点数バカみたいに落ちました。(長くなります)
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
くず
高三理系です。
今日マーク模試の自己採点をしたら先月のよりも130点ほど落ちました。特に国語、地理でガッと落ちました。(はっきりいうと下がったのはこの2教科だけのせいかもしれません)国語、地理はもともと低くて国語は85点、地理は40点いかないくらいでした。それでも大好きなゲームを禁止にしてここまで頑張ってきました。その結果先月の模試で国語118点地理67点と別に高くはないけど自分からしたらすごく高い点が取れて頑張ってきた甲斐があったなと思ってました。点数が上がったからって気を抜くわけでもなく、これまで以上にこの一ヶ月間頑張ってきました。そして今回の結果ですが国語49点と地理27点でした。ふざけてますよね、自分でも目を疑いました。見間違えたのか点数を足し間違えたのか何度も確認しました。自分でも解いてて自信はあったので正直とても悔しいです。悔しいで収まるどころでもありません。特に国語は死ぬほど悔しいです。中学から現代文がめちゃくちゃ苦手で最近になって先生に解き方を教わったり、自分で参考書をやりこんでできるようになったと思いこんでました。昨日一昨日も評論、小説の演習をやってどっちも50点満点中の30点は下回ることがなく、それで今回は評論12点、小説0点なんでもうなんかあたまおかしくなりそうです。特に国語と地理なんてもんですから前の模試は運が良かっただけで力なんて最初から何もついてなかったんでしょうか。そう思うと勉強のセンスなんてないのかなって思います。現代文なんてセンスあるやつは全く勉強しなくても自分以上できてるし、地理も運だけで解いてるやつに負けてるし、今回自分が勝てる相手なんて誰もいないです。地頭悪すぎて死にたいです。そこまでして大学受験もしたくないなって思いました。自分は大学に行くんだって家族にも親戚にも言ってしまってもう逃げ場がありません。自分はどうしたらいいんでしょうか。国語なんてもう出来てる気がしたからなんでこんなに低いのかわからないし、全体的にもう何が起きたのかわからないです。メンタルももうもたないです。現代文と古文の点の取り方を教えてもらいたいけどもうそんな勉強はやっても無駄だと思うので、ここからまた勉強のモチベを保つ方法とか現代文古文の助言をお願いします。できれば自分と同じように模試の点が落ちた人に聞きたいです。
回答
えりこ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
同じく国語と地理のマーク模試の成績が不安定だった者です。
まず申し上げたいのは、今回の結果は思うようにいかなかったとしても、ご自身の課題に向き合い、ゲームという好きな事を我慢してまで努力できたことは中々できることではありません。(私自身、結局受験本番までインターネットを全くやめられませんでした。)
結果だけでなくその過程も見て、ちゃんとご自身を褒めてあげてくださいね。精神論的になってしまいますが、自分が頑張ったことを当たり前と思わずその都度自分で認めてあげる事が、結果に振り回されて一喜一憂しないためのモチベーションの保ち方だと思います。
では、本題の試験の話の方に入ろうと思います。
国語と地理が思うようにいかなかったとの事でしたが、これらの教科の特性として、実力と点数が必ずしも比例しにくいことが挙げられます。
記述試験とは違って、マーク試験では正しい選択肢や間違った選択肢を"選んで"解答しますよね。ですから、当然消去法も使いながら正解を絞っていくことになりますが、その時にいつも自信を持って一つだけの選択肢を選べるとも限りません。例えば、5個の選択肢の中から正解に近い2個の選択肢まで絞ることができても、最後の決め手となる根拠が分からなければ、結局は2分の1の確率で、運で選ぶしかありません。たくさん勉強してせっかく5個の選択肢を2個まで減らすところまで実力が伸びても、不運にも不正解の方の選択肢を選び続けてしまえば、全く問題を理解していないが5分の1の確率で選択肢を選び、運良くたくさん正解を当てた人に点数で勝てなくなってしまいますよね。
さらに、マーク試験の選択問題では必ずと言っていいほど引っ掛けの選択肢があります。問題によっては、正解の選択肢よりも引っ掛けの選択肢を選んでしまう人の方が多いことさえあります。きちんと問題を読んで考えたことが裏目に出て、ついつい引っ掛けの選択肢ばかりを選んでしまい、適当に選んでいるだけの人よりも正解数が少なくなってしまうこともあります。
数学や物理のように、ミスをせず計算過程さえ正しく解ければ解答が1つだけに決まる科目とは違って、国語や地理のように、よく似た選択肢の中から正解を一つだけ選ぶ、というタイプの選択問題が多い科目では、上で述べたような運ゲー要素がどうしても結果を左右してしまいます。
ではどう対策すればいいのかというと、解答解説を見ながら、解き終わった模試をもう一度見直すことが大事です。つまり、各問題でご自身がどこまで選択肢を絞れていたのかを見るということです。惜しい選択肢まで絞れたが結局不運にも不正解の方を選んでしまったのか、それとも全くわからなくて全然違う選択肢を選んでしまったのか分析すれば、ご自身が間違えた理由が分かって、次に活かすことができます。しかも、結果としては残念ではあったが、惜しいところまで解けていた問題が多いことが分かれば、結果に反映こそされていないが、ご自身の努力によってきちんと実力がついてきていることを実感できるので、モチベーションにも繋がると思います。
さらに、受けた模試を見直すことで、正解はしたが偶然合っていただけの問題も洗い出すことができます。明確な根拠は分からなかったが運良く正解した問題のあやふやな部分を復習することで、次は自信を持って正解できるようになります。今回適当に選んで正解し質問者様よりも良い点数をとったが、復習を全くしなかった人たちよりも、はるかに実力を伸ばすことができますよね。
こんな風に、受けた模試をもう一度見直すと効果的ですが、その時におすすめの勉強法をご紹介します。私もこのやり方で勉強していました。
それは、各選択問題において、正解の選択肢が正しい根拠と、不正解の選択肢の間違っている箇所とその理由を指摘できるようにすることです。例えば国語であれば、正解の選択肢は、必ずと言っていいほど問題文の文章中に同じ意味の内容が記述されていますし、社会であれば教科書や参考書に正解の選択肢の内容は紹介されています。一方、不正解の選択肢は、それが間違っている理由が必ず存在しますし、どこが間違っていて、それを逆にどう変更すれば正解となるのか、模試の解説に書かれていることが多いです。
このように、選択問題において、正解の選択肢だけ選べれば終わりにしてしまわずに、正解の選択肢が正しい根拠、そして不正解の選択肢が間違っている箇所とどう直せばよいのかを指摘できるように復習すると良いです。慣れてきたら、この作業を試験本番でも行えるようにしましょう。私自身、受験直前に、この一連の作業を本番でも無意識にできるようにトレーニングした結果、地理の共通テスト本番で直前の模試から20点以上伸びました。
長くなりましたが、模試を受けた後は、結果だけ見るのではなく、その結果に至った原因をその都度確認されると良いということです。質問文の内容から、受かりたいという気持ちと、そのために努力を惜しまない姿勢は既にお持ちであることが伺えますので、後はそのやり方を少し工夫してみてください。次回以降の模試と、本番でも頑張ってくださいね。応援しています。
コメント(1)
くず
ありがとうございます
具体的な対策も助言いただきよかったです
切り替えて頑張っていきます