単語の覚え方
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むーちゃん
僕は、シス単BASICを使っています。シス単自体は、使いやすいと思うのですが覚え方がわからないです。みんなさんは書いて覚える、何回も何回も読んで覚えるのか、どう言う感じで覚えましたか?また、シス単BASICでどこまで対応できるのか。次の単語帳を教えてください
回答
porepore
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
初めまして!京大法学部2回生のものです。
まず、①シス単BASICでどこまで対応できるのか、②次の単語帳は何がいいのか、についてお答えします。
①『シス単BASIC』ではセンター試験レベルまでであれば問題なく対応できると思います。
②シス単BASICば使いやすいと思っているのであれば、次はシス単(BASICではないほう)に取り組むのがいいと思います。
次に、僕がやっていたシス単の具体的な使い方について説明していきます。
(1) 分かる単語と分からない単語を区別する(1周目)
まずは自分の分かっている単語と分かっていない単語を区別することが重要です。
これはシス単だけに限らず、どの参考書を勉強するにしても、全てが分からない内容だということは普通ありえないからです。
どんな単語帳であっても、幾らかは既知のものが含まれているはずです。
そのため、まずは分かっている情報と分かっていない情報を区別することをお勧めします。
具体的には、付属の赤シートで単語の意味を隠し、すぐに答えられるものはOK、答えられなかったものや答えられたものの時間がかかってしまったものなどはNGとし、どちらかにチェックを入れます。
このようにすればどの単語が分かっていて、分かっていないのか一目瞭然の状態になります。
こうして単語をふるいにかけ終わったら、次の段階へ進んでください。
(2)分からなかった単語を覚える(2周目~約10周)
単語が区別されたら、そこからは分からない単語に絞って覚えていきます。
1周目で分別したおかげで、自分が暗記できていない単語がすぐ分かる状態になっているため、それだけを勉強します。
何度も回数を重ねることを前提とし、その中で分からない単語を何度も見ること、自分の中で覚えやすい語呂で覚えること、とにかく呟いて覚えること等、自分に合ったやり方で覚えるのがいいでしょう。
※注
書いて単語を覚えるのは、結果的に非効率となる場合があります。
なぜなら、受験英語において、単語の綴りを完璧に書ける必要はなく、また書いて覚えるスピードは比較的遅いからです。
どうしても覚えられないものに限り、書いて覚えるようにするのがいいでしょう。
単語を暗記する上で、ただ単語帳を読むのではなく音読をしてみるのもオススメです。
音読をすることで頭もよく働くようになるし、発音も鍛えることができます。
(3)全体を大量に高速で反復する(10周目以降)
多くの受験生は先ほどの2の段階で勉強を終えてしまいます。
ですが、暗記学習においてはこの3番目の段階が非常に重要です。
なぜなら、自分では勉強しきったつもりでも、次の2つの意味で抜けが生じている可能性があるからです。
①すでに暗記済みだった単語を、時間の経過とともに忘れてしまう
例えば、3周目で暗記でき、4周目以降では勉強しなかった単語の意味を、知らぬ間に忘れていた、というようなケース。
②単語を暗記するというのとそれをアウトプットするのは別物、ということ。
具体的には、暗記はできていても、瞬時に意味を言えない場合。
試験で高得点を稼ぐためには、ある程度頭に入った単語の情報を、今度は完璧にアウトプットできるようにする必要があります。
そのための段階がここの、全体を大量に高速で反復する段階になります。
具体的には、全ての見出しの単語の意味を赤シートで隠し、1つの単語の1つの意味を1秒以内で答えられるようになることを目標にしてください。
これが問題なく達成できるレベルであれば、1つの章を10~20分ほどで終えてしまうことが可能になります。実際、僕も毎日シスタンを受験が終わるまで触っていましたが、1章あたり10-15分でこなせるようになりました。
最後にこの勉強方法の注意点を述べておきます。
このやり方を実践するには「一度に全ての情報を覚えようとしないこと」が何よりも重要です。
一度勉強した語を完璧に覚え続けられるのであれば、それでも構いませんが、私たちの脳はコンピュータとは異なり、そこまで優秀にできていません。
20周や30周繰り返すことでようやく覚えられるようになります。
以上、暗記方法についてお答えしました。
暗記というものには近道はなく、何度も繰り返すしかありません。
同じものを何度も繰り返すということは根気のいることだと思いますが、ぜひ頑張って取り組んでもらいたいです。
また、暗記方法については『日本史の暗記の仕方』のほうで似たようなことを僕が回答していますので、そちらも参考にしてみてください!
コメント(2)
むーちゃん
ありがとうございます。とにかく反復します
☆♡☆♡☆♡☆
一日どのくらいの数をこなしていましたか?