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小説問題について

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10/17 15:12
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根刈り

高卒 北海道 広島大学法学部(53)志望

現代文の「〇〇はどうしてそのような態度を取ったのか」「このとき〇〇はどうしてそのように感じたのか」といった感情や根拠を示す問題へのコツとかありますか?

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べべべ

北海道大学総合教育部

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小説の記述問題は基本的に、登場人物の心情が核になります。なので、本文を読む段階で登場人物の心情表現には逐一印をつけると、回答する際に楽になるかと思います。 現代文の解き方は人それぞれスタイルがあるのであくまでこれは参考までにですが、 感情や根拠を示す問題の回答の作成について、両方とも自分は以下の方法でしていました。 主語、述語(心象表現)を確定する 「S(棒線部の主体)がV(該当する心象表現)した・と思ったから。」 ↓ 心象の説明(対象、理由、状態)を本文からわかる範囲で行う 「Sが〜に対し、〜ので、〜でVしたから。」 ↓ 字数調整
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べべべ

北海道大学総合教育部

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よく一緒に読まれている人気の回答

小説の解き方
はじめまして。 小説を解く時に鍵になってくるのは、やはり「心情」だと思います。それ以外の部分は今回触れません。賀喜さんは評論は得意とのことで、これ以外は問題なく解けることと思って話をします。もし聞きたいというのならば、まだ質問していただければお答えします。 さて、小説を解く際に出回る文句で「登場人物の気持ちになれ」というのがあります。結論から言います。これは嘘です。こんなことしても解けるものも解けませんし、別に作問者はそんなこと求めていません。 小説と言えども、試験です。試験である以上客観的な採点基準があります。そこに「俺がこう思うから○」とか「私はそう思わないから×」などとされていてはたまったもんではありません。 何が言いたいかと言うと、小説を解く際に重要となってくるのは、その時登場人物がどう思ったかではなく、なぜそう思ったかです。感情は人それぞれです。同じ状況に置かれても100人いたら100通りの感情があります。作中にて登場人物の心情が明らかにされていない時に、それを名文化しようとしても無理があります。結局のところ主観は明文化出来ないのです。しかしそのなんらかの感情を抱くに至った経緯・背景もっと言えば抱いた結果起こした行動は明文化できます。そこは客観的な部分であり、採点基準になりえます。 まとめます。小説で心情を聞かれた時、その登場人物が何を考えたか想像するのではなく、その感情を抱くに至った経緯・背景そしてその結果として起こした行動を把握し、外堀を埋める形で解きます。心情はそこに大きな矛盾がない程度で問題ないです。むしろそれ以上踏み込むと上述した通り主観になってしまいます。 この解き方(というより読み方)を押さえておけば、マーク式・記述式問わず心情問題は解けます。 具体的な勉強方法ですが、やはり量をこなしてなれることが一番だと思います。おすすめとして、大手予備校の出している模試の過去問があります。大手予備校は模試の出来にプライドをかけているので良問が多く、何より解答が充実しています。下手な解答を書くと業界で舐められるので笑。 また、センターや二次(もし使うなら)の過去問は直前期用に取っておくべきだと思います。よく予想問題集が売られていますが、過去問の方が確実です。傾向云々はありますが、変に傾向の博打をするぐらいなら最低限の傾向だけ押えた方がいい気がします(個人的な意見ですが)。 とりあえず、1回試して見てください。もし合わないとか意義が理解出来んとかあれば、やめても構いません(少なくとも私は試験の本質的な部分だと思って説明しましたが)。大切なのは自分が試験で点が取れるかなので。 今コロナで色々煩わしいとは思いますが、負けずに頑張ってください!
