UniLink WebToAppバナー画像

成り行きまかせの読解をしている

クリップ(44) コメント(0)
4/24 0:42
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
相談者のプロフィール画像

wada

高3 大阪府 大阪市立大学志望

センター試験の過去問などを解く時に、筆者が何を言っているかよく分からない、読めば読むほどわからなくなっていく、ということがよくあります。 原因を考えてみると、成り行きまかせの読解をしているから読めないんだと気づきました。 そこで、「論の展開を捉える」「本文の全体構造を把握する」というアドバイスをしてもらったんですが、具体的にどういうことをすればいいのか私にはよく分かりません。 どういう風に現代文を勉強すれば良いでしょうか?
この相談には2件の回答があります
「虫の目と鳥の目を両方でものを見る」 ということが重要です。 中学の内容って当時は難しく感じませんでしたか? 当時は目の前の問題を解くのに必死になって視野が狭くなり、「虫の目」でしかものを見れていなかったからです。 しかし、今となっては 「なんでこんな事も出来なかったんだろう」 と思いませんか? それは あなたが中学の全単元を終了し、「鳥の目」を手に入れたからです。 「現役生は受験直前で伸びる」というのも、この事が大きく関係しているんだと思います。 また、「問題作成者の意図を考えて解く」というのも「鳥の目」で見るための一つの方法ですね。 一つの問題という狭い視野で見るのではなく、分野、さらには教科そのもの、という広い視野で見てみて下さい。 確実に景色が変わります。 これは現代文も含め、どの教科にも通ずることです。 ここまで、たぶん大半の人が「虫の目」で読んでいたのではないでしょうか? 伝えたかった事を一言で言ってみて下さい。 如何に内容がスカスカか分かると思います。 この視点こそ「鳥の目」なのです。 「論の展開や本文の展開を考える」というのはこのように俯瞰した視点で捉えることです。 するとざっくりとした全体像が見えるはずです。 また、「筆者の主張したいこと」には絶対に文法的な特徴が表れます。 「重要」「大事」「ではなく、〜だ。」 「べき」「はず」「とは」「というのは」 「〜こそ〜だ。」「つまり」「第一に」などなど、、 他にも色々ありますが、現代文で線を引くべき文章には、こういう文法的な強調語が入っています。 言葉を発するときは、語気や抑揚などで強調出来ますが、文章はこういう方法でしか強調できないからです。 重要な所が分かれば、さらに全体の流れが掴みやすくなりますよ! 僕は授業で本文の内容解説をする先生が大嫌いでした。 そりゃ内容が完璧に理解出来れば猿でも解けるわってw こういう先生は生徒を理解した気にさせるだけの、詐欺師だと思っています。 内容を理解するための方法論を教えてくれよって。 おっと、これは禁句でした。 詐欺の営業妨害になってしまいますね(笑) 「虫の目と鳥の目」を両方使う癖をつけ、どんな文章が出てきても通用する力を身につける。 そういう練習をしてください。 下手な文章でしたが、今回の論の流れを下に書いておきますね。参考になれば幸いです。 現代文は点数上がりにくいですが、頑張って下さいね! 〜論の流れ〜 ①虫の目と鳥の目 両方大事だ ②鳥の目とはどういうものか? ③文法的な強調という虫の目も大事だ ④虫の目と鳥の目を両方使い、どんな問題にも通用する勉強をすべき
大阪大学工学部 atom
44
1

回答

回答者のプロフィール画像

atom

大阪大学工学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
「虫の目と鳥の目を両方でものを見る」 ということが重要です。 中学の内容って当時は難しく感じませんでしたか? 当時は目の前の問題を解くのに必死になって視野が狭くなり、「虫の目」でしかものを見れていなかったからです。 しかし、今となっては 「なんでこんな事も出来なかったんだろう」 と思いませんか? それは あなたが中学の全単元を終了し、「鳥の目」を手に入れたからです。 「現役生は受験直前で伸びる」というのも、この事が大きく関係しているんだと思います。 また、「問題作成者の意図を考えて解く」というのも「鳥の目」で見るための一つの方法ですね。 一つの問題という狭い視野で見るのではなく、分野、さらには教科そのもの、という広い視野で見てみて下さい。 確実に景色が変わります。 これは現代文も含め、どの教科にも通ずることです。 ここまで、たぶん大半の人が「虫の目」で読んでいたのではないでしょうか? 伝えたかった事を一言で言ってみて下さい。 如何に内容がスカスカか分かると思います。 この視点こそ「鳥の目」なのです。 「論の展開や本文の展開を考える」というのはこのように俯瞰した視点で捉えることです。 するとざっくりとした全体像が見えるはずです。 また、「筆者の主張したいこと」には絶対に文法的な特徴が表れます。
「重要」「大事」「ではなく、〜だ。」 「べき」「はず」「とは」「というのは」 「〜こそ〜だ。」「つまり」「第一に」などなど、、 他にも色々ありますが、現代文で線を引くべき文章には、こういう文法的な強調語が入っています。 言葉を発するときは、語気や抑揚などで強調出来ますが、文章はこういう方法でしか強調できないからです。 重要な所が分かれば、さらに全体の流れが掴みやすくなりますよ! 僕は授業で本文の内容解説をする先生が大嫌いでした。 そりゃ内容が完璧に理解出来れば猿でも解けるわってw こういう先生は生徒を理解した気にさせるだけの、詐欺師だと思っています。 内容を理解するための方法論を教えてくれよって。 おっと、これは禁句でした。 詐欺の営業妨害になってしまいますね(笑) 「虫の目と鳥の目」を両方使う癖をつけ、どんな文章が出てきても通用する力を身につける。 そういう練習をしてください。 下手な文章でしたが、今回の論の流れを下に書いておきますね。参考になれば幸いです。 現代文は点数上がりにくいですが、頑張って下さいね! 〜論の流れ〜 ①虫の目と鳥の目 両方大事だ ②鳥の目とはどういうものか? ③文法的な強調という虫の目も大事だ ④虫の目と鳥の目を両方使い、どんな問題にも通用する勉強をすべき
回答者のプロフィール画像

