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評論の解き方

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7/21 2:08
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
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ろん

高3 三重県 名古屋大学文学部(60)志望

文系高2です。 国語は比較的出来る方なのですが、評論が苦手です。模試でも小説がほぼ満点なのに対し、評論は半分くらいしかとれないことも多いです。 どうすれば評論で点をとることが出来ますか?

回答

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たむんた

慶應義塾大学文学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
評論問題で出される傍線部は基本的にどこかで言い換えられています。 筆者は重要なところ(=傍線部)は繰り返し繰り返し伝えようとしてきます。繰り返すところは傍線部の近くにあります。ですのでそこを探す練習をしてみてください。 練習方法としては現代文の記述問題集を使用してみてください。 問題で「傍線部の〜とはどういうことか。〇〇字で答えなさい。」というものがあります。 要は「文章中の言葉を使って傍線部を言い換えろ」という事なのです。 この問題を解く事で言い換えを探す練習にもなりますし、選択問題も解く事ができると思います。 選択問題で気をつけてほしいことは5つある選択肢を 見てから選ばない事です。 5つの内4つは間違えさせようとしてる悪意の塊です。自分で答えを予め持っておいて選択肢と照らし合わせてください。 また、接続詞(しかし、また、なぜならば等)や、 〜ではなく(+その後の文章)などにマーキングしながら読むと後々解くときに便利です。 ろんさんは小説がほぼ満点ということなので現代文の ポテンシャルは十分にあると思います。 あとは技術を身につけるだけです。 参考になれば幸いです。
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たむんた

慶應義塾大学文学部

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プロフィール

現代文・古文・漢文・日本史・英語・受験生活一般をアドバイスさせて頂いてます。 自分が経験したことを通して少しでも参考になればと思います! ※あくまでも自分の勉強法なので鵜呑みにせず自分に合ったものだけピックアップしてください。 メッセージ送っていただいたら必ず返信いたします。

メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。

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コメント(1)

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ろん
7/24 10:03
丁寧に説明して頂き、ありがとうございます。 参考にさせていただきます!