京都大学農学部 31
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現代文
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現代文の記述問題
現代文の問題では、解答の根拠は必ず問題文中にあります。(私は、筆者や作者は神様くらいの気持ちで呼んでました。笑) 「〜とはどういうことか」という設問なら、傍線部を要素に区切って、一つずつ丁寧に言い換えます。このとき、指示語は残さないこと、筆者独特の表現は必ず言い換えることを意識するといいと思います。「〜とあるがなぜか」という設問なら、論理の飛躍を埋めるだけです。あとは、どんなときも、問題文を読んだことがない人が見ても意味が分かる文章を書こうと意識してください。矛盾を説明する、変化を説明する、ジレンマを説明するなどいくつか頻出パターンもあります。 最後に字数と要素の数についてですが、15文字で1要素を意識してみるといいと思います。また、100字を超えるような長い解答は、二文に分けると主述のねじれがない綺麗な文章が書きやすいです。 現代文はコツを掴めばある程度安定して点数がとれるはずです。応援しています!
東京大学文科一類 cannelé
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現代文
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模試の復習
こんにちは! 現代文を含めて国語はとにかく模試の復習や問題を解いた後がとても大切なので復習がとても大切だと思います!以下に復習方法を紹介するので参考にしてみてください! 現代文(評論) ① まずは答えを見た上で解説を見ないでなぜこの答えになるのかの根拠を探す。(この①が非常に大切です。) ② そこで探した根拠があっているか解説をみて照らし合わせる。 ③ 解説を見て納得した上で、もう一度本文に戻って解き直してみる 現代文の復習で重要なのはとにかく本文にある根拠をしっかり探すということです! 小説はこれと同じような復習なのですが小説ではとにかく登場人物の心情を追っていくことが大切です。ただ心情だけでなく、事態→心理→行動これをしっかり捉えることが大切です。自分がこの考えを教わったのはきめる!共通テスト現代文です!!これが数少ない小説に対するアプローチを曖昧ではなくしっかり書かれていてほんとに小説の解き方を学ぶには素晴らしい参考書だと思います! 参考になれば幸いです!!また、いつでも何か聞きたければこちらのコメントでお答えするのでお気軽にどうぞ!(答えられる範囲で答えます!)
早稲田大学商学部 TR_
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現代文
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助けてください(現代文)
はじめまして。 現代文には評論と小説があります。それぞれのコツと対策について述べてみました。 まずは評論について。 評論ができるようになるには2段階あると思ってます。以下で説明します。 ①読めるようになる。 簡単に説明します。 難しい言葉や文字の多さに圧倒されることがあると思います。それに惑わされず、情報の流れを追うことが大切になってきます。情報の流れ方には大きくわけて3種類あります。反復と対比と因果です。 筆者には言いたいこと(主張)があって、それを伝えるためにその文章を書いています。人間言いたいことは何度も繰り返してしまう。筆者も人間である以上主張を何度も繰り返します。しかし同じ形では文章にならないので形を変えます。それが反復です。また同じ視点から主張を続けても説得力に欠けるので、対比させます。対比させた上で自分の主張の正当性を訴えます。大抵は二項対立です。さらに自分の主張の理由を説明することで、読者に納得させやすくします。これに因果は相性がいい。 したがって字面に囚われず、今情報がどのように流れているのか抽象化し、脳内で記号化しながら読む必要があります。この文と前の文は反復なのか対比なのか因果なのか。情報を抽出する訓練をしましょう。これができるようになったら自然と文章の言ってることがわかってくると思います。ただ全てがそうではなく、導入部分や余談といった重要な情報がほとんどないもあるのでそこは緩急をつけて読みましょう。 私がやっていた記号化のコツとして、1番の主張に線を引き、対比は記号をつけ、因果は矢印を引いてました。読みながらやると頭が整理されて読みやすくなります。