atom

大阪大学工学部

104
ファン
16.8
平均クリップ
4.6
平均評価

プロフィール

勉強以外でも幅広く相談・質問受け付けます。1週間以内には返信します。

メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。

メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。

コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
UniLink パンフレットバナー画像

コメント(0)

コメントで回答者に感謝を伝えましょう!相談者以外も投稿できます。

よく一緒に読まれている人気の回答

現代文について
こんにちは、京都大学を目指している、ということで理系でも二次試験に国語が必要ですよね。そのため、センター試験と二次試験の国語に分割して回答させていただきます。 まず、センター試験ですが、センター現代文において解答を読んでも分からないとすれば本文の読解不足です。なぜなら、二次試験とちがい、センター現代文の問題は全て深いよみこみを必要とする読解ではなく表面的なよみとりが全てだからです。 ここからがアドバイスですが、注目すべきは接続詞です。「また」や「すなわち」、「つまり」などの接続詞のあとには必ず接続詞以前の事柄の並列事項だったり、それを分かりやすくまとめた部分が書いてあります。著者の側に経てばわかることですが、著者も伝えたい重要な点はしっかり伝わるように何度も言葉を変えて表現しています。センター試験で問われるのはここです。著者があえて反復して伝えているほど重要なことはどこに書いてありますか?と問われることがほとんどです。(特に評論文) つまり、ことセンター現代文においては、接続詞をマークして文章全体の流れをしっかり捉えさえすれば問題ありません。 次に二次試験です。京都大学の二次現代文は非常に抽象的で難解な文章を出題するので正直とっつきにくいです。問題の形式も記述でゴリゴリ書かせてくるので大変ですよね。そこで、ここでは読み方よりも解き方をアドバイス致します。読み方はセンターと同じようにすれば良いので。 解き方ですが、よく「傍線部1とはどういうことか説明しなさい。」とか、「傍線部2とあるがこれはどういう理由か説明しなさい」と問われるはずです。 まず、説明問題では、傍線部を紙に穴があくほど読み込んでください。難しく考えなくていいです。ただの言い換えだと考えて下さい。 例えば、傍線部が「動物的解釈の出現がそれ以前の人間の価値観を一変させた。」ならばまず、「動物的解釈」について説明してる文を探し出し、次に「それ以前の人間の価値観」について説明している文を探し出し、最後に「一変させた」とあるので、どういう価値観に変わったのかを説明している文を探し出してください。あとはそれをまとめる。この3ステップでクリアーです。 この時の理想の回答は、「〜という(意味の)動物的解釈が出現したことにより、それ以前の〜という価値観が〜という価値観に変化したこと。」とまとめれば満点です。 この点は理由説明問題でもおなじです。傍線部を全体で理解しようとしないで、単語ごとに分解して丁寧に処理していけばまず不合格答案になることはないでしょう。 まとめると、センター試験では接続詞をマークして文の構造を意識する。二次試験では、傍線部を単語ごとに分解して丁寧に言い換えていく、です。 僕はこのやり方を愚直にやり続け、国語の偏差値80付近をキープしていました。 微力ではありますが、僕のノウハウがあなたの受験の糧となることを心から望んでいます。頑張ってください、応援しています。
東北大学法学部 たかはる
29
0
現代文
現代文カテゴリの画像
センター国語
まず、見当はずれのことかもしれませんが言いたいことがあります。それは、現文は復習よりも初見の時を重視した方が良い、ということです。答えを見た後その問題を解いても、何となく答えを選べちゃうという経験があると思います。つまり、復習時にはどうしても自分の解答に不純物が混ざるわけです。 さて、ここからは恐縮ですが、復習時にも初見時にも使える私のセンター現文の勉強法を箇条書きさせていただきます。 ①接続詞をよく見る。 文章は接続詞によって連結されています。接続詞には、前文に対する追加、理由付け、発展などの情報が隠されており、それが掴めれば筆者がどうやって文を展開させたいのかが分かりやすくなります。 ②何が主語、述語になっているのかを見る。 これをすることで全く見当違いの選択肢を外すことはもちろん、読む際のつまらない勘違いをなくすことができます。 ③「それ」などの指示語はしっかりと確認する。 ほとんどの問題、特に「どういうことか」と聞かれている問題の傍線近くには指示語があります。これを正確に捉えられるだけで答えは絞り込めることが多々あります。 ④題名、リード文は必ず読みましょう。 文章を総括しているのが題名です。自分が何を読んでいるのかわからなくなった時はそこに戻ってみましょう。また、リード文は特に大事です。リード文は、作問者が必要と判断したから追加された文で、ここに答えがあることもあります。 ⑤よく出てくる言葉や、形は変わっているが意味が同じ言葉はキーワードなのでチェックしましょう。 このキーワードはどこかの問題で必ずと言っていいほど出題されます。 ⑥(小説問題について)登場人物の行動や、場面の移り変わりに気をつけよう。 小説家は、直接的な感情の表現をあまりしないように思えます。その代わりに上記に感情を乗せるということが多いです。また、何をされたからどう思う、など、登場人物人物が受けた行動も一緒に見るといいでしょう。 ⑦「どういうことか」を問われたら、傍線の言い換えが答えである。 これはそのままなので、詳しくはいいでしょう。 このくらいでしょうか。また後で何か思い出したらコメントするかもしれませんが、その時はすみません。 あと、解く時に、消去法ではなく、まずは問題だけ見て自分の答えを作ってみることが力をつける近道です。 また、河合塾などが作っているセンター型の問題よりも、センター試験の過去問が最もよく作り込まれていて、良問が多いです。完成度が低めの問題を解いて解き方が崩れるより、本物のセンター試験を勉強材料にする方が賢明だと思いますよ。 現文は解き方がわかったら一気に上がるので、頑張ってくださいね!