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読み取り方がわからない
はじめまして。 とりあえず評論に限った話をします。小説についても聞きたいというときはメッセージでも構わないので、またお聞きください。 評論の問題を解くにあたって、読む段階と解く段階があります。それぞれ重要なことがあるので順に説明します。 まず読む段階について。 結論から言うと、評論を読むコツはメタ的な情報の流れを捉えることです。よく論理構造なんて言ったりもします。 評論文はその筆者の主張が書かれています。言い換えると、評論文はその筆者の言いたいことを伝えるために書かれています。ただ言いたいことをダラダラ書いても伝わるものも伝わりません。そこでいかに伝えるかが重要になってきます。ただ主観的なことを書き連ねるのではなく、より客観的で構造化されていた方が分かりやすく、そして何より説得力をうみます。 具体的に説明すると、論理構造とは反復と対比と因果に分けられます。反復とは、文字通り筆者の主張を繰り返し述べることです。人間大切なことほど何度も言います。それは評論文でも同じです。ただ注意が必要なのは、形を変えて反復されるということです。同じ文句をひたすら描き続けるだけの不気味な文章なんてないですよね笑。たとえ形を変えても同じことを一辺倒に言い続けても説得力は増しません。別の視点、すなわち別の対象と比較することでより主張の正当性を訴えることができます。これが対比です。主に問題としてでる文章には二項対比が多い印象です。その二項対比のパターンもある程度絞られるので、問題演習を通して経験値を蓄えましょう。そして因果ですが、「なぜそうなるのか」や「それはどういうことなのか」と言った部分を構造的に説明することで、相手が納得しやすくなります。今読んでいる文章はこの3つの内どれになるのか把握しながら読むことが、先に述べたメタ的に情報の流れを捉えることです。もちろんそれ以外の、単なる導入文や疑問文などの情報構造を持たない文も持ちます。それは注意です。 さて、練習の方法ですが、問題演習に限ると思います。初めは同じ文章(例えば模試の解き直しなど)を何回も読んで情報構造を理解しながら読む訓練をしましょう。慣れてきたら初見の文章でそれを実践します。初見の文章を1発で読み取れるようになれば、試験でもスムーズに読解ができます。正直時間は気にしなくていい(計らなくていい)と思います。時間感覚より先に確実に読み取れる力を身につけましょう。むしろ確実に1発で読むことができるようになれば、そんなに時間はかからないはずです。 次は解く段階について。 マーク式と記述式があると思います。でも実は本質的には両者に求められているものは同じです。 まず前提として、評論および現代文には採点基準があります。当たり前のことですが、意外と忘れがちです。なのであなた自身がどう思うかと言った主観的なことを書いても点数にはなりません(あなたが思うことを書きなさい、といった問題は別ですが)。本文を読んで、客観的に読み取れることのみが答案に反映されるべきであり、それが採点基準になります。 マーク式にしろ記述式にしろ問題になっている文章(傍線部)には抜けている部分があります。言い換えると問われている情報が必ずあります。どうやって見つけるかと言うと、その文を本文を読んでいない人に見せて分からない部分がそれです。例えば指示語。あなたは本部を読んでいるのでその指示語が何を指すのかは分かりますが、読んでいない人には分かりません。それを説明する必要があります。また論理的な飛躍もそうです。飛躍部分を、本文を読まなくてもわかるように説明してあげなくては行けません。そこで大切なのになってくるのが上の前提です。あなたが思ったことで説明するのではなく、本文中から客観的に読め取れる説明を持ってきます。その説明が必要な部分およびその説明が採点基準になります。 説明すべき点が既に明らかで、どの説明が正しいかを選択するのがマーク式であり、説明すべき点を自分で見つけ、説明の内容も本文から自力で探し出すのが記述式です。手間は違いますが、求められているものは同じです。 さて、練習の方法ですが、これも問題演習に尽きると思います。ただ読む段階と違うのは、問題を解く時よりも解説を読む時の方が大切です。マーク式だったら、他の選択肢ではなぜダメなのか、記述式だったら、説明しなくてはいけない点はどれか、正しく説明できているかをしっかりチェックしましょう。この経験を蓄積が、本番でのアプローチの引き出しを増やしてくれます。合っていたからそれでいいや、というのでは実力は付きません。 長々としてしまいましたが、以上です。もし気になることがあったら、またお聞きください。 今コロナで煩わしい思いをしているとは思いますが、頑張ってください!応援しています!!
京都大学農学部 31
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現代文
