洋画を使った自己流のリスニング勉強法にアドバイスください
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
よう
現在、偏差値45の立教大学志望の高3男子です。夏休みに入ってからリスニングの勉強を洋画(JOKER)を観ながらしているんですが我流で効率が悪いかもしれないのでアドバイスいただきたいです。
自分は毎日30分、同じシーンを観ながら勉強しています。聞こえた単語、セリフをノートに書いて日本語字幕から辞書を引いて徐々にそのシーンの台本が完成していっています。辞書で引いた単語はマーカーを引いてその単語の隣に正の字を書いて何回その単語を引いたかカウントしています。このセリフはこう言ってるなと確信できたところはボールペンで清書しています。
私は、普段20分ぐらいで集中力が切れてしまうのですがこの洋画で勉強してる時は30分タイマーを無視して1時間半ぐらいぶっとうしで勉強できます。初めて勉強が楽しいと思えたのでこの勉強法で英語力を伸ばしたいです。なので補足でやったほうがいいことや洋画でリスニング勉強してる時の注意点などあればアドバイスいただきたいです。回答宜しくお願い致します。
回答
古都
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
英語の映画や音楽(洋画や洋楽)を用いたリスニング学習について、お答えします!
自己流の勉強方法、素敵ですね🌸
その勉強方法において素敵な点と受験勉強学習として不安な点をいくつかあげ、
洋画や洋楽を使った効果的な英語学習についてアドバイスしてみようと思います。
【素敵な点】
★同じシーンを反復して学習している!
リスニング学習について、1回音声を聞いて、英語のスクリプト(何を言っていたかの原稿)を見て答え合わせをして終わり!という人は多いのではないでしょうか。
何回も聞くことで、英語独自の単語のつながりなどの聞こえにくいところを自分の力で聞き取る経験に繋がります。
英語の芸術作品を用いていない学習についても、リスニング教材をいくつも使うのではなく、一つや二つを徹底的に極めた方が良いです。色んな音節を耳に入れるよりも何度も聞いて耳が慣れ、単語に聞こえるようになる方が記憶に残るからです。
★聞こえた単語を記録している!
1度調べた単語なのにまた引いてしまうと、よく使う単語なのか、覚えなきゃ!と脳がはたらき、暗記しようとしてくれます。
回数もわかるようにしているとの事で、自分が何回引いたのか、それでも覚えていないのかを把握することができて、とても良いと思います。成果を可視化できるので、マーカーが増えていったらモチベーションも上がりますよね!
【不安な点】
将来のグローバルなキャリアを考える上でのリスニング学習においては問題ない素敵な勉強方法だと思いますが、高校三年生の受験勉強とすると不安な点になります。
★難しい単語が使われている可能性がある
特に映画での学習になると、その世界観に偏った単語が多く出てきたり、専門用語のようなものも出てくるのではないでしょうか?
英単語を覚えるのが大の得意という方なら問題ないのかもしれません。しかし、入試で出てこない、もしくは出てきても脚注で意味を知ることが出来るような単語まで覚えようとすると、スペルや意味が似ている、本来覚えなければならない頻出の単語と混乱してしまうことがあるのではないでしょうか?一度に覚えられる単語は無限ではないので、取捨選択が必要です。
★話し言葉や話す時独特の音節がある
例えば、TOEFLなどの学習だったら、英語の慣用句(直訳したら変な意味になる言い方)を覚える必要があります。しかし、共通テストではかなり有名な慣用句以外、使われることはなかなかありません。
慣用句以外にも、いわゆる「ネイティブが使う言い方」のようなものが散りばめられていたりします。
また、入試で使われるリスニング音声よりもこなれた言い方をしていて、単語をもはや省略していたりなどします。
これらは大学以降の学習では必要になると思います。受験勉強では少し我慢して、大学で取り組みましょう。
★時間がかかっている
洋画や洋楽による英語学習は、上のように受験勉強に役立つところと役立たないところがあります。そのため、1時間半と長い時間を費やしてしまい、他の勉強が疎かになってしまうのには不安があると思います。
【アドバイス】
★過去問を1度見てみる
私立大学には問題に特色があることが多いので、個別試験の問題を1度見て、単語のレベル、難しい表現を使いがちか見た方が良いです。
★辞書ではなく単語帳を使う
大学のレベルに適した単語帳を選び、その単語を調べたら単語帳にマークをつけるようにして、載ってなかったものはあまり頑張って記憶しないようにすると良いと思います!
★映画などの話題を選ぶ
大学の2次試験で、よく扱われている話題と近い話題の映画を選ぶと、単語などで役に立つかもしれません!
【最後に】
難しい勉強法にチャレンジして、没頭して英語を勉強している受験生は、多くないと思います!!ぜひ夢を叶えてください🌸
大学進学後もそのチャレンジ精神を忘れず、頑張ってください💪
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