京都大学工学部 とろろ昆布
7
0
過去問
過去問カテゴリの画像
現代文が伸びる気がしない
私は今国語の塾講師をやっています。中学、現役の頃にはあんなにできなかった国語を。ただ、ある時、気付きのターニングポイントが自分にはあって、それからみるみる成績が上がっていきました。 今も講師をやっていて思うのですが。 私たちはやたらめったら「解ける」ことに主眼を置きがちです。他の科目の性質である“得点”を意識しがちです。 しかし、国語は読書となんら変わりのない教科です。そして読書には得点は絡みません。 つまり私が言いたいのは、解くことを一回やめてほしいということです。 国語という教科は第1関門に「読む」があり、第2関門に「解く」があります。すなわち、読めないと解けないようにできてるし、問題作成者も読めないような所にフォーカスを当てて設問を練ります。我々の読解力で読み解けるレベルに応じ、得点が出るように適宜問題の難度を並び替えつつ。全部同じレベルの問題を出してしまうと、しっかりとしたデータ集積がてきないので。 そして、ある程度意義がわかったところで本題に移ります。 文章は英語と同様、小さな単位から大きな単位まであります。語→文→段落→意味段落→文章の順に。しかしながら我々は日本語であるという理由だけに、英語は下から学習していくのに対し、国語はいきなり文章に飛びついてしまいます。 まずは、語から考えます。大学入試レベルともなると語彙力は高校入試よりはるかに上回ります。そこで概念などを一通り学べるよう、単語集を英語と同様にやっていきます。 ・現代文キーワード読解[改訂版] ・ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES) ・入試漢字マスター1800 (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。ちなみに、漢字も入れてありますがキーワードと漢字の参考書1冊ずつ完璧にするのが理想です。漢字問題集は漢字の設問を解くだけでなく、文章中に出てくる語彙の対策にもなるので甘くみてはいけません。 ここまでで、語は制覇できました。第1段階です。 第2段階として、今度は語が集まってできた文、文が集まってできた段落、段落が集まってできた文章へとフォーカスしていきます。 文と文、段落と段落については ・田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式 ・現代文と格闘する (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。多分、こうやって言うと「解かないって言ってたやん!」とかツッコミ受けそうなのですが、この二冊は基本的に解くことに主眼を置かれてなく、読めているかどうかのチェックの問題がついてるだけで、実際の入試では到底出ないような問題です。 ここまでであらかた完了しているのですが、さらに文章読解を深めていくために、段落と段落の関係、さらには段落が集まってできた意味段落と意味段落同士の関係をより明確にできるような力の養成に入ります。 ・高校生のための現代思想ベーシック ちくま評論入門 改訂版 (高校生のための現代文アンソロジー・シリーズ) ・高校生のための現代文ガイダンス ちくま評論文の読み方 (教科書関連) この二冊は完璧に入試問題がついていません。読むためチェックはありますが。 ただこの二冊は聖光学院という東大輩出率の高い高校が夏休み課題として採用しているもので、東大出身者に定評のあるものです。 この2つで文章というものにダイレクトに向き合い、1つの文章を分析する力を養い、かつコンパクト化できるようにします。 結局のところ、現代文ができるというのは、文章を一読し、流れを理解しつつ内容をコンパクト化し、その上で設問に取り組めるということです。 この参考書では文章を読んでその流れを自分で予備校の先生みたいにチャート化できるよう努めてください。 そして、仕上げとして ・現代文読解力の開発講座 (駿台受験シリーズ) で自分で実際に文章の流れを把握し、コンパクト化できているかチェックしてみてください。 ここまでくれば読みはオーケーです。そしたら遂に解く領域に入ります。もちろん過去問でも構いません。ただ導入としてオススメなのが ・現代文私大対策プラクティス―設問から攻める! (駿台受験シリーズ) です。一通りの私大の現代文を体感するのにぴったりです。あとは ・入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) も解説が丁寧なのでおススメです。 国公立の問題が入っているような参考書もあるかと思いますが、記述で書けないのに選択肢で選べるわけないので。 記述で解答を考える際にポイントとなるものを多く含んでいる選択肢が正解なわけで。 ちなみに消去法なんかずっとやってたらいつまでたっても伸びませんよ。 すごいでしょ?こんなに読みの参考書があったのに解きの参考書の量が圧倒的に少ないのは。でもそれだけ読みが重要だということです。 ここまでで多く語り尽くしたようにみえますが、実際はもっと語りたいことがあります。これ以上長くしても見る気を削ぐだけなので。とりまえず自分でできるように方向性は示せたと思います。 ぜひ頑張ってください。