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助けてください(現代文)
はじめまして。 現代文には評論と小説があります。それぞれのコツと対策について述べてみました。 まずは評論について。 評論ができるようになるには2段階あると思ってます。以下で説明します。 ①読めるようになる。 簡単に説明します。 難しい言葉や文字の多さに圧倒されることがあると思います。それに惑わされず、情報の流れを追うことが大切になってきます。情報の流れ方には大きくわけて3種類あります。反復と対比と因果です。 筆者には言いたいこと(主張)があって、それを伝えるためにその文章を書いています。人間言いたいことは何度も繰り返してしまう。筆者も人間である以上主張を何度も繰り返します。しかし同じ形では文章にならないので形を変えます。それが反復です。また同じ視点から主張を続けても説得力に欠けるので、対比させます。対比させた上で自分の主張の正当性を訴えます。大抵は二項対立です。さらに自分の主張の理由を説明することで、読者に納得させやすくします。これに因果は相性がいい。 したがって字面に囚われず、今情報がどのように流れているのか抽象化し、脳内で記号化しながら読む必要があります。この文と前の文は反復なのか対比なのか因果なのか。情報を抽出する訓練をしましょう。これができるようになったら自然と文章の言ってることがわかってくると思います。ただ全てがそうではなく、導入部分や余談といった重要な情報がほとんどないもあるのでそこは緩急をつけて読みましょう。 私がやっていた記号化のコツとして、1番の主張に線を引き、対比は記号をつけ、因果は矢印を引いてました。読みながらやると頭が整理されて読みやすくなります。あらかじめ自分ルールを作っておくと安心します。やってみて下さい。 あと一つ、逆接には気をつけましょう。Yes,but法なんてものがありますが、人間逆接の後に注目しがちです。筆者もそれを使ってきます。逆接の後には重要な情報が待っています。それが主張(あるいは主張し始める合図)だったり、今後キーワードになる定義だったりと一概には言えませんが、要注意です。 ②解けるようになる。 評論を苦手にする受験生は多いと思います。私もそうでした。よく数学や理科と比べて「答えがひとつじゃないから答えようがない!」と嘆いたものです。しかしこれは間違いで、試験科目である以上採点基準があります。それを満たしていなければ減点されるし、全て満たせば満点となります。現代文で点を取る時に重要となってくるのは、この採点基準を知ることです。 ありがたいことにこの採点基準というものはある程度パターン化しています。それをここで全部紹介は出来ないので、学ぶ方法を教えます。私も受験生の頃そのような内容が充実している参考書を色々探しましたが、なかなか望むものが見当たりませんでした。結局一番良かったのが、模試の解答です。 模試は大手予備校や企業が出している訳ですが、その名前を出している以上変な問題は出せません。したがってかなり質のいい問題が出されます。ここで質がいいとは、例えばセンター模試ではセンターの傾向により即しているということではなく、解答プロセスが分かりやすく解答が充実しているという意味です。変な知識やひらめきが必要な問題はいわゆる悪問であり、模試で出されると凄く業界から嫌がられます(よく予備校の先生が愚痴ってました笑)。また日本全国ですごい数の受験生が見るので、より客観的で妥当性のあるプロセスで解答が導かれます。そのプロセスはたくさんの人が見て納得できるように丁寧に書かれています。よって初学者は模試の過去問を読んで、採点基準はどのような箇所に与えられるのか、それぞれの採点基準はどのように解けばいいのかを身につけていくのが効率が良いと思います。引き出しを増やしましょう。 次に小説について。 何よりも大切なことですが、小説の読解は「登場人物の気持ちになれ」という文句が常套句になっていますが、あれは間違っています。共感性は求められていません。そろそろ共感性なんて人によってバラバラです。そんな曖昧で主観的な基準は求められていません。求められているのは、状況分析能力と至極一般的な思考回路です。以下で説明します。 まずは話を場面ごとに区切ります。場所が変わったり登場人物の出入りがあったら場面が変わります。場面が変われば状況が変わるので、一旦区切られます。次に着目したい登場人物の置かれている状況や背景をチェックします。主に外的なものをチェックします。その外的な何かがその登場人物に起こり、心情に何らかの影響を与え、それが言動となって現れます。したがってここで必要なのは、登場人物に起こった外的な何かの状況把握と結果起こした言動です。 よく登場人物の感情から考える人がいますが、先にも述べたように、必要ありません。人によってどのように感じるかは様々です。統一できません。したがって私たちがすることは、上の外的な何かが起こった状況から登場人物が起こした言動を結ぶに「矛盾しない」心情を考えるまでです。