慶應行けるわけなくて辛い 絶望から掴んだ逆転合格体験談
質問ありがとうございます。模試の成績で心がえぐられるような経験ってすごい自分も共感できます。でもその模試の日付を見たあたりまだ5月じゃないですか!学校とかでも言われると思いますが、合格可能性の割合ってEとか Dが1番多いんですよ、って言われても友達がいい判定もらってたら羨ましいですよね。
でも大丈夫です。きっと部活も引退して夏休みからは勉強できる時間が大幅に増えます。今から私が伝えることをしっかり頭に入れてこの夏からマインドセットしてください。
とりあえず今赤本をやっても全く解けないことです。もしかしたらだと思うんですけど力試し的なもので文の過去問を解いたりしてませんか?多分ボコボコにされると思います、自分がそうだったので笑笑。英語もまず何を言っているかわからないから楽しくないし、日本史も見たことない資料出てくるし、小論は要約の根本的なものが欠落してたし、、、。って感じだったので全く気にしないでください!ましてや調子に乗ってやってみた日大の過去問も40%くらいで撃沈しましたね。なのでこれは模試も同じことって思ってください。おそらくあなたが不安に思ってしまうのは友達と比較してしまうからです。おそらく判定の自慢をしている奴はそのまま調子に乗ってこれからの大事な時期に絶対に挫折を味わいます。これは私が一橋受験で思い知ったことなので断言できます。私からしたら今のあなたは1番伸び代を感じます、自分ができていないことをきちんと認めてこうやって他の人に意見を求めることは普通なら恥ずかしくてできないと思います。
あなたのプロフィールを見たあたり英語が得意というのは1番の武器になると思います。しかしここで英語の勉強を抑えるのではなくむしろ増やしてください。社会国語はできなくても何とかなりますが英語ができないとなると早慶では話が変わってきます。
では英語の勉強法からです。文学部に向けた📖プロセスとしては木を見るというより森を見るという感覚で英語を読む練習をしましょう。あなたが問題集などで勉強してるとしたら、「この下線部について」という設問によく取り組んでると思います。これは他の大学では通用しますが、慶應文で求められているのはその力ではなく、論理的な解釈やまとめることを自分の頭の中でできるという力です。まず文章問題に取り組むときには必ず国語みたいに段落分けを行ってください。そして復習を行うときには、わからない単語の再確認と段落ごとに自分で短い要約を書いてみてください。どこが大事かわからないよというときにはディスコースマーカーに注目してそこに印をつけながら読解する練習をしてみてください。そうすると話題のトピック、一般の人の意見、筆者の主張、とのように文の骨子が見えてきます。読解についてはセンスで読むのではなく論理的に読むことを意識しましょう、そうすることで英語にばらつきがなくなります。
もう一つは単語です。単語は覚えて損はないので覚えれるだけ覚えましょう。しかしここで大事なのがちゃんとした勉強時間を単語に割くなということです。これは時間が本当にもったいないです。じゃあどこでやればいいのかというと隙間時間です。電車の時間、ご飯中などです、特に私が推奨するのがリスニングしながらです。英単語が流れてきて次のが流れる前にその日本語訳を「口に出す」ということです。全ての科目でも大事なことですが、覚えるのは書くより声に出した方が効率が数倍良いです。単語に加えて熟語も覚えることも推奨します。今から0でやっても十分間に合うのが黄色いターゲット英熟語1000です。これも書くより読んで覚えた方が実際に問題演習をしているときに熟語が使われていることに気づきやすいです。まとめると英語は論理展開を意識して読む、知識系は隙間時間を意識しましょう。
次は日本史です。この科目は時代ごとに自分の得意と苦手分野が必ずどちらも見えてくるので模試の復習を徹底的に行って自己分析を行ってください。そして苦手時代に関してはもう暗記しまくってください、これも音読必須で目標はその時代の始まりから滅亡までを自分の言葉で説明できるようになることです。通史ができてきたらジャンルごとに分けて自分の口で説明できる練習を行ってください。例えば貨幣史、産業史、沖縄史など細かいものも自分で説明できるようにしてください。通史はみんな正解してきますが、細かく分けると日本史は点数にばらつきが見えてきます。入試も実際に最初の大問がジャンルごとの選択問題なのでここは終わりがないつもりで勉強を続けて欲しいです。日本史の勉強はこれくらいです。記述は大丈夫なの?と思いますが、声に出す練習がそれに含まれているので安心してください。自分の言いたいことを本番は紙に書くだけなので。あとは自己分析です。模試や練習問題を振り返るごとにこれは絶対に行ってください。
最後に小論ですが、前回の私の回答をご覧になっていればわかっていると思いますがこれの勉強時間はあまり割かない方が良いと考えます。なぜなら意見を書く問題であり、正解がないことから学生の多様性を受け入れることを考えると採点官は点数にばらつきをつけることが不可能と考えます。なのでよほど的外れなことを書かない限りは及第点には絶対届くのでむしろ英社で稼ぐことを念頭に入れてください。しかし、要約については正解がありますがまとめる能力は英語でしっかり身についてるはずです。トピック、一般意見、筆者の考えをきちんとまとめれていればある程度の点にはなります。それでも心配な場合は赤本の模範解答を見てどの部分を拾い上げているかを確認するのもいいかもしれませんね。
最後にいちばん大事な休憩について話します。このまま考えられるケースは人一倍やらなきゃと言って倒れるくらいまで勉強して体調を崩したり鬱になったりするケースです。それによる時間のロスがいちばん痛いので適度に休憩を取り入れることを心掛けてください。10分くらい散歩をするのもありだし友達と軽食を買いに行ったり、15分くらいの仮眠なら脳がリフレッシュされてより勉強に集中できます。何が言いたいかというと休憩というご褒美をモチベーションに勉強を頑張ろうと思ってもらいたいのです。不安不安不安、でやってもおそらく頭に入りません。友達とお菓子でも買いにいきながら勉強の話をした方が何倍も楽しいしその時にわからないところを聞いたりした方が何倍も勉強になります。また、睡眠は7時間はとりましょう。寝不足でモンスターなどを飲みながら無理やり脳を起こさせて勉強してもいつかは効果が薄れていきカフェイン中毒になり結果的に勉強どころではなくなってしまいます。勉強の質は健康のケアから影響してくることも頭に入れておきましょう。
長くなりましたが、今焦る必要は全くありません。むしろ数々の失敗を経験している中でまた頑張ろうと思えているならば他の人に比べて尋常じゃないメンタルを持てていると言えます。これからも失敗を起こしてしまう可能性はありますが、その分成功をした時に喜びを爆発させてその貴重な経験とその時に頑張った勉強のやり方を思い出して欲しいです。受験は他の人との戦いでなく自分との戦いです。常に前向きな気持ちを持ってこの夏を頑張って乗り越えましょう!これがあなたの助言となれば幸いです。