早稲田大学商学部 #かーきん
98
4
現代文
現代文カテゴリの画像
現代文を安定させるには
私は今国語の塾講師をやっています。中学、現役の頃にはあんなにできなかった国語を。ただ、ある時、気付きのターニングポイントが自分にはあって、それからみるみる成績が上がっていきました。 今も講師をやっていて思うのですが。 私たちはやたらめったら「解ける」ことに主眼を置きがちです。他の科目の性質である“得点”を意識しがちです。 しかし、国語は読書となんら変わりのない教科です。そして読書には得点は絡みません。 つまり私が言いたいのは、解くことを一回やめてほしいということです。 国語という教科は第1関門に「読む」があり、第2関門に「解く」があります。すなわち、読めないと解けないようにできてるし、問題作成者も読めないような所にフォーカスを当てて設問を練ります。我々の読解力で読み解けるレベルに応じ、得点が出るように適宜問題の難度を並び替えつつ。全部同じレベルの問題を出してしまうと、しっかりとしたデータ集積がてきないので。 そして、ある程度意義がわかったところで本題に移ります。 文章は英語と同様、小さな単位から大きな単位まであります。語→文→段落→意味段落→文章の順に。しかしながら我々は日本語であるという理由だけに、英語は下から学習していくのに対し、国語はいきなり文章に飛びついてしまいます。 まずは、語から考えます。大学入試レベルともなると語彙力は高校入試よりはるかに上回ります。そこで概念などを一通り学べるよう、単語集を英語と同様にやっていきます。 ・現代文キーワード読解[改訂版] ・ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES) ・入試漢字マスター1800+ (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。ちなみに、漢字も入れてありますがキーワードと漢字の参考書1冊ずつ完璧にするのが理想です。漢字問題集は漢字の設問を解くだけでなく、文章中に出てくる語彙の対策にもなるので甘くみてはいけません。 ここまでで、語は制覇できました。第1段階です。 第2段階として、今度は語が集まってできた文、文が集まってできた段落、段落が集まってできた文章へとフォーカスしていきます。 文と文、段落と段落については ・田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式 ・現代文と格闘する (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。多分、こうやって言うと「解かないって言ってたやん!」とかツッコミ受けそうなのですが、この二冊は基本的に解くことに主眼を置かれてなく、読めているかどうかのチェックの問題がついてるだけで、実際の入試では到底出ないような問題です。 ここまでであらかた完了しているのですが、さらに文章読解を深めていくために、段落と段落の関係、さらには段落が集まってできた意味段落と意味段落同士の関係をより明確にできるような力の養成に入ります。 ・高校生のための現代思想ベーシック ちくま評論入門 改訂版 (高校生のための現代文アンソロジー・シリーズ) ・高校生のための現代文ガイダンス ちくま評論文の読み方 (教科書関連) この二冊は完璧に入試問題がついていません。読むためチェックはありますが。 ただこの二冊は聖光学院という東大輩出率の高い高校が夏休み課題として採用しているもので、東大出身者に定評のあるものです。 この2つで文章というものにダイレクトに向き合い、1つの文章を分析する力を養い、かつコンパクト化できるようにします。 結局のところ、現代文ができるというのは、文章を一読し、流れを理解しつつ内容をコンパクト化し、その上で設問に取り組めるということです。 この参考書では文章を読んでその流れを自分で予備校の先生みたいにチャート化できるよう努めてください。 そして、仕上げとして ・現代文読解力の開発講座 (駿台受験シリーズ) で自分で実際に文章の流れを把握し、コンパクト化できているかチェックしてみてください。 ここまでくれば読みはオーケーです。そしたら遂に解く領域に入ります。もちろん過去問でも構いません。ただ導入としてオススメなのが ・現代文私大対策プラクティス―設問から攻める! (駿台受験シリーズ) です。一通りの私大の現代文を体感するのにぴったりです。あとは ・入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) も解説が丁寧なのでおススメです。 国公立の問題が入っているような参考書もあるかと思いますが、記述で書けないのに選択肢で選べるわけないので。 記述で解答を考える際にポイントとなるものを多く含んでいる選択肢が正解なわけで。 ちなみに消去法なんかずっとやってたらいつまでたっても伸びませんよ。 すごいでしょ?こんなに読みの参考書があったのに解きの参考書の量が圧倒的に少ないのは。でもそれだけ読みが重要だということです。 ここまでで多く語り尽くしたようにみえますが、実際はもっと語りたいことがあります。これ以上長くしても見る気を削ぐだけなので。とりまえず自分でできるように方向性は示せたと思います。 ぜひ頑張ってください。
早稲田大学商学部 #かーきん