大切なのは「一般的に矛盾しない」ことです(サイコパス的な思考回路は論外ですが…)。「僕ならこう思う!」は問われません(そんなもの採点基準に出来ないからです)。私たちが人間的な感情回路を発動できるのはこの瞬間だけです。予備校では「心情はあっさり、外堀でがっつり」と教わりました。特にマーク式ではそうですが、心情にこだわっていては解けきれないことが多いので注意です。 小説の問題の多くはこの一連のプロセスから出されることが多いです。頻出なものとしては、心情に変化が起こった原因が違ったり、状況から言動を結ぶ心情が余りにの不自然などがあります。これもパターン化しているので、問題演習を通して引き出しを増やしましょう。 小説も評論と全く同じ理由で、模試の過去問で対策するといいです。これは評論も同じですが、しっかり解答解説を読みましょう。間違っていた問題はなおさらですが、合っていた問題もまぐれじゃなかったか確認する必要はあります。問題演習で一番実力がつく時は解いてる時でも丸つけしている時でもなく、解答解説を見ている時です。 以上です。ざっくりまとめてみました。アドバイスっていうよりも1から教える形になって長くなってしまいました。申し訳ないです。かなりざっくりなので、よく分からない部分もあると思いますが、何かあったらコメントの方にお願いします。 それではコロナで色々と煩わしいことが多いとは思いますが、頑張ってください!
京都大学農学部 31
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現代文
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記述がうまく書けない
はじめまして! 傍線部周辺で一番重要なことはある程度読み取れているのだと思います。マークだとそこが抑えられていれば正しい選択肢が選べます。ただ記述はその重要な箇所以外もきっちり抑えないと原点されます。 なので本質的な文章の読み方だったり設問の解き方ではなく、技術的な「記述の書き方」について説明しようと思います。 まず、少し当たり前の話からしますが、現代文も試験科目である以上採点基準があります。1つの設問につき「書けていれば得点、無ければ減点」といったポイントが用意されています。結論を言ってしまえばそれを抑えれば記述で点が取れます。 その採点基準が具体的には何なのかを知る前に確認したいこととして、現代文における設問の答えは傍線部の説明になります(漢字とかは除く)。つまり傍線部に対して、「なぜそういう結論に至ったのか」「一体これは何についてどう評価しているのか」を分かりやすい説明を作る作業です。すなわち、初見(ここでは文章を読んでいないレベル)の人に対して、傍線部の説明になっているのが理想的です。 例えば、傍線が文章の述語に引かれていればその文書の主語を説明しないとそもそも何の話か分かりません。傍線部に指示語があればそれを説明しないと何を指しているのか分かりません。筆者がその文書内で定義した表現(よく「」がついている単語)もしっかり定義をさかのぼって説明する必要があります。 これらの内容が採点基準であり、記述の加点ポイントです。 もう少し実践的なアドバイスに切り替えます。 まず文章を読んで傍線部に出会ったら、「ここ説明が求められてそうだな」というポイントを数えましょう。そしてそれぞれの説明が用意できてから記述を書き始めます。 私が受験生の時は、ポイントをまず数えてからその説明を探す前に記述の骨子を作ってからそこに説明をはめ込んでいきました(パズルみたいな感覚)。こうすれば書き直しとかもなく時間ロスが少なかったです。参考までに。 以上、かなりテクニカルな解説になりました。 もしかしたら的はずれな解説になっているかも知れません。その時はお手数ですが、また質問してください💦 おすすめの問題集も教えて欲しいとのことですが、問題集の解説は以外と結論しか書いてないです。なぜその説明になったのかのプロセスや根拠はほとんど割愛されています。そんな中私は模試の過去問をよく解いてました。模試の過去問は科目問わず伝統的に解説がかなり充実しています(ただ答えだけでなく何故そこに到ったのかの思考プロセスが載っている)。なのでもし手に入るなら模試の過去問がオススメです。 以上です。 これから暑くなっていきますが、負けずに頑張ってください!
京都大学農学部 31
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現代文
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評論文の解き方の確立