あらかじめ自分ルールを作っておくと安心します。やってみて下さい。 あと一つ、逆接には気をつけましょう。Yes,but法なんてものがありますが、人間逆接の後に注目しがちです。筆者もそれを使ってきます。逆接の後には重要な情報が待っています。それが主張(あるいは主張し始める合図)だったり、今後キーワードになる定義だったりと一概には言えませんが、要注意です。 ②解けるようになる。 評論を苦手にする受験生は多いと思います。私もそうでした。よく数学や理科と比べて「答えがひとつじゃないから答えようがない!」と嘆いたものです。しかしこれは間違いで、試験科目である以上採点基準があります。それを満たしていなければ減点されるし、全て満たせば満点となります。現代文で点を取る時に重要となってくるのは、この採点基準を知ることです。 ありがたいことにこの採点基準というものはある程度パターン化しています。それをここで全部紹介は出来ないので、学ぶ方法を教えます。私も受験生の頃そのような内容が充実している参考書を色々探しましたが、なかなか望むものが見当たりませんでした。結局一番良かったのが、模試の解答です。 模試は大手予備校や企業が出している訳ですが、その名前を出している以上変な問題は出せません。したがってかなり質のいい問題が出されます。ここで質がいいとは、例えばセンター模試ではセンターの傾向により即しているということではなく、解答プロセスが分かりやすく解答が充実しているという意味です。変な知識やひらめきが必要な問題はいわゆる悪問であり、模試で出されると凄く業界から嫌がられます(よく予備校の先生が愚痴ってました笑)。また日本全国ですごい数の受験生が見るので、より客観的で妥当性のあるプロセスで解答が導かれます。そのプロセスはたくさんの人が見て納得できるように丁寧に書かれています。よって初学者は模試の過去問を読んで、採点基準はどのような箇所に与えられるのか、それぞれの採点基準はどのように解けばいいのかを身につけていくのが効率が良いと思います。引き出しを増やしましょう。 次に小説について。 何よりも大切なことですが、小説の読解は「登場人物の気持ちになれ」という文句が常套句になっていますが、あれは間違っています。共感性は求められていません。そろそろ共感性なんて人によってバラバラです。そんな曖昧で主観的な基準は求められていません。求められているのは、状況分析能力と至極一般的な思考回路です。以下で説明します。 まずは話を場面ごとに区切ります。場所が変わったり登場人物の出入りがあったら場面が変わります。場面が変われば状況が変わるので、一旦区切られます。次に着目したい登場人物の置かれている状況や背景をチェックします。主に外的なものをチェックします。その外的な何かがその登場人物に起こり、心情に何らかの影響を与え、それが言動となって現れます。したがってここで必要なのは、登場人物に起こった外的な何かの状況把握と結果起こした言動です。 よく登場人物の感情から考える人がいますが、先にも述べたように、必要ありません。人によってどのように感じるかは様々です。統一できません。したがって私たちがすることは、上の外的な何かが起こった状況から登場人物が起こした言動を結ぶに「矛盾しない」心情を考えるまでです。大切なのは「一般的に矛盾しない」ことです(サイコパス的な思考回路は論外ですが…)。「僕ならこう思う!」は問われません(そんなもの採点基準に出来ないからです)。私たちが人間的な感情回路を発動できるのはこの瞬間だけです。予備校では「心情はあっさり、外堀でがっつり」と教わりました。特にマーク式ではそうですが、心情にこだわっていては解けきれないことが多いので注意です。 小説の問題の多くはこの一連のプロセスから出されることが多いです。頻出なものとしては、心情に変化が起こった原因が違ったり、状況から言動を結ぶ心情が余りにの不自然などがあります。これもパターン化しているので、問題演習を通して引き出しを増やしましょう。 小説も評論と全く同じ理由で、模試の過去問で対策するといいです。これは評論も同じですが、しっかり解答解説を読みましょう。間違っていた問題はなおさらですが、合っていた問題もまぐれじゃなかったか確認する必要はあります。問題演習で一番実力がつく時は解いてる時でも丸つけしている時でもなく、解答解説を見ている時です。 以上です。ざっくりまとめてみました。アドバイスっていうよりも1から教える形になって長くなってしまいました。申し訳ないです。かなりざっくりなので、よく分からない部分もあると思いますが、何かあったらコメントの方にお願いします。 それではコロナで色々と煩わしいことが多いとは思いますが、頑張ってください!