55
14
現代文
現代文カテゴリの画像
共通テスト現代文(文学)のアドバイスを下さい!
国語、特に現代文はすごく難しいですよね。私も受験生のときは、ついに目標点まで届くことはありませんでした。いくつか役に立つことを願って雑にアドバイスさせてください。 ①共感力と想像力 すごく単純な理屈で問題を想像するようにしてみてください。(場面や登場人物の心情やその後の展開など。)試験問題としてテクニックを伝授するならこれです。少なくともセンター試験や共通テストでは、難しいことは聞いていません。ここで意識することは、客観的な視線での想像です。ご自身でも解説を読んでまずまずの納得を得ているように、だれがどう考えても、そうなるよね~、っていう選択肢が答えである場合がほとんどだと思います。必要以上に深読みしたり、無理のある理屈で想像したりしないようにします。個人的には、小学校でやった道徳の授業の模範解答に似ていると思っています。どうしてもあなたの客観は「あなたの主観が混ざった客観」でしかないです。それはみんな一緒です。ですから完璧主義にならずに、ゆとりを持って(こんな感じかな~、くらいで)考えてみてください。 ex.傘を持っている太郎君がいます。帰り道に雨が降り出しました。そういう場面を想像してみてください。まず間違いなく傘をさすでしょうね。 ちょっと小説チックに考えてみると、逆に持っているのにささないこともあるかもしれません。その場面の太郎君を想像してみてください、傘が壊れてるのかなとか、さすのも手間なくらい心ここにあらずなのかなとか、家に着いたら着替えればいいし今日はとことん雨の中を走り回りたい気分なのかなとか、答えはいかようにも考えられますが、とにかく無理のない範囲で、素直に想像してみてください。その中で前後関係と合致するものを探す作業です。 ②たくさん活字に触れる これが最も時間がかかりますが、確実な方法です。受験という時間制約がなければ、まず真っ先にこれをおすすめします。もちろん試験問題でもかまいませんが、読みやすい小説を少しずつ読む習慣があるとおもったより情景や心情が想像しやすくなります。(私が最近読んだのだと、伊与原新「月まで3キロ」、短編集でとっつきやすかったです。) ③林修先生の授業を受ける 私は東進の無料体験講義で片手に収まるほどの動画を数本見ただけですが、塾や参考書や様々な選択肢があるなかで2番目に、勧めても良いかなと思う教材です。ただお金もかかりますし、劇的な効果は期待出来ませんから、頭の片隅にとめておくくらいで良いと思います。1番目は下に載せた本です(論理向けなのはあしからず)。 ④評論の基本的な思考 一応、小説にも多少通ずるものがあると思うので、評論を読むときに意識してみると良いことを書き残しておきます。キーワードは「構造化」と「流れを追う」です。 ・まず全体を構造化して捉えるようにしてみてください。自分なりに図式化してみても良いです。 根拠Aと根拠Bと根拠Cから一番の主張が導かれているなあ、とか 論理構造を単純化するとX→Y→Zだなあ、とか このたとえ話はさっきの論理と対応しているなあ、とか 単純化っていうのは、形容詞とか例え話をそぎ落として極めて簡単にまとめ直してみることです。 ・流れを追うっていうのは、よく現代文の参考書とかで「接続詞に注意しよう」とかいって、「 しかし」を見つけたらマークさせたりしますが、その本質は流れを追うことにあります。たとえば「しかし」を見つけらたら、まあ主張の方向(言いたいこと)が前後で変化している場合がほとんどです。そうすると「しかし」を隔てて二つのブロックを見いだすことが出来ます。少し構造化とも被りますね。一通り読み終わった後に、起承転結を自分なりにわかりやすくしゃべれるかどうか、要約できるかどうか、です。このように、難しく考えず素直に、たくさん活字に触れればだんだん点も伸びてきます。 野矢茂樹「論理トレーニング101題」という本を読むと、もっとわかりやすく書いてあります。これは東大の授業でも使われている、らしいので安心してください。高いですから、とりあえず本屋で立ち読みしてみることをおすすめします。 ~最後に~ 大学に入ってから、ますます言語の扱い方の難しさに直面しています。そういう意味では安心してください。私も受験生のときは、ついに目標点まで届くことはありませんでした。まず間違いなく、おしなべて人間は言語を使いこなせないまま死んでいきます。生まれもった日本語すら、です。軽い気持ちと足取りで、たくさん活字を読み進めて(とにかく読まなきゃ始まらない!)、焦らず頑張ってください。
名古屋大学経済学部 ゆう
3
1
現代文
現代文カテゴリの画像
現代文が読めない
こんにちは! こうしんと申します! 現代文の解き方のコツについてお伝えしますね! (現代文についての参考書や、勉強法に関しては僕の過去に答えた質問に被ります!今回はコツについても言及します!)参考は、駿台の授業です。 現代文を解く解き方は、内容で解く方法と、表現で解く方法があります。 内容で解く方法 現代文の内容を理解して解く方法で、現在のところ大多数派の考え方です。駿台では、関東を中心に広まっています。 現代文には多くの場合、対比を用いて説明していると言う特徴があります。その対比を見つけて理解すれば、問題の本質がその部分を突いているので、解答ができるという考え方です。 この方法は、考え方が自然でとっつきやすく勉強しやすい、また多くの問題に一つの考え方で対処できるという利点がありますが、一方で対比を見つけるのが難しい(先天的な国語力が大きく左右する)、解答を自力で組み上げる力がいるという欠点があります。 良くも悪くも得意な人向けな印象ですね。 