英語長文 単語読みから抜け出すには
クリップ(7) コメント(1)
11/4 7:17
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
たっくん
高3 千葉県 慶應義塾大学経済学部(68)志望
英語の長文を解いてる時、どうしても単語読み(単語頼り)の読み方になってしまいます。
読みてる気になっているだけで、本当は全く理解できていないように感じます。
今からでも単語読みを脱却したいと考えているんですが、何か始めれば良いかわかりません。
アドバンスをお願いします🙇
この相談には3件の回答があります
たっくんさん、こんにちは!京大工学部所属のYutoです!
「英語長文を解くとき、どうしても単語読みになってしまい、読んだ気になっているだけで理解できていない」という点。これは、多くの受験生がぶつかる「壁」であり、ここを突破できるかどうかが合否の分かれ目です。今この問題に気づけたことは非常に大きいです。今からこの原因と解決策について話していこうと思います!
単語読みになってしまう原因
単語読み(=逐語訳)の状態とは、「The → その」「cat → 猫が」「sat → 座った」などと、英文を頭の中で一つひとつ日本語の単語に置き換えている状態です。
これでは、脳のワーキングメモリが個々の単語の翻訳作業だけで満杯になり、文全体の「誰が」「どうした」「何を」という構造的な意味を組み立てる余裕がなくなってしまいます。結果、読み終わった頃には最初の内容を忘れており、「結局、何が言いたかったのか分からない」となるわけです。
今すぐやるべきこと
この癖を根本から治すために必要なのは、量(たくさん読む)ではなく「読み方」の転換です。そのための具体的なステップは以下の2つです。
①「英文解釈(構文把握)」の徹底
まずは、一文一文の「骨格」を見抜く力を養います。これは複雑な文法問題を解くことではなく、英文のSVOC(主語・動詞・目的語・補語)を正確に見抜く訓練です。
例えば、「The book (that I bought yesterday) [on the desk] {by the window} / was / very expensive.」という文を見たときに、( ) [ ] { } がすべて「The book」を修飾している飾り(修飾語)であり、文の幹は「The book / was / very expensive.(その本は / だった / とても高価だ)」であると瞬時に判断できる力です。この訓練には、『英文読解入門』などの、SVOCを詳しく解説している参考書を一冊、徹底的にやり込むことをお勧めします。すべての文にSVOCを振り、なぜそうなるのかを説明できるレベルまで仕上げてください。
②「精読」からの「音読」
構文が取れるようになったら、その英文を使って「脳の回路」を矯正します。
精読:まず、長文問題集の英文(解説が詳しいもの)を使い、一文ずつ完璧にSVOCを振り分け、和訳も確認し、「なぜこの意味になるのか」を100%理解します。
音読:構造と意味を完全に理解したその英文を、今度は意味のカタマリを意識しながら、スラスラ読めるまで最低10回音読します。この時、頭の中で日本語に訳すのではなく、[The cat] [sat] [on the mat] のように、英語の語順のまま情景をイメージするのがコツです。
最後に
この「精読→音読」のサイクルを毎日続けることで、単語を一つずつ訳す癖がなくなり、英語を英語のままカタマリで処理する「英語脳」が育ちます。11月からのスタートですが、基礎の「読み方」を固めれば、長文読解の力はここから一気に伸びます。慶應経済の英語は長文がメインですが、その長文も「正確に読める一文」の集まりに過ぎません。しっかりと英語の土台を固めましょう。「絶対に受かりたい」という気持ちがあれば、逆転合格は可能です!応援しています!頑張ってください!
京都大学工学部 Yuto
7
2
回答
Yuto
京都大学工学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
たっくんさん、こんにちは!京大工学部所属のYutoです!
「英語長文を解くとき、どうしても単語読みになってしまい、読んだ気になっているだけで理解できていない」という点。これは、多くの受験生がぶつかる「壁」であり、ここを突破できるかどうかが合否の分かれ目です。今この問題に気づけたことは非常に大きいです。今からこの原因と解決策について話していこうと思います!
単語読みになってしまう原因
単語読み(=逐語訳)の状態とは、「The → その」「cat → 猫が」「sat → 座った」などと、英文を頭の中で一つひとつ日本語の単語に置き換えている状態です。
これでは、脳のワーキングメモリが個々の単語の翻訳作業だけで満杯になり、文全体の「誰が」「どうした」「何を」という構造的な意味を組み立てる余裕がなくなってしまいます。結果、読み終わった頃には最初の内容を忘れており、「結局、何が言いたかったのか分からない」となるわけです。
今すぐやるべきこと
この癖を根本から治すために必要なのは、量(たくさん読む)ではなく「読み方」の転換です。そのための具体的なステップは以下の2つです。
①「英文解釈(構文把握)」の徹底
まずは、一文一文の「骨格」を見抜く力を養います。これは複雑な文法問題を解くことではなく、英文のSVOC(主語・動詞・目的語・補語)を正確に見抜く訓練です。
Yuto
京都大学工学部
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プロフィール
自己紹介 京都大学工学部に所属しています。 秋の模試でD判定でしたが、巻き返して現役合格できました。 京大について知りたいことがあれば是非聞いてください。 また、回答がいいなと思ったらクリップしていただけると嬉しいです! よろしくお願いします!
メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。
メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。
コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
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コメント(1)
たっくん
11/4 14:55
ご返信ありがとうございます!
解釈本を徹底的にもう一度詰めたいと思います。音読も今まで以上に意識し、特に頭の中で構文を取ったり、カタマリを意識したいと思います。
受験まで残りわずかですが、頑張ります!