受験のために部活を辞めるべきか
クリップ(6) コメント(2)
2/15 23:14
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
国弱文系
高1 福島県 東京大学経済学部(68)志望
現高一、東大文系志望の者です。
私は電車通学で帰る時間が遅く、家に帰ると疲弊してしまい
毎日(平日)2~3時間ほどしか勉強できていません。また、睡眠時間もそこまでとることができず、日頃の体調もそこまでよくありません。
成績も東大からは程遠く、このままの勉強時間では全然足りないと考えています。
そこで、勉強のために部活(運動部)を次の5月の大会で辞める
か迷っているのですが、時間を勉強に割きたいと思う反面、
部活動での人間関係が無くなる分人との交流が減ってしまったり(正直そこまでコミュニケーションが得意ではないため、大学に入る頃にはもっと下手になってるのではないか)、部活のメンバーに迷惑をかけてしまったりするのではないかという不安を感じています。
勿論最終決定は自分ですべきだと分かっていますが、
勉強のために部活をやめるのはアリでしょうか?
また部活を辞めた後、どこで人間関係を作るべきでしょうか?
回答
Mx
東京大学文科三類
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
東京大学に所属している者です。
質問者さんの具体的な成績などが分からなかったので、部活を続けることと辞めること双方のメリット・デメリットを述べていこうと思います。
部活を続けるメリットは「集中力が身につく」ということです。勉強する必要性を感じていながら勉強時間が確保しにくいとなると、勉強できる時間は必ず集中してやるはずです。そうすることで、まず確実に勉強の効率が上がります。さらに、これが特に注目すべき点なのですが、部活を引退して勉強に割ける時間が増えた時に、部活時に鍛え上げた持ち前の集中力を発揮してグングン学力をつけていくことができます。つまり、勉強の集中力を磨くことは、後に学力を急上昇させる布石となるのです。これは、部活に入らず勉強時間が沢山ある人ではなかなか身につけられるものではありません。「部活生は直前期に急激に成績が伸びる」と言われているのは、こういったカラクリがあるからであり、そういう経験をした先輩が何人もいるということの裏返しでもあります。
部活を続けるデメリットは「勉強時間が確保しにくい」ということです。これは質問者さんも自覚されているとは思いますが、当然部活中に勉強することはできないので、やりたいと思っている勉強量を全てこなせなくなってしまうことに繋がりかねません。この状態が長く続くと、精神的にキツくなってきてしまう可能性があります。もし部活をイヤイヤ続けているのであれば、尚更しんどくなってしまうでしょう。
部活を辞めるメリットは「勉強時間が確保できる」ということです。これは上記の部活を続けるデメリットの逆で、勉強時間を増やせると確実に学力を向上させやすくなります。また、心の余裕も生まれてくるかと思います。
部活を辞めるデメリットは「逆に勉強しなくなる」ということです。「部活を辞める→勉強時間が増える」とは簡単にはなりません。部活を辞めることで自由な時間が増え、それに伴って遊ぶ時間も増え、結果的に勉強時間が増えないどころか減ってしまう可能性があるということです。有り得ないだろうと思う人もいるかもしれませんが、実際このパターンに陥ってしまう人はかなり多く、自分の友人達でも、固い意志を持たずに何となく辞めてしまった人はほぼ全員これに当てはまってしまっていました。こうなってしまっては何のために部活を辞めたのか分からなくなってしまいます。
自分としては、まずは部活を続けながら勉強を続け、部活を続けながらだとこれ以上勉強するのは絶対に不可能だと思った上で、部活を辞めた以上必ず勉強に専念するという確固たる意思を持つことができてから辞めればいいと思います。
また、交友関係についてはそこまで不安にならなくても大丈夫です。部活を辞めても部活の仲間全員と絶交しなくてはいけない訳ではないですし、クラスや委員会や塾など、部活以外でも友達はつくれます。一生懸命勉強することで勉強のことを質問され、それがきっかけで新しい友達ができることだって十分有り得ます。
少しでも参考になれば幸いです。
Mx
東京大学文科三類
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プロフィール
東京大学の4年生です(文科三類→文学部)。 自分は高3の夏の駿台東大模試で総合偏差値42のE判定でした。しかしそこから3ヶ月後の秋の駿台東大模試で総合偏差値を18上げてA判定を獲得、その後現役で東京大学文科三類に合格することができました✨ 【正しい努力】をすれば必ずいい結果に繋がります‼️ 皆さんの努力を【正しい努力】に導くことを心がけて回答やメッセージを送らせてもらっています。少しでも皆さんの勉強の参考になれば幸いです。 よろしくお願いします🙇♂️ 【追記】 社会の選択は日本史と世界史、理科の選択は物理基礎と化学基礎でした。
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メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。
コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
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コメント(2)
国弱文系
2/15 23:31
丁寧な回答ありがとうございました!
回答にもある通り、まずは部活をやりながらもできる限り時間を作って勉強していこうと思います!
Mx
2/16 21:02
コメントありがとうございます🙇♂️
是非頑張ってください💪