表現で解く方法 現代文に散らばっている表現技法を理解して、重要な部分を素早く見つけようとする考え方です。駿台では関西中心に広まっています。 現代文を書く筆者さんは、読者になにかを伝えたいと言う思いで執筆しています。そのため、読者に自分の主張である重要部分を示す必要があります。その部分を強調しているのが、表現技法です。そのため、こちらが表現技法を理解して現代文を読めば、必ず重要部分がわかり、その部分を問いている問題にも対応できるという考え方です。 この方法は、表現技法を勉強するのと、それを見つけるやり方に慣れる必要があります。そのため、勉強に関しては少し難しいという欠点はありますが、一度習得すれば間違いなく現代文で高得点を取れます。僕はこちらの方法で勉強したのですが、国語が劇的に上がりました!個人的にはオススメです。 いずれの考え方も著名な先生がいらっしゃり、その先生の参考書を買って勉強するといいと思います!僕は授業を受けたのですが、内容がほとんど一緒なので大丈夫だと思います! 内容で解く…駿台 霜先生 表現で解く…駿台 中野先生 次に現代文のコツについて説明します! 僕は、さっきも言ったように表現で解く方法で学んでいたので、こちらの方法を少し掘り下げます。 まず現代文の読み方ですが、即効性のある注意点として、「言い換え」「主張表明」「重要視」「問題提示」のある表現に注意してください! 例えば、 「言い換え」なら、つまり、言い換えれば、要するに、まとめると、という言葉を、 「主張表明」なら、〜と思う、〜と考える、〜と言える、〜ではないだろうか、という言葉を、 「重要視」なら、〜が重要だ、大事だ、大切だ、必要だ、という言葉を 「問題提示」なら、〜だろうか?という問いと、答えはーである、という答えをセットにしてチェックしてください! (細かく言えば他にもありますが、それは本を読んでいただければと。とりあえず今回は即効性のあるコツを書きますね) チェックした文章が、筆者の主張を表しています。これらの主張が解答の根拠になってくるので、その内容に十分気をつけてください。(必ずしも理解する必要はありません) 次に、解答です。解答は大きく二つに分類されます!「何故か」と「どういうことを言っているのか」です。 前者は、「SがVするのは何故か」という形で問われるので、「Sは、Mだから、Vする」と考えて、Mの部分を探します。このMは主張である場合が多いです。何故なら、問題作成者が受験生に問いたいのは「筆者の主張は正しく読み取れているかどうか」ですから。また、Mの部分は主語がSであることが多く、少なくともSと関係する場所にあります。ここまでくれば、ほぼ絞り込まれているので、あとは探した主張を日本語に注意してMにぶち込んでやれば「SはMだから」という解答が完成します。 後者は、もっと単純で「SがVだ、というのはどういうことを言っているのか」という形で問われるので、SとVを本文中のチェックした部分から、より具体的な言い換え表現をチェックした部分から取ってくればオッケーです。 以上が解答の大まかな構成で、加えて追加要素を入れていきます。注意する点は、「指示語、代名詞」と「主語」と「比喩」です。これらを、本文中の具体的な内容に変換していきます。 こうして解答が完成します。必ずしも理解する必要はないと言ったのは、解答は代入作業で済んでしまうからです。なんとなく理解していれば大丈夫です。 長々と書きましたが、以上が現代文のコツです。参考になったら幸いです。受験勉強頑張ってください!
京都大学理学部 こうしん
88
7
現代文
現代文カテゴリの画像
現代文の勉強法
ゆみさん初めまして! 現代文の読解法についてですね。 現代文ってなかなか点数を取りにくいし、いったいどう勉強したら点数が上がるのか難しい教科ですよね。 私が思うに、現代文はある程度解き方を学び(ゆみさんの場合は映像授業で学んだようですね)、あとはそれを念頭に置きつつ問題演習するのみだろうと思います。 ゆみさんの思う、「正しい読み方」は合っていると思います。ただ、それだけでは文の構造を取りきれないこともあると思うので、私が受験生の時意識していた読み方のポイントをいくつか補足しておきます。 ・評論 具体と抽象をおさえる これはどういうことかというと、例と、それを用いて筆者が言いたかったことを押さえる、ということです。分かりやすく言うと 「〇〇とは〜である。例えばーー。このように〇〇とは…である。」という文章があるとすると、「例えば」以降の文は筆者の言いたいことを補足する例にすぎず、重要なのはその前または後ろ、もしくは前後両方に現れている抽象的な文なのです。それさえ押さえれば、例の部分はさらーっと読み飛ばす程度でも特に支障はないのです。だって重要なのは抽象的な文の方ですから。 ・強調表現に注目 「〜こそ」「〜が重要だ」といった強調表現は意外と重要なことがあります。しっかりマーキングしておいて見逃さないようにしましょう。 ・筆者の問題提起を押さえておく 「〜とは何か」「〜とか何故か」 こういった表現が出てきたらマーキングしておき、それに対する答えがどこにあるか意識しながら読み進めていくと文の構造が分かりやすくなる気がします。筆者は今これについて議論しているな、ここで話題が転換したな、ということを意識するためにも問題提起があるなら、それをきちんとマーキングしておくことは大切です。 ・棒線部言い換え問題について(〜とはどういうことか、というタイプの問題文) だいたい答えは棒線部の前後にあります。その際に大事なのが、棒線部の正確な言い換えです。ゆみさんのおっしゃる通り、言い換えを押さえることは大事なんですよね。ちなみに、たまに、棒線部が極端に短いことがあります。この際は主語や述語が抜けていたり、何らかの文の要素が抜けているので、それを補うことを忘れないようにしてください。(例として例えば「肉感的な感覚」という棒線があるとしますよね。これはどういうことか説明せよ、と言われた時、解答の構文として【Sが「〈肉感的な感覚〉の言い換え」ということ】という構文をまずつくるのです。 分かりにくい説明だったらすみません。個人的に意識していたことをいくつかご紹介させていただきました。参考になれば幸いです。 ゆみさんは読解法をひとまず理解した状態かと思われるので、問題演習に進んでよいと思います。その際に、学んだ読解法を意識しつつ、また解答例を見ながら何故そのような解答になるのか考えて見直しをすることが大切です。
