過去問(赤本)の使い方
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
笑叶
大学ごとの教科別の20ヵ年シリーズをいつから始めてどのぐらいのペース(週に1年など)ですればいいか教えて欲しいです。計画の目安にします
回答
ゆーすけ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
初めまして。
東北大学理学部のゆーすけです。
早速 質問です。
赤本を解くメリットはなんでしょうか?
メリット
・志望校の問題の傾向が知れる
・最低点などから自分の立ち位置が分かる
・時間配分を決められる
・解く問題と解かない問題の判断が出来る
・本番と同じ緊張感で臨むことで慣れることが出来る
しかし赤本にはデメリットもあります。
それを知っておかないとせっかく勉強しているのに成績が落ちていくということになりかねません。
デメリット
・問題が偏っているとその問題しか出来なくなる
⇒傾向が変わる可能性がある
・1問1問時間がかかって多くの問題が解けない
・全て解こうとすると悪問に時間をかけることになり時間がもったいない
・繰り返すと回答を暗記してしまう
かなりデメリットもあるので注意が必要です。
ではどのように赤本を使っていけばいいでしょうか?
まず、過去問の傾向を知りましょう。
ネットから調べてもいいですし、実際に過去問を解いてみてもいいです。ここで注意すべきなのが、なるべく最近のものを解くこと(直近のものは解かないように!)。昔から傾向が変わっていることもあります。また、今年から傾向が変わる可能性もあるのであくまで参考程度にしておきましょう。
次に、問題集で基礎固めをしっかりしましょう。
受験は基礎ができている人が受かると言っても過言ではありません。1番差がつくのが基本問題です。悪問は解けなくていいので、基本問題は落とさないという意識を持ちましょう。基礎固めは問題集でしましょう。
基礎がある程度固まって自分の立ち位置を知りたいと思ったら赤本を使います。このとき、大事なのが、赤本と問題集、参考書を行ったり来たりすることです。過去問を解いて自分の立ち位置が分かったら参考書に戻りましょう。
赤本には2つの使い方があります。
1つ目は単元ごとにやる方法です。
時間は計らなくても大丈夫です。大事なのは時間をかけてもいいから解けるかどうか。問題集の延長として解くのがオススメです。解き終わったら解説を読む時間を
十分に取りましょう。どこが解けなかったのかが分かったら問題集や参考書に戻って基礎から復習しましょう。
2つ目は本番同様に1年分を時間を計ってやる方法です。
これは共通テストが終わってからでいいと思います。このとき大事なことは戦略を立てることです。全部解ける必要はありません。2次試験は7割やそこら取れれば受かるので、自分はどの問題が解けるのかどうか一瞬のうちに判断できる力を養いましょう。直前期は捨て問に時間をかけるのはもったいないです。答え合わせのときは間違えた問題は時間をかけて解ける問題だったのか、時間をかけて解くほど価値がある問題(点が取れる問題)なのかをチェックしましょう。
赤本を解くペースは自分で決めていいと思います。
①単元ごとに解いて苦手の把握
②通しで解いて時間管理
今どっちの目的で解いているのかが分かっていれば大丈夫です。20年分解く必要はないと思います。
過去問を戦略的に使うと問題集だけを使うより圧倒的に2次試験で点を取りやすくなります。しかし、過去問だけを闇雲に解いていても点が上がる可能性は低いです。
赤本を解くメリット、デメリットは何なのかを知って、いいところばかりを取っていきましょう。
勉強時間はそんなに変わりません。
大事なのは点をとるための勉強をどれだけできるか。
赤本は心強い味方です。
合格まで共に進んでいってください。
応援してます!
コメント(2)
笑叶
回答ありがとうございます!
とても分かりやすくて細かく分かりやすいです!
赤本を味方につけて頑張ります!
ゆーすけ
良かったです😊