京都大学農学部 31
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現代文
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マーク模試
こんにちは! こうしんと申します! まずは基本的な現代文の勉強法を書いておきます。その次にこれをどうセンター試験に適応するのか説明しますね! 現代文の勉強法 現代文を解く解き方は、大きく分けて、内容で解く方法と、表現で解く方法があります。 内容で解く方法 現代文の内容を理解して解く方法で、現在のところ大多数派の考え方です。駿台では、関東を中心に広まっています。 現代文には多くの場合、対比を用いて説明していると言う特徴があります。その対比を見つけて理解すれば、問題の本質がその部分を突いているので、解答ができるという考え方です。 この方法は、考え方が自然でとっつきやすく勉強しやすい、また多くの問題に一つの考え方で対処できるという利点がありますが、一方で対比を見つけるのが難しい(先天的な国語力が大きく左右する)、解答を自力で組み上げる力がいるという欠点があります。 良くも悪くも得意な人向けな印象ですね。 表現で解く方法 現代文に散らばっている表現技法を理解して、重要な部分を素早く見つけようとする考え方です。駿台では関西中心に広まっています。 現代文を書く筆者さんは、読者になにかを伝えたいと言う思いで執筆しています。そのため、読者に自分の主張である重要部分を示す必要があります。その部分を強調しているのが、表現技法です。そのため、こちらが表現技法を理解して現代文を読めば、必ず重要部分がわかり、その部分を問いている問題にも対応できるという考え方です。 この方法は、表現技法を勉強するのと、それを見つけるやり方に慣れる必要があります。そのため、勉強に関しては少し難しいという欠点はありますが、一度習得すれば間違いなく現代文で高得点を取れます。僕はこちらの方法で勉強したのですが、国語が劇的に上がりました!個人的にはオススメです。 ・オススメ参考書 いずれの考え方も著名な先生がいらっしゃり、その先生の参考書を買って勉強するといいと思います! 内容で解く…駿台 霜先生 表現で解く…駿台 中野先生 ・現代文をとくコツ(表現重視) まず現代文の読み方ですが、即効性のある注意点として、「言い換え」「主張表明」「重要視」「問題提示」「断定」「対比」「譲歩」のある表現に注意してください! 例えば、 「言い換え」なら、つまり、言い換えれば、要するに、まとめると、という言葉をチェックです。 「主張表明」なら、〜と思う、〜と考える、〜と言える、〜ではないだろうか、という言葉をチェックです。 「重要視」なら、〜が重要だ、大事だ、大切だ、必要だ、という言葉をチェックです。 「問題提示」なら、〜だろうか?という問いと、答えはーである、という答えをセットにしてチェックです。 「断定」なら、〜だ、〜である、の言葉にチェックです。 「対比」は、日本語文の場合明示されることが少ないです。なので、文章中の内容を大まかで読み取り対比を探しましょう! 「譲歩」は譲歩→否定→主張の順で話が展開します。この主張部分チェックです。 チェックした文章が、筆者の主張を表しています。これらの主張が解答の根拠になってくるので、その内容に十分気をつけてください。(必ずしも理解する必要はありません) 次に、解答です。解答は大きく二つに分類されます!「何故か」と「どういうことを言っているのか」です。 前者は、「SがVするのは何故か」という形で問われるので、「Sは、Mだから、Vする」と考えて、Mの部分を探します。このMは主張である場合が多いです。何故なら、問題作成者が受験生に問いたいのは「筆者の主張は正しく読み取れているかどうか」ですから。また、Mの部分は主語がSであることが多く、少なくともSと関係する場所にあります。ここまでくれば、ほぼ絞り込まれているので、あとは探した主張を日本語に注意してMにぶち込んでやれば「SはMだから」という解答が完成します。 後者は、もっと単純で「SがVだ、というのはどういうことを言っているのか」という形で問われるので、SとVを本文中のチェックした部分から、より具体的な言い換え表現をチェックした部分から取ってくればオッケーです。 以上が解答の大まかな構成で、加えて追加要素を入れていきます。注意する点は、「指示語、代名詞」と「主語」と「比喩」です。これらを、本文中の具体的な内容に変換していきます。 こうして解答が完成します。必ずしも理解する必要はないと言ったのは、解答は代入作業で済んでしまうからです。なんとなく理解していれば大丈夫です。 以上のことを踏まえてセンター試験現代文を見ると、非常に上の勉強法に合った内容を問いていることが分かります。 というのは、選択肢がチェックした内容があるかどうか、間違ってはいないかどうかで答えが決まっているわけです! つまり、記述問題を解く過程でポイントになっているところが、センター試験では選択肢を絞るポイントになるのです! では基礎は上に述べた通りなので、次はセンター試験で通用する簡単なコツを。 これは簡単なことなのですが、各問題が解ける範囲が特定できるというものです。 具体的には、問題とそれに対応する傍線部があれば、次の問題の傍線部までの範囲が、その問題が解ける範囲です。 例えば、問い1で傍線部Aを聞いてきたとします。問い2はもちろん傍線部Bを問います。この時問い1を解くためには、傍線部Bまでの文章を読めば問い1は絶対に解ける、というものです。 これはセンター試験現代文に代々受け継がれてきた風習のようなものですね。だから、途中途中で解くことができるのでオススメです! この基礎+コツを使えば、点数上がります!演習してぜひ身につけてください!