京都大学法学部 しずく
1
0
現代文
現代文カテゴリの画像
なんとなくで解いてしまう
こんにちは😃 現代文を解く上で最も大事なことはその文章が何を言いたいのかということを掴むことだと思います。 特に評論文などは筆者の主張が言葉を変えて、何回も登場してきます。だから、キーワードとなる語や繰り返し出てくる語にはチェックを付けて読んでいました。 また、二項対立で論じられている文章では一方の事柄については普通に線を引いて、もう一方の事柄については波線を引いていました。同じように筆者の中でプラスの事とマイナスの事も後から見て分かるように違うマークを付けて区別していました。共通テスト模試は時間制限も厳しく、丁寧な読解はなかなか厳しいですが、練習の中で主張の言い換えを見つけたり、対立軸を意識する事が大事になってくると思います。あと、当然ですが接続詞や文意を変えたりする表現には気をつけて読みましょう! なので、現代文を解く上で身につける力としては、その文章の言いたいことをできるだけ早く見抜くことです。 なかなか難しいことですが、これに関しては問題演習をして経験値を積むしかないです。実際にペンを持って言葉と言葉をつなげたり、文章にマークや線を引く練習をしていくことが最初の内はベストだと思います。 とにかく、自分の中で筆者の意見や考えが分類できていることが分かり、整理されていれば大丈夫です🙆‍♂️ また、完璧に筆者の言いたいことが分からなくても全然オッケーです。あくまで、問題に正解することがやるべきことで、主張を理解するのはそのための足掛かりですから。 あと、選択肢を消す際に数字や記号のところを消すのではなく、間違っている箇所に印を付けるクセも大切です。一発で答えが出せる設問もありますが、共通テストレベルの問題でもイヤらしい問題が多く、その場合消去法でしか消せない時があり、わずかな違いが大切になってくるからです。 それから、質問者さんがどのような形で現代文を取り組んでるか分かりませんが設問を先に読んで問われることを先に分かっておくことは共通テストの現代文を速く解く秘訣だと思います。選択肢までは見ないですが、共通テスト特有の図表やグラフの問題は先に見ておくと結構すぐに解けることがあります。 最後に、私もいつもできたわけではないですが、自分と文の筆者、そして作問者の3者を問題を解く際に意識してました。なぜこの文章を大学側が出し、ここに傍線部を持ってきているのか、共通テストであれ、個別入試であれ国語という入学試験である以上必ず意味があるはずです。問題を作っている人の意図や大学側の伝えたいメッセージを考えながら俯瞰して読めことができるようになれば現代文に関しては大丈夫です。 現代文の読解は人それぞれなので私の読み方が必ずしも正しいとは限りませんが、是非参考にして下さい! 受けておいた方がいい模試に関しては河合塾の早慶レベル模試や代ゼミの早大入試プレなどです。 やはり冠模試は実際の受験者が多く受けるので、自分の立ち位置を知る上で非常に役に立ちます。 また、質問があればぜひ聞いてください!
慶應義塾大学経済学部 Ryo
47
13
模試
模試カテゴリの画像
現代文の解き方を教えてほしい(現代文が大嫌い)
こんにちは! 私は大学入試でセンターも二次試験も現代文の問題があったので、参考にしていただければと思います。 私も当時、あまり細かいところまでは印などつけずに読んでいました。あくまでも大事なのは、その文章がどのような流れ(起承転結)で、主旨は何なのか(何かを比較した文章なのか、何かの概念について述べているのか等)を読み取ることです。 長い文章だとどこに何が書いてあったか見失うこともあるので、私はそれを防ぐために、「しかし」などの逆説や、「したがって」といったまとめになりそうな部分にだけ⚪︎をつけたり線を引いたりしていました。おっしゃる通りで、何種類もの印を使うとかえって見づらくなると思うので、⚪︎と線だけなど2種類くらいで十分だと思います。頭の中で整理できるなら、印をつけない読み方でももちろん問題ないです。 問題の解き方としては、人によると思いますが、私はまずサッと文章全体を読みます。印もこの時につけながら読みます。じっくり読み込みすぎると時間がかかってしまうので、①「何」について、②「どのような意見、事実」があって、③「文章中のどこで話が展開」して、④「最終的に何が言いたいのか」を大体把握できれば十分です。そして問題を見て、解きながら文章を読み込んでいきます。 共通テストの場合は引っかけ問題のようなものもあるので、選択肢と本文をしっかり見比べながら慎重に解答していきます。 記述問題は、問題で聞かれていることに対し、一番ポイントとなる答えが記述できているかどうかを意識するといいと思います。記述対策であれば、河合出版の「得点奪取」がオススメです。 どう答えたらいいかわからない時は、一度頭の中で文章のどの部分について触れればいいか見当をつけた後に、模範解答を見て、答えるべきポイントや、その書き方を学ぶことから始めるといいと思います。正しい解答の仕方を、書き写してもいいのでインプットすると、次第に自分でも解答が書けるようになってきます。