私は今国語の塾講師をやっています。中学、現役の頃にはあんなにできなかった国語を。ただ、ある時、気付きのターニングポイントが自分にはあって、それからみるみる成績が上がっていきました。 今も講師をやっていて思うのですが。 私たちはやたらめったら「解ける」ことに主眼を置きがちです。他の科目の性質である“得点”を意識しがちです。 しかし、国語は読書となんら変わりのない教科です。そして読書には得点は絡みません。 つまり私が言いたいのは、解くことを一回やめてほしいということです。 国語という教科は第1関門に「読む」があり、第2関門に「解く」があります。すなわち、読めないと解けないようにできてるし、問題作成者も読めないような所にフォーカスを当てて設問を練ります。我々の読解力で読み解けるレベルに応じ、得点が出るように適宜問題の難度を並び替えつつ。全部同じレベルの問題を出してしまうと、しっかりとしたデータ集積がてきないので。 そして、ある程度意義がわかったところで本題に移ります。 文章は英語と同様、小さな単位から大きな単位まであります。語→文→段落→意味段落→文章の順に。しかしながら我々は日本語であるという理由だけに、英語は下から学習していくのに対し、国語はいきなり文章に飛びついてしまいます。 まずは、語から考えます。大学入試レベルともなると語彙力は高校入試よりはるかに上回ります。そこで概念などを一通り学べるよう、単語集を英語と同様にやっていきます。 ・現代文キーワード読解[改訂版] ・ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES) ・入試漢字マスター1800+ (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。ちなみに、漢字も入れてありますがキーワードと漢字の参考書1冊ずつ完璧にするのが理想です。漢字問題集は漢字の設問を解くだけでなく、文章中に出てくる語彙の対策にもなるので甘くみてはいけません。 ここまでで、語は制覇できました。第1段階です。 第2段階として、今度は語が集まってできた文、文が集まってできた段落、段落が集まってできた文章へとフォーカスしていきます。 文と文、段落と段落については ・田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式 ・現代文と格闘する (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。多分、こうやって言うと「解かないって言ってたやん!」とかツッコミ受けそうなのですが、この二冊は基本的に解くことに主眼を置かれてなく、読めているかどうかのチェックの問題がついてるだけで、実際の入試では到底出ないような問題です。 ここまでであらかた完了しているのですが、さらに文章読解を深めていくために、段落と段落の関係、さらには段落が集まってできた意味段落と意味段落同士の関係をより明確にできるような力の養成に入ります。 ・高校生のための現代思想ベーシック ちくま評論入門 改訂版 (高校生のための現代文アンソロジー・シリーズ) ・高校生のための現代文ガイダンス ちくま評論文の読み方 (教科書関連) この二冊は完璧に入試問題がついていません。読むためチェックはありますが。 ただこの二冊は聖光学院という東大輩出率の高い高校が夏休み課題として採用しているもので、東大出身者に定評のあるものです。 この2つで文章というものにダイレクトに向き合い、1つの文章を分析する力を養い、かつコンパクト化できるようにします。 結局のところ、現代文ができるというのは、文章を一読し、流れを理解しつつ内容をコンパクト化し、その上で設問に取り組めるということです。 この参考書では文章を読んでその流れを自分で予備校の先生みたいにチャート化できるよう努めてください。 そして、仕上げとして ・現代文読解力の開発講座 (駿台受験シリーズ) で自分で実際に文章の流れを把握し、コンパクト化できているかチェックしてみてください。 ここまでくれば読みはオーケーです。そしたら遂に解く領域に入ります。もちろん過去問でも構いません。ただ導入としてオススメなのが ・現代文私大対策プラクティス―設問から攻める! (駿台受験シリーズ) です。一通りの私大の現代文を体感するのにぴったりです。あとは ・入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) も解説が丁寧なのでおススメです。 国公立の問題が入っているような参考書もあるかと思いますが、記述で書けないのに選択肢で選べるわけないので。 記述で解答を考える際にポイントとなるものを多く含んでいる選択肢が正解なわけで。 ちなみに消去法なんかずっとやってたらいつまでたっても伸びませんよ。 すごいでしょ?こんなに読みの参考書があったのに解きの参考書の量が圧倒的に少ないのは。でもそれだけ読みが重要だということです。 ここまでで多く語り尽くしたようにみえますが、実際はもっと語りたいことがあります。これ以上長くしても見る気を削ぐだけなので。とりまえず自分でできるように方向性は示せたと思います。 ぜひ頑張ってください。
早稲田大学商学部 #かーきん
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現代文