京都大学理学部 こうしん
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現代文
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現代文の勉強法
ゆみさん初めまして! 現代文の読解法についてですね。 現代文ってなかなか点数を取りにくいし、いったいどう勉強したら点数が上がるのか難しい教科ですよね。 私が思うに、現代文はある程度解き方を学び(ゆみさんの場合は映像授業で学んだようですね)、あとはそれを念頭に置きつつ問題演習するのみだろうと思います。 ゆみさんの思う、「正しい読み方」は合っていると思います。ただ、それだけでは文の構造を取りきれないこともあると思うので、私が受験生の時意識していた読み方のポイントをいくつか補足しておきます。 ・評論 具体と抽象をおさえる これはどういうことかというと、例と、それを用いて筆者が言いたかったことを押さえる、ということです。分かりやすく言うと 「〇〇とは〜である。例えばーー。このように〇〇とは…である。」という文章があるとすると、「例えば」以降の文は筆者の言いたいことを補足する例にすぎず、重要なのはその前または後ろ、もしくは前後両方に現れている抽象的な文なのです。それさえ押さえれば、例の部分はさらーっと読み飛ばす程度でも特に支障はないのです。だって重要なのは抽象的な文の方ですから。 ・強調表現に注目 「〜こそ」「〜が重要だ」といった強調表現は意外と重要なことがあります。しっかりマーキングしておいて見逃さないようにしましょう。 ・筆者の問題提起を押さえておく 「〜とは何か」「〜とか何故か」 こういった表現が出てきたらマーキングしておき、それに対する答えがどこにあるか意識しながら読み進めていくと文の構造が分かりやすくなる気がします。筆者は今これについて議論しているな、ここで話題が転換したな、ということを意識するためにも問題提起があるなら、それをきちんとマーキングしておくことは大切です。 ・棒線部言い換え問題について(〜とはどういうことか、というタイプの問題文) だいたい答えは棒線部の前後にあります。その際に大事なのが、棒線部の正確な言い換えです。ゆみさんのおっしゃる通り、言い換えを押さえることは大事なんですよね。ちなみに、たまに、棒線部が極端に短いことがあります。この際は主語や述語が抜けていたり、何らかの文の要素が抜けているので、それを補うことを忘れないようにしてください。(例として例えば「肉感的な感覚」という棒線があるとしますよね。これはどういうことか説明せよ、と言われた時、解答の構文として【Sが「〈肉感的な感覚〉の言い換え」ということ】という構文をまずつくるのです。 分かりにくい説明だったらすみません。個人的に意識していたことをいくつかご紹介させていただきました。参考になれば幸いです。 ゆみさんは読解法をひとまず理解した状態かと思われるので、問題演習に進んでよいと思います。その際に、学んだ読解法を意識しつつ、また解答例を見ながら何故そのような解答になるのか考えて見直しをすることが大切です。
京都大学法学部 しずく
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現代文
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現代文が読めない
