常識外れの勉強法
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11/10 17:07
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
ねぎとろ
高2 福岡県 京都大学総合人間学部(66)志望
こんにちは、京大農学部志望の高2の者です。
自分は、偏差値としては45くらいで基礎が固まっていないのですが、最近 参考書→過去問ではなく 過去問→参考書という勉強法を、見つけたのですが、この勉強法は、有効と思いますか?
内容としては、その大学の過去問の解説を読んで
参考書の、どの部分が必要になるかなど(傾向)などを、おさえて 必要な参考書をやるというものです。
回答
Aki
東京工業大学生命理工学院
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは、高2のうちから受験を意識した勉強をしていて素晴らしいですね!
農学部志望とのことですので、理系という前提でお話させていただきます。
まず、提示していただいた「過去問→参考書という流れで学習する」という勉強法についてなのですが、私はお勧めしません。ラベンダーさんが現在高2で基礎もあまり固まっていないとのことですので、この時期に過去問を用いて勉強することは、効率的でないと感じます。また、私は予備校でチューターとして2年間受験生の学習指導を行っていましたが、基礎が身についていない段階で焦って過去問に手を出す生徒さんは成績が伸びにくい傾向にあったため、学習方法の変更を強くお勧めします。
最初に前提として、受験勉強における参考書および過去問がどのような目的で使用するものなのかを整理します。
理系科目が特にそうですが、基本的に参考書は受験問題を解くために必要な【基本的な考え方や計算方法を身に着ける】ためのものであり、過去問は【身に着けた考え方や計算方法をしっかりと使いこなせるように練習する】ためのものであると考えられます。
参考書はスポーツにおける基礎の練習で、過去問題は練習試合、のようなイメージを持っていただけると分かりやすいかと思います。例えば、初めてバスケを始めた人が、シュートもドリブルもディフェンスも一切練習せず、筋トレやフットワークの練習も一切せず、ただただ練習試合に出続けていたら、技術向上の効率が非常に悪いことは想像に難くないと思います。
それと同じで、参考書の勉強を通して身につく基礎的な知識が無いままに過去問の解説を読んでも、そこで何が起こっているのかをしっかりと把握することができず、なんとなくわかった気になって満足してしまうことが非常に多いです。
また、過去問の解説を読んで傾向を把握するとのことでしたが、それは一般的に大学生でも極めて困難なことなので、受験生ができるようなことではないと思います。
そこで、代わりの勉強方法を提示させていただきます!
私が紹介する方法は理系の勉強に特に効果的な勉強方法で、実際にこの方法で成績をグンと伸ばした生徒さんがたくさんいらっしゃるので、ぜひ試してみてください!
私が紹介する方法は、【分からなくなったらすぐに答えを見てもいいから、基本的な問題集を答えを暗記するくらいのつもりで周回する】というものです!
前述の通り、参考書は【基本的な考え方や計算方法を身に着ける】ためのものです!
そのため、参考書の問題を解いていて分からなくなったら悩まずにすぐに答えを見て理解し、その後、理解した考え方や計算方法を自分がしっかり吸収できたかどうかを問題を解きなおして確かめる、という学習方法がおすすめです!
この方法の利点としては、【悩む時間が比較的少ないため嫌になりにくい】ことと、【所要時間が比較的短いため参考書を何周もできて定着しやすい】ことが挙げられます!
特に、高2のうちからこの学習方法でしっかりと基礎を身に着けることができれば、受験生になったときに大きなアドバンテージを得ることができると思いますので、ぜひ試してみてください!!
今の時期からしっかり勉強すると受験生になってからの勉強に非常にゆとりができるので、頑張ってください!
コメント(3)
ラベンダー
11/14 11:57
ご回答 ありがとうございます。
基礎問題集とは、どのようなものがありますか?
Aki
11/15 15:59
青チャートやフォーカスゴールド、1対1対応の演習など、様々な考え方を網羅しているものが理想的だと思います!
担々麺
11/20 16:26
ありがとうございます。
繰り返しやって まずは基礎を固めます。