参考書一周するまでの時間
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
あたぼー
これは現役時から悩んでいたことなんですが、僕は参考書を一周するのにとても時間がかかってしまいます。
よく言われる「○○っていう参考書、××周したわ」という言葉に僕はいつも"どうやってそんな短期間で何周もしているのか"という疑問が湧きますが、
やはりこれは個人によるやる気と計画性の違いなのでしょうか?
ちなみに僕は現役時にちゃんと一周できた参考書が受験期の最初の方にやった化学の基礎問題精巧だけなんですが、4.5ヶ月(毎日やっていたわけではありません)かけてやっと一周できた感じです。参考書は何周もすることで復習が行えたり、自信に繋がると思うので、浪人生になった身としては持ってる参考書を何周も回したいなと思っています。
物・化は重要問題集
数学はLEGENDかプラチカ(主にプラチカやってます)
でいこうと思ってます。
どのくらいの期間で何周出来ればいいでしょうか?
加えて、理解にこだわって一周するとか、要らないところを切り捨てて先に進めるなど、具体的な参考書の進め方について教えてほしいです。
よろしくお願いします。
長文なりました、すいません
回答
さら
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
参考書は各個人のレベルに合わせることが大切です。
①計画性とモチベーションがそれなりにないと参考書の集会はできません。
②1周目なら重要問題集とプラチカは2ヶ月、legendは3ヶ月を目安に終わると良いです。2周目以降は少なくとも7割くらい、慣れてきたら半分くらいの期間で周回できると良いです。
③まずは理解を優先して進めてください。
【周回できない】
これは計画性というかモチベーションの問題だと思います。
現役時に1周やりきれたのが参考書一つだけということですが、
ご質問を読む限り完全にやる気の問題です。
毎日やっていたわけではないということですが、なぜでしょうか?
基礎問題精講はそこまで難しい問題集ではないはずです。
問題が解けないから進まないのではなく、
単にやる気が無くて勉強に手が進まないだけかと思います。
まずはご自身が本気で大学を目指しているかを考えてみましょう。
このアプリを使っている以上、それなりに行きたいという願望があると思います。
なんとなく周りが大学に行くから、のような消極的な理由ではやる気を出すのも難しいと思います。
〇〇を勉強したい、だからこの大学に行きたい、という強い思いを持ちましょう。
次に勉強時間を決めましょう。
浪人生と言うことなので部活などもなく、基本的に毎日早くに帰宅できるはずです。
例えば毎日9時から11時までは勉強時間と決めて、
その間は何があろうと勉強してください。
家族などに宣言すると尚良しですし、
スマホなど、あらゆる電子機器を預けておくのも良いでしょう。
やる気が出ないなら、勉強せざるを得ない環境を作りましょう。
また、ご自身のレベルに合った参考書を使うことも重要です。
毎日やっていないにせよ基礎問題精講で4,5ヶ月もかかることは中々ありません。
時間がないこともあり焦りもあるかと思いますが、
まずは基礎をしっかり固めてください。
取っ掛かりすらもつかめない問題に手を出すのではなく、
まずはスラスラ解ける問題で周回しましょう。
例えば重要問題周でしたらA問題だけを回す、などです。
基礎的な問題に慣れてくれば解法パターンがご自身の中に蓄積されていくので、
難易度の高い問題も比較的解けるようになります。
・適切な難易度の問題集を
・決められた時間に
・毎日欠かさずやる。
これを徹底すると少なくとも勉強の習慣はつくかと思います。
【周回の期間】
周回スピードに関しては個人の好みで調整してもらえればよいですが、
1周目として私の考える目安としては
・重要問題集は2ヶ月
・プラチカも2ヶ月
・legendは3ヶ月
です。
重要問題集はA問題(基礎)とB問題(発展)があると思いますが、
まずはA問題だけを進めてください。
スイスイ解けるようならそれで良いですが、
そもそもA問題が分からないようでしたら
教科書を読み直し、例題を解いて理解を深めてください。
A問題が終わったらB問題に進みましょう。
1日5題以上進めると良いでしょう。
プラチカは比較的レベルの高い参考書です。
負担なく進めるのであれば1日3題程度が良いでしょう。
Legendはやったことがないので分からないのですが、
友人曰くチャートの解説詳しい版とのことなので、
その前提で話します。
(違ったらすみません。)
問題量は多いですが、比較的軽めの問題が多いです。
例題なんかはすぐ下に解説があるかと思います。
すべてを解く必要はないので、1日に15ページ以上進めると良いと思います。
特に質問者さんは数学が得意だということなので、
・例題は問題を見て解法だけ思い浮かべる
・練習問題もある程度は飛ばして進める
・星(という概念があるのかは分からないですが…)の多い練習問題だけ解く
くらいでパパッと進めると思います。
2周目からは解法がある程度頭に残っていると思うのでもっと早く進めると思います。
簡単な問題は解法だけ思い浮かべて解かない、
ちょっと心配な問題や思考力の必要(そう)な問題のみ手を動かして解く。
というようにやれば周回ができると思います。
(イメージは単語帳とかと同じです。)
【理解かスピードか】
今はまだ時間があると思いますので、理解を優先して進めてください。
そもそも理解もせずに問題集を進めたところで意味がありません。
少々時間をとっても、しっかりと解説を読み込み問題を理解してください。
問題集は1周して初めて意味があります。
スキップして次に進めるのは得策ではないでしょう。
あまりにも理解に時間がかかるなら、
問題集のレベルが合っていないということなので変更することをおすすめします。
問題量をこなすうちに解法パターンが見えてきますので、
自ずと理解とスピードを両立できるようになると思います。
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そもそも短期間で周回するのは暗記科目だけで十分です。
理系科目は特に、何周もしたところで、です。
単語とは違い、解法はスキルです。
一度身につければ比較的長く覚えていられます。
同じ問題集を周回しても全く同じ問題を目にするだけで、
解法の応用が効きません。
ある程度(多くとも3周)したら別の問題に触れるために次に進むべきだと個人的には思っています。
以上、非常に長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。
コメント(1)
あたぼー
返信遅くなりました、ご回答ありがとうございます。
モチベーションと自分に合った計画、参考書を用いて「スキル」を身に付けられるように頑張ります。