こんにちは! こうしんと申します! 現代文の解き方のコツについてお伝えしますね! (現代文についての参考書や、勉強法に関しては僕の過去に答えた質問に被ります!今回はコツについても言及します!)参考は、駿台の授業です。 現代文を解く解き方は、内容で解く方法と、表現で解く方法があります。 内容で解く方法 現代文の内容を理解して解く方法で、現在のところ大多数派の考え方です。駿台では、関東を中心に広まっています。 現代文には多くの場合、対比を用いて説明していると言う特徴があります。その対比を見つけて理解すれば、問題の本質がその部分を突いているので、解答ができるという考え方です。 この方法は、考え方が自然でとっつきやすく勉強しやすい、また多くの問題に一つの考え方で対処できるという利点がありますが、一方で対比を見つけるのが難しい(先天的な国語力が大きく左右する)、解答を自力で組み上げる力がいるという欠点があります。 良くも悪くも得意な人向けな印象ですね。 表現で解く方法 現代文に散らばっている表現技法を理解して、重要な部分を素早く見つけようとする考え方です。駿台では関西中心に広まっています。 現代文を書く筆者さんは、読者になにかを伝えたいと言う思いで執筆しています。そのため、読者に自分の主張である重要部分を示す必要があります。その部分を強調しているのが、表現技法です。そのため、こちらが表現技法を理解して現代文を読めば、必ず重要部分がわかり、その部分を問いている問題にも対応できるという考え方です。 この方法は、表現技法を勉強するのと、それを見つけるやり方に慣れる必要があります。そのため、勉強に関しては少し難しいという欠点はありますが、一度習得すれば間違いなく現代文で高得点を取れます。僕はこちらの方法で勉強したのですが、国語が劇的に上がりました!個人的にはオススメです。 いずれの考え方も著名な先生がいらっしゃり、その先生の参考書を買って勉強するといいと思います!僕は授業を受けたのですが、内容がほとんど一緒なので大丈夫だと思います! 内容で解く…駿台 霜先生 表現で解く…駿台 中野先生 次に現代文のコツについて説明します! 僕は、さっきも言ったように表現で解く方法で学んでいたので、こちらの方法を少し掘り下げます。 まず現代文の読み方ですが、即効性のある注意点として、「言い換え」「主張表明」「重要視」「問題提示」のある表現に注意してください! 例えば、 「言い換え」なら、つまり、言い換えれば、要するに、まとめると、という言葉を、 「主張表明」なら、〜と思う、〜と考える、〜と言える、〜ではないだろうか、という言葉を、 「重要視」なら、〜が重要だ、大事だ、大切だ、必要だ、という言葉を 「問題提示」なら、〜だろうか?という問いと、答えはーである、という答えをセットにしてチェックしてください! (細かく言えば他にもありますが、それは本を読んでいただければと。とりあえず今回は即効性のあるコツを書きますね) チェックした文章が、筆者の主張を表しています。これらの主張が解答の根拠になってくるので、その内容に十分気をつけてください。(必ずしも理解する必要はありません) 次に、解答です。解答は大きく二つに分類されます!「何故か」と「どういうことを言っているのか」です。 前者は、「SがVするのは何故か」という形で問われるので、「Sは、Mだから、Vする」と考えて、Mの部分を探します。このMは主張である場合が多いです。何故なら、問題作成者が受験生に問いたいのは「筆者の主張は正しく読み取れているかどうか」ですから。また、Mの部分は主語がSであることが多く、少なくともSと関係する場所にあります。ここまでくれば、ほぼ絞り込まれているので、あとは探した主張を日本語に注意してMにぶち込んでやれば「SはMだから」という解答が完成します。 後者は、もっと単純で「SがVだ、というのはどういうことを言っているのか」という形で問われるので、SとVを本文中のチェックした部分から、より具体的な言い換え表現をチェックした部分から取ってくればオッケーです。 以上が解答の大まかな構成で、加えて追加要素を入れていきます。注意する点は、「指示語、代名詞」と「主語」と「比喩」です。これらを、本文中の具体的な内容に変換していきます。 こうして解答が完成します。必ずしも理解する必要はないと言ったのは、解答は代入作業で済んでしまうからです。なんとなく理解していれば大丈夫です。 長々と書きましたが、以上が現代文のコツです。参考になったら幸いです。受験勉強頑張ってください!