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評論
僕も国語が大の苦手だったのですが予備校で体系的な読み方を習ってから安定して取れるようになったのでそれをお伝えします(ソースは駿台の中野芳樹先生です) 文章の中には筆者が強調したいことを記すための技法が多く用いられています。 「たしかに〜だ。しかし‥」は譲歩した上で自らの主張をそれよりなぜ勝るかを示す効率的なテクニックですし、「しかし」の後も何かしらの主張が上の技法に比べて弱いとはいえ書かれています。 「〜と思う、のはずだ、ではないか」などの主観表現は間違いなく筆者が書きたいことです。 また、「〜とは‥だ」という定義表現もその言葉の筆者なりの定義であり大変重要です(詳しくは駿台文庫から出てる先生の本を見てください) これらに線を引くなりしてチェックすれば自ずと書くべき要素はある程度浮かんできます また、話は別ですがマークと記述をあまり分けて考えないでください。マークは書くように解くが鉄則です。自分が何を書きたいかを考えてそのキーワードを含んでいる選択肢を選ぶようにすれば変な引っ掛けに引っかからなくてすみます。 ほとんどがかつて教えられたことの劣化版になってしまいましたがこんな感じです。国語は学校でやるだけだと弱いので国語だけでも予備校に頼るのはありかなと思います。とにかく感覚でとくのではなく根拠を持って解けるように頑張ってください
京都大学法学部 okameee
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論旨が分からない
現代文はよく 言い換え が大切と言われますが、筆者が一生懸命言い換えて読者に伝えようとしていることは一貫しています。棒線部の意味を問うものは典型的な言い換え問題ですが、投稿者さんが苦手な筆者の主張を問う問題も言い換え問題ですので、基本的な解き方は変わりません。 意識するべきは、筆者の主張は本文全体に何度も書かれているということです。たしかに後半にたくさん書いてある感じはしますが、離れた場所にも言い換えを使って何回も書いてあると思います。 評論文は筆者が何か一つのことを読者に伝えたいがために書かれたものであると言うことを念頭において読むと、分かりやすいと思います。 たとえだらだら長い文章であっても、基本的には例や言い換えを沢山使って筆者の主張を伝えるものです。 話全体を読んだ後、構造図を書くと分かりやすいかもしれません。 わかりにくい回答になってしまってすみません。
大阪大学外国語学部 AK
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現代文壊滅…
評論・・・センター現代文で問われているのは「何が」「どこに」書かれているかということ。いわば、センター現代文は、読解というより情報処理に近い。当たり前のことのようで意外と難しいのが、評論の内容つまりは筆者の主張を正しく理解すること。これができていれば、あとは選択肢をよく読んでいけば正解は選べるはず。明らかに誤っている選択肢を外し、残りを2つ又は3つに絞る。ここからの作業が少し難しいが、残った選択肢は大体似たような言葉が並んでいることが多い。そのときは、選択肢の因果関係や根拠をよくチェックすること。そして、本文にはない因果関係や根拠が含まれている選択肢を外していく。そして一番厄介なのが最後の小問の表現問題。ここは一問4点だったと思うので、他が完璧なら一問くらいなら落としても平気かな。これは正直言って解説読んでもよくわからないこともあるし、読書量が多いほうが有利かと思うこともあるが、一応ポイントとしては、その表現が利用されている目的を前後の文脈や論の進め方から見抜くこと。 小説・・・こちらは評論よりも解きやすい年が多いかな?評論よりも明らかに誤っている選択肢が見抜きやすい。正直小説は感覚に頼るような部分もあるから、理屈でどうこうというより、たくさん問題演習をして感覚を研ぎ澄ますというのが一番いいのかもしれない。小説も表現問題が出題されるが、これは評論よりも難しいかも。明らかに誤っている選択肢があるはずなので、それらを外して絞り込めとしか言えないかな......とにかく小説は感覚に頼らざるを得ない部分もあると思うから問題演習をたくさんこなして欲しい。 頑張ってください。
北海道大学法学部 AO
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解法はあるんですか?
