの努力はしてきたもん、とは思って欲しいんです。とはいえきっと、質問者さんも努力が不可欠なことはわかってるんだと思います。私もわかってました。でも、イライラや不安が募り、勉強に集中できない時もいっぱいあったし、そういう時こそ浪人経験者の話を聞きたいと思いつつ、それを終えて大学生の立場で意見を言うような(つまり今の私のような)人をみていると、やっぱり羨ましいなあ、結局この人は浪人やりきって終わってるんだもんなぁという気持ちでいっぱいになりました。でもそんな中でも努力を続けられる状況にしたいですよね。そういう時はこれ↓
③本を読むこと。そして、気になった一文や文章をメモするノートをつけること。これすごく個人的におすすめです。浪人期には社会的に何の地位もありません。どうでもいいや、人生思い通りいかないや、と思う初の大きな挫折かもしれません。私はそうでした。そういう時、やたらと詩やら本の一節やらが響きます。
ちなみに、詩や本、なにかのはしがきや名言集などなど様々読みましたが、私が当時特にたくさんの抜粋をした本を挙げると、
砥上裕將『7.5グラムの奇跡』
太宰治『正義と微笑』
です。定期的にリフレッシュすることも大事です。私も自分に月一でカラオケを認めてましたし、1日に30分くらい本を読むのだって許してました。浪人生にだって人権はあるのです。
最後に。浪人生活は無駄にはなりません。驕らず、人を侮らず、人の辛さをわかる人間になれる。厳しいことを言えば、自分にもう一度かけてみると決めたのは自分です。就職、留学、フリーター、起業、旅…数ある中から浪人してもう一度夢を追いかけると決めたのはあなたです。周りがどう言った、家族がこの道しか許してくれなかった、色々ありますが、自分をもう一回信じてみようという気持ちがどこかにあったから、その進路を選んだというのもあるはずです。この一年、自分と向き合い続けることになります。いやになることもあると思います。そんな時、自分を1番信じてあげられる人間があなた自身であると、きっと強くなれます。あ、そうだ、阿部真央さんの『believe in yourself』って曲、勉強終わりに夜聴くと大体泣きます。
ぜひ聴いてみてください。そしてこれ聞いて毎回泣けるくらい頑張ってみてください。
長くなりました。
応援しています、がんばれ受験生!
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