京都大学理学部 こうしん
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小説、エッセイの読み方
みっきーさん、こんにちは😀 一橋大学商学部の〆さばです。 確かに小説やエッセイのパートは論説文に比べると点数が安定しませんでした。 結論から言うと論説文とやり方は同じで求められる要素を文章中から見つけ出すだけです。 ですが、小説の場合はストーリーの方に頭がいってしまい、純粋にキーワード探しに集中することができなかったり、恣意的な解釈をしてしまうことが起きやすいために苦手にする人が多いです。点数のばらつきが大きいのもそのためです。 対策としては感情移入をしないよう意識することです。文章中から必要な要素を見つけることがあくまで目的です。自分の感情に最も近い回答を選ぶことを求められているのではないと認識する必要があります。 例えば、この場面ではこう考える「はずだ」→だからこれが答えだ こういう解答のプロセスをとっていると点数のばらつきが大きくなります。(高い時は高いが低い時は目も当てられない) 一方で理想的な解答方法としては ここにこう思ったと書いてある→だからこの記述に最も近いこれが答えだ こういった解答のプロセスが理想です。 小説の、特に内容が面白い時は文章に釘付けになってしまうこともありますよね。ですがそれでは作成者の思う壺です。極端なことを言えば必要な要素さえ見つけられれば良いのですから全てのストーリーを把握する必要はないのです。(主人公のその後なんて考えるようではどうしようもないです) これに関しては慣れるしかないと思います。ですのでセンター形式の問題集を用いて演習を重ねていくのが一番です。また、時間があるようでしたら要約の練習をしてみるのも効果的だと思います。以前の回答で要約のメリット等について書きましたのでそちらを参照していただけると幸いです。 質問等あれば気軽にコメントください😀 では、受験勉強頑張ってください!
一橋大学商学部 〆さば
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センター小説の対策
お答えします! ゾエゾエさんは小説の語り部に自分を溶け込ませて、自分がまるでその語り部であるかのような視点に立ってはいないでしょうか?これは小説でやってはいけないことの1つです。語り部に自分を同一化すると、「私ならこうする」「僕ならこうする」と個々人の解釈で話を捉えてしまいますね。これが作者や作問者の意図との乖離を生みます。 つまり、大切なのは第三者の視点で小説を眺める事です。 それと、小説ではよく登場人部の心情が問われると思います。その問いの心情が のものか-のものかも考えてみてください。その -にあった心情描写が必ず文の中に含まれているはずです。そこをいかに見抜くかが鍵となってきます。 つまり、大切なのは心情の変化に着目する事です。 最後に大切なのは小説そのものを楽しむ事です!ただの問題文として考えるのじゃ楽しくないじゃないですか。だから、ぜひ内容も楽しみながら、でも感情移入はせずに問題に挑んでみてください。
早稲田大学文学部 グラス
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現代文
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引き出し
こんにちは☺️ 高校の現代文の解法を、「フィーリング」なんて、言葉で表すのは愚問です。 といっても、中学時代に客観的な読み方や判断なんて誰も教えてくれないですもんね。特に小説なんてそうですよね。 原則として、 「本文中に書いてあること以外は絶対に書くな」 「筆者の主張をつかまえろ」 「キーワードを軸に読め」 くらいですかね。 よく言いますよね。 「『筆者の考え、気持ちを答えろ』なんて無理じゃん」 この問いって、別にエスパーじゃなくても解けるんですよ。というのも 「筆者の考え、気持ち」ってのは「本文を客観的に解釈した結果、筆者が読者にその内容を啓蒙、伝達したいと考えても差し支えない」と作問者が判断した内容のことなんですよね。 だから、問題として客観的に読めば、書いてある内容でいいんです。もっと言うならば、丸々本文を抜き出すのが回答として1番オーソドックスになるんですよ。 高1の質問者さんにはまだまだ時間があります。しかも、現代文を客観的に読めるようになることは非常に強いファクターになります。 「田村のやさしく語る現代文」「船口のゼロから読み解く最強の現代文 (大学受験Nシリーズ)」 こうした参考書を一読してみてください。 視野が広がりますよ。
大阪大学法学部 木村くん。
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