基礎問題精講の使い方
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あい
私は鹿児島大学法文学部志望の高校2年生文系です。基礎問題精講の具体的な使い方を教えてください!また、演習問題は解いたほうがいいのでしょうか?
回答
nano_ges
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
受験期に標準問題精巧を使用していたので、その経験を踏まえて説明させていただきます!
まずは、基礎問題精巧の特徴についてお話しします!
基礎問題精巧はいわゆる、「典型問題」が集められた参考書です。
(数学には簡単なものから難しいものまで様々な問題がありますが、それらを解く上で必要になる技術がまとめられていると言っても良いですね!)
難易度でいうと、
易 ⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎⚪︎ 難 といったところで、青チャートより少し易しいくらいの内容になっています
次に、使い方についてご紹介します!
簡単にいうと、この参考書は解くためではなく、技術を習得していくために使っていくことをお勧めします!
何を言っているのかというと、この参考書を使っていく上で1番大切にしてほしいことは、
「答えに至るまでの思考プロセスを身につける」
ということです
やり方の例は下記の通りです!
①一周する(分野ごとに区切るなども良)
②初見でわからなかったところをもう一度一周する
③間違えた問題を一周する
(以降③の繰り返し)
演習問題は基本解かなくても良いかと思います。例題を解いていて、足りないと感じた場合には必要に応じて解いても構わないと思います
ある程度参考書が厚いこともあって、早く参考書を終わらせてしまおうとするあまりに、「解く作業」になってしまいがちですが、それはNGです!
(3年生になってからまた解き直す...といった人たちもよく見かけるので注意してくださいね!)
しっかりやろうとすると、その分だけ長い時間がかかってしまいますが、辛抱です!急がば回れの精神で、着々と技術を身につけていきましょう!!
この参考書の目的は、先ほど説明した通り、問題に対するアプローチ、きわば解法を身につけていくというものでした
ではどのようにして解答を導くまでの思考プロセスをどう養っていくか、どう身に付いたことを確認できるか、ということですが、次の3つの方法をご紹介します!
①問題を見た時に解き方について口頭で説明できる
→初見の問題に取り組むときに必要となることは、まずその問題の取っ掛かりを見つけることです。
基礎問題精巧の解き方を全て理解し、覚えていれば様々な問題への応用に活かすことができます!
②フローチャートを作ってみる
→各分野ごとに解法のフローチャートを作ることは、自分の頭の中を整理することができるため、非常におすすめします。解き方を体系化することで、問題に対するアプローチを導くスピードが段違いに上がります。
(この方法が自分に合っている場合、理系の方であれば数Ⅲ微積分の1対1の対応の演習をやってみることをお勧めします。フローチャート付きの積分の説明が非常に分かりやすいです。)
フローチャートの例
→関数→合成 →最大最小
(文字で置く。sin+cos=tなど)
→和積、積和
→微積分(数Ⅲ)
[三角関数]
→図形→辺を三角関数で表す→共テ(角度を出す)
→線分を三角関数で表す→通過領域
一例ですが、このような感じですね!自分に合った書き方を見つけていきましょう!
③実際に問題を解いてみる
学校で配られた問題集でも構いませんので、実際にやってみて解けるか試してみましょう!
もし解けなくても落ち込む必要はありません!また戻って見直して、身につけてからまた戻れば良いんです!
最終的には試験で解くことができればいいんですから、練習のうちにはたくさん間違って、本番では間違わないようにしていきましょうね!!
最後に、ここまでできれば基礎の定着は十分です!ただ、難関大への対応となると少し不足しているかと思いますので、接続となる参考書をいくつかご紹介します!
青チャート 易⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎難
一対一対応の数学 易⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎難
標準問題精巧 易⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎難
以上になります!標準問題精巧はⅡBが難しくなっているので気をつけてくださいね!
いかがでしたでしょうか。少しでも受験のお役に立ったのであれば嬉しいです!
受験勉強頑張ってくださいね!!
コメント(1)
あい
ありがとうございます!