成り行きまかせの読解をしている
クリップ(44) コメント(0)
4/24 9:42
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
wada
高3 大阪府 大阪市立大学志望
センター試験の過去問などを解く時に、筆者が何を言っているかよく分からない、読めば読むほどわからなくなっていく、ということがよくあります。
原因を考えてみると、成り行きまかせの読解をしているから読めないんだと気づきました。
そこで、「論の展開を捉える」「本文の全体構造を把握する」というアドバイスをしてもらったんですが、具体的にどういうことをすればいいのか私にはよく分かりません。
どういう風に現代文を勉強すれば良いでしょうか?
回答
atom
大阪大学工学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
「虫の目と鳥の目を両方でものを見る」
ということが重要です。
中学の内容って当時は難しく感じませんでしたか?
当時は目の前の問題を解くのに必死になって視野が狭くなり、「虫の目」でしかものを見れていなかったからです。
しかし、今となっては
「なんでこんな事も出来なかったんだろう」
と思いませんか?
それは あなたが中学の全単元を終了し、「鳥の目」を手に入れたからです。
「現役生は受験直前で伸びる」というのも、この事が大きく関係しているんだと思います。
また、「問題作成者の意図を考えて解く」というのも「鳥の目」で見るための一つの方法ですね。
一つの問題という狭い視野で見るのではなく、分野、さらには教科そのもの、という広い視野で見てみて下さい。
確実に景色が変わります。
これは現代文も含め、どの教科にも通ずることです。
ここまで、たぶん大半の人が「虫の目」で読んでいたのではないでしょうか?
伝えたかった事を一言で言ってみて下さい。
如何に内容がスカスカか分かると思います。
この視点こそ「鳥の目」なのです。
「論の展開や本文の展開を考える」というのはこのように俯瞰した視点で捉えることです。
するとざっくりとした全体像が見えるはずです。
また、「筆者の主張したいこと」には絶対に文法的な特徴が表れます。
「重要」「大事」「ではなく、〜だ。」
「べき」「はず」「とは」「というのは」
「〜こそ〜だ。」「つまり」「第一に」などなど、、
他にも色々ありますが、現代文で線を引くべき文章には、こういう文法的な強調語が入っています。
言葉を発するときは、語気や抑揚などで強調出来ますが、文章はこういう方法でしか強調できないからです。
重要な所が分かれば、さらに全体の流れが掴みやすくなりますよ!
僕は授業で本文の内容解説をする先生が大嫌いでした。
そりゃ内容が完璧に理解出来れば猿でも解けるわってw
こういう先生は生徒を理解した気にさせるだけの、詐欺師だと思っています。
内容を理解するための方法論を教えてくれよって。
おっと、これは禁句でした。
詐欺の営業妨害になってしまいますね(笑)
「虫の目と鳥の目」を両方使う癖をつけ、どんな文章が出てきても通用する力を身につける。
そういう練習をしてください。
下手な文章でしたが、今回の論の流れを下に書いておきますね。参考になれば幸いです。
現代文は点数上がりにくいですが、頑張って下さいね!
〜論の流れ〜
①虫の目と鳥の目 両方大事だ
②鳥の目とはどういうものか?
③文法的な強調という虫の目も大事だ
④虫の目と鳥の目を両方使い、どんな問題にも通用する勉強をすべき
コメント(0)
コメントで回答者に感謝を伝えましょう!相談者以外も投稿できます。