国語では筆者がどこに力を入れてるかということも大切ですがそれ以上に作問者がどういう風に答えて欲しいかというのも大切になります。 模試や入試などではある程度平等に採点できるようにすることが大切なので客観的にこれが正解だというものが正解になるため作問者側にも制限があります。 それを読み取ることで安定して正解できると思います。 例えばマーク式ならば言いすぎてる選択肢がバツだったり不足してる選択肢などがバツになります。 ほぼ正解でも不十分な選択肢だと客観的に見てバツでありクレームをつけられる可能性があります。 なのでそういった力をつけるためには客観的に考える癖をつけることが大切だと私は思ってます。 国語の正答率が高いときがあったり低いときがあったりする人は自分の主観を入れてるのかもしれません。自分の主観と一致した場合高得点が取れ、一致しなかったら点数が取れない。 もしかしてそういう状況に陥っている可能性があるので作問者の意図を読み客観的に思考することで安定すると私は思います。
大阪大学理学部 みかん
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評論文が読めるようになるためにすること
いくつか手立てはあるので、僕が思いつく限り紹介しますね。 ①語彙力増強 現代文といえど、知らない単語があれば読めるもんも読めません。いや、読めはするんですが、理解はできない。それが現代文の怖いところ。なので、たまに売ってる「現代文 キーワード解説」的な参考書で現代文の小難しいワードの理解を深めてみましょう。 ②大まかな流れを掴む 早稲田みたいな分量多いとことか、あるいは慶應の小論文の課題文とか、読むだけでも一苦労。結局何を言ってるのかよくわからん…ってことになりがちです。そこで、1つの段落を読み終わったら、その辺に段落ごとの要約をパパッと書いてみましょう。それを全段落でやり、最終的にそれらを全て繋げば、文章全体の大要約ができ、内容理解に役立つでしょう。 ③キーワード(テーマ)を見つける 少しテクニカルな話になりますが、筆者が最も言いたい事というのは、一回言ったきりではありません。必ず言葉を変えて繰り返されるし、対立概念との対比もあるでしょう。この繰り返しと対比は必ず抑えたいです。
慶應義塾大学法学部 ティーガー
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現代文について
こんにちは、京都大学を目指している、ということで理系でも二次試験に国語が必要ですよね。そのため、センター試験と二次試験の国語に分割して回答させていただきます。 まず、センター試験ですが、センター現代文において解答を読んでも分からないとすれば本文の読解不足です。なぜなら、二次試験とちがい、センター現代文の問題は全て深いよみこみを必要とする読解ではなく表面的なよみとりが全てだからです。 ここからがアドバイスですが、注目すべきは接続詞です。「また」や「すなわち」、「つまり」などの接続詞のあとには必ず接続詞以前の事柄の並列事項だったり、それを分かりやすくまとめた部分が書いてあります。著者の側に経てばわかることですが、著者も伝えたい重要な点はしっかり伝わるように何度も言葉を変えて表現しています。センター試験で問われるのはここです。著者があえて反復して伝えているほど重要なことはどこに書いてありますか?と問われることがほとんどです。(特に評論文) つまり、ことセンター現代文においては、接続詞をマークして文章全体の流れをしっかり捉えさえすれば問題ありません。 次に二次試験です。京都大学の二次現代文は非常に抽象的で難解な文章を出題するので正直とっつきにくいです。問題の形式も記述でゴリゴリ書かせてくるので大変ですよね。そこで、ここでは読み方よりも解き方をアドバイス致します。読み方はセンターと同じようにすれば良いので。 解き方ですが、よく「傍線部1とはどういうことか説明しなさい。」とか、「傍線部2とあるがこれはどういう理由か説明しなさい」と問われるはずです。 まず、説明問題では、傍線部を紙に穴があくほど読み込んでください。難しく考えなくていいです。ただの言い換えだと考えて下さい。 例えば、傍線部が「動物的解釈の出現がそれ以前の人間の価値観を一変させた。」ならばまず、「動物的解釈」について説明してる文を探し出し、次に「それ以前の人間の価値観」について説明している文を探し出し、最後に「一変させた」とあるので、どういう価値観に変わったのかを説明している文を探し出してください。あとはそれをまとめる。この3ステップでクリアーです。 この時の理想の回答は、「〜という(意味の)動物的解釈が出現したことにより、それ以前の〜という価値観が〜という価値観に変化したこと。」とまとめれば満点です。 この点は理由説明問題でもおなじです。傍線部を全体で理解しようとしないで、単語ごとに分解して丁寧に処理していけばまず不合格答案になることはないでしょう。 まとめると、センター試験では接続詞をマークして文の構造を意識する。二次試験では、傍線部を単語ごとに分解して丁寧に言い換えていく、です。 僕はこのやり方を愚直にやり続け、国語の偏差値80付近をキープしていました。 微力ではありますが、僕のノウハウがあなたの受験の糧となることを心から望んでいます。頑張ってください、応援しています。
東北大学法学部 たかはる
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