大阪大学外国語学部 Minori
30
2
現代文
現代文カテゴリの画像
現代文の勉強方について
じつは国語でもなんでも全ての教科において中学まで戻ることって結構大事で、 中学での国語を参考書とかからやってみてもいいかもしれません。 ちなみに私は今国語の塾講師をやっています。中学、現役の頃にはあんなにできなかった国語を。ただ、ある時、気付きのターニングポイントが自分にはあって、それからみるみる成績が上がっていきました。 今も講師をやっていて思うのですが。 私たちはやたらめったら「解ける」ことに主眼を置きがちです。他の科目の性質である“得点”を意識しがちです。 しかし、国語は読書となんら変わりのない教科です。そして読書には得点は絡みません。 つまり私が言いたいのは、解くことを一回やめてほしいということです。 国語という教科は第1関門に「読む」があり、第2関門に「解く」があります。すなわち、読めないと解けないようにできてるし、問題作成者も読めないような所にフォーカスを当てて設問を練ります。我々の読解力で読み解けるレベルに応じ、得点が出るように適宜問題の難度を並び替えつつ。全部同じレベルの問題を出してしまうと、しっかりとしたデータ集積がてきないので。 そして、ある程度意義がわかったところで本題に移ります。 文章は英語と同様、小さな単位から大きな単位まであります。語→文→段落→意味段落→文章の順に。しかしながら我々は日本語であるという理由だけに、英語は下から学習していくのに対し、国語はいきなり文章に飛びついてしまいます。 まずは、語から考えます。大学入試レベルともなると語彙力は高校入試よりはるかに上回ります。そこで概念などを一通り学べるよう、単語集を英語と同様にやっていきます。 ・現代文キーワード読解[改訂版] ・ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES) ・入試漢字マスター1800 (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。ちなみに、漢字も入れてありますがキーワードと漢字の参考書1冊ずつ完璧にするのが理想です。漢字問題集は漢字の設問を解くだけでなく、文章中に出てくる語彙の対策にもなるので甘くみてはいけません。 ここまでで、語は制覇できました。第1段階です。 第2段階として、今度は語が集まってできた文、文が集まってできた段落、段落が集まってできた文章へとフォーカスしていきます。 文と文、段落と段落については ・田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式 ・現代文と格闘する (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。多分、こうやって言うと「解かないって言ってたやん!」とかツッコミ受けそうなのですが、この二冊は基本的に解くことに主眼を置かれてなく、読めているかどうかのチェックの問題がついてるだけで、実際の入試では到底出ないような問題です。 ここまでであらかた完了しているのですが、さらに文章読解を深めていくために、段落と段落の関係、さらには段落が集まってできた意味段落と意味段落同士の関係をより明確にできるような力の養成に入ります。 ・高校生のための現代思想ベーシック ちくま評論入門 改訂版 (高校生のための現代文アンソロジー・シリーズ) ・高校生のための現代文ガイダンス ちくま評論文の読み方 (教科書関連) この二冊は完璧に入試問題がついていません。読むためチェックはありますが。 ただこの二冊は聖光学院という東大輩出率の高い高校が夏休み課題として採用しているもので、東大出身者に定評のあるものです。 この2つで文章というものにダイレクトに向き合い、1つの文章を分析する力を養い、かつコンパクト化できるようにします。 結局のところ、現代文ができるというのは、文章を一読し、流れを理解しつつ内容をコンパクト化し、その上で設問に取り組めるということです。 この参考書では文章を読んでその流れを自分で予備校の先生みたいにチャート化できるよう努めてください。 そして、仕上げとして ・現代文読解力の開発講座 (駿台受験シリーズ) で自分で実際に文章の流れを把握し、コンパクト化できているかチェックしてみてください。 ここまでくれば読みはオーケーです。そしたら遂に解く領域に入ります。もちろん過去問でも構いません。ただ導入としてオススメなのが ・現代文私大対策プラクティス―設問から攻める! (駿台受験シリーズ) です。一通りの私大の現代文を体感するのにぴったりです。あとは ・入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) も解説が丁寧なのでおススメです。 国公立の問題が入っているような参考書もあるかと思いますが、記述で書けないのに選択肢で選べるわけないので。 記述で解答を考える際にポイントとなるものを多く含んでいる選択肢が正解なわけで。 ちなみに消去法なんかずっとやってたらいつまでたっても伸びませんよ。 すごいでしょ?こんなに読みの参考書があったのに解きの参考書の量が圧倒的に少ないのは。でもそれだけ読みが重要だということです。 ここまでで多く語り尽くしたようにみえますが、実際はもっと語りたいことがあります。これ以上長くしても見る気を削ぐだけなので。とりまえず自分でできるように方向性は示せたと思います。 ぜひ頑張ってください。
早稲田大学商学部 #かーきん
36
2
現代文
現代文カテゴリの画像