現代文の伸ばし方
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Sr
こんばんわ。
私立を受験しようと考えているんですが、学校の授業では上級者現代文を解いています。昔から現代文が苦手な私にとって、とても苦戦しています。記述式の現代文の解き方を教えてください。よろしくお願いします。
回答
とも
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現代文難しいですよね。自分はよく「こんなの人によって答え違うじゃん!」とか文句言ってましたね笑。
実はこの不満はなかなか核心をついていて、逆に我々は採点官の採点基準を盗んでしまえばいいわけです。
現代文が苦手な人にありがちなのは、解答の中に自分の主観や考えを入れてしまうというものです。どうしても文字数が足りなくて「えいや!」って自分なりの言葉を継ぎ足してしまうのです。これは良くありません。現代文の問題に自分の考えは全く必要ないという大前提を今一度頭に入れてください。逆に言えば、国語力もそこまで必要ないのです。
その上で、現代文の問題にはいくつかのパターンがあります。だいたい以下の3つです。
①理由説明型(〜なのはなぜか)
②言い換え型(〜とあるがこれはどういうことか)
③説明型(〜とはなにか)
質問者様が使われている「上級現代文」は私自身とてもお世話になりましたが、このテキストはパターンごとに解法を提示してくれます。まず、それぞれの課の冒頭の説明をしっかり読み込み問題を解いてみてください。そして解説をみて、自分の解答に修正を加えてください。この時大切なのは模範解答が絶対だと思わないことです。採点官は模範解答通りでないと減点するわけではありません。要素を見ています。人によって答えが違っても、この要素だけは絶対に共通しなければいけないのです。そうです。ここが、採点基準のミソです。
今チョロっと書きましたが、現代文の解答には含めるべき要素というものが存在します。これは何度も問題を解いていると段々と分かるようになってきます。「ああ、この問題は〇〇型だからこことあそこの要素が必要だな」といった具合いです。これらの要素とは本文中に書いてある内容です。現代文の解答は全て本文中の内容で完結するようにできているのです。文字数設定も問題作成者側が練りに練った結果できます。文字数が条件より多ければ、不要な要素を入れてしまっていて、足りなければ入れ忘れている要素があるということです。こればっかりはご自身でトライアンドエラーしていく中で身に付けていきましょう。
勉強のコツとしては、一度解いた文章をそのままにしないということです。次の日や1週間後にまた戻ってきて初見のつもりで記述してください。そして解説をみてまた修正していくのです。これを繰り返すと解説で繰り広げられている思考回路が段々と自分のものになっていきます。これはどのテキストでも同じことです。
現代文の解説の思考が自分のものになるということは、自分が現代文の採点官の思考を手に入れるということです。冒頭に言ったように現代文勉強の1番のポイントは採点基準を把握するところにあります。今後はパターンと採点基準の2つを押さえることを意識して勉強してください。この意識があるだけで学習能率は格段に向上しますよ。
頑張れ!
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